ジョジョリオン

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ジョジョの奇妙な冒険 > ジョジョリオン
ジョジョリオン
ジャンル サスペンス・ホラー
漫画:ジョジョの奇妙な冒険 Part8
ジョジョリオン
作者 荒木飛呂彦
出版社 集英社
掲載誌 ウルトラジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表期間 2011年6月号 - 連載中
巻数 既刊18巻(2018年7月現在)
(第105巻[注釈 1] - )
テンプレート - ノート

ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』(ジョジョのきみょうなぼうけん パート8 ジョジョリオン、JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part8 JoJolion)は、荒木飛呂彦による漫画作品。漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの一部で、第8部(Part8)にあたる。漫画は集英社の青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』にて2011年6月号(2011年5月19日発売)より連載されており、単行本は2018年7月現在18巻まで刊行されている。

概要[編集]

大震災によってできた謎の隆起物「壁の目」より出現した記憶喪失の主人公・東方定助を取り巻く物語であり、「呪い」を解く物語であるとされている。

Part4と同じ地名のM県S市杜王町が舞台で、似た名前の人物も登場しているが、関連性は無く、まったく別の住人の物語であると作者は言及している[1]東日本大震災の被災地を思わせる舞台設定について、作者は「舞台を杜王町にすることはもともと決めていたのですが、構想の段階で震災が起きました。杜王町は仙台市がモデルなので避けて通ることは出来ませんでした。」と述べている[2](仙台市は作者の出身地である)。東日本大震災発生とPart7完結から間を置かず連載が始まった。

ジョジョのシリーズ通りに、Part7『スティール・ボール・ラン』の未来の出来事とされており、作中ではジョニィ・ジョースターや彼の子孫、聖なる遺体についての言及もある。また作者は「ジョジョリオンは一種のパラレルワールド」「岸辺露伴は動かないは隣り合わせの世界」という発言もしている。(ジョジョベラーHISTORY)過去の部や、作者の過去作(死刑執行中脱獄進行中など)のパロディもみられる。

2013年12月5日には、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した[3]

作品名について[編集]

「ジョジョリオン」という作品名について、作者が次のように説明している。

「ジョジョリオン」という題名(タイトル)は、「・・lion」というのが「祝福されるもの」「福音」とか「記念」という意味があるそうで、昔のギリシアとかの古い言葉だそうです。「ジョジョ」との合成語で主人公「定助」が、この世存在することの意味としてタイトルにさせていただきました。「ピグマリオン」というギリシア神話悲劇王様の名前や「エヴァンゲリオン」という日本のアニメ作品がありますが、関係あるかどうかは知りません。

—荒木飛呂彦(『ジョジョリオン』 2、表紙カバーより)

あらすじ[編集]

3月11日に起きた大震災は、杜王町の地形を変え、「壁の目」という土地を出現させた。広瀬康穂はその場所で、土に埋もれた青年を発見する。彼は自分に関わる記憶を全て失っていた。街の名士である東方家に引き取られて、東方定助と名付けられた彼は、康穂の協力を得ながら、僅かな手がかりから自分と因縁のある「吉良吉影」のことを知り、そこから己の正体を探る。星の痣を持ち、睾丸が4つあり、身体に異なる2人分の特徴を持ち、しゃぼん玉を操るスタンド使い、東方定助とは何者なのか。

定助は吉良吉影とジョースター家を調べ、東方家には遺伝性の奇病が伝わっていることを知る。吉良ホリーは脳を冒され、東方つるぎは発病を待つ身である。虹村京、東方憲助、東方常敏らは身内を救うため、独自の思惑で動く。吉影もまた、母を救うために行動していたことが明らかになる。

定助は過去の定助を知る男・八木山夜露と戦い、岩人間という正体を暴く。夜露は死ぬが、定助は「ロカカカの果実」という手がかりを得る。だが岩人間の田最環が東方家を訪れ、スタンド能力を発動、東方家は全滅の危機を迎える。定助は田最環を倒すも、記憶はいまだ戻らない。だが定助は、自分は吉良ホリーを助けなければならないと強く決意し、行方不明となった「接ぎ木の枝」を追う。定助の心を聞いた憲助は納得し、枝を探すための植物鑑定人・豆銑礼を紹介する。そしてロカカカの枝を探す定助・康穂・礼に新手の岩人間が迫る。

登場人物[編集]

※担当声優はゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』及び『ウルトラジャンプ』のテレビCMでのキャスト。

主要人物[編集]

