SOFT BALLET

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SOFT BALLET
出身地 日本の旗 日本
ジャンル シンセポップ
エレクトロ・ポップ
ニュー・ウェーヴ
インダストリアル
EBM
活動期間 1986年 - 1995年
2002年 - 2003年
レーベル アルファレコード
インヴィテイション
ワーナーミュージック・ジャパン
事務所 POP STAR
公式サイト POP STAR - SOFT BALLET [リンク切れ]
メンバー 遠藤遼一ボーカル
藤井麻輝キーボードギター
森岡賢キーボード
イエロー・マジック・オーケストラ
デペッシュ・モード
ニュー・オーダー

SOFT BALLET(ソフトバレエ)は、遠藤遼一藤井麻輝森岡賢による日本バンド

メンバー[編集]

遠藤遼一(えんどう りょういち、1967年12月6日 - )
血液型不明。声質を買われてバンド解散後はCM等でナレーションもしていた。endsとしても活動。
藤井麻輝(ふじい まき、1965年8月17日 - )キーボードギター
B型。ライブではほとんど動かず、直立不動で客をにらみつけている。後期では顔を隠すことが多くなりガスマスク姿で演奏していたことも。BUCK-TICK今井寿とのユニットSCHAFTや女性アーティスト芍薬とのユニット、SUILEN(睡蓮)としても活躍。現在は森岡賢と共に、新ユニットminus(-)で活動中。
森岡賢(もりおか けん、1967年3月15日 - 2016年6月3日[1])キーボード
B型。藤井とは対照的にライブでは所せましと動き回り、扇子を持ってはクネクネしたダンスを踊り、ライブではキーボードとダンサーを兼ねる。KEN MORIOKA名義でのソロ活動のほか、現在は、元GRASS VALLEY出口雅之 とのユニット、ジェントルマン・テイク・ポラロイドとしても活躍。解散後は藤井麻輝と共に、新ユニットminus(-)で活動。父は作曲家編曲家の森岡賢一郎。2016年6月、心不全により死去。49歳没。

サポートメンバー[編集]

メジャーデビュー後、ライブ時にはドラム・ギターのサポートメンバーが参加している。(92年はライブはツインドラムでギター不在、再結成後はドラムのみ。) 同時期にレコーディングにも参加しているが、他多数のミュージシャンもレコーディングには参加している。

全国ツアー名(日程)

JACK IN '89(1989年10月5日 - 1989年11月29日)
JACK IN '90(1990年3月25日 - 1990年7月19日)
  • 小宮俊男(Dr)
  • 塚田嗣人(G)
ALL OVER(1990年10月19日 - 1990年11月25日)
TOUR 1991(1991年5月8日 - 1991年6月29日)
TOUR 1991 TWEI(1991年10月5日 - 1991年12月19日)
MILLION MIRRORS(1992年10月8日 ~ 1992年12月17日)
  • 小宮俊男(Dr)
  • 向高昌則(Dr)
1993 INCUBATE SOFT BALLET 1994(1993年12月3日 - 1994年3月6日)
SOFT BALLET TOUR 1995 FORM(1995年4月26日 - 1995年6月29日)
110910(2002年11月9日 - 2002年11月10日)
SOFT BALLET TOUR 2003 <満カイ>(2003年4月15日 - 2003年4月23日)
大団宴(2003年12月4日 - 2003年12月17日)
  • 平井直樹(Dr)

概要[編集]

1986年結成。インディーズレーベル太陽レコードよりシングル「BODY TO BODY」をリリース後、1989年アルファレコードよりメジャー・デビュー。1995年7月23日渋谷公会堂のライブをもって活動停止。

2002年の「サマーソニック 2002」で活動再開し、アルバム2枚をリリース。2003年のツアー「大団宴」後、再び活動を休止。

音楽性はフューチャーポップインダストリアル・ロックハードハウスアシッド・ハウス、デビュー時のコピーによれば「エレクトロ・ボディ・ビート(エレクトロニック・ボディ・ミュージックと同義である)」と二名の作曲者の個性によって多彩である。当初はベルギーのEBMバンドであるFRONT 242に影響を受ける(BODY TO BODYはFront 242へのオマージュ)。しかし特徴的なサウンドは当世のテクノ・エレクトロニカに主軸を移しつつ、IDM、アンビエントなどの要素を取り込み始める。電子音楽的な冷やかさと無機性を持ったサウンドながら、遠藤の歌唱やサポートミュージシャンなどによってロック色を強く保ったそのスタイルは日本の音楽シーンに少なからず影響を及ぼした。

