レオン・S・ケネディ

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レオン・スコット・ケネディ[注 1] (Leon Scott Kennedy) は、カプコンのゲーム『バイオハザード』シリーズに登場する、主人公の1人である。

登場作品
バイオハザード2 (以降、『2』)
バイオハザード4 (以降、『4』)
バイオハザード6 (以降、『6』)
BIOHAZARD GAIDEN (以降、『GAIDEN』)
バイオハザード ディジェネレーション (以降、『DG』)
バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ (以降、『DC』)
バイオハザード ダムネーション (以降、『DM』)
バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ (以降、『ORC』)
バイオハザードV リトリビューション (以降、『V』)
バイオハザード: ヴェンデッタ (以降、『VD』)

公式プロフィール[編集]

  • 年齢:21歳(1998年9月当時)→25歳(2002年当時)→27歳(2004年秋当時)→28歳(2005年当時)→34歳(2011年当時)→36歳(2013年6月 - 7月当時)
  • 血液型:A型
  • 身長:178cm→180cm(『4』以降)
  • 体重:70.2kg→75kg(『6』)

基本設定[編集]

ラクーンシティで発生した猟奇事件に興味を持ち、警察学校卒業後にラクーンシティ警察署(以降、「R.P.D.」)への配属を願い出たが、皮肉にもその事件で街が壊滅したことから1日で失職してしまった。

『2』での愛車はジープ・ラングラーだったが、ラクーンシティの消滅に伴い、失われている。銃はマイナー系を好む(『2』で使用したH&K VP70は私物であったらしい[1])。銃の技術については、玄人でも扱いにくいデザートイーグルを平然と扱える[2]など、並みの警官を凌駕するほどに優れているが、ショットガンに関しては『2』での扱いはぎこちなかった。エージェントとしての特殊訓練と実践の経緯から、『4』以降では近接格闘に長けており、銃を持ったエイダ・ウォンを圧倒する[注 2]ほか、『6』では体格で勝るクリス・レッドフィールドレスリングで互角に渡り合う。体術は蹴り技を主としており、投げ技も使う。それらの設定が反映されている『DG』などのフルCGアニメ映画版では、ガラスの破片や建物の瓦礫が無数に降り注ぐ中を、同行するアンジェラ・ミラーを守りながら無傷で駆け抜けるなど、さらに並外れた身体能力を発揮する姿が散見される。

非喫煙者。『4』では同行警官からタバコを勧められるも断っており、ルイス・セラから持っていないかを訊かれた際にも「ガムならある」と答えている。なお、『2』ではライターを所持していたが、これはR.P.D.のエンブレムが刻印された支給品である。

私服は皮のボンバージャケットを好んで着用するが、『4』では敵に盗まれてしまった。

髪の色は『2』の本編中では茶髪だが、CGイラストでは金髪で描かれていた。『4』から完全に金髪になったが、『4』以前の話を描いた『DC』では茶髪である。

『2』ではクレア・レッドフィールドをはじめとして女性との会話に青臭さ[注 3]も見せていたが、『4』以降の作品ではクールな面が強調され[注 4]、アクロバットを軽くこなす身体能力と、どんな危機に遭っても軽口を叩く余裕を見せながら有言実行する精神力を併せ持つ[注 5]など、貫禄に満ちて大きく成長しており、『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』では大胆不敵な男とも称されている[3]

日本語字幕版『4』では「泣けるぜ」という台詞が口癖になっているが、本来の英語の台詞は意味がまったく異なる。

女性に対しては誠実だが女運が悪く、『2』の当初もR.P.D.への着任前日に着任をめぐって当時の恋人と大喧嘩を経て別れることとなり[4]、自棄酒をあおって眠り込んだために大遅刻する羽目となっている。

T-ウイルスに対して完全な抗体を持っているため、ゾンビなどと接触したり、攻撃を受けてもゾンビ化することがない。

人物関係[編集]

クレア・レッドフィールドとはラクーンシティ事件以降、さまざまな事件を共に切り抜けた戦友同士であり、そのクレアの兄、クリス・レッドフィールドとは『6』以前にクレアを通して会っており、B.S.A.A.の中心人物と大統領直属のエージェントという互いの立場上会ったのはごくわずかな時間ながらも、同じ目的やバイオテロをお互いに憎む気持ちなどで意気投合していたようである[注 6]

