ジューダス・プリースト

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ジューダス・プリースト
2005年のイリノイ州モリーン公演にて
2005年のイリノイ州モリーン公演にて
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド バーミンガム
ジャンル ハードロック
ヘヴィメタル
活動期間 1968年 -
レーベル ガル・レコード
コロムビア・レコード
公式サイト JUDASPRIEST.com
メンバー
ロブ・ハルフォードボーカル
リッチー・フォークナーギター
グレン・ティプトン (ギター)
イアン・ヒルベース
スコット・トラヴィスドラムス
旧メンバー
K・K・ダウニング(ギター)
レス・ビンクス (ドラムス)
クリス・キャンベル (ドラムス)
ジョン・ヒンチ (ドラムス)
デイヴ・ホーランド (ドラムス)
アラン・ムーア (ドラムス)
アラン・アトキンス (ボーカル)
ティム・オーウェンズ (ボーカル)

ジューダス・プリースト (Judas Priest) は、1969年イギリスバーミンガムで結成されたハードロック/ヘヴィメタルバンド。ボーカルのロブ・ハルフォードは「メタル・ゴッド」という愛称で知られ、ハードロック/ヘヴィメタル、スピードメタルシーンの尊敬を集める重鎮のひとつである。

来歴[編集]

1974年、イギリスのマイナーレーベル「Gull」よりファースト・アルバム『ロッカ・ローラ』でデビュー。

1976年、2ndアルバム『運命の翼』を発表するもレーベル側との契約が非常にバンド側に不利であったため、メンバーはアルバイトで生活費を稼ぐ毎日だった。

1977年、新たにメジャーレーベルCBSレコードと契約、DEEP PURPLEのロジャー・グローヴァーがプロデュース、ドラムスとしてサイモン・フィリップスが録音に参加、メジャー・デビュー作となる3rdアルバム『背信の門』を発表。

1978年にドラマーとしてレス・ビンクス参加。4thアルバム『ステンド・クラス』を発表。 同じ年に5thアルバム『殺人機械』を発表。この頃よりバンドはLeather and Stud(皮とビョウ)に身を包み、その衣装はバンドのトレードマーク、ひいてはヘヴィ・メタルのトレードマークともなった。

日本では比較的早くから人気を確立し(日本でのデビューは『運命の翼』)、1979年には日本公演を収録したライブ・アルバム『イン・ジ・イースト』が発表された。 レス・ビンクス脱退。

1980年新ドラマー、デイヴ・ホランド加入。6thアルバム『ブリティッシュ・スティール』において自ら「メタル・ゴッド」を宣言し、以後それが通称となる。同じ年に行われた第1回モンスターズ・オブ・ロックに出演。

1981年、7thアルバム『黄金のスペクトル』発表。

1982年、8thアルバム『復讐の叫び』を発表。バンド最大のヒット作となった。

1983年ロサンゼルス郊外で行われた「USフェスティバル」にヴァン・ヘイレンオジー・オズボーンスコーピオンズモトリー・クルークワイエット・ライオットらと共に出演。

1984年、9thアルバム『背徳の掟』発表。

1986年、10thアルバム『ターボ』発表。シンセサイザイズド・ギターを多用した。

1987年テキサス州ダラス公演を収録した『プリースト…ライヴ!』を発表。

1988年、11thアルバム『ラム・イット・ダウン』発表。

1990年アメリカリノに住んでいた少年2人が1985年に自殺を図り、1人が即死した事件に関して、少年たちの遺族から「息子が自殺したのはバンドの曲に含まれるサブリミナルメッセージが原因」との荒唐無稽な理由で裁判を起こされるが、最終的にはバンド側の無罪判決となる。

