1984年の映画
ナビゲーションに移動
検索に移動
| 1984年 こちらもご覧下さい |
|---|
| 社会 |
| 政治 経済 法 労働 教育 交通 |
| 文化と芸術 |
|
文学 芸術 音楽 映画 日本公開映画 出版 日本のテレビ ラジオ |
| スポーツ |
| スポーツ 野球 サッカー 相撲 バレー バスケ 自転車競技 日本競馬 |
| 科学と技術 |
| 科学 気象・地象・天象 台風 鉄道 航空 |
| 地域 |
| 日本 日本の女性史 |
| 各年の映画 |
| 1982 1983 1984 1985 1986 |
| 日本公開映画 |
| 1982 1983 1984 1985 1986 |
| ■ヘルプ |
1984年の映画(1984ねんのえいが)では、1984年(昭和59年)の映画分野の動向についてまとめる。
目次
出来事[編集]
世界[編集]
- 2月15日 - ウォルト・ディズニー・プロダクションがタッチストーン・ピクチャーズを設立。
- 5月11日 - トライスター・ピクチャーズが初の配給作品『ナチュラル』をリリースした。
- 9月22日 - ウォルト・ディズニー・プロダクションの新経営陣にマイケル・アイズナー会長(パラマウント映画社長)、フランク・ウェルズ社長(ワーナー・ブラザース元社長)が就任。
日本[編集]
- 6月20日 - 東京プリンスホテルで『ゴジラ』の製作発表が行われ、田中友幸(東宝映画代表取締役社長)、松岡功(東宝代表取締役社長)、橋本幸治監督、中野昭慶特技監督、田中健、沢口靖子、宅麻伸、小林桂樹らが出席。7月7日に特撮班、7月9日に本編がそれぞれクランクインし、9月27日に本編、10月4日に特撮班がそれぞれクランクアップした。
- 10月6日 - 日本劇場跡地に有楽町センタービル(有楽町マリオン)がオープン。東宝系の日本劇場・日劇東宝・日劇プラザが開館。松竹系の丸の内ピカデリーがマリオン内に移転[1]。
- 10月27日 - 千代田劇場が日比谷映画に名称変更[2]。
- 11月11日 - 日比谷映画劇場と有楽座が閉館[2]。
日本の映画興行[編集]
- 入場料金(大人)
- 1,500円[3]
- 映画館・映画別
- 1,500円(松竹、正月映画『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』)[4]
- 1,500円(松竹、8月公開『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』)[5]
- 1,484円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[6] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[7]
- 入場者数 1億5053万人[8]
- 興行収入 1722億200万円[8]
| 配給会社 | 配給本数 | 年間配給収入 | 前年対比 | 概要 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新作 | 再映 | 洋画 | ||||
| 松竹 | 15 | 60億1324万円 | 96.9% | 全般的にジリ貧状態。正月の『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(12.5億円)と夏休みの『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』(11.5億円)が配給収入10億円の大台を突破する好稼動。製作費10億円をかけた勝負作『上海バンスキング』は配給収入8億円と大きく期待を裏切る結果。テレビの人気シリーズの映画化『必殺! THE HISSATSU』(6.3億円)は善戦。 | ||
| 15 | 0 | 0 | ||||
| 東宝 | 25 | 81億0065万円 | 97.1% | 東宝にとっては不本意な年。ハイアベレージで安定したシリーズの『ドラえもん のび太の魔界大冒険』(17億円[注 1])が東宝トップの配給収入。『夏服のイヴ』/『刑事物語3 潮騒の詩』(8億円)は大台に迫る、まずまずの成績。『おはん』(5.5億円)もまずまず。SF大作『さよならジュピター』(3億円)は低迷、夏の勝負作、かつ、社内前売大量動員映画『零戦燃ゆ』(6億円)は企画のズレのため不発。たのきんシリーズも大きく落込み、正月の『エル・オー・ヴィ・愛・N・G』で打ち止めになる。 | ||
| 19 | 0 | 6 | ||||
| 東映 | 28 | 132億7359万円 | 104.4% | 東映は好企画を連発し、好調な成績を収めた。半期配収新記録を樹立。角川映画の2番組、『里見八犬伝』(23億円)と『メイン・テーマ』/『愛情物語』(18.5億円)、それに大量動員映画『空海』(16億円)の合計3番組が配給収入10億円の大台を突破した。『天国の駅 HEAVEN STATION』(8億円)は好調。『修羅の群れ』はまずまずのアベレージ。話題先行の角川映画『麻雀放浪記』/『いつか誰かが殺される』(5.1億円[10])は伸び悩み。『北の螢』は主題歌のみ注目される。 | ||
| 23 | 1 | 4 | ||||
| にっかつ | 65 | 30億7461万円 | 91.0% | ロマンポルノ路線の下落傾向は依然継続中。山城新伍監督・早乙女愛主演の正月映画『女猫』(4.5億円)は好調(併映は五月みどりの『ファイナルスキャンダル』)。夏休みの『イヴちゃんの花びら』は平均以上の稼動。ゴールデンウィークの『夕ぐれ族』(2.5億円)、山城監督の第2弾『双子座の女』(3.5億円)は不発。当初、成人映画館が風営法改正の規制対象だったため、宣材・新聞広告を自粛した。そのため、成人映画離れに一層拍車がかかった。 | ||
| 64 | 1 | 0 | ||||
各国ランキング[編集]
日本配給収入ランキング[編集]
| 順位 | 題名 | 配給 | 配給収入 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 里見八犬伝 | 東映 | 23.2億円 | [注 2] |
| 2 | メイン・テーマ 愛情物語 |
東映 | 18.5億円 | |
| 3 | ドラえもん のび太の魔界大冒険 忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ |
東宝 | 16.5億円 | [注 3] |
| 4 | 空海 | 東映 | 16.0億円 | |
| 5 | 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 喜劇・家族同盟 |
松竹 | 12.5億円 | |
| 6 | 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎 ときめき海岸物語 |
松竹 | 11.5億円 | |