エイダ・ウォンとはラクーンシティ事件以降、さまざまな事件や場所で遭遇しており、敵でも味方でもない微妙かつ複雑な距離でありながらも縁が続いており、互いに特別な感情を抱いているようである。このことについて、『6』でヘレナ・ハーパーに「彼女(エイダ)とはどのような関係か」と訊かれた際には「難しい質問だ」と答えている。また、ラクーンシティの事件以降、さまざまな場で自分を助けるエイダに対して「お前は誰なんだ?何故そこまで自分を助けてくれるんだ?」と疑問を投げかけている。

女性に振り回されやすい性分のようで、各登場作品ではその様子がしばしば描かれている。『2』ではたびたびいら立ちを見せていたが、『4』以降は精神的な余裕が出るようになり、『6』では「女に振り回されるのは慣れてる」と自嘲気味に発言している。

上記の面々のほか、友人に私立探偵アーク・トンプソンがいる。

ストーリー[編集]

『バイオハザード2』[編集]

R.P.D.への着任日の前日にそれを巡って恋人と大喧嘩の末に別れを経験し[4][要ページ番号]、誠実ゆえに大荒れしてヤケ酒をあおり爆睡した影響で派手に遅刻し、朝着くはずだったラクーンシティへ着いたのは既に日も暮れていた頃であった。

いきなりゾンビの群れに襲われた後、行方不明の兄クリス・レッドフィールドを探す女性クレア・レッドフィールドと出会う。クレアと協力して生還者の救出に当たることを決意し、逃げ込んだ先のR.P.D.では謎めいた女性エイダ・ウォンと出会う。真相を究明していくうちに今回の事件がアンブレラの発明した「t-ウィルス」「G-ウィルス」という2つの悪魔のウィルスによってもたらされたもの、事件にアメリカ合衆国政府が関与していること、エイダが各ウィルスを奪うために潜伏していたスパイだったことを知る。しかし、エイダとは共に協力しながら行動するうちに惹かれ合っていく(レオン裏編では、2人のキスシーンがある)。

やがて、再会したクレアや彼女が助け出していた少女シェリー・バーキンと共にラクーンシティから脱出すると、アンブレラを壊滅させることを決意した。

『2』から『DC』の間のレオンの行動[編集]

クリスを探すクレアを気遣って別行動を取らせ、自分はシェリーと共にアメリカ合衆国政府へ保護される。その後、政府の諜報員(アダム・ベンフォード)と名乗る男にサバイバル能力の高さを見込まれたうえ、シェリーの安全の保障を引き換えとして政府のエージェントになることを要請され、エージェントとしての訓練を受けることとなる。

しかし、アンブレラへの追求は緩めておらず、シーナ島におけるアンブレラの研究施設の情報を掴むと、友人のアークに調査を依頼する。ロックフォート島からクレアのSOSを受け取った際にはクリスの居場所を突き止め、彼にクレアの危機を知らせる。また、エージェントになる訓練中にはラクーンシティで死亡したと思っていたエイダが生存しており、元S.T.A.R.S.隊長にして洋館事件の黒幕であったアルバート・ウェスカーの下で活動を再開していることを知る。

『ダークサイド クロニクルズ』[編集]

『4』までの間にもいくつかのミッションに参加しており、その内の1つが本作で語られた「オペレーション・ハヴィエ」である。

ラクーンシティ消滅から4年後の2002年。

南米の麻薬王ハヴィエ・ヒダルゴが元アンブレラの関係者と接触したという情報を元に、アメリカ特殊作戦軍所属のジャック・クラウザーとパートナーを組んでハヴィエの潜伏先である南米のアムパロへ向かうが、案内人の居るミックスコアトル村はハヴィエが送り込んだB.O.W.によってすでに壊滅してしまっていた。

