リトル・フィート

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Little Feat
リトル・フィート
Little Feat 1975.JPG
1975年
基本情報
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ロック
サザン・ロック
カントリー・ロック
ブルース・ロック
ジャズ・ロック
ファンク・ロック
ブギウギ
R&B
スワンプ・ロック
アメリカーナ
活動期間 1969年 - 1979年
1988年 -
レーベル ワーナー
CMCインターナショナル
ホット・トマト
共同作業者 ジョージ・マッセンバーグ
公式サイト http://www.littlefeat.net/
メンバー ビル・ペイン
ポール・バレア
ケン・グラッドニー
サム・クレイトン
フレッド・タケット
ゲイブ・フォード
旧メンバー ローウェル・ジョージ (死去)
ロイ・エストラーダ
クレイグ・フラー
ショーン・マーフィー
リッチー・ヘイワード (死去)

リトル・フィート (Little Feat)は、1969年に結成されたアメリカロックバンドニューオーリンズR&Bブルースカントリージャズなど、アメリカン・ルーツ・ミュージックの影響を色濃く押し出しているサウンドが特長。

解散、再結成を経て、結成以来40年近く経った現在も活動を続けている息の長いバンドである。

歴史[編集]

ローウェル・ジョージ時代[編集]

1969年フランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンションのメンバーだったローウェル・ジョージ (スライド・ギター、ヴォーカル)、ロイ・エストラーダ (ベース)を中心にロサンゼルスで結成。2枚のアルバムを発表したが、商業的成功には結びつかず、キャプテン・ビーフハートのサポートに専念するためにエストラーダが脱退し、解散寸前の危機的状況に陥る。

エストラーダの後任としてケニー・グラッドニーが加入し、新たにポール・バレア (ギター、ヴォーカル)、サム・クレイトン (パーカッション)をメンバーに迎え、ようやく持ち直す。新たなラインナップで、1973年にアルバム『ディキシー・チキン』を発表。タイトル曲に見られるようにニューオーリンズ南部色を感じさせる音楽性は、過去2作から一歩踏み出した感のあるものであった。続く、1974年の『Feats Don't Fail Me Now』では、ポール・バレアの歌う"Skin It Back"など、よりファンキーな路線を推し進めた。これらのアルバムは、商業的にも成功を収めた。

1975年 の『The Last Record Album』、1977年 の『Time Loves a Hero』では、ジャズ、フュージョン的な色彩も織り込んだ。これらのアルバムでは、ポール・バレア、ビル・ペインの役割が大きくなる一方で、ローウェル・ジョージは他のメンバーと音楽性の相違が大きくなり、また麻薬中毒で体調を崩しつつあったことから、その存在感が薄れて行った。1978年にはローウェル・ジョージ在籍時唯一の来日公演を行っている。

バンドの方向性に違和感を覚えたジョージは、1979年、ソロ・アルバム『Thanks I'll Eat It Here』をリリースし、リトル・フィートの解散を宣言した。しかし、その直後心臓発作で死亡。残されたメンバーは、ジョージが録りためていた未完成のレコーディングに追加のレコーディングを行い、アルバム『Down on the Farm』としてリリースした。そして、リトル・フィートの活動に終止符を打ったのだった。

再結成[編集]

1988年、残ったメンバー5人を中心にバンドを再結成する。ローウェル・ジョージの後任にはクレイグ・フラー(ギター、ヴォーカル)が入り、過去のリトル・フィートのセッションでもプレイしていたフレッド・タケット (ギター、マンドリン、トランペット) も正式メンバーとなった。このメンバーで、3枚のアルバムを発表するものの、1993年にフラーがツアーを嫌って脱退する。

フラーの後任として、女性ヴォーカリストのショーン・マーフィーが加入。従来のイメージを一新した彼女の加入により、バンドのサウンドは新たな局面を迎えた

2000年頃以降はスタジオ作の制作ペースは落ちているが、その分ライブ・アルバムを多くリリースし、ライブ・バンドとしての存在感を示している。。2002年には、バンドのオリジナル・レーベル、ホット・トマト・レコードを設立している。

2008年、スタジオ・アルバムとしては5年ぶりとなる『Join the Band』をリリース。ジミー・バフェットボブ・シーガーエミルー・ハリスサニー・ランドレスといったゲストを迎え、収録曲の約半数はリトル・フィート・ナンバーのリメイクで占められている。

2009年1月、ショーン・マーフィーが脱退[1]。バンドは、メンバーの補充はせず、活動を続行した。同年8月には、オリジナル・メンバーの一人、リッチー・ヘイワードが肝臓ガンの治療のため演奏活動を一時休止。バンドはヘイワードが復帰するまでの代理メンバーとして、ゲイブ・フォードを加えての活動続行を宣言した[2][3]

2010年8月12日、ヘイワード死去[4]。64歳。これにより、ゲイブ・フォードが正式に後任のドラマーとなった。

アルバム・ジャケット[編集]