東方 定助(ひがしかた じょうすけ)
声 - 真殿光昭
主人公でPart8の「ジョジョ」。大震災から約半年後、「壁の目」付近で発見された謎の青年。全裸で地中に埋まっていたところを広瀬康穂に助けられた。記憶喪失に陥っており、自分が何者なのかを知ろうとしている。推定19歳。
当初は身元不明の身であり名前も無かったが、病院への救急搬送の後、東方憲助に引き取られ、彼の養子(「東方」姓)となる。そして、康穂が昔飼っていた犬「ジョースケ」に顔が似ているという話を聞いた憲助により、「定助(じょうすけ)」と名付けられ、東方家で暮らすこととなった。
首筋には「星型の痣」と歯型があり、睾丸(作中では「タマ」と表現されている)が4つある。前歯はすきっ歯で、眼球や舌にはよく見ると縦に繋ぎ目がある[注釈 2]DNA型鑑定では、吉良吉影とはほぼ同一人物であるとの結果が出ている。
記憶喪失で自分に関する記憶は一切無いが、おおよそ高校生程度の知識や一般的な教養を持ち合わせている。また、物の全長・距離を目視で精密に測る特技を持つ。眠るときはベッドのマットレスの下に挟まって寝ることを好む。口癖は「おれェー?」「たっぷり」。
その正体は、吉良吉影と空条仗世文が「壁の目」付近の地面にて融合したことにより生まれた存在。後述の「ロカカカの樹」を秘匿していた敵スタンド使いたちに襲われ、負傷し、逃げ延びた末に津波に襲われたことで地盤が崩れ地面に埋まったのが原因。身体だけでなく心も融合していることから、スタンドも二人のスタンドの特徴である「シャボン玉」と「破裂(爆発)させる」というのが融合したものとなっている。
『オールスターバトル』の北米版では、Part4の主人公・東方仗助との区別のため"Josuke Higashikata 8"と表記される。
ソフト&ウェット(柔らかくてそして濡れている)
【破壊力 - C / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
体の中央に碇のマークが描かれたロボットのような外見のスタンド。指先や星型の痣から飛び出した「しゃぼん玉」が物体に触れて割れることで、その物体から音、視力、水分、摩擦など「物理的な何か」を一時的に奪う。また、しゃぼん玉を割らずに奪ったものを中に閉じ込め、後に割れた場所で閉じ込めたものを開放するという使い方もできる。解放される時はシャボン玉に当たった対象に中身が解き放たれる。この能力で自分の体にあるものは奪えないが、割れないシャボン玉として傷口に当てておくことで止血することができる。吉良が持っていた「破裂(爆発)させる」という能力の特徴も受け継いでおり、後の描写ではシャボン玉が振れて破裂した場合、接触したものを破壊する(もしくはシャボン玉が爆発する)ことも可能となっている。また、17巻での礼の観察によると、正確には「一本のひも」が球状に高速回転する事による残像で球体に観えるとのこと(星型については謎とのこと)。
拳によるラッシュ攻撃時は、歴代主人公の空条承太郎などと同じく「オラオラオラオラ……オラァ!!」と連呼する。また一部のシーンでは「オラオラ…」の連呼中に1つだけ「アラ」が紛れ込んでいるという特徴がある[注釈 3]
第1巻1話の見開きタイトルページと『ウルトラジャンプ』2011年6月号の表紙には違ったデザインで描かれていた。
デザイン的には能力からではなく定助の格好とセットで考えられており、水兵の服救命胴衣の浮き袋がイメージされている[4]
広瀬 康穂(ひろせ やすほ)
声 - 喜多村英梨
杜王町に住む大学一年生。社会学部[注釈 4]。19歳。身長166cm。スリーサイズは85・65・88(ホリーの見立て)。震災でできた「壁の目」の近くをうろついていたところ、地面に埋まっていた裸の青年(定助)を助け、それが縁で彼の正体を突き止める調査に協力することになる。壁の目付近で、定助・常秀と同様の歯型の傷を右足首に負い、それによりスタンドが発現する。
交友関係は一応大学の友達はいるようだが、心を通わせる程度の仲ではない。また、母と二人暮らしだが、だらしない母・鈴世のことは軽蔑しており、家庭内でも自分の居場所がないと感じ、自らを「ひとりぼっちすぎる」と称している。常秀とは幼馴染で多少の縁があったが、現在は定助に恋心を抱いている。一方で、自分に好意を寄せる常秀には嫌悪しつつもどっち付かずな態度を取っており、彼に誤解を与えてしまっている。
つるぎに懐かれて以降は、よく彼と一緒に行動している。
ペイズリー・パーク
【破壊力 - なし / スピード - なし / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - C】
全身に地図をあしらったデザインの遠隔操作女性(人)型のスタンド。パワーはないが人の足を折ることぐらいはできる。
携帯やカーナビ、町の防犯カメラやあらゆる情報システムを利用・干渉し、対象者のわずかな痕跡を探し当てて追跡して情報収集を行い、康穂本人や守るべき対象者を安全な方向へ誘導していく能力。セキュリティカードの記録を読むこともできる。康穂がピンチに直面すると携帯またはPC画面に「食べ物と道具」などの二つの選択肢が現れ、その場の状況に合った方を選ぶことによりその物が発現し康穂や仲間を安全な方向へ誘導してくれるが、時間制限付きの場合もあるため選択肢を選択できなかった際は康穂が自力で切り抜けなければならない。また、定助に直接働きかけ康穂の危機を連想させるよう記憶を呼び覚ましたこともある。アーバン・ゲリラとの戦いではスタンドでスプリンクラーを起動させるなど他の機器にも干渉した。
スタンドの発想は、カーナビなどが延々と間違えたことを言う「バカナビ」から[4]
東方 常秀(ひがしかた じょうしゅう)
声 - 三浦祥朗
東方家の次男。康穂と同じ大学の一年生。18歳。康穂の幼馴染であり、彼女に思いをよせているが、一方的な片思いで非常に嫉妬深く、キレやすく、嫌味な性格[注釈 5]。定助を誤解や嫉妬の怒りで殺そうとしたり、騙して陥れようとしたりしたことがある。壁の目で、定助と同様の歯型の傷を左ひざに負い、高熱を発して寝込んだ。父・憲助が得体の知れない定助を引き取った思惑も知らない模様で、父が定助を特別扱いしていることや、康穂が定助と仲良くなっていることが気に入らない。当初はスタンドのことを認識している様子は無かったが、「カツアゲロード」の住人たちに絡まれたことがきっかけでスタンドが覚醒する。なんだかんだで定助とは普通に接するようになり、特に理由がなければ絡んだりすることもなくなった。
上記のように定助を取り巻く真実を知らないため本筋のストーリーにはあまり関わらず、コメディパートで痛い目に遭ったりすることが多い。
労働はしておらず父からお小遣いをもらっている。14巻では、アイドルの追っかけの途中で財布の置忘れを盗んだことで、「ミラグロマン」の呪いにハメられ、際限なく増え続ける紙幣に心をやられてしまう。呪い元の苦竹財平をつきとめて、スタンド能力を使って呪いを返し逆襲する。その帰宅途中、同年代の青年たちのバンドを見て「パクりまくり」とバカにしつつも、彼らと自分を比べて自分には何もないのではないかとセンチメンタルに浸っていた。
ナット・キング・コール(Nut King Call)
【破壊力 - C / スピード - D / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - A】
体中にネジとナットを付けられた人型のスタンド。攻撃対象の人や物にネジとナットを埋め込み、ネジを外すことによってその部分をバラバラに分解できる。つけ外しも自由自在で人の場合は出血などはしない。康穂の服に取り付け脱がせたことにも使われている。違うもの同士をくっつけることも可能。
吉良 吉影(きら よしかげ)
故人。享年29。船医。首筋には定助と同じジョースター家の血統であることを表す「星型の痣」がある。美しい手をしていて、ナルシスト。手に執着を持ち、部屋にモナリザの絵が飾ってあったり、切った爪を瓶に収集しているなど、Part4に登場した同名のキャラクター・吉良吉影との共通点が見られる。
曖昧なことを嫌っており、笹目を唆して彼の指を自ら食べさせた。どこかで殺人を犯しているのではないかと笹目に思わせるような危険な雰囲気を漂わせている。定助と康穂が発見した3日前にすでに死亡しており、遺体は定助が埋まっていた場所のさらに下に埋まっていた。定助とは逆に、発見された時睾丸が無かった。東方家の家系図の記述に従えば、Part7の主人公ジョニィ・ジョースターの子孫であり、東方家とも遠い縁戚関係にある人物とされる。
南の海でトビウオが跳ねたことにより吉良が勤務していた船が事故を起こした際、岩石と化した大年寺山愛唱と会ったことから、謎の果実「ロカカカ」をめぐる奇妙な運命に身を投じることとなる。
生前は、母・ホリーの病を治すべく手段を模索していたところ、かつて自身が救った少年・仗世文がスタンド能力を使用する瞬間を目撃。後に彼と結託し、大年寺山の一瞬の隙を突いて「ロカカカ」の枝を奪取、接ぎ木して6ヶ月もの間密かに育てていた。しかし、収穫目前に仗世文と共に田最環の襲撃を受け、肝臓を失う大けがを負ってしまう。最後まで諦めず仗世文を救おうとし、咄嗟の機転で小型ボートを爆破。ボートの破片から仗世文を庇った際にさらに負傷してしまい意識を失った。
その後、何らかの原因によって肉体は死亡し、現在は定助の半身となっている。彼の肉体の一部は仗世文と融合したが、残された肉体の大部分は本編開始直後に死体として発見された。
スタンドでのラッシュ攻撃時の掛け声は「WRYYYYYEEEE…A(ウリイイイイイィィィィ…ア)!!」。第1部や第3部のDIOや第5部のジョルノと似た掛け声で、彼らと同じくスタンドではなく本体自身が叫ぶ。
キラークイーン
姿形はPart4の吉良吉影のスタンド「キラークイーン」に酷似しており、爆弾に関する能力である点も同じだが、詳細は異なる。
触れると爆発する「しゃぼん玉」を生成するスタンド。後述する虹村京の回想では、定助の「ソフト&ウェット」のしゃぼん玉とそっくりのものを複数個浮遊させている他、笹目桜二郎の皮膚の下に直接生成したり、離れた距離にある走行中のバイクのタイヤの内部に生成したりしている。
シアーハートアタック
「爆弾戦車」を複数台生成する。手のひらサイズから血管を通れる程度の極小サイズまで大きさがあり、前者は小型ボートを木端微塵にするほどの破壊力を持ち、後者は血管を傷つけず血栓のみを破壊する程度の威力に抑えることができる。この方法で当時大怪我をしていた仗世文を救った。

東方家関係者[編集]

現在までに登場している東方家直系でスタンド使いの人物が操るスタンドは、名に「キング」が入るという共通点がある。歴代の跡継ぎは初代東方憲助(妻・照)→二代目憲助=常平(妻・豊子)→三代目憲助=常照(妻・伴子)→四代目憲助=常助(妻・花都)→常敏(妻・密葉)→つるぎ。

