東京タラレバ娘

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東京タラレバ娘
ジャンル 恋愛漫画
漫画
作者 東村アキコ
出版社 講談社
掲載誌 Kiss
レーベル KC Kiss
発表号 2014年5月号 - 2017年6月号
巻数 全9巻
テレビドラマ
脚本 松田裕子
演出 南雲聖一、鈴木勇馬、小室直子
制作 日本テレビ
放送局 日本テレビ
放送期間 2017年1月18日 - 3月22日
話数 全10話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマ
ポータル 漫画ドラマ

東京タラレバ娘』(とうきょうタラレバむすめ)は、東村アキコによる日本漫画作品。『Kiss』(講談社)にて2014年5月号から[1]2017年6月号まで連載された[2]。同誌では『海月姫』も連載されており、2本立てで掲載されることもあったが[3]、2015年10月号以降は本作が毎号連載、『海月姫』が隔月連載となった[4]。単行本は全9巻。2016年9月(第6巻発売直前)の時点で、累計発行部数は180万部[5]

2013年9月に、2020年のオリンピック開催地が東京に決定した後、作者のアラサー・アラフォーの独身の友人たちが次々と「一人で(または親と)東京オリンピックを見るなんて嫌だ」と言い出したことを元ネタにしている[6]

2017年日本テレビ系にてテレビドラマ化された。

あらすじ[編集]

あの時彼がもう少しセンスが良かったらプロポーズを受けていたのに(倫子談)。バンドマンの彼がもう少し芽が出る可能性があったら'(香談)'。こうしていたら……、ああすれば……、高い理想を掲げて根拠もなく仮定の話を積み上げているうちに、気が付けば独身のまま33歳になっていた。

脚本家の鎌田倫子は、恋も仕事も上手くいかず、高校時代からの親友である小雪と焦りながらも「女子会」を繰り返す日々を送っていた。そんな話ばかりしていると、突然、金髪の美青年に「このタラレバ女!」と言い放たれてしまう。

いつのまにか金髪の美青年はいつもの飲み屋「呑んべえ」の常連となり、倫子たちと何かしら関わってくる。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

3人は親友同士で、事あるごとに(事なくとも)女子会と称して飲みまくっている。

鎌田 倫子(かまた りんこ)
脚本家。33歳。大学卒業後に脚本家を目指して制作会社に就職し、30歳の時に独立した。事務所は東京五輪時に建てられた表参道の古いマンション「ヴィラ・オリンピア」(屋上にプールがある)。実家は埼玉県川越市
香(かおり)
倫子の高校時代からの親友。表参道でネイルサロンを経営しており、美人でスタイルも良い。実家暮らしのためか家事全般が不得意。夢見がちで乙女な性格の持ち主。
小雪(こゆき)
倫子の高校時代からの親友。原宿の裏通りにある大衆居酒屋「呑んべえ」の一人娘であり看板娘。両親は父親の浮気が原因で離婚している。高校卒業まで母子家庭で育ったためかシッカリ者で慎重派。

その他[編集]

