マツダ・スクラム

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:4代目トラックおよび5代目バン・ワゴンの画像提供をお願いします。2015年3月

スクラムSCRUM )はマツダ販売する軽自動車規格のキャブオーバー型の、5ナンバー登録の乗用車と4ナンバー登録の商用バンおよびトラックである。かつてはオートザムブランドだった。

概要[編集]

以前はポーターキャブという軽トラックをつくっていたが、設計が古く次期モデルを作る予定がなかった。そのため1989年に登場した当初からスズキの軽自動車のOEMで、乗用のワゴンタイプ、商用のバンタイプはスズキ・エブリイ、商用のトラックタイプはスズキ・キャリイが元車両となっている。

三菱自動車工業が製造していた日産・NV100クリッパー/NV100クリッパーリオ/NT100クリッパーが2013年12月に、その種車でもあるミニキャブ及びタウンボックスが2014年2月にフルモデルチェンジしているが、その際にスズキからのOEMに変更したため日本国内における自動車市場では稀な4兄弟車種となった。

歴史[編集]

初代(1989年-1991年)[編集]

マツダ(オートザム)・スクラム(初代)
DG41/DG51/DH41/DH51型
ターボPS DH41
Mazda Scrum 090325-143834.JPG
スタンドオフ DH51
AUTOZAM SCRUM Standoff 01.jpg
バン 4WD
Autozam Scrum 101.JPG
販売期間 1989年-1991年
乗車定員 2-4人
ボディタイプ 5ドアキャブオーバーライトバン
2ドアキャブオーバートラック
エンジン F5B型 水冷直列3気筒SOHC
F5B型 水冷直列3気筒SOHCターボ(550cc)
F6A型 水冷直列3気筒
F6A型 水冷直列3気筒SOHCターボ(660cc)
変速機 5MT/3AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
後: リジッドアクスル式半楕円リーフスプリング
全長 バン: 3,195mm
(660ccは3,295mm)
トラック: 3,175mm
(660ccは3,275mm)
全幅 1,395mm
全高 バン: 1870-1,920mm
トラック: 1,675mm-1,785mm
ホイールベース 1,840mm
車両重量 バン:770-880kg
トラック:600-690kg
-自動車のスペック表-

1989年6月発売。[DG41/DH41]
ポーターキャブの後継車にあたる。マツダ・スクラムとして、バンとトラックをラインナップ。

全車1,900mm前後のハイルーフ仕様とし、上級モデルは開放感あるガラスルーフを設定。34馬力と52馬力インタークーラーターボの550ccを搭載。

1990年3月、[DG51/DH51]
新規格660ccになり、オートザム・スクラムに変更。車体前部のロゴも「mazda」から「Autozam」に変更。
前席下に、直列3気筒SOHC12バルブ38馬力と同インタークーラーターボ58馬力のエンジンを搭載する。

1990年6月、廉価グレードPXタイプをベースとした特別仕様車「スタンドオフ」を設定。大型ドアミラー、カラードバンパー、カラードライセンスカバー、左側サイドステップや白色フルホイールキャップなどを装備する。インテリアでは、エアコン、4本スポークウレタンステアリングホイール、インパネトレーなどを装備。



2代目(1991年-1999年)[編集]

マツダ(オートザム)・スクラム(2代目)
DL51/DM51型
PAリミテッドII 4WD
Mazda-Scurm-Van 4WD.JPG
バン
Autozam Scrum van 207.JPG
トラック
2nd Mazda Scrum.jpg
販売期間 1991年-1999年
乗車定員 2-4人
ボディタイプ 5ドアキャブオーバーライトバン
2ドアキャブオーバートラック
エンジン F6A型 水冷直列3気筒
F6A型 水冷直列3気筒SOHCターボ
変速機 4MT/5MT/3AT
駆動方式 バン: MR/4WD
トラック: FR/4WD
サスペンション 前: マクファーソンストラット式コイルスプリング
後(バン): ド・ディオン式5リンク
後(トラック): リジッドアクスル式半楕円リーフスプリング
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 バン:1,745-1,865mm
トラック:1,715mm-1,805mm
ホイールベース バン:2,000mm
トラック:1,855mm
車両重量 バン:830-950kg
トラック:650-720kg
-自動車のスペック表-
  • 1991年10月 - フルモデルチェンジ。バンは荷室の下にエンジンを搭載したミッドシップレイアウトを採用した。トラックは従来通りエンジンを運転席下に搭載するキャブオーバーレイアウトを採用する。エンジンは直列3気筒SOHCで、61馬力のインタークーラーターボと、50馬力(EPI仕様)/42馬力のノンターボエンジンを設定する。
  • 1993年2月 - 一部改良。
  • 1995年6月 - 一部改良。
  • 1997年4月 - マイナーチェンジ。オートザムブランドから、再びマツダブランドに変更。42仏馬力のSOHCと64仏馬力のSOHCインタークーラーターボを用意。