四代目 東方 憲助(ひがしかた のりすけ)
声 - 小杉十郎太
身寄りのない定助を引き取った東方家の家長。59歳。北米大陸横断レースの参加者だった日本人「初代東方憲助」(Part7『スティール・ボール・ラン』のノリスケ・ヒガシカタ)の曾孫で、フルーツの輸入事業で成功した曾祖父の後を継ぎフルーツ専門店「東方ふるうつ屋」を経営している。仕事上はマーケティングの基本を心得、高度に実践する敏腕経営者。高級品を扱っていることを鼻にかけたような発言もしているものの、それは真に特別なフルーツを誰よりも理解しているからである。
気さくな性格で、家庭内では皆から慕われる優しい父親。倫理観も持ち合わせている人格者。一方では古風な家制度を重んじている言動もあり、定助や康穂に釘を刺すこともある。またプライバシーを大切にしており、家族であっても自分の部屋には立ち入らせない。怒った時は息子二人と似たような反応を見せる。
経緯は不明だが「スタンド」の名称やそのルールを熟知している。
大弥とイチャついた定助にはド怒りするも、思惑もありこらえる。東方家の長男に代々現れる奇病を克服したいと考えており、定助を引き取ったのは、定助の半分を構成する吉良吉影が、病を治す何らかの方法を見つけていたからである。定助が八木山夜露の攻撃を受けたときは共闘して信頼を証明する。卑劣な敵に「実家族と定助の二択」を突き付けられて苦悩するシーンが描かれている(夜露のときと田最環のときの2度あるが、特に2度めははっきりと定助を切り捨てる苦断を下した)。
妻の花都が殺人罪で刑務所入りしたことで15年前に離婚。長女の鳩には家を出ていったきり死んだと説明していた。出所した花都の帰還に驚愕する。
東方家の家系図の記述に従えば、「憲助」を襲名する前の名前は「常助」。1963年(連載時は1971年だったが単行本で修正されている)の冬に11歳で奇病を発病している。母・伴子の自己犠牲により生還した。自身も孫のつるぎを救うためなら命を捨てることができると決意している。
キング・ナッシング(King Nothing)
ジグソーパズルが組み合わさってできた人型の遠隔操作型スタンド。対象の匂いを可視化、記憶して追跡する能力を持つ。身体のパズルをバラバラにでき、狭い隙間に入り込むこともできる。匂いの対象に身体を組み替えることもできるが、その正体が定かでない場合は本体の予測の範囲内で変化する。射程距離内に対象がいる場合は自動的に追跡を開始する。対象を見失っても、匂いを記憶している限り射程距離内に入れば即座に追跡を再開する。応用として、物体の断片から切断部分を大まかに構造を再現して元の形状を推測する手法もあるが、上記のように、その再現は本体の知識に左右されるので完全とは言えない。
東方 花都(ひがしかた かあと)
憲助の元妻。52歳。東方家の子供たちは全て彼女の子供。15年前、他人の子供を殺したという「殺人罪」で有罪判決となり服役していたが刑期満了となり出所。常敏の手引で彼以外には出所を告げずに東方家へ現れた。本人は今でも15年前の殺人は「正しい事」であったと断言する。
刑務所に入った当時、常秀と大弥は幼かったため彼女のことを覚えておらず、鳩は覚えているが忘れたがっていた。だが常敏とは現在に至るまで連絡をとれる繋がりがあった。
かばわず刑務所入りさせて離婚した憲助のことは恨んでいるようだが、自分が産んだ子供たちは今でも変わらず愛している。しかし、自分を貶した常秀に遠慮なく制裁を下した。
スタンド能力の詳細は不明だが東方家の家紋がはいったトランプを持ち歩いており、そのカードの間に様々な物品を隠すことができる能力を持っている。トランプは刑務所内への持ち込みを許可されていたためその能力で所内に携帯電話も持ち込んでいた。
東方 常敏(ひがしかた じょうびん)
東方家の長男。32歳。つるぎの父。つるぎいわく「毎日が日曜日」だと思っているタイプ。顔に縦線が入った青年。
世界を飛び回るビジネスマンで、各国の土産を買って帰ってくるなど家族思いの一面もあるが、微妙なセンスな上、あまりニーズに合っていないことが多い。相田みつをのファンで、彼の名言を口にしては周りの人間と「だものォー!」と言い合うことを楽しみとしている。愛車はランボルギーニ ガヤルド
父親との関係は良好ではあるが、父とは違う思惑で行動している。
熱心なクワガタムシの愛好家で、世界中で珍しいクワガタムシを見つけては家に持ち帰り、「アスリート」として飼育している。表向きは社交的な人物だが非常にプライドが高く、特にクワガタムシに対する熱の入れようはつるぎをして「自分以上に子供」と言わしめるほど。一方で、勝つために数十分で死んでしまうような細工を仕込むなど、容赦ない面も持ち合わせている。
八木山夜露とロカカカの果実の秘密を探ろうとする定助とクワガタムシの決闘ゲームを行う。その裏で康穂がスタンドでクルマのカーナビ情報を探ったことで、ロカカカの取引で岩人間の一味とつながっていることが確定。その後は刑務所を出た母の花都を家に迎え入れたり、ドロミテと接触して定助を暗殺しようとする。
子供の頃に病を発病したが、16歳の頃には回復しており、再発もみられない。これは母・花都が手を汚してまで助けてくれたため。自身もつるぎを救うためなら黒い行為も辞さないと決意している。
スピード・キング
木製人形のような人型スタンド。ピンポイントでの発熱・点火能力を持つ。射程距離は10cmほど。詳細はまだ隠されており全貌は不明。
クワガタ相撲では、「ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ」に仕込んだワックスを筆で触れて溶かし、意図的に攻撃を操作していた。発火の化学反応で漂白剤から酸素を作ったり、燃料に火をつけたりもしている。
東方 密葉(ひがしかた みつば)
常敏の妻。32歳。
東方 つるぎ(ひがしかた つるぎ)
声 - 井口裕香
常敏の息子。2002年生まれの9歳(初登場時は2歳設定だったが単行本発売と本編登場に伴い変更された)。本名は「剣」と書く。サングラスをよくかけていてダジャレ好き。
一人称は「あたし」の女装少年。これは東方家では病気の魔物からの魔よけのため、長男を12歳まで娘として育てるという掟のためである。だがこれはあくまでも迷信であり、解決には至っていない。康穂に好意を寄せており、一度はスタンド能力を使って定助と会うことを妨害したりもした。
まだ発病には至っていないが、いずれ訪れる病に恐怖している。そこを八木山夜露につけこまれ、「病を治療する」という条件と引き換えに、夜露の定助殺害計画に加担する。「壁の目」付近に定助を誘き寄せ夜露の能力に陥れるが、同時に憲助も巻き込むことになってしまい、彼の説得に応じて定助らをシェルター内に招き入れた。
病を治す手掛かりが夜露の遺した果実にあると判明してからは、その正体を突き止めるべく定助に協力するようになる。
ペーパー・ムーン・キング
【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - C / 持続力 - C / 精密動作性 - B / 成長性 - E】
折り紙を遠隔操作する能力。「蝉」は空を飛び、「カエル」なら跳びはね、「バナナ」は踏むと滑るなど、その形の特徴を持つ。物体を折り紙にすることも可能で、康穂のスマホを折り紙のカエルにして遠隔操作するという応用も見せた。
さらに特殊能力として、この折り紙に視覚などの認識能力が狂わされる。術にかかると周りの人間の顔が同じに見え区別がつかなくなり、文字やデザイン、看板も同様にわからなくなる。誤認能力は調整ができるようであり、危険物を人に誤認させることで大年寺愛唱の撃破(殺害)にも成功している。
雑誌掲載時はつるぎ本人が「ペーパー・ムーン」と呼んでいたが、単行本で正式名が明かされた。
東方 鳩(ひがしかた はと)
東方家の長女。24歳。職業はファッションモデル。全身タイツのような服を着用している。
雑誌の表紙に載ったり、荒川静香と共演したりとそれなりの知名度を持つ芸能人だが、ハワイに行くにはパスポートが必要だと知らない(日本にあると誤認していた)ために家族旅行をふいにするなど、常識外れのバカで、父親からも「俺の娘がこんなにバカだとは思わなかった」と呆れられている。常秀とはよくケンカになるも面倒見はよい。
後に仕事先で知り合った田最環と恋仲になり、彼を邸宅に招いて家族に紹介する。だが真相は彼が東方家に入り込んでスタンド攻撃を行うために利用されたにすぎなかった。裏切りに涙しながらもスタンド能力で田最に反撃し、定助と共に倒す。
その後、出所して帰宅した母と再会を果たす。母が逮捕された当時9歳のときのことを覚えており、母の罪を許していないようである。
ウォーキング・ハート
胸にハートマークがついた藁人形のような女性型スタンド。
本体の両足の踵を靴ごと硬質化させ、4メートルまで伸ばすことができる。鳩はヒールをレイピアのように延長させて蹴りで攻撃する。延長させたヒールの威力は高く、人体を紙のように貫く。他には、突き刺すことで壁歩きも可能としている。
東方 大弥(ひがしかた だいや)
声 - 早見沙織
東方家の次女。16歳。耳のついたフードを常に被っている。2〜3歳の時に断層から転落したことで視力をほとんど失った(一応、家の中では自分のことは自分で行える)。そのような境遇もあって父・憲助からは溺愛されている。
音楽はイエスなどのプログレッシブ・ロックを好んで聴く。人懐っこく所有欲の強い性格で、公正さを重んじており、他人から気を遣われることを嫌う。
当初は憲助の放った刺客として定助に差し向けられる。しかし彼女は父の思惑は知らず、単純に定助に好意を抱き、自分だけのものにするために女の武器を使って誘惑したり、スタンド攻撃を仕掛けるものの、スタンドで彼の策にはまって影を踏んでしまい、奪った記憶を取り返されて敗北。憲助の思惑とは逆に定助に手懐けられてしまった。以降は純粋に家族として接している様子。
カリフォルニア・キング・ベッドちゃん
【破壊力 - なし / スピード - なし / 射程距離 - E / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
相手が予め約束したルールを破るたびに発動し、相手の記憶の一つをチェスの駒にして奪うスタンド。本人いわく断層から転落した際に視力の代わりに身につけた能力だという。顔の付いた体の各パーツが紐でつながったようなデザイン。「ちゃん」までがスタンド名である(『JOJOVELLER』より)。
駒となった記憶を元に戻すには、大弥に記憶の持ち主の影を踏ませるしかない。駒を物理的に傷つけると記憶の持ち主にダメージが伴う上、完全に破壊すると封じられた記憶は永久に失われてしまう。また、大弥自身は駒の中の記憶を自由に読むことができる。発動ごとに奪える記憶は攻撃を受けた時に考えていたことのみで、「スタンドを使える」という記憶は奪えるが、スタンド能力そのものを奪うことはできない。
女の子のスタンドなので、フワフワしていてかわいらしいデザインとなっている[4]
虹村 京(にじむら きょう)
東方家に仕える家政婦。22歳。物腰は丁寧だが、冷静でポーカーフェイス。メイド服姿で、星の模様をしたタイツを履き、「GU」と描かれたポリスハットのような帽子を常に被っている。基本的に礼儀正しく、黙々と仕事をこなすタイプ。しかしその内面には悲哀と憎悪を併せ持っている。
正体は吉良吉影の妹で、首筋には定助と同じジョースター家の血統であることを表す「星型の痣」がある。Part7の主人公ジョニィ・ジョースターの子孫であり、東方家とも遠い縁戚関係にある。たった一人の家族である入院中の母、吉良・ホリー・ジョースターを影で守っている。ホリーに会うため大学病院に向かう定助を敵と間違えスタンド攻撃を仕掛けたが敗れ、定助が敵対する人物ではないと分かり仲間となる。定助に「壁の目」の持つ『2つのものが混ざり合う』という特異な現象を教え、彼が吉良と混ざった人物であることを教えた。「東方家は何かを知っている」と考え、その秘密を探るため、東方家に「家政婦の虹村」として潜り込んでいる。
ボーン・ディス・ウェイ(BORN THIS WAY)
【破壊力 - C / スピード - B / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
黒色のバイク乗りの姿をした自動追尾型スタンド(ライダースーツヘルメットバイクもスタンドの一部)。本体が目標と認識した相手が何かを「開く」動作を行うと、どこからともなく現れ、強烈な冷気を発しながら相手にモーターバイクで突進攻撃を延々と繰り返す。目標の相手が何かを「閉める」動作を行うと消える。京の意志では自由に出せないらしく、定助に接近された時はボールペンのキャップを取って投げ渡すことでスタンドを発現させている。また、口など生物的なものはトリガーにならない模様。
本誌掲載時は「ゴーイング・アンダーグラウンド(GOING UNDERGROUND)」というスタンド名だったが、単行本の際に訂正された。
ヘルメットを取ったら人間ではなくスタンドだと一目で判断できるように、首をなくして頭をめり込ませた風貌になっている[4]
岩助(いわすけ)
東方家の敷地周辺にいた野良犬。名前はつるぎにより命名(この時、定助憲助は露骨に嫌な顔をしていた)。
元々は東方家の長男に現れる奇病にかかっていたが、八木山夜露によって果実のようなもの(ロカカカの実)を食べさせられ、生存している。この様子を見てつるぎは夜露との取引に乗った。夜露の死後、つるぎにより東方家の飼犬となった。岩人間と同じように皮膚を硬質化して眠ることから、生物としては「岩犬」と呼称される。また、壁を自由に通り抜ける能力を持っている。

