空条承太郎

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空条 承太郎
ジョジョの奇妙な冒険のキャラクター
作者 荒木飛呂彦
伊勢谷友介
梁田清之
小杉十郎太
稲田徹
小野大輔
高森奈津美
詳細情報
愛称 承太郎
ジョジョ(JOJO)
性別 男性
親戚 ジョナサン・ジョースター高祖父
エリナ・ジョースター(高祖母
ジョージ・ジョースターII世(曽祖父
エリザベス・ジョースター(曾祖母
ジョルノ・ジョバァーナ曽祖叔父
ウンガロ(曽祖叔父)
リキエル(曽祖叔父)
ドナテロ・ヴェルサス(曽祖叔父)
ジョセフ・ジョースター祖父
スージーQ・ジョースター(祖母
空条貞夫(
空条ホリィ(
東方仗助叔父
静・ジョースター(義叔母
空条徐倫
国籍 日本の旗 日本

空条 承太郎(くうじょう じょうたろう)は、荒木飛呂彦漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する架空の人物。Part3『スターダストクルセイダース』の主人公。

人物[編集]

1970年生まれ[1]または1971年生まれ[2]みずがめ座。血液型はB型。身長は195cm、体重は82kg[1]。口癖は「やれやれだぜ」。瞳の色は「ややグリーン(原作表記に基づく)」、髪の色は黒。 父は日本人ジャズミュージシャン・空条貞夫[3]、母はジョセフ・ジョースターとスージーQ夫妻の一人娘ホリィ。日本人とアメリカ人のハーフ(ダブル、ミックス)である。空条徐倫は実娘(長女)に当たる。

常に寡黙かつ沈着冷静だが、根は激情家で正義感が強い。

シリーズを通して最も多く、そして長期に渡って活躍したキャラクターである。モデルはクリント・イーストウッド[4]。作者によると名前は「条」「承」と、「じょう」を続けることだけは初めから決まっており、後は漢和辞典を見ていて目についた「空」の字を付けたという[1]

Part3では学帽学ランを着用している。学帽には左手の平のマークが付いている(ごく少数だが、中指にペンダコがある右手の甲のマークの場合もある)。これは本作を象徴するマークとして、Part3以降もさまざまな場所で登場している。服装の学ランは、横山光輝の漫画『バビル2世』の主人公・浩一が学生服のまま砂漠で活躍する姿に強く影響を受けている[1]。Part4以降では帽子と厚手のコートを身に着けている。Part4の最後でかぶっている帽子には、手の平マークと共に、♂と♀を合わせたプリンスの古いマークが描かれている[5]。帽子は滅多なことが無い限り脱がず、後頭部と一体化しているように描かれているが、これについて作者は、後ろから見ても承太郎と分かりやすくするため、また自身にとっても描きやすいためそうしていると語っている[要出典]

劇中での活躍[編集]

Part3『スターダストクルセイダース』[編集]

17歳(1988年[注 1])。東京都在住の男子高校生。100年前に高祖父のジョナサン・ジョースターと共に海へ沈んだはずのDIOが復活した影響で、祖父のジョセフと共にスタンド能力に目覚める。スタンド発現の悪影響で重体になった母のホリィを救うため、祖父やモハメド・アヴドゥル、花京院典明やジャン=ピエール・ポルナレフ、イギーら仲間たちとともにDIOを打倒すべくエジプトを目指す。DIOとの戦いの中で3人の仲間を失うも、スタンドの真の力を覚醒させ、最後はDIOに引導を渡し、ジョースター家とDIOの永きに続いた因縁に一応の終止符を打った。

威圧的な外見と気性の激しい性格のために暴力事件を頻繁に引き起こしており、周囲からは不良のレッテルを貼られている。幼少期は素直で大人しい子供だったらしいが、実は当時からすでに「やる時はやる」性格を持っていたようである。通っている高校の不良たちからは一目置かれ、周囲の女性からの人気も高いが、本人はまとわりつく女性を鬱陶しく思っている。

未成年ながら飲酒喫煙の習慣があり[注 2]、「火のついたタバコを口の中に5本入れ、火を消さずにジュースを飲む」という奇妙な特技を持つ。好角家でもあり、留置所の中に入っていた時にはラジオで大相撲中継を聞いていたほか、エジプトへの道中では花京院に土俵際での面白さを語っている。2万円のズボンを穿くなど服装へのこだわりが強く、エジプトへの道中も常に学生服姿だったうえ、インド - パキスタン間での運命の車輪戦では、制服が焼失した後もわざわざ現地で制服を仕立て直してもらっている。

単行本第14巻に掲載された設定では、好きな歌手久保田利伸、好きなスポーツ選手は千代の富士、好きな女の子のタイプは日本人的な女性、大嫌いなタイプはウットーしい女、好きな映画は『ネバー・クライ・ウルフ』、趣味は飛行機に関する本を読むこと、好きな色は透明感のある色、となっている。