3代目[編集]

バン/ワゴン(1999年 - 2005年、ワゴンは初代)[編集]

マツダ・スクラムバン(3代目)
マツダ・スクラムワゴン(初代)
DG52V/DG52W/DH52V/DG62V/DG62W型
後期型 ワゴン
スタンドオフ エアロターボPZハイルーフ
Mazda Scrum Wagon Stand-off Aero Turbo PZ Hi Roof 0106.JPG
バン バスター 4WD
Mazda Scrum Buster 4WD DG62V.JPG
販売期間 1999年 - 2005年
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーワンボックスカー/ライトバン
エンジン F6A型 水冷直列3気筒SOHC
F6A型 水冷直列3気筒SOHCターボ
K6A型 水冷直列3気筒DOHC
K6A型 水冷直列3気筒DOHCターボ
変速機 5MT/3AT/4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: マクファーソンストラット
後: I.T.L
(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765-1,885mm
ホイールベース 2,350mm
車両重量 780-980kg
-自動車のスペック表-

1999年1月19日、トラックと共にフルモデルチェンジ[1]。[DG52V/DH52V]

新軽規格に対応しボディを大型化するとともに、前輪をキャビン前方に配置するセミキャブオーバースタイルに生まれ変わった。ただしエンジンを運転席下に搭載するキャブオーバー形式は継承する。これに伴って乗降性や居住性はもちろん安全性が高められるとともに、ラゲージスペースの拡大により実用性および使い勝手も向上。グレード体系は標準ルーフ「GA」とハイルーフ3グレード(「PA」・「バスターターボ」・スタンドオフターボ」)の計4グレード(標準ルーフ「GA」は2WD車のみ)。エンジンは50馬力の直3SOHCと60馬力の直3SOHCターボの2種類を搭載。

1999年12月8日、ワゴン追加[2]。[DG52W]

先に登場したバンとはボディはハイルーフ、搭載エンジンが64馬力のシングルカムターボのみということとリアシート回りのセッティングが異なる。シート位置をバンより90mm後方に設置することで余裕のある足元スペースを実現したほか、165mmのシートスライド&リクライニング機構の採用や、センターアームレストの装着でくつろげる空間を実現した。グレードは「スタンドオフターボ」と「スタンドオフエアロターボS」の2グレードを用意した。
同時にバンも一部改良。エンジンの出力特性の見直しとエンジンマウントの位置・材質を変更し、街中での走行性能を向上するとともに振動や騒音も低減された。さらに「GA」と「PA」に運転席SRSエアバッグのオプション設定を追加し、「バスター」には運転席・助手席SRSエアバッグ、4W-ABS、助手席ロードリミッター付シートベルト、フロントパワーウィンドウ、リアヒーターを標準装備し、安全性・快適性を向上させた。なお従来設定されていた「スタンドオフターボ」は前述のワゴンへ移行となり、「GA」・「PA」・「バスター」の3グレードととなった。

2000年5月24日、トラックと共に一部改良[3]

運転席・助手席SRSエアバッグ、4W-ABS、プリテンショナー付シートベルト等の安全装備を全てのグレードで標準装備あるいはオプション設定し、安全性を向上させた。
ワゴンはボンネット、バンパーなどのデザインを変更、さらにスライドドアレールのメッキ化やマルチリフレクターヘッドライトを採用。また、インタークーラーの取り付け位置や過給圧制御装置の追加などにより、ターボ車の走行性能をアップさせた。
また、バンの一部グレードについては希望小売価格の値下げを行った。

