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川谷絵音

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かわたに えのん
川谷 絵音
出生名 川谷健太[1](かわたにけんた)
別名 MC.K、enon
生誕 (1988-12-03) 1988年12月3日(28歳)
出身地 日本の旗 日本 長崎県松浦市
学歴 東京農工大学工学部応用分子化学科卒業
ジャンル ロック
J-Pop
職業 作詞家
作曲家
ボーカリスト
ギタリスト
担当楽器 ボーカル
ギター
キーボード
活動期間 2010年 -
レーベル unBORDEワーナーミュージック・ジャパン
共同作業者 indigo la End
ゲスの極み乙女。
DADARAY
公式サイト 絵音のかわた日記

川谷 絵音(かわたに えのん、1988年12月3日[2] - )は、日本ミュージシャンボーカリストギタリストキーボーディスト作詞家作曲家である。長崎県出身。indigo la Endゲスの極み乙女。のメンバーであり、ボーカルおよびギターとして活動している。東京農工大学工学部応用分子化学科卒業。

生い立ち

1988年長崎県松浦市で生まれる[3]。父親は高校教師で[4]母親はキリスト教徒[3]。7歳年上の兄と6歳年上の姉がいる[3]

佐世保市を経て長崎市へ家族と共に転居[4]長崎県立長崎東高等学校を卒業し[5]東京農工大学に進学した[6]

経歴

高校生の時に、中学時代の友人2人から、「ギターベースを始めた」という連絡を貰った。更にドラム演奏の出来るほとんど話したことのない同じクラスの男子を誘って、バンドを結成。川谷は当時、楽器演奏が出来なかった為、ボーカルを担当し、携帯電話のボイスメモに歌を吹き込んで、作曲も行った。長崎市にあるライブハウスが主催するイベントに出演した[7]際に、周囲に隠してきたバンド活動が発覚し、川谷はバンドから脱退した[7]

大学に入学後、軽音部に入り、ギターと曲作りを始める。後に同じバンドメンバーとなる休日課長は軽音部の2年先輩である。軽音部の1年生だけで、ACIDMANのコピーバンドを結成。その後、mixiベーシストギタリストドラマーを募集して、本格的なバンドを結成したが、外部でバンドを結成したということが原因となり軽音部の部員達から叱責され、退部した。また、バンドも自然消滅した[8]。その後、お笑い芸人を目標にし、プロダクション人力舎が経営する養成所スクールJCAの入学金を貯める為に、アルバイトを始める一方で、新たにバンドindigo la Endを結成したが、ほどなくして川谷以外のメンバーが諸事情で辞めていき、バンドは休止状態になった。そのため、川谷は、mixiでメンバーを募集し、オオタユウスケ、長田カーティスが加わる。更に絵にならない課長(現・休日課長)が加わり、活動を再開した[8]。課長はその後就活のため脱退。

2012年、「さようなら、素晴らしい世界」がindigo la End初の全国リリース。

2012年5月、ゲスの極み乙女。を結成。

2014年4月、indigo la Endとゲスの極み乙女。が同時メジャーデビュー。

2016年1月、川谷とベッキーの不倫が『週刊文春』にスクープされた(川谷が既婚者であることはこの時初めて公表された[9])。

2016年5月9日に離婚したことをブログ上で発表[10]

2016年9月29日、一部週刊誌で、タレントのほのかりんとの交際と、ほのかが未成年だった時点で共に飲酒していた疑惑が報じられた[11]。これにより10月3日に行われたライブにおいて事実関係を認め観客に謝罪するとともに、indigo la Endとゲスの極み乙女。はそれぞれ発表されているライブを最後に活動を自粛することを発表[12]

2017年1月31日、ゲスの極み乙女。のベーシスト休日課長の新ユニットであるDADARAYの楽曲制作を担当することが明らかとなる[13]

2017年3月31日、ゲスの極み乙女。の活動再開を発表。

2017年5月7日、フジテレビ系のワイドショー・バラエティ番組『ワイドナショー』に出演。活動再開以来、初のテレビ出演となる[14]

2017年5月11日、フジテレビオンデマンド配信ドラマ『ぼくは麻理のなか』の劇伴音楽を担当する事が決定[15]。また、オープニングテーマを所属バンドであるindigo la Endが担当することも同時にアナウンスされた。

2017年5月29日、ゲスの極み乙女。のメンバーである休日課長との二人によるボカロPユニット「学生気分」を結成することが発表され、ゲスの極み乙女。のアルバム『達磨林檎』の収録曲「小説家みたいなあなたになりたい」のVOCALOIDバージョンのPVをニコニコ動画にて公開した[16]

2017年7月31日、バラエティ番組『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)にて、出演者である小籔千豊、くっきー(野性爆弾)、中嶋イッキュウ(tricot)により結成されたバンドのプロデュースおよび楽曲制作を担当することが明らかとなる[17]