岩人間[編集]

定助と敵対する勢力。「ロカカカ」というあらゆる病気を治す木の実を富裕層に売り捌き私腹を肥やしている。また田最の敗北後は別の勢力と思われる岩人間たちが登場している。

八木山 夜露(やぎやま よつゆ)
声 - 松風雅也
建築家。好きな飲み物はチェリーコーク
定助の正体について何か知っているようで、彼の「記憶」を戻らせないために定助を殺そうとしている。彼や康穂のことをずっと見てきたと語る謎の青年。性格は冷徹かつ狡猾で、定助いわく「利用できるものは何でも利用し、全てを奪い取る男」と評される。
作中で初めて登場した「岩人間」である。孤児の「八木山夜露」を消し、彼に成り代わって生活していた岩人間。現在自称28歳。
2年前、彼の設計により現在の東方邸が建築された。その後、腕を見込んだ憲助から離れのシェルター内の一室を貸し出され、そこで駅前のフルーツパーラー店舗の設計を担当した。憲助とはあくまで仕事上の関係に過ぎず、それほど親密な関係にはないという。
2011年の8月19日、仲間の田最環と共に「ロカカカ」を盗んだ犯人である仗世文・吉良の両名を襲撃する。彼らの逃走後も追跡して発見するも、余震による津波で撤退を余儀なくされてしまった。
数週間後、東方家に引き取られた定助の正体に気づき、殺害を計画。新ロカカカ探索の目的も兼ねて、東方家の敷地に侵入し、岩人間の体質を生かして庭に潜伏していた。そこで自身のスタンド能力に加え、つるぎに対して「病を治してやる」という交換条件で計画に加担させたり、康穂を人質として利用するなどして定助を始末しようとするが、憲助の助力を得た定助の機転で海中に引きずり込まれ、岩化が仇となり溺死した。
死後、腰袋から果実が海中に落ち、石化した死体は崩れて流れていくところを定助により回収され、ともに憲助によりその生体を分析されている。
最初に戦った「岩人間」であるが、恋人に裏切られた大年寺山愛唱を洪水から助けたりなど、その後も回想シーンに度々登場している。
また、本体の両目から膜のようなものを引き出して康穂に巻き付けて苦しめるというシーンがあった。後にスタンドが登場し、こちらの能力については特に解説はされていない。
アイ・アム・ア・ロック(I Am a Rock)
透明のカプセルを頭にかぶり、体中の棘がカプセルを貫通し外へ突き出ている人型スタンド。
本体が攻撃対象者に触れると、その周辺の何かが(植木鉢や栗など)相手の体の「中心」に向かって徐々に加速しながら押しつぶすように最後の最後まで集まってくる。定助はこの状況を「重力の愛情」という言葉で表している。集まってくるものは一度につき一種類に限られ、その種類は夜露が決定する。射程距離は本体から5 - 10m程度とかなり短く、一度範囲内から出ると能力は解除される。作中では「農薬」を引き寄せ体内へ送り込もうとしており、例え海中に飛び込んでも農薬が散ることはないという。
大年寺山 愛唱(だいねんじやま あいしょう)
杜王スタジアムの非正規警備職員。29歳。「ロカカカ」の売人であり、東方常敏とも取引関係にあった。
非常に神経質な性格で、鳥に見られるだけで動悸が止まらなくなったり、糞をかけられて癇癪を起こしたりする。そのため救心を常用している。
夜露同様に人間としての肩書と職業を持っているが、彼もまた岩人間である。過去に夜露に建ててもらった家で人間の女性と交際していたが、自分が1か月間、岩となって眠っている間に女性に浮気され、土地の権利書と共に逃げられた過去を持つ。眠っている間に自宅が取り壊されたが、この時夜露に助けられて事なきを得る。以来、彼に対する信頼は厚い。
常敏に「ロカカカ」の実を売った場面を康穂とつるぎに見られ、自分を尾行されたために「ドゥービー・ワゥ!」を使って2人を殺害しようとする。お互いにスタンドの術中にはまった状態で戦闘になるが、「ドゥービー・ワゥ!」の能力で一方的に追い詰め、後にその標的が常敏の息子であることが判明。側にいた常敏に掴み掛るが、実はバス車両を常敏と誤認するようにつるぎのスタンドの術中にはめられており、バスに轢き殺されて粉々に粉砕された。
ドゥービー・ワゥ! (Doobie Wah!)
頭に王冠をつけた、ランプの精のようなデザインのスタンド。
本体が触れた標的をどこまでも追跡する遠隔自動操縦型のスタンドで、射程距離は無限。標的の呼吸に反応して竜巻と共に出現し、切り刻んだり粉々に破壊したりする。呼吸が小さくなればそれに応じて竜巻の大きさも小さくなるが、標的が呼吸をしている限りどこにいても瞬時に出現する。
エイ・フェックス兄弟
瓜二つの外見をした双子の岩人間。共にサッカーのユニフォームを着用しており、細目で坊主頭。見分けはほとんど付かないが、ピアスの位置が異なる。
吉良・仗世文との抗争後、逃げ延びたカレラを始末するべく各地を転々としており、彼女を追って杜王町へ再訪。吉良のマンション前にいた彼女を始末しようとしたところで、助けに入った定助と交戦する。カレラはそれまで2人との面識はなかったが、2人は少なくともカレラのことや、吉良・仗世文の存在と死亡、更には吉良と仗世文のスタンド能力のことまで知っており、定助のことを彼らに似ていると評した。
後の回想シーンでは、8月の事件当日に八木山夜露からの指示を受け、逃亡した仗世文と吉良の捜索にあたっている。そこで二人を発見して襲撃するも、決死の思いで迎撃してきた仗世文に撃退され重傷を負っている。
ピアスは左耳につけている。作戦を立てたり、交渉に出る役割を担当することが多い。右手の親指以外の部分がになっており、普段は衣服で隠している。
弟と協力して定助をスタンド能力に侵そうとするが、「S&W」で毒ガスを封じられた上、導火線状になった「ラブラブデラックス」の髪の毛を利用して身体に火を付けられ死亡・消滅する。
ショット・キー No.1
ヴィジョンを持たない、エイフェックス兄の両手に発現したスタンド。
岩の左手で触れたものを右手に一瞬で移し替える。有機物や無機物、固体・液体・気体の区別なく、瞬時に右手に出現する。針金を移動させて敵を拘束したり、弟のスタンドを移動させて攻撃するのにも利用された。また警察官に捕まりそうになった時はこの能力で手錠を移動させ、警察官の皮膚を貫き大けがを負わせている。
ピアスは右耳につけている。他人には寡黙だが兄に対してはよく話す。サッカーボール型のバッグ(デザインはブラズーカに似ているがジッパーが付いている)を常に携帯しており、優れたボールテクニックを持つ。兄によれば子供の頃から寝ているときでさえもボールを手放したことが無いという。
兄と協力して定助を追い詰めるが、兄がばらまこうとした自身の毒ガスを「S&W」のシャボン玉により無効にされ、逆に自身に浴びせられて死亡・消滅する。
ショット・キー No.2
エイフェックス弟が持ち歩くボールバッグの中に入り込んだ小人のようなスタンド。
毒ガスを発生させて攻撃する。毒ガスの射程距離はボールバッグから20cmほど。まともに吸い込めば即死するレベルの猛毒だが、本体にも影響が及んでしまう。
田最 環(だも たまき)
鳩のボーイフレンド。自称23歳。小太りでサングラスをかけており、髪は薄い。「ダモカンクリーニング店」を経営しているという。
鳩とは仕事中に出会い、彼女のアクセサリーを修繕する際に一部を組み替えて「ダイスキ」というメッセージを残したことがきっかけで交際を始めている。彼女からは「環(かん)ちゃん」の愛称で呼ばれる。
その正体は岩人間であり、自身が抱える3つの問題(「八木山夜露を殺した人物の捜索」「仗世文の殺害」「東方家の全員を皆殺しにする」)を1度に解決するため、東方家に鳩のボーイフレンドとして侵入、家の中にスタンドによる結界を張り、虹村をはじめ東方家の面々を密かに襲撃しはじめる。