物語開始当初は空条の「条」と承太郎の「承」を合わせたニックネーム「ジョジョ(JOJO)」で呼ばれていたが、やがてそう呼ばれなくなり、Jガイルとホル・ホースの襲撃以降は完全に「承太郎」とだけ呼ばれるようになった[注 3]

Part4『ダイヤモンドは砕けない』[編集]

28歳(1999年)。海洋学者となっており、海洋生物研究の第一人者として学会にその名を馳せている。年老いたジョセフに何かあった時のために遺産を整理していたところ、彼に隠し子・東方仗助がいることが判明する。仗助への遺産分配の手続きと、ジョセフの念写によりM県S市杜王町に潜伏していることが判明した殺人鬼・アンジェロこと片桐安十郎の追跡のため、杜王町を来訪する。仗助と協力してアンジェロを倒した際、スタンド使いを生む「弓と矢」の存在が彼の証言から明らかとなり、その調査のために続けて杜王町に滞在することになった。

根本の激情的な性格は変わらないが、広瀬康一から「ワイルドな風貌ながら知性的で物静かな態度」と評されるなど、Part3当時に比べると言動は落ち着いている。仗助たちには豊富な知識や実戦経験などから一目置かれているほか、Part4の最終的な敵・吉良吉影にも仗助に次いで排除すべき相手として警戒されている。

最終話には「杜王町滞在中に執筆したヒトデに関する論文で博士号を取った」という記述がある。Part6での描写によると、この時点でアメリカ人女性と結婚済みであり、徐倫も生まれていたようである[注 4]

Parte5『黄金の風』[編集]

30歳(2001年)。Part4での件から一目置いた康一に、DIOの遺児である少年・汐華初流乃(ジョルノ・ジョバァーナ)の調査を依頼する。その後、康一からの報告によりジョルノがスタンド使いであることを確認すると調査を打ち切り、以降は登場しない。

本作以降、一人称に「わたし」も用いるようになっている。また、クライマックスでは1990年代初めにポルナレフと共同で「弓と矢」の調査をしていたことが明かされている。

Part6『ストーンオーシャン』[編集]

41歳。DIOの元部下ジョンガリ・Aの陰謀でG.D.st刑務所に投獄された徐倫を救出するため、スピードワゴン財団(SPW財団)の協力を得て脱獄の手引きを行うが、陰謀の真の首謀者・プッチ神父の襲撃を受けて記憶DISCとスタンドDISCを奪われ、長い間仮死状態となっていた。後に徐倫の活躍でDISCが2枚とも取り戻されたことによって復活し、決戦の地ケープ・カナベラルに駆けつける。冷静な判断力や往年の実力は健在であるが、仲間を助けるために自分を犠牲にする覚悟も変わっていない。そのため、プッチ神父との最終決戦では彼の攻撃から徐倫をかばった隙を突かれ、頭から裂かれて死亡する。

家庭をかえりみず仕事に励んでいたために家族との関係は悪く、物語開始時点でアメリカ人の妻とは離婚済みである。特に、重病に苦しむ幼い徐倫を無視して杜王町へ赴いていたことなどを理由に、徐倫からは激しく憎まれていた。しかし、それは妻子を戦いに巻き込むまいとしたためで、後に本心を知った徐倫と和解して「父さん」と呼ばれるまで関係は修復し、わだかまりも解ける。

容姿は青年期に比べて大きく変化していない。刑務所内での台詞によると、この頃には喫煙習慣はなくしていたようである。SPW財団の人間からは、Part4で博士号を取ったことから「博士」と呼ばれている描写がある。

スタープラチナ(星の白金)[編集]

【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A→E(完成)】(『JOJO A-GO!GO!』による)

逞しい筋肉質の肉体を持った人型のスタンド。頭髪があり、デザインは「人型のスタンド」の中でも特に人間に近い。

射程距離は約2メートルと短いが、他のスタンドを寄せ付けない桁外れなパワー、スピード、精密動作性、視力、動体視力を持ち、眼前から発射された銃弾を指で摘んで止めることもできる。決め技は「オラオラオラオラ……オラァ!!」の掛け声と共に拳撃の連打を相手に叩き込む「突きの連打(オラオラのラッシュ)[6]」。また、力を人差し指と中指に溜めて伸ばし、敵を刺し貫いたり切り裂く「流星指刺(スターフィンガー)」もある。

スタンド名の由来は、タロットカードの大アルカナ17番目のカード「」。後に「近距離パワー型」と呼ばれるタイプのスタンドの原型である。その圧倒的な性能、能力、また本体である承太郎の隙の無さから、Part4以降は「完成された」「強くて無敵の」「史上最高(最強)の」スタンドと形容されている。

登場初期は顔が承太郎に似ていたが、物語が進むにつれて独特のものへ変化していった。また、スタンド自身が自我を持っているような描写や、射程距離外から物体を承太郎のもとへ持って来ることもあった。OVA版では、DIOに止められた時の中でスタンドが承太郎の意識とは無関係に動き、DIOの攻撃を即座に防いで反撃している。

