超時空要塞マクロス THE FIRST

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超時空要塞マクロス THE FIRST
漫画
原作・原案など スタジオぬえ超時空要塞マクロス』より
作画 美樹本晴彦
出版社 角川書店
掲載誌 マクロスエースニュータイプエース
レーベル カドカワコミックス・エース
発表期間 2009年2月 -
巻数 既刊5巻
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超時空要塞マクロス THE FIRST』(ちょうじくうようさいマクロス ザ・ファースト Super Dimension Fortress MACROSS THE FIRST)は、美樹本晴彦による日本漫画作品。1982年にTVアニメとして放送された『超時空要塞マクロス』の漫画化作品。

2009年より雑誌『マクロスエース』(角川書店)Vol.001からVol.008まで連載。2011年9月より雑誌『月刊ガンダムエース増刊 ニュータイプエース』(角川書店)へ移籍連載開始。『ニュータイプエース』休刊後、2014年4月よりウェブコミック配信サイトComicWalkerにて再開予定[1]

概要[編集]

1982年にTVアニメとして放送された『超時空要塞マクロス』は可変戦闘機をはじめとするメカニック、三角関係を描いた恋愛ドラマ、そして「歌」をフィーチャーした展開によりヒットする。1984年には劇場映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』が公開され、1980年代を代表するアニメの地位を獲得。その後も『マクロス7』、『マクロスプラス』など数々の作品が作られシリーズ化されてきた。

2008年には「マクロスシリーズ」25年記念作品『マクロスF』がヒットしシリーズの再評価が進む。そうした中、劇中でマクロスが発進したとされる2009年を記念し、後のシリーズ作品を踏まえつつシリーズの原点を再構築した本作が連載開始された。掲載誌は本作品の連載開始と同時に創刊された『マクロスエース』。

ストーリーはTVアニメをベースにしつつ、OVA『マクロスゼロ』に関連する前日譚などオリジナルの要素も加えられている。キャラクターやメカニックのデザインは劇場版の要素を織り交ぜつつ、リニューアルや新設定も存在する。また、携帯電話デジタルフォトフレームといった現実の2009年の風俗も取り入れられており、携帯電話でメールをやり取りしたり、写メールを撮るシーンなども存在する。

作者の美樹本は以前はパソコンを使わず完全にアナログで漫画を描いていたが、この漫画で初めてパソコンの漫画製作ソフトを導入している。このためにドスパラの協力で新たにパソコンを購入している。

アニメシリーズ第1作を当時のキャラクターデザイナー自身の手でリメイクするという手法や、新創刊の専門誌に掲載されるなど、安彦良和による『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に通じるものがある。

あらすじ[編集]

西暦2012年、リン・ミンメイは宇宙へと飛び立った。

その3年前の2009年、全長1200メートルに及ぶ巨大な宇宙戦艦「マクロス」の進宙式の記念式典に行われる予定だったミス・マクロスコンテストに地元の中華料理屋の看板娘だったリン・ミンメイも参加する予定だった。

1999年に地球に落下し、後に「マクロス」と名づけられるその物体は、未知のテクノロジーと宇宙を舞台にした戦争があることを物語っていた。地球人類はこの物体の解析をしつつ、「地球統合政府」の成立を急いだ。統合政府樹立のための統合戦争は10年にも及んだが、ようやくそれも終わり、マクロスは修復され、宇宙へと飛び立とうとしていた。

そんな中行われた可変戦闘機バルキリーのアクロバット飛行中に一機のプロペラ機が乱入する。彼こそは大会で7回の優勝経験を持つエアレーサー一条輝であった。統合軍の少佐となった先輩のロイ・フォッカーとの再会を懐かしむ輝であったが、この時地球にマクロスを追って異星人の艦隊が接近していることを知る由もなかった。

異星人の艦隊は地球統合宇宙軍の防衛ラインをやすやすと破り、衛星軌道上からマクロスへと攻撃を開始する。成り行きから輝はVF-1Dバルキリーへ乗り、この戦いに巻き込まれてゆく。

登場人物[編集]