当初は小声でボソボソと喋る物静かな男を演じていたが、実際は拷問を愉しんだりなど残忍な男。鳩に対しても利用のために近づいただけである。激情的な性格だが、随所で推理力や判断力の高さがうかがえる。ロカカカ密売団のリーダーであり、夜露からは目上として扱われていた。
2010年の秋に吉良・仗世文の二人にロカカカの枝を盗まれたことに震災後に気づき、調査する。2011年の8月19日、ボート上にいた二人を夜露と襲撃して拷問、吉良に重傷を負わせるが、吉良の反撃によりダメージを負う。二人の逃亡先を推測してそこに仲間を派遣することにより、結果的に彼らを始末した[注釈 6]
件の事件後は仗世文を捜しており、仗世文のパスポートの顔写真を自分の顔写真に変えている。また、「ロカカカ」を探しに東方家の敷地へ向かった夜露や他の3人の仲間が行方不明となって以降は、東方家の誰かが彼らを殺したものとして疑念と復讐心を抱くようになった。
それまでの登場人物たちとは違い、定助を見ても吉良・仗世文の二者とは外見が「まったく違う」と評しており、憲助の話を聞くまでその正体に気がつかなかった。
憲助から必要な情報を聞いた後、用済みとなった鳩と定助を溶かして殺そうとしたところ、真意を知った鳩からの逆襲を受け、負傷して逃亡するも定助に追いつかれ、自分と組むべきだと説得しようとしたが問答無用でソフト&ウェットの強烈なパンチを食らい、頭部を破壊され死亡。この時周囲に通行人の目撃者が数名いたが、岩となって崩れる死体をフィギュアと勘違いしたため騒ぎにはならなかった。
名前の由来はドイツのバンド「CAN」とそのボーカリストであったダモ鈴木を組み合わせたもの[5]
ビタミンC
道化師のような姿をした人型スタンドで、額に「C」の文字がある。
指紋に触れたものを究極まで柔らかくする能力を持つ。直接触れたもののみでなく、窓や壁などに結界を張るように指紋を残すことで、その中に存在するものまで柔らかくする。柔らかくなったものは、搗きたての餅のように伸び、二つ折りにした千円紙幣などでも簡単に切断できるようになる。また、溶かされた相手は空中に投げた5円玉すらも押し返せなくなる。
対象者のスタンドにまで効力が及ぶため、術中にはまれば相手を完全に無力化できる。反面、射程距離の外ではその効力が及ばず、相手が射程距離外に出ると元に戻ってしまう。
名前の由来は本体と同じバンドCANの楽曲「Vitamin C」[5]
ドロミテ / 泥駒 政次(どろこま まさじ)
六壁神社の池のほとりに住む、一匹狼の岩人間。かつては泥駒政次(現在39歳になる)という美形の青年の姿だったが、(洗脳したと思われる)恋人が高圧電線に触れそうになったため庇ったことで四肢を失っており、それからのホームレス生活で容姿も荒れ果てている。
常敏の誘いで、吉影と仗世文が育てた「新ロカカカ」の入手に協力することとなり、自分の歯を使って定助たちを追い詰めようとする。彼が協力したのは飽くまで肉体の治療のためであり、それによって「青い珊瑚礁」を見るためであった。「ブルー・ハワイ」の能力と常敏の助力によって定助を術中に陥れ、ゾンビ状態にするが定助から連絡を受けた康穂が駆けつけたことで形勢逆転され、尋問しながらボコボコにされて放置された。田最や常敏とは知り合いではあるが、やばいので深入りはしたくないとのこと。
ブルー・ハワイ
胴体に肋骨のようなデザインがある悪魔のような人型スタンド。一見、頭部がないデザインに見えるが、股間部分には髑髏のような顔がある。
体液を介して生物を操り、標的をどこまでも追い続けさせる。対象者は意識がなくなり、どんなに怪我をしてもゾンビのように標的に向けて直線的に向かっていくだけの存在となり果てる。一度にゾンビ化させられる対象は一つに限られるが、「感染」を連鎖させることで、永遠に追跡を続けることが可能。ゾンビ化した者はドロミテの言いなりになってしまう。作中では女性や赤ん坊、果てはハエまでゾンビ化させて支配している。
アーバン・ゲリラ
常敏の意思によって定助および豆銑を襲撃した岩人間。覆面を被っている。職業は不詳だが、医者をしているらしい。戦車のような姿をした『岩動物』のドレミファソラティ・ドをペットにしており、スタンド攻撃と岩動物のコンビネーションによって定助らを追い詰める。その過程でまったく無関係な人間たちまでスタンド能力を用いて殺害した。田最のことは「あえて泳がせていた」と語り、「金儲けしか目にないヤクの売人」と蔑んでいる様子を見せた。また古くから『ロカカカ』を採取してきた自分たちこそ扱うのに相応しいと語り、『ロカカカ』の力を金儲けや治療に使うのではなく、自分たちの幸福のために使うと述べている。他の岩人間と比べると口数が多く激情的。岩人間を人間の上に置いており見下していた。
豆銑の策によりナイフを刺され負傷したところ、逆上して先に豆銑を殺そうと奇襲をかけブレイン・ストームを取りつかせることに成功。直後、逆襲に遭い手傷を負う。その後、ドレミファソラティ・ドと合流し定助を地中に引きずり込み倒そうとするが、またもや豆銑の策により反撃され、ガソリンを地球に流し込まれ燃やされそうになる。ドレミファソラティ・ドの力で地中深くまで逃れるも定助がガソリン入りのシャボン玉を追跡させたため逃げきれず、爆発に巻き込まれて粉々に砕け消滅した。
ブレイン・ストーム
キューブのような形状をした群体型のスタンド。各面の表面にはトゲのようなものがついている。
アーバン・ゲリラの手中から発現し、生物に付着するとその身体を細菌(ウイルス)のように侵食する。このスタンドに侵食された生物は、その肉体が内部から穴を開けるように溶解していく。
対象にとりつくと触手を伸ばして身体に穴を開け、そこから毒素を流し込む。穴は徐々に大きくなり、流し込まれた毒は血流に乗って人体内部まで移動し、二倍三倍と倍増し最後にはグシャグシャに破壊してしまう。
本体が倒されるか、体内に侵入される前に水などで洗い流すことで対処可能だが、本体が倒れていない状態で体内に侵入された場合は、その部分を切断するしか対処できない。
ドレミファソラティ・ド
アーバン・ゲリラが連れていた岩動物(ペット)。有袋類。意志はあるようだが知能は低い。横長に広く大きい体躯を持ち、回転する短い手と足のように見える二本の尻尾を持つ。アーバン・ゲリラを背中合わせになる形で乗せて身体で包み、あらゆる攻撃を防御する。またこの身体(体表)をキャタピラのように動かして地中を掘り進むことで静かに移動する。定助のシャボン玉もこのキャタピラにより後方に押し出されてしまうため命中せず無効化された。
アーバン・ゲリラと組んだ際は土中の移動と彼の防御を担当した。最期はアーバン・ゲリラと共にガソリンの爆発に巻き込まれ砕け散った。
プアー・トム
幼児体型の小男。高齢の岩人間と推定される。アーバン・ゲリラの知り合いで、他にも仲間がいる模様。一人称「ワシ」で言葉遣いも老人らしく、「じゃ」を「ぢゃ」と発音する独特の喋り方をする。常敏を口車に乗せて、東方家の敷地全体をスタンドの術中にはめる。
オゾン・ベイビー
数十センチほどの小型邸宅のオブジェ。エリア100メートルほどの屋内の空気を少しずつ加圧していく。加圧でじわじわ責める一方で、外に逃れようと密室のドアを開けると減圧症で体内のガスが膨張して大ダメージを負う。自動攻撃型のスタンド能力で、半ロボット状のヴィジョンを出すが、ただのイメージで攻撃を受けても無傷。

その他のスタンド使い[編集]