バンド活動以外にも他アーティストへの楽曲提供も行なっている(提供した楽曲については「楽曲提供」を参照)[18]

所属バンド

indigo la Endとゲスの極み乙女。という二つのバンドで並行して活動。

前者については、一度、ライブ中心のバンドシーンを通過した上で、最終的にはくるりクラムボンのように、ポップだけれど自分たちのやりたいことをやって唯一の位置づけになることが目標。歌詞は、ストレートなものより情景描写のような歌詞が好きだという川谷の性格や好みが出ているため、ゲスに比べてよりロマンチックな心象風景を描くものになっている。[19]

後者については、ダンスミュージックを取り入れてはいるがそれ自体にはもともと興味がなく、エレクトロなどは好きで聴いていたもののテクノ・ミュージックは嫌いで、ファンクも、それに影響を受けたバンドの黒いノリはすごく好きだが「どファンク」というような泥臭いものは嫌いだった。そのため、メロウな部分やリスニング・ミュージック的な要素も持たせて泥臭くならないように気をつけている。歌詞の言葉の方向性は、バンド名に引っ張られて散文的な批評性やユーモアが中心テーマとなっている。最初にテンポの速い曲でバンドシーンに受け入れられたので、そこから抜け出してより多くの人に聞いてもらうために途中からあえてテンポを落としてJ-POPにも受け入れられるように方向を転換した。[19]

indigo la End

川谷絵音、長田カーティス、後鳥亮介、佐藤栄太郎の4名による日本ロックバンド

ゲスの極み乙女。

川谷絵音、休日課長、ちゃんMARI、ほな・いこかの4名による日本バンド

音楽について

影響

小学2年生の時から、父親とTSUTAYAで「その週のオリコンチャートの1位から10位までの曲」を借りて聴いていた[4]モーニング娘。Mr.ChildrenT.M.Revolutionにはまり、兄と姉に頼んでカセットテープに録音して貰ったものを聴いていた。最初に好きになったT.M.Revolutionは、特にお気に入りで、彼の「HIGH PRESSURE」は歌手を志すきっかけの一つになった[4][20]。中学生になってからも音楽は聴いていたが、兄と姉が大学生となり関わりが薄くなったことや、自身の音楽の趣味が出来始めた為、2人から音楽を得るということはなくなっていた[5]。高校生になると、同級生の紹介で仲良くなったライブハウス関係者からの影響で、それまで聴いてこなかったロックバンドや洋楽も聴くようになった[7]。大学で軽音楽部に入り、いろいろな音楽を知って音楽欲求のようなものが出てきた[19]。先輩からUKシューゲイザーアンビエントなど様々な音楽を教わって聴く音楽も深くなっていった[8]

憧れの人はスピッツ草野マサムネ[21]。indigo la Endのバンド名もスピッツのアルバム『インディゴ地平線』から取っているくらい好きで、スピッツが一番の理想なのかもしれないと語っている[19]

影響を受けたギタリストジャック・ホワイト(元ザ・ホワイト・ストライプス)、ジョニー・グリーンウッドレディオヘッド)、坂本慎太郎(元ゆらゆら帝国)、長岡亮介ペトロールズ、元東京事変)など[19][22]。ジョニー・グリーンウッドの「別にギターじゃなくてもいい」という発言に感銘を受けたり、大学の頃に坂本慎太郎の聴いている音楽を聴いたりして次第に一般的なギター音楽から離れていき、そこからは日本人にはまったく知られていないノイズミュージックや暗いものばかりを聴いていた[19]

毎月、CDを40枚ぐらい購入している[23]

作詞作曲

音楽に対しては全てにメロディーを求めていて、メロディーに関しては譲れないという[24]

ボーカル

高校生くらいで、歌の上手さは自認していた[25]。高音ファルセットを使った歌唱もみられる[26]

WHAT's IN?』の小貫信昭は、川谷の声質を、「男心も女心も縦横無尽に行き来できる」と評価している[27]。『ROCKIN'ON JAPAN』の若田悠希は、indigo la Endの2枚目のアルバム『幸せが溢れたら』で、それまでの川谷の「切なく線の細い声」が「豊かで芯のある歌」へと進化を遂げたことを指摘している[28]

ディスコグラフィ

参加楽曲

発売日 タイトル 参加アーティスト リリース
2015年12月2日 命の火 feat. 川谷絵音 THE BED ROOM TAPE 『YARN』

楽曲提供

アーティスト タイトル 出典
2014 山下智久 戻れないから [18]
SMAP アマノジャク
好きよ
チームしゃちほこ シャンプーハット
2015 SMAP 愛が止まるまでは [29]
2016 夢みるアドレセンス 大人やらせてよ [30]