2001年9月12日、トラックと共に一部改良[4]。[DG62V/DG62W]

全車オールアルミの直3DOHCエンジンを搭載。これにより、ワゴンの「スタンドオフ」は「良-低排出ガス(★)」を、バンは「優-低排出ガス認定(★★)」を取得。ワゴンのターボ車は最大トルクをアップした。
ワゴンはインパネのデザイン・形状を変更し、スポーティな印象と機能性を併せ持つ印象となり、シート形状やシート・ドアトリム表皮、内装色も変更。運転席側パワーウィンドウには挟み込み防止機構を追加。「スタンドオフ」を除く全グレードでメッキ処理のインパネシフトを採用した。グレード体系はニーズに合わせ、NAエンジン搭載の「スタンドオフ」を追加し、「スタンドオフターボ」には標準ルーフ仕様を追加、最上級グレードは従来の「スタンドオフエアロターボS」に替わり、MD/CDカセットデッキや電動格納式ドアミラーを装備した「スタンドオフエアロターボPZ」となった。また、ボディカラーには「パールホワイト」を追加した。
バンはワゴンと同様に、インパネ、内装色、シート形状、シート・ドアトリム表皮などの変更を受け、「GA」と「PA」はボディ同色のカラードバンパーやUVカットガラス(フロント)などを追加、「バスター」にも運転席パワーウインドー挟み込み防止機構とリアカップホルダーを追加した。さらに、間欠ワイパー、パワードアロック、キーレスエントリー、ダークティンテッドガラスを装備したお買い得グレード「PC」を新設。「PC」には従来「スクラムバン」には設定されていなかった4WD・3AT車も設定される。


トラック(1999年 - 2013年)[編集]

マツダ・スクラムトラック(3代目)
DG52T/DH52T/DG62T/DG63T型
前期型
Mazda Scrum Truck 4WD 0263.JPG
後期型
Mazda Scrum Truck.jpg
販売期間 1999年 - 2013年
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアセミキャブオーバートラック
エンジン F6A型 水冷直列3気筒SOHC
F6A型 水冷直列3気筒SOHCターボ
K6A型 水冷直列3気筒DOHC
変速機 5MT/3AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前: マクファーソンストラット
後: リーフスプリング
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,755-1,800mm
ホイールベース 2,350mm
車両重量 650-780kg
-自動車のスペック表-

1999年1月19日、バンと共にフルモデルチェンジ[1]。[DG52T/DH52T]

新軽規格に対応しボディを大型化するとともに、前輪をキャビン前方に配置するセミキャブオーバースタイルに生まれ変わった。ただしエンジンを運転席下に搭載するキャブオーバー形式は継承する。これに伴って乗降性や居住性はもちろん安全性が高められるとともに、ラゲージスペースの拡大により実用性および使い勝手も向上。トラックは「KA」と「KTターボ」の2グレードで、4WD車のみ「KL」も設定する。エンジンは50馬力の直3SOHCと60馬力の直3SOHCターボの2種類を搭載。

1999年12月8日、バンと共に一部改良[2]

エンジンの出力特性の見直しとエンジンマウントの位置・材質を変更し、街中での走行性能を向上するとともに振動や騒音も低減された。併せて、アオリを固定するロックハンドルヒンジ部を埋め込み式に変更し、一部グレードのリアゲートチェーンを格納式に変更することで積載性を向上。装備面では運転席シートバックポケット、カップホルダー、運転席・助手席ドアポケット、アームレストを追加。全車に運転席SRSエアバッグをオプション設定した。グレード体系が変わり、ターボ車の「KTターボ」を廃止し、「KA」のエアコン付仕様は「KD」として独立し、「KC」と大型荷台仕様の「KL(4WD・5MT車のみの設定)」を追加。また「KA」に3AT車を追加したため、新設の「KC」とともに、4WD・3AT車が新たに設定された。

2000年5月24日、バン・ワゴンと共に一部改良[3]