笹目 桜二郎(ささめ おうじろう)
22歳。サーファー。誘いに乗って海辺まで来た女性を能力で「支配」して楽しむという、危険な趣味を持つ。ただし、殺人を犯したことはない(相手の女を生かしておいて警察に駆け込まれたとしても、証拠が無いため捕まらない、という理由)。
吉良吉影に一晩中罵られた結果、酒の酔いとやっていたクスリの影響もあって、両手10本の指先を自分で食うはめになってしまったことで吉良に恨みを抱き、吉良の自宅であるマンション204号室の真上の部屋を借りたうえ、真下の吉良の部屋に周到に罠を張り、それから3日後に部屋に来た定助を吉良と誤認して復讐を開始するが敗北。顔を合わせて自分が襲った相手が吉良でないことを知り、攻撃の意志を失くす。定助のことは「吉良に半分似ている」と述べており、顔をしっかり合わせるまでは別人だと気づかなかったという。吉良に関する様々な情報を引き出させられた後、定助から蹴りを入れられ気絶し放置された。
回想では吉良との関係について「仲良くなった」と言っていたが、自分の指を自分で食べさせられる以前から「気に入らない」と嫌われており容赦なく罵られていた。また、海岸はおろか、海が見えるところに近づくことを吉良から禁じられており、港のラーメン屋でナンパしていたところを彼のスタンド能力により制裁を加えられていた(前述のスタンド能力を悪用した趣味を防ぐためか、単なる嫌がらせかは不明)。
ファン・ファン・ファン
【破壊力 - E / スピード - C / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
相手の真上に立つことで能力が発動し、対象の手足に血で丸に矢印の「印」を描くことで相手の手足を支配下に置くスタンド。ただし、対象の手足のいずれかに「傷」をつけなければ支配下に置けず、また、相手が傷ついても、自分が相手の真上にいなければ「印」を付けられず、支配下に置けない。そのためスリッパの中、タオルの内側、ベランダに幾多の罠を仕掛けて「傷」を負わせようとした。4本の腕のようなもので立っており、胴体の下にはとても短い足が付いている。
デザインのイメージは聴診器レモン絞り器[4]
オータム・リーブス(Les Feuilles[6]) / 銀杏(いちょう)の葉
杜王町にあるカツアゲロード内に落ちている「銀杏の葉」の裏面に無数いる、吸盤に似た手足を持つ小さな虫のようなスタンド。「ニィーッ」と鳴く。この銀杏の落ち葉を踏んだ人間、もしくは上に置いた物体を高速で直線移動させる能力を持つ。この力はスタンド能力のない杜王町住民の間でも古くから知られるところとなっており、近隣の者はこれを悪用し、この場所を通る人間に被害者を装った「カツアゲ」を行っている。定助もこの被害にあったが、この能力を逆に利用しピンチを脱している。
1901年11月11日、ある目的のため来日していたPart7の主人公ジョニィ・ジョースターがこの場所で亡くなった時からここの「銀杏の葉」に力(パワー・スタンド能力)が残っている。本体は存在せず自然現象能力に近いものとなっている。
作並 カレラ(さくなみ カレラ)
20歳。無職の女性。将来はデザイナー志望らしい。フラフラと覚束ない足取りで歩く。容姿端麗だが浪費癖があり、知性と品性に欠ける。
定助の前身である、空条仗世文と吉良吉影とは知り合いであった。定助のことをほぼ仗世文と混同しており、彼の愛称で「セッちゃん」と呼ぶ。一方で吉良に対しては嫌悪感を抱いていた。
「今」を楽しんで生きることをモットーとしており、牛脂パンの耳など各店舗で無料配布されているものを利用しつつ、スタンド能力を使って詐欺師紛いの行動を繰り返しながら金銭を稼ぎ、その日暮らしの生活をしている。
自分や仗世文らを追う岩人間たちから隠れ続ける生活を送っていたが、エイ・フェックス兄弟戦で定助と共闘したことで、杜王町に再び滞在することを決める。また、かつて吉良の家で植木鉢の「ロカカカの樹」を見て知っているため、事件前後にどこかに隠されたと思われるそれを、金目当てで狙うようになった。
後の回想では、仗世文と同じT学院農学部の学生で、彼とはあまり親しくはないが一方的に好意を寄せ、(後からつけ回す程度の)ストーカー行為をしていたことが明かされた。仗世文と吉良が田最・夜露の両目の襲撃により窮地に陥った際、たまたま近くにいたため吉良の策で側まで引き寄せられ、吉良が放った爆発に巻き添えになった。このことから何も知らないまま岩人間との抗争に巻き込まれてしまうこととなる。
定助からは「まったく信用できない」と内心で思われており、記憶喪失のことは伏せられている。
ラブラブデラックス
アフロヘアーをした女性(人)型のスタンド。
他人が触れたところに、その人物の髪の毛を生やす。射程距離は80mほどであり、その射程から離れると髪の毛は抜け落ちてしまう。
スタンドが触ると、触った個所だけにスタンド自身の髪の毛が生える。髪の毛を導火線のように束ねたり、標的の足跡を追跡したりと応用範囲が非常に広い。
他人の目にも見えるタイプであるが、髪に火をつけて燃やしても本体がダメージを受けた様子はない。
苦竹 財平(にがたけ ざいへい)
「呪い」という形で独り歩きしているスタンド(ミラグロマン)に憑りつかれていた。二年前にドイツでホームレスから紙幣を盗んだことで、ホームレスに取り憑いていたミラグロマンの呪いを移された。呪いにより買い物ができなくなり、餓死に追い込まれかけたため、これ見よがしに財布とカードを置き去りにするという「罠」で常秀に他者に呪いをおっかぶせることに成功し、呪いから解放される。居場所を突き止めてきた常秀にミラグロマンについて説明した後、「心から感謝している」と勝ち誇るが、スタンドによる逆襲で呪いを返されてしまい、二度と姿を見せないようにとブチのめされた後、大量の紙幣の中に埋まって行った。
ミラグロマン
頭部に大きな穴が空いた人型スタンド。劇中では常秀が手にしたナンバーの末尾が「13R」となった紙幣と一体化している。
このスタンドが付いた紙幣を手にしたまま「買う(使う)」とどんどん持ち金が勝手に増えていく。自販機で飲み物を買うとそれ以上のお釣りが排出され、ネット経由で賭けたボートレースは当たる。更にはバッグに当初入ったはずの現金がやがてバッグを突き破る程増殖するなど、やがて使わなくても増えていくようになる描写もある。その金は「他人に奪われる、もしくは破壊される」という手段以外で手放すことはできず、紙幣を手にしたものは呪いを受けた者に返金するなどすれば難を逃れられるが、紙幣を「破壊」した場合、呪いは完全にその人物に移り、自身をのみこむほど大量の金に襲われる。その状態ではノイローゼに追い込まれて買い物ができなくなり、食欲など生きる活力さえ失うことから、最悪餓死に追い込まれる。
本体は世界中の戦争で大富豪となった武器商人であったが、その武器商人はある訴訟の裁判から500億ドルの莫大な賠償金を支払うことになり、家族を殺して焼身自殺をした。その時残された紙幣にスタンド能力が取り憑き、一人歩きしている状態であった。常秀は苦竹の財布から取り出したキャッシュカードを使用し、このスタンドが寄生した紙幣を引き落としたことで大量の金に襲われたが、最終的に上記の通り苦竹に紙幣を突き返して難を逃れる。
スタンドのことはスタンド使い以外には知られていないが、この「呪い」のことは、政治家、警官、極道などの間で都市伝説として知られており、常秀が金を使おうとするとそれ以上の現金を(暴力すら含めた)様々な方法で返してきていた。
カネを使うと逆に増えるが、他人から何かを「もらった」場合は増えないという。またコミックスの解説には、この呪いは武器商人以前からも存在していたようだともある。
豆銑 礼(まめずく らい[注釈 7]
憲助が接ぎ木されたロカカカの枝を探す定助に紹介した「植物鑑定人」の男。憲助専属の果樹栽培師で他人との取引は拒んでいる。スキー場のリフトを借りて「家」として生活をしている。なお、冬場はスキー客が来るので使用できないため、別荘に行っている。
果樹など植物を育てる名人で、借りている間はスキー場となる斜面を果樹園にし、下部で育てた植物を病原菌の「かませ犬」にすることで上部で育てた植物の品質をよくする方法で一パック一万円する苺を育てるなど、高級な果物を生産している(康穂は彼の育てた苺などを使って作ったデザートのロマノフの美味しさゆえ「絶対にいい人」としつつも、前述の栽培法から「やっぱり嫌かも」と評する)。
定助が東方家の庭をスマホで写した写真を観て、ロカカカの枝を確認したものの越冬できない状態だと察し、自身が飼育している虫の能力を以って延命しようと計る。
何かにつけて「ドヤ」と言ってドヤ顔をするクセがある。
アーバン・ゲリラとドレミファソラティ・ドとの戦いでは定助に自分を守ることが第一だと何度も告げ、康穂を無理やり囮にするも、見限られる。そんな定助を気に入ったと称し、追い詰められた定助を援護し地中にガソリンを流し込む戦法で着火し、敵を追い詰める。逃げられそうになるも定助がシャボン玉で追跡させたため策は成功し、勝利する。
ドギー・スタイル
逆三角形に近い形の巨大な上半身を持つスタンド。下半身は存在しない。スタンド本体をワイヤーのように伸ばして攻撃を行う。その際、本体の身体も「リンゴの皮を剥くように」ほつれていく。ほつれた身体にナイフなどを巻き付け、操ることで攻撃に用いる。

その他[編集]