教会で巨大なB.O.W.(ヒルダ)と交戦した後にはその内部で少女マヌエラを発見し、ハヴィエの潜伏先から逃げてきたというマヌエラの道案内でダムへ到達するが、ハヴィエと接触した直後にダムの放水で流され、マヌエラとは離散してしまう。その後、何とか合流したマヌエラから彼女とt-Veronicaウィルスに関する秘密を聞かされた後、ダムを抜けてハヴィエの居城へ向かう。

放っておけばマヌエラがいずれ怪物化してしまうことを危惧したクラウザーは、自身に「俺たちの脅威になってしまう前に彼女を始末した方がいいのでは」と打診するが、大統領からウィルスを根絶するという特命を受けていたため、改めてクラウザーに協力を依頼し、それを快諾した彼と共にハヴィエの居城へ進入する。しかし、この時にクラウザーが内心で「自分は結局政府の駒か」と思い始めていたうえ、事件解決後の彼の失踪につながる遠因となってしまうことを、レオンは見抜けなかった。

ハヴィエからマヌエラの怪物化しない秘密を聞かされた直後にはヒルダと再び交戦し、クラウザーが左上腕に深手を負ってしまう。その後、ハヴィエとベロニカ植物の融合した巨大なクリーチャー「V・コンプレックス」に襲われるが、t-Veronicaの力を覚醒させたマヌエラによる援護やクラウザーとの共闘の末、撃破して生還する。

『バイオハザード4』[編集]

ラクーンシティ壊滅から6年後にしてオペレーション・ハヴィエから2年後、エージェントとしての更なる訓練と経験を積み、肉体的にも精神的にも大きな成長を遂げ[注 7]ホワイトハウス直属エージェントとなっていた。

警護を担当するはずだった大統領の娘であるアシュリー・グラハムが何者かによって拉致されたため、彼女を救出するべくヨーロッパへ向かい、同じくアメリカの組織に属するサポーターの女性イングリッド・ハニガンの情報から、その任務に赴いた地方独自の宗教ロス・イルミナドスの教徒らがアシュリー誘拐に加担していることを知る。

アシュリー捜索中にルイス・セラと名乗る男性と出会うが、訪れた村で村人たちの襲撃を受けたうえ、ロス・イルミナドスが研究した寄生体「プラーガ」に侵されてしまう。その症状が進行する前にアシュリーの探索を続行し、教会で監禁されていた彼女の救出に成功した直後、ロス・イルミナドスの教祖オズムンド・サドラーにより、プラーガを用いた革命と称した世界征服計画を知ることになる。

やがて、エイダと再会して彼女の陰ながらの助力を得つつ、村とその奥に建つ古城からの脱出を図る。その過程でアシュリーが教団に再び連れ去られたため、古城から脱出した後はエイダと共に教団の総本山である孤島に乗り込み、再びアシュリー救出に乗り出す。しかし、その道中には2年前に行方不明になったはずのクラウザーが立ちはだかり、体内に取り込んだプラーガの力を解放する。クラウザー曰く「世界の狂ったパワーバランスを変える」の真意は最後まで明らかにされなかったが、死闘の末に彼を撃破する(実はこの時点においてクラウザーはまだ生存しており、後でエイダに止めを刺された)。

その後、サドラーからアシュリーを救い出すと、彼女と共にプラーガの駆逐と治療に成功する。孤島の深奥部で、プラーガの力を解放したことにより怪物化したサドラーとの死闘の末に彼を倒し、無事に脱出してミッションを終えた。

『バイオハザード ディジェネレーション』[編集]

アシュリー誘拐事件から1年後、エージェントとしての経験をさらに積んだうえに彼女を救出した実績も重なり、大統領から絶大な信頼を得ている。

ある日、アメリカ中西部にあるハーバードヴィル空港でゾンビが大量発生し、その内部はパニックに陥る。それを知った政府は収拾を着けるべく、レオンを現場へ向かわせる。そこで事実上の現場責任者として奮闘しながら、クレアと思わぬ再会を果たす。