KEY(キー)〈芸名〉 / 鍵谷春樹(かぎたに はるき)〈本名〉
金髪で美青年の人気モデル。25歳。「呑んべえ」の客で、騒がしく呑んでいた倫子たち3人を諫めたことで交流が始まる。倫子脚本のドラマに出演予定だったが、脚本を批判したことで倫子と口論になり、倫子が降板させられてしまった。その直後箱根で傷心旅行中の倫子とセックスする。
生まれつき慢性腎炎を患っており入退院を繰り返していた。
10歳のときに主治医として曜子(当時24歳)と出会い、18歳のときに結婚。
芝田マミ(しばた)
倫子のアシスタント。19歳。金髪の毛先だけピンクな原宿ギャル(後に黒髪に染める)。高校生の彼氏がいるが、早坂とも付き合う。その他にも仲の良い男性は多いようで、倫子曰く「良い子なんだけど恋愛感覚はブッ飛び過ぎている」とのこと。
脚本の才能はあるようで将来有望株。見た目に反して礼儀正しくフットワークが軽いところも業界内で好評な模様。
早坂
制作会社のディレクター。35歳。10年前、ADだった新人時代に、当時同僚だった倫子に結婚を前提に交際を申し込んだが断られた過去を持つ。マミに彼氏がいるのを承知で付き合い始める。出身は1巻では東北となっているが、7巻では八王子となっている。
涼(りょう)
BUMKEYS(バンキーズ)という人気バンドのギタリスト。香と同い年であり10年前に同棲していた元カレ。当時は売れないミュージシャンだったため結婚に至らないまま、香の浮気が原因で破局。現在はモデルの彼女がいるが、香とはセフレ関係。
丸井良夫(まるい よしお)
小雪の留守中に店番をしていた倫子と香が、店に出たゴキブリを退治してもらうために捕まえた通りすがりのサラリーマン。35歳。小雪のタイプど真ん中で、妻子がいると告白した上で不倫関係に陥る。妻・織乃は第二子出産のため長女を連れて博多に里帰り中。本人曰く夫婦仲は上手くいっていないようである。
奥田(おくだ)
渋谷で映画バーを営むマッチョなイケメン。一時的に倫子と付き合うが、映画マニアな面に倫子が辟易としてしまい破局。
沢田曜子(さわだ ようこ)
KEYの亡妻。生前は医師をしており、初めて受け持った患者がKEYだった。30歳のときにガンを発症して、それを機にKEYと結婚するも33歳で死去。
祥子(しょうこ)
KEYが所属するH&Rモデルエージェンシーの社長。KEYの亡妻の姉。
堂越統(どうごし)
祥子と旧知のドキュメンタリー映画監督。この20年で5本しか撮っていないものの、その全てが国際的な映画祭で受賞しているという天才監督。
タラちゃん、レバちゃん
タラの形をしているのがタラちゃん。レバーの形をしているのがレバちゃん。倫子たちにキツイダメ出しをする。

書誌情報[編集]

テレビドラマ[編集]

東京タラレバ娘
ジャンル テレビドラマ
放送時間 水曜 22:00 - 23:00(60分)
放送期間 2017年1月18日 - 3月22日(10回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
製作総指揮 伊藤響(CP
演出 南雲聖一
鈴木勇馬
小室直子
原作 東村アキコ
『東京タラレバ娘』
脚本 松田裕子
プロデューサー 加藤正俊
鈴間広枝
鈴木香織(AXON
出演者 吉高由里子
榮倉奈々
大島優子
坂口健太郎
平岡祐太
石川恋
金田明夫
田中圭
鈴木亮平
声の出演
加藤諒
あ〜ちゃんPerfume
音声 ステレオ放送
字幕 字幕放送
データ放送 番組連動データ放送
エンディング PerfumeTOKYO GIRL
外部リンク 公式サイト

特記事項:
初回・最終回は10分拡大放送。
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2017年1月18日から3月22日まで毎週水曜22時 - 23時に日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送された。吉高由里子2014年の『花子とアン』以来の連続ドラマ主演となった[8]

キャスト[編集]

本項は原作と一部異なる設定があるため、ドラマ版の登場人物を記述する。

タラレバ女[編集]

鎌田 倫子〈30〉
演- 吉高由里子
独身、彼氏ナシ、仕事もイマイチの売れない脚本家。原作では33歳であるが、本作では年齢設定が引き下げられている。
山川 香〈30〉
演 - 榮倉奈々
倫子の高校時代からの親友でネイリスト。
鳥居 小雪〈30〉
演 - 大島優子
倫子の親友で、居酒屋「呑んべえ」の看板娘。

その他(テレビドラマのキャスト)[編集]