吉良・ホリー・ジョースター(きら・ホリー・ジョースター)
吉良吉影の母。 52歳。元TH医大病院勤務の眼科医師でTG大客員教授の肩書を持つが、現在はTG大 大学病院に入院中。康穂をエロ本に掲載された写真の女性と思い込んだり、看護師をブーツと間違えるなどといった奇行が目立つ。その原因は「脳の一部が欠落している」ためであるが、その欠落のあまりの不自然さに、ここの病院の医師たちは当惑している。定助同様、物の全長・距離を目視で精密に測る特技を持つ。
海で溺れて死にかけた幼少の仗世文を吉良と共に助けた過去があり、そのため彼からは聖女のように慕われていた。
回想の時点では息子と二人で自宅で暮らしていたが、記憶が欠落する、息子を仗世文と間違えるなど病状の進行がみられた。
定助が田最を倒した後に見舞いに行ったところ、自分の指を食べ物と誤認して食いちぎってしまうほど病状が悪化しており、さらに吉良が支払っていた保険外の治療費、一泊12万円の入院費が吉良が死亡したことでストップしたため、隔離病室のような場所に移されていた。定助は彼女を助けるため行動することとなる。
帽子屋
帽子屋「SBR」の店主。客の顔は一通り覚えているらしい。定助の帽子を売ったのも彼であり、記録によれば、帽子は定助が発見される3日前に吉良吉影がオーダーメイドで購入したものだという。顔が似ていたからか定助のことを吉良と断定した。
ジョースター地蔵の世話もしており、偶然だが定助と同じ帽子をかぶせている。
裸の女性
名称不明。定助と康穂が訪れた吉良吉影の自宅マンションの浴槽にいた女性。東京から来て杜王町を旅行中、笹目に吉良を陥れる罠として利用するために拉致され、裸のまま浴室に閉じ込められていた。吉良吉影とは面識があるらしく、定助を吉良だと勘違いしていた。自分が助かるために定助を裏切り、笹目に協力する。しかし定助が笹目を倒した隙に、部屋から裸のまま逃亡。ゴミバケツの中に隠れていた所を、通りがかった子供たちに裸を見られてしまう。
広瀬 鈴世(ひろせ すずよ)
康穂の母。44歳。昼間からゲームをしたり酒を飲んでいる。泥酔し胸についていた「キスマーク」を見られるなど、娘の康穂から軽蔑されているが、つるぎのスタンド攻撃で錯乱し家を飛び出した康穂を外に探しに出るなど、優しい一面も見られる。
ペット屋
カツアゲロードにペットショップを構える老人。スタンド使いではないが道の特性と被害者心理を知り尽くした古強者で、定助をも手玉に取り32万円を巻き上げた詐欺師。歳相応に伝承などに詳しく、物語の根幹に関わる重要なエピソードを定助に伝えた(ただし有料)。
岩切 厚徳(いわきり あつのり)
プロ野球選手。当時24歳。通称「アー君」。常にマスクをしている。
球団「晴天バーディーズ」のピッチャーで、年俸は2009年度で3億円。大リーグ入りが決定していたところ、2009年に右肩を故障し、故障者リスト入りしてしまう。
復活を賭けて2010年に大年寺山愛唱から「ロカカカ」の実を2億円で購入し、「等価交換」のリスクを承知で摂食した。その後、右肩は完治し、選手として完全復活を果たす。副作用で歯と下顎が石化し崩れ落ちてしまったが、選手生命の復活を喜ぶ。以後はマスクを上げて、崩れた顎部を隠している。
愛唱との取引の様子は吉良に盗撮されており、吉良にロカカカの効力を確信させ、さらに仗世文を説得する際の証拠になった。
ジョニィ・ジョースター
Part7の主人公。1901年11月(29歳)、日本政府の要望(お雇い外国人)による馬術指導のために来日した。この時、不治の病におかされていた日本人の妻、理那を故郷である杜王町で療養させていた。治療のため杜王町を訪れるが、11月11日夕刻に岩による撲撃事故に合い、翌日未明に亡くなったと新聞で報道されている。
ペット屋の老人が語る話によれば、ジョニィは理那の病を治すためにニューヨークのある墓地の地下深くにある「聖なる遺体」を持ち出し、理那の病を世界のどこかにいる誰かに引き受けさせようとした。しかしそれを引き受けたのは皮肉にも息子のジョージであり、彼はジョージを救うため、「聖なる遺体」と「タスク」の力を合わせることでジョージを蝕む病が自分に降りかかるよう仕向け、引き受けた病と爪弾の直撃による致命傷で死亡したという。直後、崩れ落ちてきた岩によって頭を潰され「首なし死体」となった。
東方 理那(ひがしかた りな)
ジョニィの妻。1874年生まれ。
「スティール・ボール・ラン」レースの後、大西洋を渡る船の中でジョニィと知り合った彼女は、そのまま彼の故郷へ向かい18歳で結婚し、数名の子供をもうけている。1901年には夫と共に日本におり、夫が事故死した事件で取り調べを受けている。
ファンタジー伝承によると、原因不明の病にかかり、初めは記憶を失ったり思い出したりする程度だったが、最終的には顔に折り紙のような折り目がついて硬くなり、命に関わるほどになり、日本に帰された。その時ジョニィが持ち出した「聖なる遺体」により自身の病は取り除かれたが、代わりに息子のジョージがその禍を被ってしまった。
ジョージ・ジョースター(III世)
ジョニィと理那の長男で妹がいる。1898年生まれ。
ファンタジー伝承によると、「聖なる遺体」の奇跡で母が患っていた不治の病をおっかぶることになってしまうが、最終的に父ジョニィが引き受ける形で生存したとされる。
成人してからエリザベスなる女性と結婚し、1924年には長男ジョセフ・ジョースター(ホリーの父、吉影の祖父)をもうけた。
空条 仗世文(くうじょう じょせふみ)
短めのリーゼント頭の青年。物語開始の数日 - 数か月前の時点で19歳。T学院農学部所属の大学生。
カレラが定助と勘違いした人物。最初にカレラが見せた携帯電話の中の写真ではリーゼント頭をしており、吉良、カレラと共に親しげに写っていた。
幼い頃、母親から離れたところで海遊びをして溺れてしまい、近くに来た母親に助けを求めたが見殺しにされて生死の境をさまよっていた所をホリー(と、吉影)に救われる。成長した後にたまたま吉良の前でスタンド能力を使ったことでコンタクトを取るきっかけとなり、ホリーが病に侵されていると知ると、吉影と手を組み、岩人間たちが持つ病を治す謎のフルーツ「ロカカカ」を巡る運命に身を投じる。
大年寺山愛唱からロカカカの枝を奪うと、スタンド能力を用いて接ぎ木を行い、密かに栽培していた。しかし、震災後にそれが田最環らに察知されると、執拗な追跡によって収穫を目前に控え、吉影とヨット内で育ち具合を話していたところで襲撃を受けてしまう。田最の尋問に屈し、吉良を裏切りかけるが、一計を案じた吉良によって救われる。ヨットが爆破した後、気を失った吉影を必死で陸にあげ、裏切ろうとしたことを謝罪。そして育てた2つのロカカカの1つをソフト&ウェットで砕いて吉影の口に入れる。その後、襲撃によって付いた吉影の傷が治ったのと引き換えに自らの顔の右側が砕け散り、左指にヒビが入る。だが、吉影が頭に鉄の破片がささって、死んでいることに気づき、号泣。もう1つのロカカカをエイ・フェックス兄弟の襲撃を撃破して吉影に食べさせ、吉影と一体となり、定助の半身となる。
彼が接ぎ木して栽培した新種のロカカカこと「新ロカカカ」は今までと違う効力を見せているため、岩人間たちに狙われることとなった。
ソフト&ウェット
東方定助のスタンドの基となったスタンド。詳細は不明だが、「しゃぼん玉」(ただし星型のマークは無い)を用いて何かを吸い上げる能力を有している。
ラーメンの上に零した胡椒を吸い上げてテーブルの上に放出したり、切断された枝を木に接着(接ぎ木)したり、フルーツをバラバラに分解して口の中に運んだりと、定助のスタンドとは多少異なった能力である。
仗世文の母親
若く可愛らしい女性だが、仕事を仮病で休んで海水浴に行ったり、ナンパされたらすぐについて行こうとするなどだらしない性格。海水浴に赴いた際、幼い仗世文が波にさらわれて溺死し掛けているのを目撃するが、動揺した様子で見殺しにしようとした。吉良には息子を見殺しにしようとしたことを見抜かれていた様子。以後の消息は不明。

用語・キーワード[編集]

