ジョーン・バエズ
ジョーン・バエズ Joan Baez | |
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![]() USA・ニューヨーク公演(2016年3月) | |
基本情報 | |
出生名 | Joan Chandos Baez |
生誕 | 1941年1月9日(78歳) |
出身地 |
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ジャンル |
フォーク フォークロック |
職業 |
ミュージシャン シンガーソングライター |
担当楽器 | ボーカル、ギター、ピアノ、ウクレレ、ジャンベ |
活動期間 | 1958年 - 現在 |
レーベル |
ヴァンガード・レコード A&Mレコード CBS Gold Castle Records ヴァージン・レコード Guardian Records Koch Proper Records |
公式サイト | joanbaez.com |
ジョーン・バエズ(英: Joan Chandos Baez、1941年1月9日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性ミュージシャン、シンガーソングライター。
フォークロックの草創期から、今なお第一線で活動し続けている女性音楽アーティストの第一人者。キャリアは60年にも及び、フォーク界に多くの足跡を残した。2017年『ロックの殿堂』入り。
来歴[編集]
ニューヨーク州のスタテン島にてメキシコ系の家に生まれる。彼女の一家は、クエーカー教徒であった。父親のアルバートは物理学者であり、軍需産業への協力を拒否し、それはジョーンの1960年代から現在まで続く公民権運動と反戦活動へ影響を及ぼした。妹のミミ・ファリーニャ(Mimi Fariña、1945年4月30日 - 2001年7月19日)もフォーク歌手であった。
歌手としての経歴は、1959年のニューポート・フォーク・フェスティバルから始まった。1960年10月、ファースト・アルバム『ジョーン・バエズ』をヴァンガード・レコードから発売。同作は「ドナドナ」「朝日のあたる家」[1]などトラディショナルのフォーク・バラード、ブルースと哀歌が、彼女自身のギターによって演奏された物であった。
1961年9月発売の『ジョーン・バエズ Vol.2(Joan Baez, Vol. 2)』はゴールド・アルバムとなり、翌年リリースされた『ジョーン・バエズ・イン・コンサート 』も同じくゴールド・アルバムを獲得した。バエズは、1960年代初頭から中期に掛けて、アメリカにおけるルーツ・リバイバルの先頭に立ち、自らの聴衆に対し、ブレイク前のボブ・ディランを紹介し、また多くのアーティストは彼女を模倣した。
1968年12月、ディランの作品のみを歌った2枚組のアルバム『Any Day Now』を発表。シングルカットされた「ラヴ・イズ・ジャスト・ア・フォー・レター・ワード」はバエズのコンサートの定番曲のひとつとなった。
1969年、ウッドストック・フェスティバルに出演。
2010年3月、スペイン政府より芸術文学の勲章を受勲し、Excelentisima Señoraの称号を得る。
2018年、10年ぶりのアルバム『Whistle Down the Wind』をリリース。この作品と、それに伴うワールドツアーが最後になると明言し、第一線からの引退を表明した[3]。
ギャラリー[編集]
ボブ・ディランと共演 (1963年)
ディスコグラフィ[編集]
スタジオアルバム[編集]
- Folksingers 'Round Harvard Square (1959)
- Joan Baez (1960)
- Joan Baez, Vol. 2 (1961)
- Joan Baez/5 (1964)
- Farewell, Angelina (1965)
- Noël (1966)
- Joan (1967)
- Baptism: A Journey Through Our Time (June 1968)
- Any Day Now (1968)
- David's Album (1969)
- One Day at a Time (1970)
- Blessed Are... (1971)
- Come from the Shadows (1972)
- Where Are You Now, My Son? (1973)
- Gracias a la Vida (1974)
- Diamonds & Rust (1975)
- Gulf Winds (1976)
- Blowin' Away (1977)
- Honest Lullaby (1979)
- Recently (1987)
- Speaking of Dreams (1989)
- Play Me Backwards (1992)
- Gone from Danger (1997)
- Dark Chords on a Big Guitar (2003)
- Day After Tomorrow (2008)
- Whistle Down the Wind (2018)
ライブアルバム[編集]
- Joan Baez in Concert (1962)
- Joan Baez in Concert, Part 2 (1963)
- Joan Baez in San Francisco (1964)
- From Every Stage (1976)
- European Tour (1980)
- Live Europe '83 (1984)
- Diamonds & Rust in the Bullring (1989)
- Ring Them Bells (1995)
- Bowery Songs (2005)
- 75th Birthday Celebration (2016)
サウンドトラック[編集]
- Sacco & Vanzetti (1971)
- Carry It On, Vanguard (1971)
- How Sweet the Sound, Razor & Tie (2009)
脚注[編集]
- ^ 鈴木カツ 『我が青春のショーン・バエズ』 キングレコード、1998年9月、ライナーノーツ p.3。
- ^ “ロックの殿堂、2017年の殿堂入りアーティストが明らかに”. NME JAPAN (2016年12月21日). 2018年10月20日閲覧。
- ^ “ジョーン・バエズ、「さようならツアー」を開催。「前に進まなければという強い思い」で新作を制作”. rockin'on (2018年2月27日). 2018年10月20日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト (英語)
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