| 7 | 五福星 コータローまかりとおる! |
東映 | 9.0億円 | |
| 8 | キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト 超電子バイオマン 宇宙刑事シャイダー The・かぼちゃワイン ニタの愛情物語 |
東映 | 8.3億円 | |
| 9 | 上海バンスキング | 松竹 | 8.0億円 | |
| 9 | 刑事物語3 潮騒の詩 夏服のイヴ |
東宝 | 8.0億円 | |
| 9 | 天国の駅 HEAVEN STATION | 東映 | 8.0億円 | |
| 9 | 瀬戸内少年野球団 | 日本ヘラルド映画 | 8.0億円 |
- #1 - #6の出典:1984年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- 上記以外の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』 キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、430頁。ISBN 978-4873767550。
| 順位 | 題名 | 製作国 | 配給 | 配給収入 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 | パラマウント映画/CIC | 32億0000万円 | [注 4] | |
| 2 | キャノンボール2 | 東宝東和 | 21億0000万円 | [注 5] | |
| 3 | プロジェクトA | 東宝東和 | 16億2000万円 | [注 6] | |
| 4 | フットルース | パラマウント映画/CIC | 15億5000万円 | [注 7] | |
| 5 | ステイン・アライブ | パラマウント映画/CIC | 15億0000万円 | [注 8] | |
| 6 | ネバーセイ・ネバーアゲイン | ワーナー・ブラザース | 12億2000万円 | ||
| 7 | ジョーズ3 | ユニバーサル映画 | 8億3000万円 | ||
| 8 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ | 東宝東和 | 7億8500万円 | ||
| 9 | ポリスアカデミー | ワーナー・ブラザース | 7億2000万円 | ||
| 10 | ザ・デイ・アフター | 松竹富士 | 7億1500万円 |
- #1 - #6の出典:1984年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- 上記以外の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』 キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、430頁。ISBN 978-4873767550。
北米興行収入ランキング[編集]
| 順位 | 題名 | スタジオ | 興行収入 |
|---|---|---|---|
| 1. | ビバリーヒルズ・コップ | パラマウント | $234,760,478 |
| 2. | ゴーストバスターズ | コロムビア | $229,242,989 |
| 3. | インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 | パラマウント | $179,870,271 |
| 4. | グレムリン | ワーナー・ブラザース | $148,168,459 |
| 5. | ベスト・キッド | コロムビア | $90,815,558 |
| 6. | ポリスアカデミー | ワーナー・ブラザース | $81,198,894 |
| 7. | フットルース | パラマウント | $80,035,402 |
| 8. | ロマンシング・ストーン 秘宝の谷 | 20世紀FOX | $76,572,238 |
| 9. | スタートレックIII ミスター・スポックを探せ! | パラマウント | $76,471,046 |
| 10. | スプラッシュ | タッチストーン | $69,821,334 |
- 出典:“1984 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月23日閲覧。
日本公開映画[編集]
1984年の日本公開映画を参照。
受賞[編集]
- 第57回アカデミー賞
- 作品賞 - 『アマデウス』
- 監督賞 - ミロス・フォアマン(『アマデウス』)
- 主演男優賞 - F・マーリー・エイブラハム(『アマデウス』)
- 主演女優賞 - サリー・フィールド(『プレイス・イン・ザ・ハート』)
- 第42回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 (ドラマ部門) - 『アマデウス 』
- 主演女優賞 (ドラマ部門) - サリー・フィールド(『プレイス・イン・ザ・ハート』)
- 主演男優賞 (ドラマ部門) - F・マーリー・エイブラハム(『アマデウス』)
- 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) - 『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』
- 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - キャスリーン・ターナー(『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』)
- 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ダドリー・ムーア(『結婚ダブルス』、『ミッキー&モード』)
- 監督賞 - ミロシュ・フォアマン(『アマデウス』)
- 第37回カンヌ国際映画祭
- パルム・ドール - 『パリ、テキサス』

(ヴィム・ヴェンダース』) - 監督賞 - ベルトラン・タヴェルニエ(『田舎の日曜日』)
- 男優賞 - アルフレード・ランダ、フランシスコ・ラバル(『無垢なる聖者』)
- 女優賞 - ヘレン・ミレン(『キャル』)
- パルム・ドール - 『パリ、テキサス』
- 第41回ヴェネツィア国際映画祭
- 金獅子賞 『太陽の年』


(クシシュトフ・ザヌーシ)
- 金獅子賞 『太陽の年』
- 第34回ベルリン国際映画祭
- 金熊賞 - 『ラヴ・ストリームス』
(ジョン・カサヴェテス)
- 金熊賞 - 『ラヴ・ストリームス』
- 第58回キネマ旬報ベスト・テン
- 外国映画第1位 - 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』


- 日本映画第1位 - 『お葬式』