運転席・助手席SRSエアバッグ、4W-ABS、プリテンショナー付シートベルト等の安全装備を4W-ABSのオプション設定ができない「KL」を除く全てのグレードで標準装備あるいはオプション設定し、安全性を向上させた。
併せて、グレード体系の見直しを行い、従来設定されていた「KA」・「KD」を廃止し入れ替えで「KU」を追加。また、一部グレードについては希望小売価格の値下げを行った。

2001年3月1日、特別仕様車「KUスペシャル」を発売[5]

「KU」をベースに、エアコン、パワーステアリング、間欠式フロントワイパー、シガーライター、乗降グリップ・アシストグリップ等を装備し、ファブリック生地のシートとドアトリム(成型タイプ)を採用。なお、エアバッグや4W-ABSなどをパッケージングした「セーフティパック」も設定できる

2001年9月12日、バン・ワゴンと共に一部改良[4]。[DG62T]

全車オールアルミの直3DOHCエンジンを搭載。これにより、「優-低排出ガス認定(★★)」を取得した。また、最小回転半径を4.1mから3.8mに縮小し、取り回し性を向上。左右ドアに防錆鋼板を採用するなど、車体表面積の90%を防錆対策を講じ、耐久性を向上。ステアリングとシート位置を変更した。また、ワゴン、バンと同様にインパネ、内装色などを変更した。さらに、特別仕様車だった「KUスペシャル」をカタロググレードに格上げし、農繁仕様のオプション(デフロックなど)を装備し割安な価格に設定した「KU農版パック」を設定。10月には「WAダンプ」の生産も開始した。なお、「KC」と「KL」は廃止された。

2002年5月21日、マイナーチェンジ[6]。[DG63T]

荷台の床面長を拡大し、荷台の床面地上高を640mmに変更(床面地上高605mmの低床仕様車「KC低床」も設定)。またキャビンと分離したことで補修時の荷台の交換も容易になった。また、みち板引き掛け式リアゲートを全車に標準装備した。キャビンはステアリング角度、シート位置を見直し、運転席のシートスライド量を拡大。また収納性に優れたインパネや運転席ピラーホルダー、カップホルダー、コンソールポケット、ドアポケットを採用。「KU」以外の全グレードにはさらにフロアトレイと運転席ドリンクホルダーも追加した。エンジン中低速域の出力特性改良を行い、4WD車の燃費を向上した。グレード体系が見直され、「KU」は2WD・5MT車のみとなり、「KC」が復活。「KUスペシャル」・「KU農繁」はそれぞて「KCスペシャル」・「KC農繁」に改名した。また、キャリィのFC(フルキャブ・ショートホイールベース)相当のグレートは設定されなかった。

2012年6月19日、一部改良。

2012年7月からのシートおよびシートベルトに関する保安基準の改正に対応して、シートの背もたれをハイバックタイプへ変更して、ヘッドレストを大型化。また、2013年1月から施行される灯火器及び反射器等に関する法規に対応するため、後方反射板の取付が行われた。

4代目[編集]

ワゴン/バン(2005年 - 2015年、ワゴンは2代目)[編集]

マツダ・スクラムバン(4代目)
マツダ・スクラムワゴン(2代目)
DG64V/DG64W型
後期型 ワゴン PZターボスペシャルパッケージ 4WD
Mazda-Scurm-Wagon PzTurbo Special package 4WD.JPG
バン PC 4WD
Mazda-Scurm-Van Pc 4WD.JPG
販売期間 2005年 - 2015年
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーワンボックスカー/ライトバン
エンジン K6A型水冷直列3気筒DOHC
K6A型水冷直列3気筒DOHCターボ
変速機 5MT/3AT/4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前 :マクファーソンストラット
後 :I.T.L
(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,795-1,875mm
ホイールベース 2,400mm
車両重量 870-1030kg
製造事業者 スズキ
姉妹車 スズキ・エブリイ(5代目)
スズキ・エブリイワゴン(2代目)
日産・NV100クリッパー(2代目)
日産・NV100クリッパーリオ(2代目)
三菱・ミニキャブバン(7代目)
三菱・タウンボックス(2代目)
-自動車のスペック表-