クレアや現地警察の特殊部隊「SRT」隊員アンジェラ・ミラーの協力を得ながら、上院議員ロン・デイビスやクレアの知人の娘ラーニー・チャウラーをはじめとした数人の生存者を辛うじて救出し、空港内のゾンビも突入した海兵隊に制圧されたことで、事件は終息を迎えたと思われた。しかし、今回の事件がアンジェラの兄カーティス・ミラーによって引き起こされたバイオテロであることが発覚し、アンジェラと共にカーティスの身柄確保へ出向くこととなる。

しかし、レオンたちが踏み込んだ時には一足遅く、カーティスは製薬会社ウィルファーマ社の研究所で自身にG-ウィルスを投与し、絶大な力を持つクリーチャー「G-カーティス」と化してしまう。その後、苦戦の末にG-カーティスを撃破し、真の黒幕であったフレデリック・ダウニングをアンジェラに逮捕させて事件を解決した。

『バイオハザード5』[編集]

名前のみの登場、『4』での事件(主にプラーガやガナードの生態)について詳述したものが、「ケネディ・レポート」(日本語字幕では「レオン・レポート」)として報告されていることが、主人公のクリスの台詞から明らかになっている。

『バイオハザード ダムネーション』[編集]

2011年、政府側と反政府側との間で内戦状態が続く東欧のスラブ共和国にて、B.O.W.が投入されたという情報を受け、休日の途中で呼び出されて出動する。しかし、アメリカ合衆国政府は突如スラブとの交渉が決裂したのを理由に、スラブから手を引くことを決定する。イングリッド・ハニガンから撤退を言い渡されたが、「B.O.W.が投入されたという情報がある以上、ここで撤退する訳には行かない。」と言ってスラブに留まることを決意する。歩を進めて行く途中、入った駐車場内で複数のリッカーと交戦するが、その最中に天井が崩落し、気絶してしまう。気が付くととある建物の地下に捕まってしまっており、そこで反政府側に立って戦いに身を投じるサーシャ、JD、アタマンと出会う。そこへ政府軍が攻めてきたため、そのどさくさ紛れに脱出に成功する。しばらく、地下通路を歩いているとプラーガに寄生された人間=ガナードに襲われるJDを助け、ガナードたちを退けつつ、JDと協力してどうにか地上に脱出することに成功する。直後に政府軍の1人がガナードたちに襲われ、プラーガを寄生させられている現場を目撃する。その政府軍の男はしばらく苦しんだ後、ガナードと化してしまう。その後、JDと共にサーシャたちの拠点として使っている教会へ向かう。

『バイオハザード6』[編集]

数々のミッションをこなし、大統領直轄のエージェント組織「DSO」 (Division of Security Operations) のエージェントとなっている。

2013年、かつて政府高官時代にレオンをエージェントに迎え入れた大統領アダム・ベンフォードはラクーン事件の真相公表を決意するが、講演を予定していた「トールオークス」でバイオハザードが発生し、彼も感染してゾンビ化してしまう。やむなくアダムを射殺したレオンは、「自分がこの事態を引き起こした」と告げる同僚ヘレナ・ハーパーが「そこで全てを話す」という教会へ向かう。

たどり着いた教会の地下に隠された研究施設で、C-ウィルスの「サナギ」から誕生するエイダ(カーラ)の映像を目撃し、研究施設の地下に存在する遺跡でヘレナの妹デボラを発見するが、すでに彼女はC-ウィルスを投与されており、クリーチャーと化す。その後、現れたエイダと共にデボラを撃退すると、彼女を拉致してヘレナにバイオテロの協力をさせたのは大統領補佐官ディレック・C・シモンズであることを、ヘレナから告げられる。シモンズの告発に動くが、彼に大統領暗殺とバイオテロ首謀者の容疑を掛けられ、ヘレナと共に遺跡を脱出すると、ハニガンの協力で自らを死亡したことにし、シモンズを追って中国へ向かう。

中国へ向かう飛行機の中ではレオンたちの追跡を知ったシモンズの差金によりバイオハザードが発生し、飛行機は墜落してしまうものの、なんとか中国へ降り立った彼らはシェリーやクリスの協力もあってシモンズを発見する。バイオハザードの発生後はC-ウィルスにより変異したシモンズと何度もの死闘を繰り広げ、エイダの協力もあって最後には撃退し、中国を脱出する。帰国後はエイダから受け取ったデータによりシモンズの犯行やレオンとヘレナの無実が証明され、エージェントに復帰した。