杜王町
本作の舞台となる杜王町は物語の中でM県S市紅葉区にある町とされている。町の名産品は牛たんミソ漬け[7]、別荘地帯と観光およびマイクロ・チップ部品製造産業が主な財源となっている[7]。町は大震災で深刻な被害を受けた上に、地面の下から隆起してきた「壁の目」によってライフラインが絶たれたのが大きな問題となっている。
Part4の杜王町と同名の地も存在するほか、およそ10年後となっており、「密漁海岸」など『岸辺露伴は動かない』からこちらに導入された箇所も存在する。
壁の目
3月11日の震災の際に海岸から内陸へ数百メートルの地点で突然隆起してきた壁。町の小学生により名付けられ、その高さは1 - 3m(特に高い部分は15m)、幅は5 - 8m、距離は全長10kmにも及び、これによって道路水道電気ガスなどが遮断されている[8]。ここで康穂が定助を発見したところから物語は始まる。
スタンド能力を引き出す土地であることが示唆されている。笹目桜二郎や東方大弥はこの土地でスタンドを身につけ、広瀬康穂や東方常秀もここで傷を負い発熱した後にスタンド能力に目覚めている。作者いわく、この場所はPart7『スティール・ボール・ラン』に登場する「悪魔の手のひら」と同じ意味(役割)を持っているとのこと。
さらに周辺の地面には秘密があり、物と物を一緒に埋めるとそれらが混ざり合う特徴がある(レモンミカンを一緒に埋めれば見た目は変わらずに中身が混ざり合う)。これを知っているのは一部の人間だけであり、虹村京いわく東方家の誰かは震災前から先祖代々知っているという。定助がその影響を受けた人間であることを示すように、彼の眼球とシャボンは中間あたりで境目ができており、微妙にデザインがずれている。また、吉良と定助の睾丸の件を見るに、きっちり半等分されるわけではない模様。
スティール・ボール・ラン・レース全記録
Part7のレース記録を詳細に綴った初代・東方憲助(Part7のノリスケ・ヒガシカタと同一人物)による著作。家系図が収録されており、東方家、ジョースター家、吉良家の関係が描かれている。しかし家系図では、特に憲助を始めとしたPart7の登場人物のレース当時の年齢、さらに生没年と整合性が取れていない。
支倉高校(はぜくらこうこう)
現時点では名称のみ登場。常秀いわく「偏差値は結構いい」「自分の知ってる者に悪そうな者はひとりもいない」。
カツアゲロード(別名 デッドマンズ・カーブ)
この道を通過するとなぜかカツアゲに遭い、常秀も一度カツアゲに遭った。カツアゲする者はここの住人であるが一定していない。この道の南に支倉高校がある。
スタンドの力を利用していて証拠がろくに上げられないせいか、警察もここの事件にはあまり介入しないようにしている模様。その隙を突いて、違法な取引にも使われている。
ジョースター地蔵
ジョニィ・ジョースターが1901年11月11日に落石事故で亡くなったとされる現場に「異国の地で命を落とした米国人騎手の死を悼む」として1902年5月23日に祀られた地蔵。カツアゲロードの南にある。
赤ん坊
康穂がジョニィ・ジョースターが死亡した日の出来事を調べた際に発見した出来事。ジョニィ・ジョースターが息子・ジョージを治すため「聖なる遺体」を隠していた二本松へ訪れる数時間前、二本松の根元で1・2歳と見られる男児が沿岸から漂着していた所を発見された。ニット帽と靴下と高価なネックレスしか身につけておらず、他に身元が分かるものも何もなく、二本松周辺の土地の所有者だった東方家が養子として引き取った。それ以降の記録が遺されておらず、赤ん坊がどうなったかは不明。
「病」
東方家の人間がかかる謎の奇病。初期症状では記憶が少しずつ無くなっていき、やがて皮膚に折り紙のような線が入り、体が岩のように固くなって死に至る。
岩人間
皮膚が硬質化してのようになる体質をもつ、人型の知的生命体。人間とは別の種族だが、岩にならない限り目視では人間と区別がつかない。
皮膚を「石」のようにすることで、生物としての活動のほとんどを停止させる。この状態で、自然界の高低温や乾燥に耐えることができる。石になっていられる時間は限られているが、限界点までの範囲内であれば任意で解除できる。「S&W」のラッシュでも傷つかないほど硬いが、身体が欠けると出血する。活動を再開するには微弱ながらも皮膚呼吸が必要であり、これができないと体細胞が急激に劣化して窒息死する。
作中では八木山夜露が初めて岩人間として登場した。夜露以外にも岩人間が社会の中に紛れ込んでいるかもしれないと憲助は推測している。また、人間社会で生活する際には、主に近親者のいない行方不明者などの戸籍を裏で改ざんし、その人物になりきって生活する。
#46(単行本では第11巻収録)の冒頭で4ページに渡って岩人間の詳細な解説がグラフ形式にて書かれている。
設定上は雌雄(男性・女性)があるとされているが、女性型は登場していない。スタンド使い率も高いとされ、登場した岩人間の全員がスタンド使いである。
ロカカカ
つるぎやホリーの奇病を治す可能性を持つ果実、および樹木の本体。果実名は#41(単行本10巻)にて明らかにされている。
正確には樹木というより、果実のなる多年草植物である。実の形状はイチジクに似ている。
元々はニューギニア島の高地に自生していた植物。原住民から病を治す「奇跡の果実」として重宝されてきたが、太平洋戦争の日本軍占領を機に島から消失した。岩人間たちが輸入して日本国内で所有・鉢植の形で栽培している。輸入時の税関や検疫には引っかからず合法である。
この実を食べるとケガや病気が治る。欠損した身体すら再生する。ただしその効果は等価交換であり、代償に身体のどこか一部が岩となって粉々になってしまう。
さらに、徐世文と吉影が接ぎ木した枝を東方家の林に隠したことで、接ぎ木または壁の目の土地の影響を受けて性質が変質し、新種の果実が実った。生きた徐世文と死んだ吉影が等価交換することで、定助と死体へと変わった。この新ロカカカは、不死への可能性ともいえる代物である。礼は越冬できないと予測しており、特別な「虫」のを用いて栄養を与えて果実を収穫できる状態にした。
礼が飼育している昆虫で、カイコガの幼虫のような姿をしている。植物の管に潜り込み、三角形の糞をして栄養を与える共生の習性を持ち、礼はこの虫を使って品質の高い果物を栽培している。ロカカカの樹を観て越冬できない状態だと判断した礼が、この虫を使って果実を収穫できる状態にした。
ごま蜜団子
第2話で杜王銘菓として登場した「ごま蜜団子」は実際にある岩手県の和菓子店が製造している「生菓子[注釈 8]」がモデルで、2012年に開催された原画展ではパッケージを「ごま蜜団子」に変えた商品が限定販売された[注釈 9]

書誌情報[編集]

表紙イラストのカラー原画には荒木が自ら調合した色が使われているため、単行本では通常の4色に特色を2色加えた6色刷りとなっているが、これでも完全に再現できていないという[9]。なお価格は他のジャンプ・コミックスと同じである。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ Part1からの通算
  2. ^ 繋ぎ目は#016「『ペイズリー・パーク』と『ボーン・ディス・ウェイ』 その⑤」以降に明確に描写された。
  3. ^ ゲーム『オールスターバトル』でのラッシュ攻撃時の台詞にも、きちんと「アラ」を含んで再現された。
  4. ^ 常秀と同じ大学に通っており、いわく「社会性ゼロの人しかいない」社会学部だという。
  5. ^ 康穂の独白によればキスはしたとのこと。
  6. ^ 吉良の死体が発見された際は自ら赴き死体の確認もしている。
  7. ^ 名前を紹介する際に礼の読み仮名を「レイ」ではなく「ライ」」と言っている。
  8. ^ 劇中と同じく8個入りと16個入りがある。
  9. ^ 松栄堂公式サイト

出典[編集]

  1. ^ 荒木飛呂彦・著『ジョジョリオン』第1巻、表紙カバー
  2. ^ 朝日新聞夕刊』2011年7月2日『震災後の世界 マンガに 「ジョジョリオン」など
  3. ^ ジョジョ、連載開始から28年目で「文化庁メディア芸術祭」大賞”. MSN(発信元・ORICON STYLE) (2013年12月5日). 2013年12月21日閲覧。
  4. ^ a b c d e 「Commented by Hirohiko Araki」『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』302-312頁。
  5. ^ a b 『ジョジョリオン』14巻著者コメント
  6. ^ フランス語
  7. ^ a b 『ジョジョリオン』第1巻 p.13
  8. ^ 『ジョジョリオン』第1巻 pp.16-17
  9. ^ 杜王新報 特別版 p10『アラキ×カタル』 - 2017年の原画展で配布された新聞

発売日[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ ジョジョリオン/1|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2012年12月1日閲覧。
  2. ^ ジョジョリオン/2|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2012年12月1日閲覧。
  3. ^ ジョジョリオン/3|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2012年12月1日閲覧。
  4. ^ ジョジョリオン/4|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2013年5月18日閲覧。
  5. ^ ジョジョリオン/5|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2013年10月18日閲覧。
  6. ^ ジョジョリオン/6|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2014年3月23日閲覧。
  7. ^ ジョジョリオン/7|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2014年5月19日閲覧。
  8. ^ ジョジョリオン/8|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2014年10月17日閲覧。
  9. ^ ジョジョリオン/9|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2015年2月19日閲覧。
  10. ^ ジョジョリオン/10|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2015年7月17日閲覧。
  11. ^ ジョジョリオン/11|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2015年12月18日閲覧。
  12. ^ ジョジョリオン/12|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2016年3月18日閲覧。
  13. ^ ジョジョリオン/13|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2016年7月19日閲覧。
  14. ^ ジョジョリオン/14|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2016年12月19日閲覧。
  15. ^ ジョジョリオン/15|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2017年7月19日閲覧。
  16. ^ ジョジョリオン/16|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2017年9月19日閲覧。
  17. ^ ジョジョリオン/17|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2017年12月19日閲覧。
  18. ^ ジョジョリオン/19|荒木 飛呂彦|ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社”. 2018年7月20日閲覧。

外部リンク[編集]