バイオグラフィー[編集]

SOFT BALLETの活動を、インディーズ時代、1989年のメジャーデビューから1992年ビクターXEO レーベルへの移籍まで、ビクターへの移籍から解散まで及び2002年の再結成から翌年の再解散までの4つの時期に分けて記述する。

インディーズ時代[編集]

1988年[編集]

1989年[編集]

  • 4月11日、太陽レコードよりシングル「BODY TO BODY」発売。

アルファ時代[編集]

1989年[編集]

  • 9月25日、1stシングル「BODY TO BODY」と1stアルバム『EARTH BORN』発売。
    • なおこのアルバムの発売以前に、アルファレコードG.M.O.レーベルから発売された古代祐三のファーストアルバム『ザ・スキーム』(ゲームミュージック)のアレンジヴァージョン制作に森岡と藤井が参加している(藤井は「藤巻靖人」名義)。森岡が3曲、藤井が2曲の編曲を、作曲者である古代と共同で手がけた。ソフトバレエの担当プロデューサーが、古代の担当PDでもあった事からの起用である。

1990年[編集]

1991年[編集]

1992年[編集]

ビクター時代[編集]

1992年[編集]

1993年[編集]

1994年[編集]

  • 6月22日、ビデオ『LIFE』発売。
  • 8月7日、富士急ハイランドで行われたイベント「SHAPELESS」に出演。
  • イベント「LSB」(8月9日-8月30日)に出演。
    • SOFT BALLET、BUCK-TICK、LUNA SEA
    • ゲスト:THE YELLOW MONKEY、THE MAD CAPSULE MARKETS、DIE IN CRIESL'Arc〜en〜Ciel
    • 福岡公演ではステージ開始と共に激しい雷雨に見舞われ、雷鳴轟く中行われたパフォーマンスは半ば伝説となっている。
  • 9月21日、SCHAFTの1stアルバム『SWITCHBLADE』発売。
    • PIGのレイモンド・ワッツをヴォーカルに迎えた。
  • 10月21日、SCHAFTのリミックスアルバム『SWITCH』発売。
  • 12月16日、SCHAFTのライヴビデオ『SWITCHBLADE - VUSUAL MIX』発売。
  • 12月16日、森岡賢、ソロアルバム『Questions』発売。

1995年[編集]

1996年[編集]

ワーナー時代(再結成)[編集]

解散後、遠藤はENDSとしての活動、藤井はShe-Shellや他アーティスト作品への参加、森岡はソロや他アーティストのプロデュース活動等を展開していたが割愛。各メンバーの項目参照。

2002年[編集]

森岡はデーモン小暮閣下のソロツアーにキーボーディストとして参加していた(森岡はデーモン小暮のソロアルバム『SYMPHONIA』中の2曲の編曲とプロデュースを手がけた)。そのライブ中、MCにおいてSOFT BALLETの再結成がほのめかされた。その後、海外向けのSUMMER SONIC宣伝某体ではフライングでSOFT BALLETが出演者に記されていたが、再結成に関する正式な発表はなされなかったが突如7月1日発売。rockin'on誌上SUMMER SONIC 02広告の参加アーティストリストに掲載された。

そして、8月17日18日のサマーソニックで約7年ぶりの復活を果たした。演奏されたのは解散前の曲よりも新曲の方が多かった。

2003年[編集]

  • 3月26日、シングル「BRIGHT MY WAY」発売。
  • 8月16日、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2003 in EZO」に出演。(実際の出演時刻は翌17日の明け方であった。)
  • 9月25日、シングル「SMASHING THE SUN」発売。
  • 10月29日、アルバム『MENOPAUSE』発売。
  • 12月に最後のツアー「大団宴」が行われた。

エピソード[編集]