エイダがサナギから生まれる映像を目撃したうえ、クリスからエイダがバイオテロに関わっていること、追跡中に死亡したと聞かされるもその直後に死亡したはずの彼女と再会するなどの過程で、エイダに対しては混乱しつつも複雑な感情を抱いている様子が多くみられる。しかし、シモンズとの戦闘では駆けつけてエイダを捨て身で庇うなど、彼女に対する想いは変わっていないようである。

『バイオハザードV リトリビューション』[編集]

本作は映画のストーリーであり、ゲームストーリーとは結びついていない。警察官ではなく、元はアンブレラ社と敵対していたが、アンブレラ社を離反したアルバート・ウェスカーやエイダ・ウォン、及びT-ウィルスによる世界崩壊後もワシントンD.C.を拠点に存続していたアメリカ合衆国政府や軍部と手を結び、カムチャッカ半島の海底にあるかつて旧ソ連が建設した潜水艦基地をアンブレラ社が買収して造り替えたバイオハザード実験施設に捕らわれたアリス・アバーナシーを救出するチームのリーダーとして、バリー・バートンやルーサー・ウェストと共に雪上車で現地に向かい、エイダの情報を元に潜入する準備を整え、施設を破壊すべく電波妨害を考慮した時限爆弾をセットし、エレベーターより潜入した。

潜入後はアンブレラ社の私設軍隊を片付けつつ順調に合流予定地点であるニューヨーク郊外エリアを目指して進んでいたが、途中のモスクワエリアでアンブレラ社の全権を掌握した、元はハイブの制御AIだったレッド・クイーンが放った大勢のプラーガ・アンデッドに攻撃され、足止めを余儀なくされる。しかし、犠牲を出しつつもアリスと合流するが、エイダがやられたとの言に対し「死ぬのを見たのか?」と問いかけ、彼女が否定すると「ならば大丈夫だ、きっと生きてる」と返した。

地下鉄の駅の一角に隠れていたベッキーや一般市民のレイン・オカンボと合流し、更にエイダがアリスに渡していた眼鏡型のデータディスプレイ装置によって当初とは別のルートでエレベーターへ向かうが、いざ地上に脱出という時になってエレベーターへの電力が絶たれるというアクシデントが発生、更にモスクワエリアで遭遇するもアリスの機転で生き埋めになったリッカーが再び現れ、レインを殺してバリーも負傷させ、ベッキーをさらうという事態に対し、ウェスカーがレッド・クイーン率いるアンブレラ社を倒す「武器」とまで明言したアリスが脱出よりもベッキー救出を優先させたのに対して「犠牲を払ったのを無駄にするのか?」と問うが、最後は彼女の意思を尊重して救出に行かせた。

その直後ジル・バレンタイン率いる攻撃部隊が到着、激しい銃撃戦の中で時限爆弾のタイムリミットが迫る中、既に傷を負っていたバリーが自ら決死の覚悟で残って足止めを務めると決意し、これを受けルーサーと共にエレベーターに乗り、脱出を開始、途中でエレベーターが一度止まるがそれは故障ではなく、ベッキーを救出したアリスが少しの間止めて乗り込むためであり、時限爆弾の爆発で大量の海水が施設内に流れ込み、全てが破壊された。

地上に出た生き残りの面々は雪上車で、かつてのロシア海軍の艦艇が氷に閉ざされた海面に並ぶ軍艦の墓場を通り抜け、味方との合流地点を目指し進んでいたが、突如海面の氷が割れ、そのあおりで雪上車が横倒しになり、そこに現れたのは潜水艦基地と共にアンブレラ社に買収され、生物兵器運搬船として使われていた旧ソ連のタイフーン級原子力潜水艦で、その中から現れたのはエイダを人質にしていたジルと彼女の部下である攻撃部隊員のレイン・オカンボだったため、敵はたった2人という状況だったが、ジルとレインは銃もエイダという人質も必要としなかったため、レインは彼が「プラーガ・パラサイト」と呼ぶ特殊な寄生生物を自分の体へ注射器で注入し、人間以上の戦闘能力と生命力を得た。その後、ジルが槍状の武器を手にアリスに襲いかかる中、ルーサーと共にレインを銃撃するが、脳のある頭部への直撃弾は、プラーガ・アンデッドの時とは違い、もはや何のダメージも与えられず、ルーサーと力を合わせてレインと戦うが、肉弾戦では2対1でも遅れを取り、自身は負傷し、ルーサーは胸への一撃で心臓が止まり、絶命してしまう。しかし、アリスや正気を取り戻したジルのおかげでレインは大量のゾンビがいる海中へと沈められ、更に味方のヘリが到着したことでようやく危機を脱した。