2005年9月13日、フルモデルチェンジ[DG64][7]

ワゴンはインパネシフトの採用でウォークスルーが可能なほか、助手席前倒しやフルフラット、150mmスライド機構を備えるなど、多彩なシートアレンジも可能。また、「PZターボ」には左側後席パワースライドドア、「PZターボ スペシャルパッケージ」には両側後席パワースライドドアを備える。オールアルミ製直列3気筒660cc DOHC(49馬力)と同ターボ(64馬力)の2ユニットを搭載。
バンはワゴン同様にインパネシフトを採用し、ウォークスルーが可能で、さらにフラットなラゲージルームや助手席前倒し機構を採用。リアコンビランプをバンパーに組み込むことで荷室ドアの開口高と開口幅を拡大するなど、荷物の積み下ろしを重視した設計になっている。49馬力を発生する直列3気筒660ccを搭載し、2WD車で「平成22年度燃費基準+5%」を、4WD車も「平成22年度燃費基準」を達成。「PU」は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定も取得。
グレード体系はワゴンは「PX(エブリイワゴン「JP」相当)」、「PXターボ(同「JPターボ」相当)」、「PZターボ(同「PZターボ」相当)」、「PZターボスペシャルパッケージ(同「PZターボスペシャル」相当)」の4グレードで、「PX」はハイルーフ2WD車のみ、「PXターボ」はハイルーフ車(2WD/4WD)のみ、「PZターボ」・「PZターボスペシャルパッケージ」は標準ルーフ車のみの設定となる。バンは「PA(エブリイ「PA」相当)」、「PU(同「PU」相当)」、「PC(同「PC」相当)」、「バスター(同「JOIN」相当)」4グレードで、「PA」と「バスター」の4WD車は5MTのみの設定となるほか、エブリイの「GA」・「JOINターボ」に相当するグレードは設定されない。

2007年7月30日、一部改良[8]

ワゴンは前席シートの座面を改良、座り心地を向上させた。「PZターボ」はフロントグリルのデザインを変更、シート色をベージュに。ディスチャージライトもオプションで用意。「PX」と「PXターボ」ではフロントフードにメッキガーニッシュを装備、シート色をブラウンとした。
バンは、前席シートの座面を改良、縁部分に厚みをもたせ質感と快適性の向上を図った。「バスター」のシート表皮色をブラウン系、「PC」にはグレー系をそれぞれ採用した。
ボディカラーは「ターコイズグリーンパールメタリック」、「アクアマリンブルーオパールメタリック(ワゴン「PZターボ」・「PZターボスペシャルパッケージ」専用色)」を廃止する替わりに、「ミステリアスバイオレッドパール(オプションカラー、ワゴン専用色)」を追加するとともに、ワゴン「PZターボ」・「PZターボスペシャルパッケージ」専用色の「ブルーイッシュブラックパール3」をバン「バスター」にも拡大設定した。
また、ワゴンはグレード体系を縮小し、

2010年5月25日、一部改良[9]

ワゴンは、「PZターボ」・「PZターボスペシャルパッケージ」において、バンパーをスポーティデザインに変更し、フロントメッキグリルと丸型のマルチリフレクターフォグランプを採用。サイドアンダースポイラーのデザインを変更し、サイドターンランプにホワイトレンズを、リアコンビランプにクリアレンズを採用した。NAエンジン仕様の「PX」が廃止され、全車ターボエンジン仕様となった。なお、エブリイワゴンで追加設定された「ブリーズブルーメタリック(2014年10月の仕様変更により廃止)」はスクラムワゴンでは設定されない。
バンは、3AT車においてギア比の見直しを行い、燃費を0.2km/L向上した。

2013年4月17日、バンを一部改良[10]

AT車においてエンジンの制御変更を行うとともに、4WD車はエコタイヤも採用したことで燃費を向上。併せて、触媒の変更により排出ガス性能が改善されたことで、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成27年度燃費基準」を同時に達成した。なお、この一部改良に伴い、「PU」を廃止した。