  • かつて新宿に存在したディスコ「ツバキハウス」で3人が出会い、結成に至った。
  • バンド名の「SOFT BALLET」は単なるフィーリングでつけられたものであるが、とあるインタビューで「ソフト・セルスパンダー・バレエ(両方とも80年代のイギリスバンド)からとった」と答えたため、それが由来であるとファンの間で信じられていた時期もあった。
  • メンバー3人とも雑誌「JUNE」のモデル経験者であり、グラビア上でも共演している。
  • 完成直後のグリーンホール相模大野にてライブを行った際、重低音の振動で天井の電球が落ちてくる事件が発生した。
  • 藤井は、2000年代に入ってから浮上する様になったSOFT BALLET再結成の構想に対して最後まで抵抗し続けた。彼の中でソフトバレエは既に「終わったバンド」でしかなく、今更やる理由が見つからないというのが主な理由だった。結局のところ「かつてのソフトバレエを徹底的に潰す」という決意の元、再結成に至った。なお、2009年にリリースされたアルバム『INDEX - SOFT BALLET 89/95』のブックレットのインタビューで藤井はSOFT BALLETの解散を否定しており、現在も形式的には活動休止のままである。

ライブ・コンサートツアー[編集]

タイトル 公演日 備考
1989年 TOUR JACK IN '89 10月5日-11月29日
1990年 第1回東京3NIGHT 1月7日 - 1月9日
1990年 TOUR ALL OVER 10月19日-11月25日
1991年 TOUR 1991 5月8日 - 6月29日
1991年 第2回東京3NIGHT 7月6日7月7日7月18日
1991年 第1回大阪3NIGHT 7月11日7月13日7月14日
1991年 TOUR 1991 ZWEI 10月5日-12月19日
1992年 TOUR MILLION MIRRORS 10月8日-12月17日 ステージに無数のモニターが並べられ視覚的にも凝ったものであった。またサウンド面についてはドラマー2人によるツインドラムによる演奏がなされた。
1993年 第3回東京3NIGHT 1月7日1月8日1月19日
1993年 オールリクエストライヴ 4月20日-4月29日
1993年-1994年 1993 INCUBATE SOFT BALLET 1994 12月3日-3月6日
1994年 第4回東京3NIGHT 1月17日1月30日1月31日
1995年 SOFT BALLET TOUR 1995 FORM 4月26日-6月26日 初日のNHKホール公演のMCにおいて、ツアー終了後の活動が白紙であることを発表した。事実上の解散宣言であった。解散発表後の彼らはライヴにおいて観客をステージに上げる等、それまでにはなかった行動に打って出た。
2002年 110910 11月9日-11月10日
2003年 SOFT BALLET TOUR 2003 <満カイ> 4月15日-4月23日
2003年 大団宴 12月 本編の演奏曲は復活後の曲だけで占められ、解散前の曲はアンコールでのみ演奏された。なお、最終日(12月17日)の渋谷公会堂公演の最後に演奏されたのは「LAST SONG」であった。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル カップリング 収録アルバム 備考
Indies 1st 1987年8月 Tokio Bang! Planet Funk アナログリリース
Indies 2nd 1989年4月 BODY TO BODY L-Mess メジャー盤とは別バージョン
1st 1989年9月 BODY TO BODY KO•KA•GE•NI
Body To Body -Club Mix-
EARTH BORN
2nd 1990年3月 TWIST OF LOVE Needle DOCUMENT
3rd 1990年8月 ESCAPE - Rebuild Private Pride-Remake
Escape-2nd. Mix
4th 1991年4月 EGO DANCE Blood
Necron
愛と平和
5th 1991年7月 FINAL - 7inch mix Virtual War -Dub Version-
6th 1992年2月 Threshold (Threshold (White Mix)) Threshold (Kiss Mix) MILLION MIRRORS アナログリリース。
英国クラブチャートで10位、ベルギーでも2位を記録。
7th 1993年3月 ENGAGING UNIVERSE Threshold (Head Mix) INCUBATE
8th 1993年10月 WHITE SHAMAN Consciousness
9th 1995年4月 YOU Eye FORM
10th 2002年10月 メルヘンダイバー Merchendiver (Super Bloom Mix)
Merchendiver (Karaoke)
Merchendiver (Super Bloom Mix) (Karaoke)
SYMBIONT 再結成シングル
11th 2003年3月 BRIGHT MY WAY Ascent (The Windows Which Flow Upwards In Your Eyes)
Fine Train (F-ix)
Bright My Way (Factory Mix)
MENOPAUSE
12th 2003年9月 SMASHING THE SUN Out (F-ix Destruct)
Tuesday

オリジナル・アルバム[編集]