KEY(鍵谷 春樹)〈25〉
演 - 坂口健太郎
倫子たちを叱咤する新鋭気鋭のモデル。辛口発言が多いが、どことなく影を持っている。
早坂 哲朗〈35〉
演 - 鈴木亮平[9]
ドラマ制作会社「ジャパンテレビエンタープライズ」に勤めるドラマプロデューサー。8年前倫子に「ダサい」を理由にフラれた過去を持つ。今は芝田マミのことが好きだが、一方で倫子のことも気にかけている。
鮫島 涼〈32〉
演 - 平岡祐太
人気バンドのギタリスト。香の元彼。モデルの彼女がいる。
芝田 マミ〈22〉
演 - 石川恋[10]
倫子を慕っているドラマAD。倫子のアシスタントであった原作とは異なり、本作では早坂が勤務するドラマ制作会社の社員となっている。
鳥居 安男〈62〉
演 - 金田明夫
居酒屋「呑んべぇ」店主。小雪の父。バツイチ。
丸井 良男〈35〉
演 - 田中圭
サラリーマン。妻帯者だが別居中と告げた上で小雪と不倫した。
タラ
声 - 加藤諒[11]
倫子にだけ見える幻想。語尾に「タラ」を付ける。白子がモチーフ。
第8話では香の前に、第9話では小雪の前にも姿を現す。
レバ
声 - あ〜ちゃんPerfume[11]
倫子にだけ見える幻想。語尾に「レバ」を付ける。レバテキがモチーフ。
第8話では香の前に、第9話では小雪の前にも姿を現す。

ゲスト[編集]

徳田 芳樹(第1・2・3・7話)
演 - 菊池均也
倫子の手がけるドラマ作品の監督。
笹崎 まりか(第2話)
演 - 筧美和子
倫子の代わりにドラマの脚本を担当することになった若い女性脚本家。
奥田 優一(第5・6話)
演 - 速水もこみち[12]
倫子とある日偶然出会うバーテンダー。料理が得意で長身でイケメン、さらに性格もいい。一時的に倫子の彼氏になるが、一緒に過ごしていく内に映画の嗜好などを巡るズレの発生から倫子が「噛み合わない」状況となっていき、破局する[13]
沢田 曜子(第5・9話)
演 - 村川絵梨
KEYの元妻。若くして病気で亡くなった。
田口(第7話)
演 ‐ 田山涼成
早坂の恩師。
平山敏也(第7話)
演 ‐ 野添義弘
紗英(第7話)
演 - 坂ノ上茜
倫子が脚本を担当する北伊豆PRドラマで登場していた女優。
竹内 加奈子 -(第8・9・最終話)
演 - 井上晴美
荒川(第8・9・最終話)
演 - 鼓太郎

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル[15] 演出 視聴率[16]
第1話 1月18日 あー幸せになりたい 恋に仕事に悪戦苦闘!! 右往左往 南雲聖一 13.8%
第2話 1月25日 急展開のキス! 次の一手がわからない!! 11.5%
第3話 2月01日 恋に仕事に迷走中!? 私の愛、どこだー!! 鈴木勇馬 11.9%
第4話 2月08日 初めての大ゲンカ!! 固い女の友情に亀裂 小室直子 11.4%
第5話 2月15日 崖っぷちからの奇跡の出会い 南雲聖一 11.5%
第6話 2月22日 幸せって、結婚って何だろう 鈴木勇馬 12.5%
第7話 3月01日 突然のキス!!… 仕事も恋もあきらめるにはまだ早い 小室直子 10.8%
第8話 3月08日 私、妊娠したかも!? 揺れる女心… 振り返らず進め!! 南雲聖一 10.5%
第9話 3月15日 会うのはこれが最後 不倫の結末とタラレバ男の涙!! 小室直子 08.5%
最終話 3月22日 ついに最終回!!もがき続けた三人娘の幸せの行方!! 南雲聖一 11.1%
平均視聴率 11.4%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

スピンオフドラマ[編集]

東京ダラダラ娘』のタイトルで、2017年2月22日からHuluで全5話で配信。3人が独身をこじらせた“アラフォー”女性に扮し、ショートコメディドラマ[17]

キャスト(スピンオフドラマ)[編集]

蘭子
演 - 佐藤仁美[17]
早織
演 - 小沢真珠[17]
小梅
演 - 小林きな子[17]
日本テレビ 水曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子
(2016年10月5日 - 12月7日)
東京タラレバ娘
(2017年1月18日 - 3月22日)
母になる
(2017年4月12日 - 6月14日)