1972年の2作目『Sailin' Shoes』以降、彼らのオリジナル・アルバムのジャケットは、ネオン・パークのイラストで飾られ、その個性的なアートワークは、音楽以外の側面からリトル・フィートのイメージ形成に寄与した。1993年にネオン・パークが亡くなったあと初のアルバムとなった1995年の『Ain't Had Enough Fun』のライナーには、「リトル・フィートがレコードを出す限り、そのアルバム・カバーはネオン・パークのイラストで飾られるだろう」と記されている。

しかしながら、2003年の『Down Upon The Suwannee River』以降、ネオン・パークのものではないイラストが使われるようになった。

影響[編集]

  • サザンオールスターズ桑田佳祐が強く影響を受けたバンドの一つであり、サザン初期のインタビューでは時々、引用されている。
  • 個々のメンバーは、セッション・ミュージシャンとしても活躍しており、ミュージシャンの間でも彼らのファンは多い。このことから「ミュージシャンのミュージシャン」などと呼ばれることもある。1997年にリリースされたアルバム『Rock And Roll Doctor: Lowell George Tribute Album』には、ボニー・レイットジャクソン・ブラウンアラン・トゥーサンらリトル・フィートに縁の深いミュージシャン達が多く参加した。
  • 矢野顕子のファーストアルバム、『JAPANESE GIRL』には、リトル・フィートがバックバンドとして参加した。

バンド・メンバー[編集]

名前 パート 在籍期間
ローウェル・ジョージ Lowell George slide guitar, vocals 結成~1979年
ロイ・エストラーダ Roy Estrada bass 結成~1972年
ビル・ペイン Bill Payne piano, keyboards, vocals 結成~現在
リッチー・ヘイワード Richie Hayward drums 結成~2009年8月
ポール・パレア Paul Barrere guitar, vocals 1972年~現在
ケニー・グラッドニー Kenny Gradney bass 1972年~現在
サム・クレイトン Sam Clayton percussion, vocals 1972年~現在
フレッド・タケット Fred Tackett guitar, mandolin, trumpet 1988年~現在
クレイグ・フラー Craig Fuller guitar, vocals 1988年~1993年
ショーン・マーフィー Shaun Murphy vocals 1993年2009年
ゲイブ・フォード Gabe Ford drums 2009年~

ディスコグラフィー[編集]

オリジナル・アルバム[編集]

  • 1971年 リトル・フィート・ファースト - Little Feat (Warner Bros.)
  • 1972年 セイリン・シューズ - Sailin' Shoes (Warner Bros.)
  • 1973年 ディキシー・チキン - Dixie Chicken (Warner Bros.)
  • 1974年 アメイジング! - Feats Don't Fail Me Now (Warner Bros.)
  • 1975年 ラスト・レコード・アルバム - The Last Record Album (Warner Bros.)
  • 1977年 タイム・ラヴズ・ア・ヒーロー - Time Loves A Hero (Warner Bros.)
  • 1978年 ウェイティング・フォー・コロンブス - Waiting For Columbus (Warner Bros.) (ライブ)
  • 1979年 ダウン・オン・ザ・ファーム - Down On The Farm (Warner Bros.)

オリジナル・アルバム (再結成後)[編集]

  • 1988年 レット・イット・ロール - Let It Roll (Warner Bros.)
  • 1990年 レプリゼンティング・ザ・マンボ - Representing The Mambo (Warner Bros.)
  • 1991年 シェイク・ミー・アップ - Shake Me Up (Morgan Creek)
  • 1995年 エイント・ハッド・イナフ・ファン - Ain't Had Enough Fun (Zoo Entertainment)
  • 1996年 ライヴ・フロム・ネオン・パーク - Live From Neon Park (Zoo Entertainment) (ライブ)
  • 1998年 アンダー・ザ・レーダー - Under the Radar (CMC International)
  • 2000年 チャイニーズ・ワーク・ソングス - Chinese Work Songs (CMC International)
  • 2002年 Live At The Rams Head (Hot Tomato) (ライブ)
  • 2003年 Down Upon The Suwannee River (Hot Tomato) (ライブ)
  • 2003年 Kickin' It At The Barn (Hot Tomato)
  • 2003年 High Wire Act Live In St. Louis 2003 (Hot Tomato) (ライブ)
  • 2005年 Barnstormin' Live Volume One (Hot Tomato) (ライブ)
  • 2005年 Barnstormin' Live Volume Two (Hot Tomato) (ライブ)
  • 2007年 Rocky Mountain Jam (Hot Tomato) (ライブ)
  • 2008年 Join the Band (429 Records)
  • 2012年 ルースター・ラグ - Rooster Rag (Rounder)

編集盤[編集]

  • 1981年 軌跡 - Hoy-Hoy! (Warner Bros.)
  • 1986年 As Time Goes By: The Best Of Little Feat (Warner Bros.)
  • 2000年 Hotcakes & Outtakes 30 Years Of Little Feat (Rhino)
  • 2002年 ロウ・トマトズ - Raw Tomatoes: Volume One (Hot Tomato)
  • 2002年 ライプ・トマトズ - Ripe Tomatoes: Volume One (Hot Tomato)

日本公演[編集]

3月7日,10日,11日 中野サンプラザ、9日 大阪厚生年金会館、12日 渋谷公会堂、14日 名古屋市公会堂
  • 1988年
  • 1999年
  • 2000年
  • 2012年

参照文献[編集]

外部リンク[編集]