脚注

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  1. ^ 兵庫 慎司(ロッキング・オン/RO69) (2011年5月4日). “これが一番新しい日本のロック。ロッキング・オンの音楽サイトRO69のコンテスト「RO69JACK 2010」の優勝・入賞アーティスト、全15組のコンピ・アルバム! JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.3 『RO69JACK 2010』”. JACKMAN RECORDS. ロッキング・オン. 2016年2月14日閲覧。
  2. ^ 25になったら(2016年2月16日時点のアーカイブ) - 公式ブログ「絵音のかわた日記」より。2015年8月5日閲覧。
  3. ^ a b c 松村耕太郎 2015, p. 108.
  4. ^ a b c d 松村耕太郎 2015, p. 109.
  5. ^ a b 松村耕太郎 2015, p. 110.
  6. ^ 松村耕太郎 2015, p. 111-112.
  7. ^ a b c 松村耕太郎 2015, p. 111.
  8. ^ a b c 松村耕太郎 2015, p. 113.
  9. ^ ゲスの極み乙女。川谷も不倫騒動謝罪 昨夏結婚を初公表”. オリコン (2016年1月7日). 2016年1月18日閲覧。
  10. ^ “ゲス極川谷絵音が離婚発表「これからもよろしく」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2016年5月9日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1644639.html 2016年5月9日閲覧。 
  11. ^ ORICON NewS (2016年10月4日). “「ゲスの極み乙女。」が活動自粛へ 川谷絵音が未成年と飲酒で”. the huffington post. http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/03/gesu-self-restraint_n_12321234.html 2016年10月5日閲覧。 
  12. ^ ゲスの極み乙女。とindigo la End、活動自粛,音楽ナタリー,2016年10月3日
  13. ^ ゲスの極み乙女。休日課長が新ユニットDADARAY結成、楽曲は川谷絵音が制作,音楽ナタリー,2017年1月31日
  14. ^ 川谷絵音が明日「ワイドナショー」出演、活動再開までの思いを語る,音楽ナタリー,2017年5月5日
  15. ^ エライザ×吉沢亮「ぼくは麻理のなか」主題歌はShiggy Jr.、劇伴は川谷絵音,音楽ナタリー,2017年5月11日
  16. ^ 川谷絵音と休日課長がボカロPユニット結成”. 音楽ナタリー (ナターシャ) (2017年5月29日). 2017年5月29日閲覧。
  17. ^ [https://twitter.com/indigolaEnd/status/892027124965531649
  18. ^ a b ミスチル、スピッツ級の逸材か? indigo la End・川谷絵音が担う「歌ものロック」の未来”. RealSound (2014年12月29日). 2016年6月13日閲覧。
  19. ^ a b c d e f indigo/ゲス極のキーマン川谷絵音登場「バンドシーンを通過して、唯一の存在になりたい」”. リアルサウンド. ライブドア (2014年4月1日). 2017年2月20日閲覧。
  20. ^ 川谷絵音(indigo la End/ゲスの極み乙女。) 2バンド同時活動する鬼才の2万字インタビュー!!”. RO69. ロッキング・オン. 2015年8月6日閲覧。
  21. ^ スピッツ・草野マサムネとindigo・川谷絵音が“レアすぎる”ツーショット。”. TechinsightJapan. Excite (2015年9月5日). 2017年2月20日閲覧。
  22. ^ 特集 ゲスの極み乙女。川谷絵音-確信的異端ギタリスト」、『ギター・マガジン』、リットーミュージック、2016年2月、2017年2月20日閲覧。
  23. ^ Switch』 スイッチ・パブリッシング、VOL.32 NO.4 APR. 2014、55頁。
  24. ^ 『ロッキング・オン・ジャパン』2014年1月号、ゲスの極み乙女。、p234-235
  25. ^ 松村耕太郎 2015, p. 112.
  26. ^ レビュー 私以外私じゃないの”. EMTG MUSIC (2015年). 2016年2月21日閲覧。
  27. ^ 小貫信昭「CROSS REVIEW」、『WHAT's IN?』第27巻第13号、エムオン・エンタテインメント2014年11月、 121頁。
  28. ^ 若田悠希「ディスクレビュー」、『ROCKIN'ON JAPAN』第29巻第3号、ロッキング・オン2015年3月、 293頁。
  29. ^ SMAP新曲に川谷絵音・MIYAVI・LEO今井参加”. ORICON (2015年8月5日). 2015年8月7日閲覧。
  30. ^ 夢みるアドレセンス新曲は川谷絵音の提供曲、MVも解禁”. ナタリー (2016年11月21日). 2016年11月21日閲覧。

参考文献

  • 川谷絵音 (2015年1月30日). 川谷絵音(indigo la end/ゲスの極み乙女。)2万字インタヴュー. インタビュアー:松村耕太郎. pp. 102-115. ROCKIN'ON JAPAN 2015年3月号. 

外部リンク