作者によるとデザインは守護神をイメージしており、肩パッドは『北斗の拳』のようなもので、渦巻き模様で無限や波紋を表現している[7]

作者は『溜池Now』(GyaO)で中川翔子と対談した際、彼女から「最高のスタンドであるスタープラチナに勝つことができるスタンドはありますか?」と質問され、「存在しない。(強いて言うなら)承太郎の子孫が使うスタンドだけでしょうね」と答えている。

スタープラチナ・ザ・ワールド[編集]

当初は優れた戦闘能力と身体能力を持つのみのスタンドだったが、Part3での最終決戦において、DIOの「ザ・ワールド」と同じ「時を止める」能力に目覚めた。この能力はPart4以降「スタープラチナ・ザ・ワールド」と命名され、Part6における解説では、この能力名がスタンド名として扱われることもあった。

時を止められる時間は、Part3では一瞬 - 2秒、Part4では0.5秒 - 2秒、Part6では2秒 - 5秒と、時期によって一定していない。Part6の解説では、スタンドのスピードが光の速度(または時間)を超えた時に、この世の時間を止めることができると解説されている。DIOとは違い、時を止める時間を伸ばそうとはしなかった。

スタープラチナ・オーバーヘブン
作者がストーリーや設定を監修したゲーム『アイズオブヘブン』の世界でザ・ワールド・オーバーヘブンを理解した承太郎が「同じタイプのスタンド」と認識して目覚めた能力。
触れた対象に強制的に「真実を上書きする」能力を持つうえ、DIOの「真実を上書きする」能力を上書きし直すことにより無効化させることができる。ただし、ザ・ワールド・オーバーヘブン同様、能力を発動させるには対象に触れる必要があるほか、能力の対象に比例して「精神エネルギー」を大量に消費し、一度の発動ごとにかなりの時間を要するなどのデメリットがある。
エピローグでは元の時代に戻る際に能力を発動させ、アブドゥル、花京院、イギーの「死んだ真実」を上書きし、「重傷を負い入院しているものの生存した」という「真実」に変えた。

担当声優・俳優[編集]

梁田清之
小杉十郎太
  • OVA版
稲田徹
小野大輔
高森奈津美
  • テレビアニメ版・小学生の承太郎
伊勢谷友介
  • 実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ Part4では、Part3が本来の1989年ではなく1987年に設定されたため、Part4でのPart3に関連する西暦や年齢には若干ズレが生じている。
  2. ^ テレビアニメ版では当該シーンに修正が加えられており、テレビ放送時には口元が影状のエフェクトで隠されている。
  3. ^ テレビアニメ版も原作同様J・ガイル襲撃を境にそうなっていたが、アニメオリジナルとしてJ・ガイル襲撃後に家出少女(アン)が香港に発つ際、承太郎のことを「ジョジョ」と呼ぶシーンがある。
  4. ^ ゲーム『アイズオブヘブン』では、オリジナルストーリーモードのエンディングに原作のPart4冒頭と同じシーンで6歳の徐倫が登場しており、承太郎は本来なら母(=承太郎の妻)と留守番させるつもりだったが、徐倫が泣き喚いて駄々をこねたために仕方なく同行させたと言っている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 画集『JoJo6251 [荒木飛呂彦の世界]』より[要ページ番号]
  2. ^ 第4部1999年3月時点で28歳との記述あり。雑誌ダ・ヴィンチ2012年8月号記述より[要ページ番号]
  3. ^ 物語開始時点では、演奏旅行中だった。
  4. ^ 函装版『JoJonium』第8巻「荒木飛呂彦が語るキャラクター誕生秘話」より[要ページ番号]
  5. ^ テレビアニメ版Part4(=3rd Season)では、第1話から第15話まではアルファベットの『J』と『♡』の中心に手の平マークがデザインされたものを着用(Part4前期仕様)、第16話から第22話前半までは魚『J』と太陽『O』をモチーフにしたデザインを着用(Part4中期仕様)、第22話後半からは原作と同じ先述の♂と♀と手の平マークをモチーフにしたデザイン(Part4後期仕様)とそれぞれ変化している。なお、ゲーム『アイズオブヘブン』での第4部版は後期仕様がデフォルトとなっている。
  6. ^ 単行本第28巻および文庫版第17巻のDIOのセリフより、その名がついている。テレビアニメ版では、アブドゥルから「スピードラッシュ」と呼ばれている。
  7. ^ 『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』の荒木飛呂彦によるコメントより[要ページ番号]
  8. ^ anime_jojoのツイート (414603548031066112)
  9. ^ CHARACTER”. ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル. 2015年2月1日閲覧。
  10. ^ アニメ版『ジョジョ』放送記念で小野大輔ボイス“空条承太郎”のレアメダルを手に入れろ”. ファミ通App. 2014年5月16日閲覧。
  11. ^ 『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』プロモーション映像第1弾が公開”. ファミ通.com. 2014年12月21日閲覧。