ビューティ7

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ビューティ7』(ビューティセブン)は、2001年7月4日から同年9月12日まで、日本テレビ系列で放送された日本テレビドラマ。主演は桃井かおり。放送時間は、毎週水曜22:00 - 22:54(JST)。全11話。

あらすじ[編集]

不況や大手エステサロンのファーストビューティーの影響で閉店寸前の名門エステサロン「レスポワール」。レスポワールで働くビューティーアテンダントの技術や接客態度は目に余るほどのひどさ。そんな中、親会社の社長の命令で送り込まれてきたのは翔子というビューティーコンシェルジェ。翔子はスタッフの精神を変えるため次々と改革を断行する。

キャスト[編集]

レギュラー出演[編集]

飯島翔子:桃井かおり
レスポワールの親会社の社長命令で、レスポワールにやってきた女性。赴任当初は横柄な態度と強引なやり方に不満を持たれていたが、次第に頼りにされるようになる。最終回では、店員の給料と退職金で全員に新たな仕事先を用意した。
町田あかり:上原多香子
田舎から上京してきた女性、あだ名は"ぬか漬けちゃん"。婚約者のユウジに会うために上京したが、ユウジがファーストビューティの南と付き合っていたことでフラれる。レスポワールのエステを受け、ユウジを見返えさせることに成功する。
エステ料金の代わりにレスポワールで見習いとして働くことになり、小金井の家に居候する。
小金井薫:藤井隆
レスポワールのフロアチーフ。母親の残したレスポワールを存続させようと奮闘する。父親はおらず、母は働いていたため、幼い頃はほとんど一人で過ごしていた。翔子からは「お坊ちゃま」と呼ばれる。
和泉サクラ:神田うの
レスポワールのメイク担当。高飛車な性格で一時は嫌われていたが優しい面も見せるようになり信頼を取り戻した。過去に太っており、その過去を必死に隠している。シングルマザーで、息子が一人いる。
南美鈴:梅宮アンナ
大手エステサロン「ファーストビューティ」のNo.1アテンダント。レスポワールを小馬鹿にしている。
田辺:高橋克実
レスポワールの雇われ社長。立場上は翔子たちの味方だが、裏でファーストビューティの社長と繋がっており、妨害を画策することもある。
西条五郎:石橋蓮司
ファーストビューティの社長。レスポワールを潰そうと社員や田辺を利用して妨害を仕掛ける。
最終回でレスポワールを買収しパチンコ店にしようと画策するが、直後に株で大損害を被って手をつけなかったらしい。過去にレスポワールに勤めていたが小金井の母親にクビにされた経緯がある。
宮崎都子:中澤裕子
レスポワールの脱毛担当。少々短気で客を怒らせたことがある。
渡辺君枝:加藤貴子
レスポワールの食事担当。内向的な性格で、ある宗教にハマっている。学生時代に服のセンスを笑われたトラウマからお洒落や男性にトラウマを抱え恋愛が出来ずにいたが後に克服した。
ユウジ:城戸裕次
バーテン。あかりの婚約者だったが東京で成功し南と付き合っていた。
エステをしたあかりを気づかずに誘ったため、あかりから水をかけられる。
上野菜月:伊東美咲
レスポワールの衣装担当。顔の美しさにこだわっている。
岸沼涼子:高田聖子
レスポワールのツボ担当。女手一つで息子を育てているシングルマザー。
大城麗子:植松真実
レスポワールのネイル担当。
美鈴の部下たち:澄原佑佳滝沢沙織中野公美子森田敦子
岡野まさむね:松本幸四郎
レスポワールの親会社社長。伝説のエステティシャンであった翔子になぜかそっくりの女性、飯島翔子をレスポワールに送り込んだ。

ゲスト出演[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2001/07/04 眉毛がキレイな女になる 15.3%
第2話 2001/07/11 10歳若返る秘訣 14.6%
第3話 2001/07/18 ブスのクレーマー大変身 14.5%
第4話 2001/07/25 赤の魔術オトコをゲット 12.4%
第5話 2001/08/01 劇ヤセ!?恐怖のダイエット 14.6%
第6話 2001/08/08 ダイエット革命実験成功! 15.2%
第7話 2001/08/15 恐怖!整形マニア女の呪い 11.1%
第8話 2001/08/22 開運!ブライダルエステ!? 13.1%
第9話 2001/08/29 ワガママ女優の応急美容法 15.7%
第10話 2001/09/05 翔子の秘密!肌の老化対策 14.1%
最終話 2001/09/12 究極の美顔対決!人生最高のメイクアップ術!!  15.0%
平均視聴率14.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

初回は22:15-23:24の15分拡大版

第5話・第6話はプロ野球中継で30分遅れの22:30-23:24

最終話は22:00-23:24の30分拡大版

余談[編集]

  • 本作では、飯島(桃井)が「とまりなさい!」と言うと必ず他のキャストの動きが完全に止まるという演出が施された。後に、関東地区で本作の再放送が行われていた頃、桃井が『笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」に出演(2002年3月8日)、タモリとのトークの途中、当時『笑っていいとも!』のレギュラーだった藤井が飛び入りした後、ステージを後にする藤井に対して、桃井が「おぼっちゃま! 止まれ!」と劇中の口調で言うと、藤井も劇中で見せた動きを止める仕草を再現した。
  • 通常、テレビドラマの収録は放送の数週間前に行われるものであるが、本作はキャスティングの都合で出演者のスケジュールがなかなか合わず、次回予告で放送される部分は予告が放送される日の数日前に収録される場合が多かったと出演者の中澤裕子が自分のラジオ番組で語っていた。
  • 毎回、オープニングの前に美に関する名言が表示された。また、番組の公式サイトは続編の製作や映像ソフト化がなされていない作品としては珍しく、2017年10月現在も残されている。

外部リンク[編集]

日本テレビ 水曜22時枠連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
新・星の金貨
(2001年4月25日 - 6月27日)
ビューティ7
(2001年7月4日 - 9月12日)
レッツ・ゴー!永田町
(2001年10月10日 - 12月12日)