インディーズ

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インディーズとは、ある業種においてメジャー(大手)に属さず、独立性の高いもののこと。

大手(メジャー)に対して中小のものをマイナーというが、そのマイナーの中でもメジャーと資本関係や人的交流などを深く持たず、系列化されていない独立性の高いものを指す。

英語の"independent"(自主の)を語源とする語で、英語では"independent music"のような"independent"を冠した単数形の語の略称としては"indie music"又は"indie"のように、"independent labels"のような複数形の語の略称としては"indie labels"又は"indies"のように使われる[1][2]。なお、頭字大文字の"Indies"は東インド諸島等を意味する(en:Indies (disambiguation)参照)。

概要・定義[編集]

ある業種芸術などにおいて寡占が進むと、大衆に有名なものをメジャー、その他をマイナーと分類し、さらに、マイナーの内、独立性が高いものをインディーズと呼ぶようになる。

様々な産業や党の中に有名・無名が存在する以上、多くのインディーズに付する共通項は「メジャーと比べると大衆には無名」ということだけであり、その形態は様々である。そのため、インディーズという用語を明確に定義することは難しいが、一般的にその媒体に資本が介在している場合は、メジャーは利潤を大きく追求し、インディーズは利潤以外の評価軸を追求することによってニッチ(少数派)を根強い顧客とする、という特性が表れることが多い。

以下に様々な業種・サロンなどでの例を示す。

類義に「同人」がある。

世界の映画・音楽産業におけるインディー[編集]

欧米での音楽では、ビッグ・フォーと呼ばれる四大企業(ユニバーサルミュージックソニー・ミュージックワーナー・ミュージックEMI)、映画ではハリウッドのメジャースタジオ6社(ディズニーソニー・ピクチャーズパラマウント映画20世紀フォックスユニバーサル映画ワーナー・ブラザーズ)の傘下に属していない会社を指す。

音楽・映画産業のような新しいもの、新鮮なものを消費者が常に求める業種においては、メジャー・レーベルの音楽・映画のみが売れ続けることは難しい。メジャーの取り揃える楽曲やアーティストが固定化したり、目新しさがなくなったりして消費者を満足させられなくなると、売り上げが下がってしまう。

特にアメリカの映画・音楽産業は販路が多国間に広がることが多いため、アメリカ国内の地域・民族差、世界での地域・民族差を利用して、販売時期・上映時期に差(タイムラグ)を作ってみたり、アーティストのツアーや俳優の販売促進ツアーなどで売り上げを平坦化させたりして、質の変化があっても業績の維持を図ることが出来る。

アメリカにおけるインディーズ・レーベルの歴史で、重要な会社にチェス・レコードがある。黒人向けのレイス・ミュージック(人種の音楽)としてメジャー・レーベルが避けていたリズム・アンド・ブルースや、ロックンロールなどの音楽を積極的に取り上げ、アメリカ全土でポピュラー音楽としての地位を固めることに成功した。この時期のチェスの代表的なミュージシャンに、チャック・ベリーマディ・ウォーターズなどがいた。他にもスタックス・レコードをはじめとするインディーズ・レーベルが多くのヒット曲をリリースした。

この後も欧米ではエルヴィス・コステロらが在籍したスティッフ・レコードなど有力なインディーズ・レーベルが誕生し、メジャー/マイナーという垣根は低いものとなっている。IFPIの報告によると、インディーズ・レーベルによる音楽関連の売上高は全体の28.4%に達している(2005年8月)。

映画界においては、制作費を出資・調達するプロデューサーや映画会社などの圧力を避けるために自己資金で製作を行う事がある。その最も極端な例が『スター・ウォーズ(SW)』シリーズで知られるジョージ・ルーカスで、キャラクタービジネスで巨万の富を築いた彼は、SW新3部作では制作費を自ら出資、製作において絶対的な権限を握った事から、「世界で最も贅沢なインディーズ映画」と言われている。

日本の音楽業界におけるインディー[編集]

日本の音楽業界におけるインディー(インディーズ)とは、日本レコード協会加盟のいわゆるメジャー・レーベルのレコード会社と対比する形で、同協会に一切加盟していない独立系レーベルのことをさす。なお、少数意見としては、一部の準メジャー・レーベルのレコード会社(例:マーベラス[3]A-Sketch等)まで含める意見もある[要出典]

後述のようにインディーズ・レーベルに所属しながらプロとして十分な生計を立てているミュージシャンも多数存在するが、日本では依然としてインディーに対してアマチュアという認識が根強く残っているのも特徴である[要出典]。また、「メジャーレーベルから定期的に新作を発売していること」をミュージシャンとしてプロを名乗るための必要条件と見なす古くからの考え方も根強く、かつてメジャー・レーベルとの契約を持っていた者についても、インディーでの活動に移行すると半ば自動的に「元プロ」という扱いを受けることがしばしば見られる[要出典]

一方で、特に日本の音楽流通と小売店においては、メジャー・レーベルは多くの商品で返品を受けつけるが、インディーズ・レーベルは大半が商品の返品を受けない買い切り(売り切り)の販売条件であるため、メジャーとインディーの区分けにおいては、一度仕入れた商品について返品が可能か否かが大きな境界線となっている[要出典]


日本のインディーズ・シーン[編集]

1998年11月に、フリーウィルと契約をしているDIR EN GREYが、「-I'll-」でインディーズ史上最高記録(当時)を樹立。その後インディーズ初の日本武道館公演を実現した。2001年MONGOL800が発表した『MESSAGE』が、国内のインディーズ最高の280万枚を記録する。その後、HYDef TechELLEGARDENthe GazettEシドなどといった、インディーズ・アーティストが相次いでヒットを記録しているため、かつてに比べれば「メジャー予備軍」としての意味合いは幾分だが、薄れては来ている。ただし、資本や流通やアーティスト関係などでメジャーと繋がっている(メジャー・レーベルが自社アーティストとして登用する前に、インディーズでどれくらいの人気、売り上げが期待できるのかを目算した上で、初めてメジャーに移行させるというシステムを取っている)ところも少なくないので、インディーズの概念として曖昧な部分も多い。

旧譜再発[編集]

国内外を問わず、インディーズ・レーベルの一部はメジャーレーベルと共同で、または許諾を得てメジャー系アーティストの旧作を再発している。他のインディーズ・レーベルの旧作の再発も行う場合がある。そうしたインディーズ・レーベルの中には再発専門のレーベルが存在する。

主要なインディーズ音楽レーベル[編集]

大手企業のヒモつきではない独立系レーベルのみを記載。

日本[編集]

海外[編集]

ロック

ソウル・R&B

ブルース

ヒップホップ、ラップ

レゲエ

ジャズ

脚注[編集]

  1. ^ Inside YouTube's Controversial Contract with Indies Billboard、2014年6月20日
  2. ^ Music - Introducing - Advice - The Right Deal For You - Major Labels Vs Indies BBC
  3. ^ 旧・マーベラスAQL
  4. ^ ただしzetima、およびhachama、PICCOLO TOWN、Rice Musicはメジャーレーベル扱いとなっている。

関連項目[編集]