- 外国映画第1位 - 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
- 第39回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 - 『Wの悲劇』
誕生[編集]
- 1月13日 - 平山あや、日本の女優
- 2月20日 - 小出恵介、日本の俳優
- 3月20日 - 野村佑香、日本の女優
- 3月29日 - 里田まい、日本の歌手
- 4月13日 - 水嶋ヒロ、日本の俳優
- 7月10日 - 田中圭、日本の俳優
- 9月1日 - 平岡祐太、日本の俳優
- 10月7日 - 生田斗真、日本の俳優
- 10月10日 - 栗山千明、日本の女優
- 11月22日 - スカーレット・ヨハンソン、アメリカの女優
死去[編集]
| 日付 | 名前 | 国籍 | 年齢 | 職業 | |
| 1月 | 6日 | アーネスト・ラズロ | 85 | 撮影監督 | |
| 20日 | ジョニー・ワイズミュラー | 79 | 俳優 | ||
| 29日 | フランセス・グッドリッチ | 93 | 脚本家 | ||
| 2月 | 15日 | 渋沢秀雄 | 91 | 初代東宝代表取締役会長 | |
| エセル・マーマン | 76 | 歌手・女優 | |||
| 3月 | 1日 | ジャッキー・クーガン | 69 | 俳優 | |
| 4月 | 6日 | 長谷川一夫 | 76 | 俳優 | |
| 9日 | 雨森雅司 | 53 | 声優 | ||
| 16日 | バイロン・ハスキン | 84 | 映画監督 | ||
| 5月 | 16日 | アンディ・カウフマン | 35 | コメディアン | |
| 6月 | 15日 | 内田良平 | 60 | 俳優 | |
| 23日 | 黒川弥太郎 | 73 | 俳優 | ||
| 7月 | 3日 | 平井道子 | 48 | 声優 | |
| 25日 | 平田昭彦 | 56 | 俳優 | ||
| 27日 | ジェームズ・メイソン | 75 | 俳優 | ||
| 8月 | 5日 | リチャード・バートン | 58 | 俳優 | |
| 9月 | 10日 | ジョルジュ・ド・ボールガール | 63 | プロデューサー | |
| 14日 | ジャネット・ゲイナー | 77 | 女優 | ||
| 17日 | リチャード・ベイスハート | 70 | 俳優 | ||
| 25日 | ウォルター・ピジョン | 87 | 俳優 | ||
| 10月 | 10日 | マキノ智子 | 77 | 女優 | |
| 21日 | フランソワ・トリュフォー | 52 | 映画監督 | ||
| 23日 | オスカー・ウェルナー | 61 | 俳優 | ||
| 25日 | パスカル・オジェ | 25 | 女優 | ||
| 12月 | 2日 | 森谷司郎 | 53 | 映画監督 | |
| 7日 | 大川橋蔵 | 55 | 俳優 | ||
| 8日 | ルーサー・アドラー | 81 | 俳優 | ||
| 18日 | 竜崎勝 | 44 | 俳優 | ||
| 24日 | ピーター・ローフォード | 61 | 俳優 | ||
| 28日 | サム・ペキンパー | 59 | 映画監督 | ||
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 日本映画製作者連盟の発表では16.5億円となっている[9]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は23.1億円となっている[11]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は17.0億円となっている[11]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は31億7600万円となっている[11]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は29億0600万円となっている[11]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は16億9000万円となっている[11]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は15億4100万円となっている[11]。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』では配給収入は14億9800万円となっている[11]。
出典[編集]
- ^ 前野裕一 2018, pp. 234-236.
- ^ a b 前野裕一 2018, pp. 240-241.
- ^ 斉藤 2009, p. 98.
- ^ “第32作 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年12月28日閲覧。
- ^ “第33作 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年8月5日閲覧。
- ^ “小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年) (Excel)”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ a b “過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
- ^ 1984年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ 中川右介 「資料編 角川映画作品データ 1976-1993」『角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年』 角川マガジンズ、2014年、283頁。ISBN 4-047-31905-8。
- ^ a b c d e f g 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』 キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、430頁。ISBN 978-4873767550。
参考文献[編集]
- 斉藤守彦 『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』 ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。
- 前野裕一「有楽町・日比谷映画街の映画館たち」、『キネマ旬報』第1771号、キネマ旬報社、2018年2月15日、 234-241頁、2019年1月12日閲覧。
| ||||||||||||||||||