デイブ・ホランド脱退(解雇?)。 元RACER X のスコット・トラヴィスが参加、12thアルバム『ペインキラー』発表。

1993年、2枚組ベスト・アルバム『METAL WORKS』発表。

その後ヴォーカルのロブ・ハルフォードが自身のソロ・プロジェクトを巡り、レーベルと契約問題でもめ、バンドを脱退。その後数年間ヴォーカリスト不在の状態が続いたが、1996年に後任としてティム・"リッパー"・オーウェンズが加入。 1997年、13thアルバム『ジャギュレイター』発表。

2001年、14thアルバム『デモリッション』を発表。

2003年、ロブ・ハルフォードが復帰、ティム・オーウェンズは脱退。

2005年2月には15thアルバム『エンジェル・オブ・レトリビューション』が発表され、アメリカや日本ドイツを始めとする欧州各国でチャートインするなど健在ぶりを示した。2005年5月には日本武道館を始め全国7箇所に渡る来日公演を行い、その模様を収録したDVD『RISING IN THE EAST』が2005年12月に発売された。

2008年、初の2枚組オリジナルアルバムである16thアルバム『ノストラダムス』を発表。その後、世界ツアーが行われ、9月下旬から名古屋と大阪、横浜、東京で日本公演が行われた。

2009年、『BRITISH STEEL』のリリース30周年を記念した再現ツアーにて来日。神戸と名古屋、幕張メッセで行われるLOUD PARKへの参加の3公演を行なった。

2010年、公式ホームページで、2011年に最後のワールドツアーを行うことが発表された。

2011年4月20日、6月から行われるワールドツアー、『EPITAPH』にK.K.ダウニングが参加しないことが発表された。[1]これは事実上の脱退であり、最後のツアーを前に、長きにわたって演奏されてきたグレンとのツインリードが過去のものとなった。

メンバー[編集]

音楽的特徴[編集]

ヴォーカルのロブ・ハルフォードの広い音域を生かした歌唱(特にシャウト)と グレン・ティプトンとK. K. ダウニングのツインリードギターが特徴。初期の頃は(ブリティッシュ系)ハードロックとして抒情的なアプローチを旨としたが、70年代末よりそうした湿り気を捨て硬質かつ純化されたヘヴィメタルというアプローチを主流としていく。1980年の『ブリティッシュ・スティール』において硬く乾いたリフと「泣き」を刈り込んだ攻撃的なギターソロという「メタル・ゴッド」としてのアイデンティティを確立、80年代の終りまで大きな存在感を放った。
また80年代における音数の極端な簡素化やギターシンセサイザーの導入、またリッパー・オーウェンズ在籍時のモダンなメタルへの接近など、大御所らしからぬ音楽性の模索の激しさ、いわゆる「問題作」の多さに定評がある。

パフォーマンス[編集]

1970年代中期には袖や裾がヒラヒラした衣装や、カウボーイハットを着用したりしてステージに上がっていた彼らだが、1979年の『Killing Machine』(国によっては『Hell Bent For Leather』という名で発表された)を境に、レザー&スタッドを基調とした男らしいファッションに転向した。

ステージではギターとベースの3人がフォーメーションを組み、リズムに合わせて上半身ごと楽器を振り回したり、またアンコールではロブがハーレーダビッドソンのバイクに跨って登場するなど、独特のパフォーマンスを繰り広げ、やがてそれは一つの様式美とされるようになった。

このようなプリーストのファッションやパフォーマンスは多くのバンドに影響を与え、特にレザーファッションはヘヴィメタルという音楽そのものの象徴となった。これらの衣装は、アメリカ・ツアー中にSMショップで売られているのを見て着想を得たという。

プロモーションビデオ[編集]