2014年10月、ワゴンを仕様変更。

ボディカラーを整理し、「ミステリアスバイオレットパール(オプションカラー)」を廃止した(なお、OEM元のエブリイワゴンやOEM車種のNV100クリッパーリオでも同様の変更が行われた。同じOEM車種のタウンボックスは発売当初より設定がない)。

2015年1月、生産終了。以後は在庫のみの対応となる。

トラック(2013年 - )[編集]

マツダ・スクラムトラック(4代目)
DG16T型
Mazda SCRUM TRUCK freezer (DG16T) front.JPG
販売期間 2013年 -
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアキャブオーバー型軽トラック
エンジン R06A型水冷直列3気筒DOHC
変速機 5MT/3AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前 :マクファーソンストラット
後 :リーフ
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
ホイールベース 1,905mm
車両重量 690-740kg
製造事業者 スズキ
姉妹車 スズキ・キャリイ(12代目)
日産・NT100クリッパー(2代目)
三菱・ミニキャブトラック(7代目)
-自動車のスペック表-

2013年9月13日、約14年8ヶ月ぶりにフルモデルチェンジ(9月20日販売開始)[11]。[DG16T]

先代までのセミキャブオーバー型からキャブオーバー型となり、併せて、フロントウィンドーを前方に移動し、レイアウトの見直しを行ったことでフロア長2,030mmの広い荷台を確保しながら室内空間や頭部前方の空間を拡大。配光性に優れたマルチリフレクタータイプのハロゲンヘッドランプを全車に装備。また、車体の塗装は中塗り工程を加えた3層塗装となり、さらに、防錆鋼板を多用したことで荷台を含むボディー外板の表面サビ3年、穴あきサビ5年の長期サビ保証を標準付帯した。また、エンジンは縦置き仕様のR06A型に置換し、車体の軽量化などを行ったことで燃費が向上し、全車「平成27年度燃費基準」を達成。フルキャブ型への変更とともにホイールベースをショート化したことで最小回転半径を3.6mに縮小した。グレード体系は「KCパワステ(4WD・5MT車のみ)」、「KCパワステ農繁(キャリイの「KCパワステ農繁仕様」に相当、4WD・5MT車のみ)」、「KCエアコン・パワステ」、フロントフォグランプなどを装備した上級グレードの「KX」の4タイプが用意されるが、キャリイの「KC」及び「KCエアコン・パワステ農繁仕様」に相当するグレードがスクラムトラックでは設定がなく、「KX」は4WD・3AT車のみとの設定となる(キャリイの「KX」は2WD車(3AT/5MT)及び4WD・5MT車の設定がある)。なお、この代で、荷台にデカールとして貼り付けられる「SCRUM」の車名ロゴデザインを変更したほか、「MAZDA」ロゴはこれまでの荷台左側から荷台右側に移動し、車名ロゴの左上に小さく配置された[12]


5代目[編集]

ワゴン/バン(2015年 - 、ワゴンは3代目)[編集]

マツダ・スクラムバン(5代目)
マツダ・スクラムワゴン(3代目)
DG17V/DG17W型
販売期間 2015年 -
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーワンボックスカー/ライトバン
エンジン R06A型水冷直列3気筒DOHC
R06A型水冷直列3気筒DOHCターボ
変速機 5MT/5AMT/4AT
駆動方式 FR/4WD
サスペンション 前 :マクファーソンストラット
後 :I.T.L
(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,895 - 1,910mm
ホイールベース 2,430mm
車両重量 840-1010kg
製造事業者 スズキ
姉妹車 スズキ・エブリイ(6代目)
スズキ・エブリイワゴン(3代目)
日産・NV100クリッパー(3代目)
日産・NV100クリッパーリオ(3代目)
三菱・ミニキャブバン(8代目)
三菱・タウンボックス(3代目)
-自動車のスペック表-

2015年3月5日、約9年7ヶ月ぶりにフルモデルチェンジ[13]。[DG17]