一条輝(いちじょう ひかる)
民間のエアロレーサーのパイロット。アマチュア大会では7回の優勝経験を持つ。愛機ファンレーサーでマクロスの進宙式に闖入するが、成り行きでバルキリーVT102号機に乗り初めての実戦を経験する。その後、地球統合軍に入隊し、最新型のバルキリーVF-1J改101番機に搭乗する。
リン・ミンメイ
横浜の中華レストランの一人娘で、15歳の中学生。ミス・マクロスコンテストに出場するために叔母の経営する中華料理屋「娘娘飯店(にゃんにゃんはんてん)」に遊びにきていたところ、異星人との戦闘に巻き込まれる。戦闘中に一条輝と出会い、親交を深めてゆく。赤い携帯電話を持っている。
おこげ
通称コゲ。リン・ミンメイの飼っているペット。オスのフェレットらしい。服を着せられている。
ロイ・フォッカー
地球統合軍のスカル大隊長。バルキリーのパイロットで輝の先輩。先の統合戦争では180機撃墜したというエースパイロット。公私ともに輝を支える。
早瀬未沙(はやせみさ)
地球統合軍中尉でマクロスの主席戦闘指揮官。士官学校を首席で卒業した才媛。VT102号機に民間人の一条輝が乗っている事を知らずに出撃命令を出してしまう。
クローディア・ラサール
地球統合軍の中尉でマクロスの主席航法・火器管制指揮官。ロイ・フォッカーの恋人。
ブルーノ・J・グローバル
地球統合宇宙軍の准将。SDF-1マクロスの艦長。
ヴァネッサ・レイアード
地球統合宇宙軍の少尉。マクロスのブリッジ付き主席情報管制士官。眼鏡をかけた女性。
キム・キャビロフ
地球統合宇宙軍の少尉。マクロスのブリッジ付き情報管制士官。ショートヘアの女性。
シャミー・ミリオム
地球統合宇宙軍の少尉。マクロスのブリッジ付き情報管制士官、航空管制指揮官補佐。ロングヘアの女性。禁煙のブリッジで喫煙しようとすると、上官でも注意する。
ハイマン・グエント
SDF-1改修計画推進派議員。クローディアから「タヌキおやじ」と呼ばれる。
ブリタイ・クリダニク7018
ゼントラーディ軍の艦隊司令。
エキセドル・フォルモ
記録参謀。ブリタイの部下。
早瀬隆司(はやせたかし)
地球統合軍提督。早瀬未沙の父親。
ジーナ・バルトロウ
マクロスの技師長で階級は少佐。眼鏡をかけた女性。フォールドシステムの消滅したマクロスの主砲を発射可能にするためにトランスフォーメーションを提案したり、ピンポイント・バリヤーシステムを考案したりする。
マクシミリアン・ジーナス
バルキリーの訓練生。機体がついていかないほどの操縦テクニックを持っていると評判になっている。バルキリーだけでなくデストロイド・トマホークにも搭乗。
ヨッちゃん
娘娘飯店の近所に住んでいる子供。店の仕事を手伝う。おこげもなついている。
リン・カイフン
音楽プロデューサー。眼鏡をかけた美青年で、ミンメイの個人レッスンをしている。
カムジン・クラブシェラ
ボドル基幹艦隊所属第109分岐艦隊所属第7空間機甲師団のゼントラーディ兵。「味方殺しのカムジン」と呼ばれている。
ライバー・フリューリンク
6年前に火星のサラ基地に赴任していた統合軍の士官。
柿崎速雄(かきざきはやお)
フォッカーの部下にあたる訓練兵。ステーキが好物。愛称はザキ。
ゴル=ボドルザー
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊の司令。
ラプラミズ7938
ボドルザー直衛部隊を率いるメルトラン。
ミリア639
ラプラミズの部下。
ヴィクトール・グリシカ
反統合同盟軍の潜水艦クリリスクの艦長。
ジョン・モートン
統合軍の大型強襲揚陸艦ダイダロスの艦長。

登場メカニック[編集]

登場メカニックのデザインはアニメ版を元にしてあるが、VF-1Dは天神英貴が、VF-1J改は河森正治がアレンジを行っている。

地球[編集]

反統合同盟軍[編集]

ゼントラーディ[編集]

単行本[編集]

  1. 2009年11月10日発売、ISBN 978-4047153196
  2. 2010年9月25日発売、ISBN 978-4047155275
  3. 2011年6月25日発売、ISBN 978-4047157217
  4. 2012年6月8日発売、ISBN 978-4041202937
  5. 2013年3月20日発売、ISBN 978-4041206478

脚注[編集]

  1. ^ "超時空要塞マクロス THE FIRST". ComicWalker.(2014年3月24日)2014年3月26日閲覧。

外部リンク[編集]