アメリカでの成功を目論み1980年代初めごろよりビデオ・クリップを多数製作するが、どこか可笑しな「怪作」が多い。

  • 「Breaking The Law」
    メンバー達が銀行強盗となり、金庫から元々自分達の所有物であるはずのゴールド・ディスクを盗み出し逃走する。警備員はなぜか追いかけたり警察に通報したりせずベニア板で作られたギターを手に踊り狂う。他にも、演奏の音圧でメガネが割れる、ロブのハイトーンシャウトで監視カメラが爆発するなど奇妙な演出が多い。
  • 「Heading Out To The Highway」
    チープな背景絵が描かれた書き割りをバックにメンバー達が演奏している。後半、ロブが車道で謎のダンスを踊り続ける。
  • 「Don't Go」
    チープな合成画像を背景に、メンバーがそれぞれドアを開け外に出ると、色々と不条理な世界に迷い込んでしまうという極めてシュールな映像。一応楽曲の「行くな、俺を置いて行くな」というコンセプトには合致しているものの、演出がシュール過ぎて大半のファンには意味が伝わらなかった。
  • 「Hot Rockin」
    前半はメンバー達がウェイトトレーニングやサウナを楽しんでいる光景、後半はスタジオライヴだが、ロブのマイクや靴、ギターのネックなどに火が付く。これは実際に燃やしており、ロブによれば撮影終了直後に慌てて靴を脱いだとのこと。
  • 「Freewheel Burning」
    少年が「ポールポジション」をプレイ中、非常に不自然な合成(自機マシンのドライバーの位置にいるのに、何故かプレイヤーの方向を向いている)によってロブが画面に登場。中盤ではゲームセンターの客達が何かに憑り付かれたかのようにゲームをしながら激しくヘッドバンギングをし暴れる(しかしそのような状態ながらもまともにプレイしている)。ゲームは曲が終わると同時にゲームオーバーとなり、プレイしていた少年は何故か気を失ってしまう。
  • 「Locked In」「Turbo Lover」
    この二曲は連作になっている。「Locked In」では、骸骨のような怪物が率いるアマゾネス達のアジトに、ロブを除く4人のメンバー達が潜入、脈絡無く逆さ吊りにされたロブを救出する(さらに救出の際、意識が朦朧としたロブをKKが往復ビンタ)。「Turbo Lover」では、メンバーが怪物の追っ手からバイク(サイドカー含む)で逃走する。何の目的でロブを拉致したかなどの設定は一切明らかにされない。怪物は人形アニメーションで撮影されているが、そのボディは、ポールキャストの骨格がむきだしでかなりチープ。

これらのPVはビデオ・クリップ集「FUEL FOR LIFE」に収録されている。(国内盤は廃盤。DVD「Electric Eye」で本項で述べたPVは全て収録され視聴可能。)
全てのPVがこのような可笑しなものではなく、「You'Ve Got Another Thing Comin'」や「Painkiller」のPVは終始シリアスなものである。特に「Painkiller」や「Burn in Hell 」のPVは過激で、シビアな雰囲気が漂っている。

作品[編集]

オリジナルアルバム[編集]

UK23位、USゴールド
UK27位、US173位ゴールド
UK32位、US128位ゴールド
UK4位シルバー、US34位プラチナム
UK14位シルバー、US39位ゴールド
UK11位、US17位2xプラチナム
UK19位、US18位プラチナム
UK33位、US17位プラチナム
UK24位、US31位ゴールド
UK24位、US26位ゴールド
UK47位、US82位
US165位
UK39位、US13位
UK30位、US11位

ベストアルバム[編集]

  1. メタル・ワークス'73-'93 - Metal Works '73-'93 (1993年)
  2. リヴィング・アフターミッドナイト ~ザ・ベスト・オブ・ザ・メタル・ゴッド (1998年1月21日)
  3. エッセンシャル・ジューダス・プリースト - The Essential Judas Priest (2006年)

ライブアルバム[編集]

  1. イン・ジ・イースト - Unleashed In the East (1979年)
  2. プリースト…ライヴ! - Priest...Live! (1987年)
  3. '98ライヴ - メルトダウン - Live Meltdown (1998年)
  4. ライヴ・イン・ロンドン - Live In London (2003年)
  5. ア・タッチ・オブ・イーヴル - A Touch of Evil: Live (2009年)

ボックスセット[編集]

  1. メタロジー - Metalogy (2004年)

脚注[編集]

外部リンク[編集]