速水真澄

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速水 真澄(はやみ ますみ)は漫画『ガラスの仮面』に登場する架空の人物。

概要[編集]

大手芸能事務所である大都芸能の社長。大都グループ総帥・速水英介の養子。能力・容姿共にすぐれた辣腕経営者。北島マヤとの関係が深い男性。

生い立ち・父親との関係[編集]

旧姓・藤村。建設会社の現場主任の子として生まれたが、2歳の時に父が事故死したため、母の文(あや)は速水家の住み込み家政婦となった。幼少の頃から活発かつ聡明であったため、後継者のいない速水英介の目に留まり、母の再婚によって速水家の養子となる。それ以後は後継者として徹底した帝王学を叩き込まれて育つ。しかし英介からはまったく愛情を注がれず、薄幸な幼少時代を送ってきた。

幼少期に身代金目当てで誘拐された際は父に見捨てられ、自力で脱出して何とか事なきを得た。また屋敷が火事になった際は、大切にしていた『紅天女』の舞台道具ばかり気にかけ、それらを身を挺して持ち出し重傷を負った母を気にかけることすらない父の姿を目の当たりにする(英介にとっては元々真澄を後継者にするための結婚であり、妻への愛情について描写はない)。父のそんな数々の薄情な仕打ちに対し、密かに復讐心を募らせていく。そして『紅天女』を守って重傷を負った母の死をきっかけに、父が築き上げてきた会社の全てと、父が何よりも生きがいにしている『紅天女』をこの手で奪いさろうと決意する。以来、年相応の感情や人らしい愛情の一切を仮面の下に封じ込め、英介の施す英才教育を進んでこなし学問・スポーツともに優れた青年に成長する。その後、父の後継者として大都芸能の社長の座に付き、やり手の若社長として采配を振るい始める。

社長としての有能さに加え、容姿端麗な姿から女性に好意を寄せられることが多いものの、愛情の薄い幼少期を送ってきたため他人に対して心を閉ざし、純粋に人を愛することができず、会社のためならば強引な手段で相手を陥れることすら厭わない冷酷な性格になってしまった。『紅天女』の上演権を狙う際にも、上演権をもつ月影千草および月影が率いる劇団つきかげに悪質な嫌がらせを仕掛けている。(嫌がらせの現場を目の当たりにしたことでマヤは彼を嫌悪するようになった。)

北島マヤとの関係[編集]

月影に接触するうち、彼女が後継者として育てている北島マヤの演技にかけるひたむきさに心打たれ、素性を隠して、一ファンとして支援する。マヤへの手紙にはいつも紫の薔薇を添えている。

マヤと初めて出会ったときは、彼女への恋愛感情を認めようとはしなかったが、次第に自覚せざるを得なくなる。しかし、劇団つきかげに対する上記の嫌がらせに加え、マヤの名を売るために結果として北島春を死に追いやったことにより、マヤに激しく憎まれていると思い込んでいるため、本人がマヤとのつながりが切れることを怖れ、「紫のバラの人」の正体や彼女への愛情を秘密にしている。また彼女より11歳年上であることにも躊躇を感じている。彼の想いを知るのは、秘書の水城冴子と聖唐人だけである。

一方、英介の意向により鷹宮紫織との縁談を勧められ、婚約した。紫織と結婚するつもりでいても、心の底ではマヤをあきらめきれない。マヤの前にいるときは平然としてふるまうが、一人でいるときには荒れる。また、マヤとの絆の象徴である紫の薔薇には今なお深い思い入れがあり、紫織が花屋で何の悪気もなく紫の薔薇を所望した時には、無意識のうちに怒る。

やがて、アクシデントから紫織が真澄と過ごすために予約した豪華客船でマヤと一晩過ごし、その際にマヤへの恋心を素直に認め、マヤと思いが通じあう。これを機に、紫織に対して「性格の不一致」から破談を申し入れた。

交友関係[編集]

神恭一郎
スケバン刑事』シリーズの主要キャラの一人で、真澄とは大学時代の親友。
作者である美内すずえとのコラボレーション企画で誕生した設定で、『花とゆめ』1982年号10号に掲載された『ガラスの仮面』と『スケバン刑事』とで描写された。私立探偵の神が疑惑を感じた芸能プロダクションの調査を真澄に依頼する電話が掛かってくる。またこの時の模様の神側の描写が『スケバン刑事』に描かれており、真澄も声(電話越しの吹き出し)だけではあるが『スケバン刑事』に登場している。コミックスでは『ガラスの仮面』24巻63ページから66ページ、『スケバン刑事』20巻47ページから48ページに収録されている。

演じた役者[編集]

ドラマ・舞台など[編集]

アニメ[編集]

ゲーム[編集]

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外部リンク[編集]