発売日 タイトル
1st 1989年9月 EARTH BORN
2nd 1990年4月 DOCUMENT
3rd 1990年11月 3 (drai)
4th 1991年5月 愛と平和
5th 1992年10月 MILLION MIRRORS
6th 1993年11月 INCUBATE
7th 1995年4月 FORM
8th 2002年10月 SYMBIONT
9th 2003年10月 MENOPAUSE

スプリット・アルバム[編集]

  • 『SCIENCE ART LABEL』 (1989年3月、Indies盤 アナログレコード)
    • 4バンド数曲ずつで SOFT BALLET はうち2曲
      • 「BORDER DAYS」   ※ メジャー盤とは別バージョン
      • 「SOMETHING AROUND」   ※ メジャー盤とは別バージョン。メジャー盤はライブ音源のみ 

ライブのみの未発表曲[編集]

  • 「MAN PLUS US」
  • 「EDGE DANCE」
  • 「WINTER MARKET」
  • 「LAST DOLL」

など。

アルバム(リミックス、ベスト、ライヴ)[編集]

  • Reiz(raits) -Live at NHK Hall-」(1992年8月)  ※ライブ
  • ALTER EGO」(1992年12月)  ※リミックス
  • SINGLE COLLECTION '89-'91」(1993年6月)
  • TWIST AND TURN」(1993年9月) ※リミックス
  • FORMs」(1995年6月) ※リミックス
    • 日本ではファン層以外にはほとんど売れなかったが、海外ではリミキサー陣の顔ぶれが豪華なことから、プレミアがつくアイテムとなっている。
  • SOFT BALLET」(1995年9月)
    • 「ベスト」という扱いではあったが、ほとんどの楽曲のアレンジが変わり、ヴォーカルも再録されたセルフカバーアルバムである。
  • 「TWINS ~ SUPER BEST OF SOFT BALLET」(1996年8月)
  • 「ベリー・ベスト・オブ・ソフト・バレエ」(2000年6月)
  • SOFT BALLET 1989-1991 the BEST」(2003年12月)
  • SOFT BALLET 1992-1995 the BEST + 8 OTHER MIXES」(2003年12月)
  • INDEX - SOFT BALLET 89/95」(2009年10月)
    • 1989年から1995年まで(アルファ時代~ビクター時代)の音源を集めた 11 枚組 CD ボックスセット。藤井麻輝全面監修。

VIDEO(VHS,LD,8mm,DVD含む)[編集]

  • 「JACK IN」 (1990年1月、VHS)
  • 「MOVIE」 (1990年10月、VHS)
  • 「TOUR 1991 有明コロシアム」 (1991年9月、VHS,LD)
  • 「Reiz [raits] ~ SOFT BALLET LIVE ~」 (1992年6月、VHS)
  • 「Zauber [SOFT BALLET'S CRIPS]」 (1992年12月、VHS)
  • 「LIFE」 (1994年6月、VHS)
  • 「HEAD/SKIN」 (1995年10月、VHS)
  • 「SOFT BALLET DVD '92-'95」 (2003年1月、DVD)
    • 「LIFE」「HEAD」「SKIN」及びその他未収録PV等を集めた4枚組
  • 「SOFT BALLET 1989-1991 the BEST Clips+」 (2003年12月、DVD)
  • 「ライブ帝国 SOFT BALLET」 (2004年4月、DVD)
  • 「SOFT BALLET VISIONS 90/92」 (2012年12月、DVD)
    • 「JACK IN」+「MOVIE」「TOUR 1991 有明コロシアム」「Reiz」「Zauber」を4枚組DVD化

書籍[編集]

  • 「SOFT BALLET」(ソフトバレエの頭脳図鑑)/ 河出書房新社
  • 「SOFT BALLET FORM BOOK R/O」 / ロッキング・オン
  • バンドスコア「SOFT BALLET」 / スコアーハウス
    • 掲載曲:BODY TO BODY、KO・KA・GE・NI、SPINDLE、PRIVATE PRIDE、TWIST OF LOVE -Original Version-、VIRTUAL WAR、EGO DANCE (EXTENDED VERSION)、OBSESSION、AMERICA、FINAL、TANGO IN EDEN、FAIRY TALE、THRESHOLD (WHITE-MIX)

脚注[編集]

  1. ^ 森岡賢、逝去”. BARKS (2016年6月7日). 2016年6月7日閲覧。

外部リンク[編集]