ワゴンは室内長・室内高・室内幅が拡大したほか、フロントシートをベンチシートに変更してシートスライド量を拡大。ロングホイールベース化とリアシートスライド量拡大により前後乗員間距離も拡大した。エンジンはR06A型ターボエンジンに置換し、トランスミッションはトルク容量を最適化。装備面では速度が約15km/hに達するとすべてのドアを自動施錠する車速連動式オートドアロックを採用し、一部グレードにはワンアクション電動スライドドア(グレードにより左側または両側)も採用した。外観はリアコンビランプをバンパー組込型に変更し、フロントには水平基調のメッキパーツを採用。内装はベージュ基調にシルバーのアクセントを配した。安全面も強化し、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、DSC&TCS(エブリイワゴンのESPに相当)を標準装備した。ボディカラーには新色の「ムーンライトバイオレットパールメタリック(オプションカラー)」を追加した(ただし、「ガーデニングアクアメタリック」はスクラムワゴンには設定されない)。
バンは荷室長やバックドア・後部ドア開口部を拡大したほか、ワゴン同様にフロントシートのシートスライド量を拡大。エンジンはR06A型に置換したほか、トランスミッションは従来の3ATに替わり、5MTをベースにクラッチ及びシフト操作を自動化したAGSを採用(2WD車及び「PC」の4WD車に設定)。電子制御による燃費性能に加え、力強い走破性・ギヤ比の最適化に伴う高い登坂性能・高速走行時における高い静粛性を実現した。燃費の向上により5AGS車は「平成27年度燃費基準+20%」を、5MT車は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」は5AGS車に加え、5MT車にも拡大適応された。さらに、荷室上部や側面にユーティリティナットを装備したほか、安全面も強化され、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、DSC&TCS(エブリイのESPに相当)を「PC」と「BUSTER」の5AGS車に標準装備、「PA」の5AGS車に4W-ABS&EBDを含めたセットオプションとして設定した(エブリイの場合、「PC」と「JOIN」の5AGS車は「PA」の5AGS車同様にメーカーセットオプション設定となっている)。
なお、これまでリア左下に装着されていた「MAZDA」ロゴのエンブレム(バンの一部グレードはデカール)が廃止され、「SCRUM」ロゴエンブレム(またはロゴデカール)が右下から左下に移動した。

車名の由来[編集]

腕(肩)を組むこと』というラグビー用語『スクラム』から転じて、顧客やマツダグループの協調・連帯を期して命名した[14]

出典[編集]

  1. ^ a b 新型「スクラム」を発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 1999年1月19日(2015年3月5日閲覧)
  2. ^ a b 「スクラム」シリーズに乗用タイプのワゴンを追加し、幅広いユーザーニーズに対応 - マツダ株式会社 ニュースリリース 1999年12月8日(2015年3月5日閲覧)
  3. ^ a b 「スクラム」シリーズを一部商品改良 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2000年5月24日
  4. ^ a b 「スクラム」シリーズにDOHCエンジンを搭載 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2001年9月12日
  5. ^ スクラムトラックに特別仕様車「KUスペシャル」を追加 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2001年3月1日(2015年3月5日閲覧)
  6. ^ 「スクラムトラック」を大幅改良 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2002年5月21日(2015年3月5日閲覧)
  7. ^ マツダ、「スクラムワゴン」および「スクラムバン」をフルモデルチェンジして発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2005年9月13日(2015年3月5日閲覧)
  8. ^ マツダ、軽乗用車「スクラムワゴン」および軽商用車「スクラムバン」を一部改良 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2007年7月30日(2015年3月5日閲覧)
  9. ^ 「マツダ スクラムワゴン」、「マツダ スクラムバン」を一部改良して発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2010年5月25日(2015年3月5日閲覧)
  10. ^ 「マツダ スクラムバン」を一部改良 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2013年4月17日(2015年3月5日発売)
  11. ^ 「マツダ スクラムトラック」をフルモデルチェンジ - マツダ株式会社 ニュースリリース 2013年9月13日(2015年3月5日閲覧)
  12. ^ [1]
  13. ^ マツダ、「スクラムワゴン」及び「スクラムバン」をフルモデルチェンジして発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2015年3月5日
  14. ^ 【MAZDA】スクラムワゴン(2007年7月マイナーチェンジ~)|車種別Q&A - マツダ公式サイト

関連項目[編集]

外部リンク[編集]