ムスカ

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ムスカ
天空の城ラピュタのキャラクター
声優 寺田農
マーク・ハミル(英語版)
プロフィール
別名 ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
年齢 28歳
性別 男性
肩書き 大佐
親戚 シータ

ムスカとは、スタジオジブリ映画天空の城ラピュタ』に登場する悪役

担当声優寺田農、英語吹き替え版ではマーク・ハミル

人物像[編集]

継承名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタRomuska Palo Ur Laputa)。

シータと同様にラピュタ王家の末裔であるが、ムスカはラピュタの力を手中に収めてラピュタの王として世界に君臨することに野心を燃やす。シータと違って最初からラピュタのことを知っており、ラピュタの伝承を書き写した手帳を所有していた。シータの一族は飛行石を受け継いできたが、彼の一族は古文書を受け継いでおり、手帳に書き写していた伝承はこの古文書からのものである。茶色の髪に金色の瞳という容姿で、視力は低く、度の入ったサングラスをかけている。

軍のラピュタ探索の指揮官で将軍でもあるモウロは、シータを拷問にかけてラピュタの秘密を吐かせようと考えていた。ムスカはモウロ将軍とは異なり、最初から手荒なことはしない態度を見せるが、その本性は己の目的のためには手段を選ばず、味方を裏切る、他者の命を奪うなども平気という冷酷無比な性格である。特にゴリアテを撃沈した際は、乗組員たちが次々と落ちていく様を「素晴らしい! 最高のショーだと思わんかね」「見ろ! 人がゴミのようだ!!」と評し高笑いしている。

教養は高く、旧約聖書ラーマヤーナに通じており、ラピュタ文字を解読できる。射撃の腕も優れており、暗闇の中、大きく離れた距離からシータのツインテール、しかも結び目のみを両方とも片手で撃ち抜き、中折れ式リボルバー(エンフィールド・リボルバー)の再装填をわずか3秒で完了させる。パズーに対して、ドーラが渡した"大砲"と勝負することを持ちかけるなど、射撃の腕には絶対的な自信を持っている。また、ムスカが作中で使用している38口径のエンフィールド・リボルバーは監督の宮崎駿の好む銃であり、後に制作した『紅の豚』や『ハウルの動く城』にも登場している。

年齢は、1986年8月アニメージュによると28歳。ロマンアルバムのキャラクター覚書では、32歳と紹介されている。

特殊機関においてのムスカ[編集]

特務部隊に属している。階級大佐で、政府の密命を受けて謎の天空城ラピュタの調査をしている。空中海賊のドーラと同様に暗号解読の天才であり、一瞬にして相手の暗号を解読する能力を持つ。モウロの打った暗号はドーラに容易に解読されているが、これは暗号とは名ばかりのラテン文字による単なる電信であった[要出典]

場面によって、2人から4人ほど黒眼鏡をかけた部下が同行している様子が描かれている(飛行船では3人、シータを捕えたディディス要塞では4人が登場し、ラピュタまで同行したのは2人である)。

名前[編集]

元々1つだったラピュタ王家は、地上に降りた際に2つに分かれた。シータの継承名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」であるが、「ウル」はラピュタ語で「王」を、「トエル」は「真」を意味しており、合わせて「真のラピュタ王」、すなわち正統な王位継承者であることを表している。これに対して、ムスカの継承名「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」は、「ラピュタ王」ではあるものの、「真」を表す「トエル」がない。なお、「パロ」(παρ、par)はギリシャ語で「従属」の意味を示している(パロディを参照)。つまりトエル・ウル・ラピュタ家が本家、パロ・ウル・ラピュタ家は分家である。

劇中でのムスカ[編集]

序盤〜中盤
物語の冒頭ですでにシータを捕らえており、飛行船でどこかに移動していたところを、ドーラ一家による襲撃を受けて、シータを取り逃がす。その際に、シータにビンで頭を殴られて気絶している。
その後、シータを再び捕らえると彼女の前でロボットを見せて真実を話し(ただし自身の事については伏せる)、ラピュタへの道を示すよう強要する。その直後にロボットの暴走事故が起こり、そこに乱入したドーラ一家およびパズーの手でシータをまたしても奪い返されるが、シータの「守りの言葉」により、ラピュタの位置を差すようになったペンダントヘッドの飛行石を手に入れ、モウロとともにゴリアテに座乗しラピュタへ向かう。
ラピュタ到着後
ラピュタに到着すると軍隊が黄金や財宝を略奪している間にゴリアテの無線機器を破壊し、本国への連絡手段を断ち、同じくラピュタにやってきたシータを三度拘束する。彼女を引き連れて自分のみが知る通路を抜けてたどり着いた中心部で自身の正体を明かし、ラピュタ王の即位とラピュタの復活を宣言する。「ラピュタの雷」でその力を見せつけ、さらにモウロとその部下たちを抹殺、ロボットを使ってゴリアテを撃沈した。しかし、拘束していたシータに抵抗され、飛行石を奪われる。
玉座の間へ逃げたシータに追いついたムスカは、そのすぐ後に姿を現したパズーと再会した彼女に、「3分間待ってやる」と言い、猶予を与える(英語版では1分間)。シータとパズーが滅びの言葉「バルス」を唱えたときにペンダントヘッドが発した強烈な光を受け、「目が、目が〜!」と悲鳴を上げながら崩壊するラピュタと共に海へと落ち、死亡した[1]

脚注[編集]

  1. ^ ラピュタの崩壊中に海へ落下していくムスカが小さく描かれている。この場面を担当した前田真宏によると、絵コンテの段階ですでにムスカの指定がされていたとのこと。

関連項目[編集]