受賞[編集]

漫画[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 東村アキコ、アラサー女子を描く「東京タラレバ娘」始動”. コミックナタリー (2014年3月24日). 2015年9月24日閲覧。
  2. ^ 東村アキコ「東京タラレバ娘」がKissで完結、アラサー3人組の未来は”. コミックナタリー (2017年4月25日). 2017年7月13日閲覧。
  3. ^ a b 東村アキコ「東京タラレバ娘」連載再開!「海月姫」と2本立て”. コミックナタリー (2014年12月25日). 2015年9月24日閲覧。
  4. ^ 東村アキコ「海月姫」連載再開!「東京タラレバ娘」とW連載がスタート”. コミックナタリー (2015年7月25日). 2015年9月24日閲覧。
  5. ^ 「東京タラレバ娘」がTVドラマ化!吉高由里子主演で東村アキコ歓喜”. コミックナタリー (2016年9月8日). 2017年3月21日閲覧。
  6. ^ 『東京タラレバ娘』第1巻 巻末おまけ漫画。
  7. ^ 「東京タラレバ娘」既刊・関連作品一覧”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2017年7月13日閲覧。
  8. ^ “吉高由里子『花アン』以来2年ぶり連ドラ主演 『東京タラレバ娘』実写化”. ORICON STYLE. (2016年9月8日). http://www.oricon.co.jp/news/2078101/full/ 2016年9月8日閲覧。 
  9. ^ “鈴木亮平、吉高主演『タラレバ娘』出演 朝ドラ“花アン”夫婦が再共演”. ORICON STYLE (oricon ME). (2016年12月3日). http://www.oricon.co.jp/news/2082463/full/ 2016年12月3日閲覧。 
  10. ^ “石川恋、ビリギャル表紙以来の金髪披露「東京タラレバ娘」クランクイン”. スポーツ報知. (2016年12月23日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161223-OHT1T50069.html 2016年12月23日閲覧。 
  11. ^ a b “ドラマ「東京タラレバ娘」加藤諒がタラ、Perfumeあ〜ちゃんがレバの声担当”. コミックナタリー. (2017年1月11日). http://natalie.mu/comic/news/216344 2017年1月11日閲覧。 
  12. ^ “速水もこみち『東京タラレバ娘』の恋模様に参戦? 第5話予告公開”. ORICON NEWS. (2017年2月8日). http://www.oricon.co.jp/news/2085668/full/ 2017年2月9日閲覧。 
  13. ^ 例えば、倫子は映画『SEX AND THE CITY』が脚本家になるきっかけであったが、奥田はその映画を評価していなかった。
  14. ^ “Perfume新曲は「東京タラレバ娘」主題歌「もう自分たちもそんな歳に」”. 音楽ナタリー. (2016年12月14日). http://natalie.mu/music/news/213135 2016年12月14日閲覧。 
  15. ^ 信濃毎日新聞 該当各日 テレビ欄参照
  16. ^ “吉高由里子主演「東京タラレバ娘」最終回は11.1% 全10回中9回2ケタで有終の美”. スポーツ報知. (2017年3月23日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170323-OHT1T50066.html 2017年3月23日閲覧。 
  17. ^ a b c d “東京ダラダラ娘:「東京タラレバ娘」連動ドラマ配信へ 佐藤仁美らが独身“アラフォー女子”に”. MANTAN. (2017年2月17日). http://mantan-web.jp/2017/02/17/20170217dog00m200029000c.html 2017年2月22日閲覧。 
  18. ^ 第6回ananマンガ大賞発表、阿久津愼太郎らの胸キュンマンガ紹介も”. コミックナタリー (2015年9月9日). 2015年9月24日閲覧。
  19. ^ 編集者が選ぶコミックナタリー大賞、今年度の1位は九井諒子「ダンジョン飯」”. コミックナタリー (2015年10月1日). 2015年10月1日閲覧。

外部リンク[編集]