なお、本作におけるエイダとの関係は原作に比べて単純化されており、レオン自身はエイダを強く信頼し、魅力的な女性とも考えている節があるのがヘリの機内でエイダの太ももに手を触れるシーンから見て取れるが、逆にエイダから仲間以上の感情を抱かれているのかは不明。

小説版によればR.P.D.に所属しておりジルとも知人であったが、ラクーン事件発生前のアークレイ山地で起きた事故によって殉職したと思われた際、ウィルスの存在を知って訴え出たジルへの圧力として責任を問われ、停職の口実になってしまったことが語られる。

『バイオハザード ヴェンデッタ』[編集]

2017年公開予定のフルCGアニメ映画に登場予定。『6』の設定を引き継いでおり、DSOのエージェントとしてクリスやレベッカ・チェンバースと共にニューヨークへ向かう[5]

主な使用武器[編集]

  • H&K VP70(『2』『4』『DC』『6』) - 『2』では初期装備として所持、改造で三点バーストが可能だった。『4』ではマチルダという愛称が付けられており武器商人から購入でき、こちらはショルダーストックとセットで売られているため分解は不可。『6』ではウィングシューターという名で登場し、1丁拳銃スタイルと2丁拳銃スタイルの切り替えが可能になった。独特のデザインは、『2』のディレクターを務めていた神谷英樹には今ひとつの評価であったが、スーパーバイザーを務めていた竹内潤の熱烈な推薦により、レオンの得物として採用された[4][要ページ番号]。ちなみに、『2』のR.P.D.内で手に入るVP70専用のショルダーストックには、バリー・バートンの私物という裏設定がある。
  • H&K USP(『4』『DG』『RV2』) - オリジナルモデル、レーザーポインターやフラッシュライトが装着可能。スライドに「KENDO」と書かれていることから、ジョウ・ケンドに製造してもらった模様。『DG』では水中での発砲シーンがある。『RV2』ではゲスト出演しているRAIDモードでHG-P10として使用することができる。
  • グロック26(『DG』) - サイドアームとして所有している。オリジナルモデルとは違い、こちらは目立った改造は施されていない。作中でレオンが使ったのは空港内での1回のみで、クレアに貸し出すことが多かった(パッケージ画像でもクレアが所有している)。
  • SIG SAUER P226 - レオンは装備していないがSENTINEL NINEの名を持つ、D.S.Oの制式採用装備P226 E2をベースに作成されたカスタムハンドガン。デザートイーグル同様東京マルイとのコラボアイテム。が、製薬企業連盟にバイオテロ事件について知識・経験共に豊富な彼が考案者に選ばれ、その意見から「世界初の対B.O.W.戦用銃」として完成・試作化に至った代物である。しかし、実地試験や少数生産による戦闘データを十分に取る前に『6』のトールオークスの事件が起こってしまう。M16系統のフラッシュハイダーとストライクフェイスが一体化したパーツやSEALsマガジン(拡張弾倉)などを採用し、各所にオリジナルとは異なったカスタムが施されている。S.T.A.R.S.やB.S.A.A.の制式拳銃でシリーズ恒例でもあるサムライエッジと通ずるものがある。
  • スプリングフィールドXD(『4』) - ブラックテイルの名称で登場、安定した威力で扱い易い。本編と「THE MERCENARIES」で使用する。
  • レミントンM1100(『2』) - 経験不足のせいか扱いがぎこちなく、カスタム後は反動で大きく下がってしまう。いずれも腰だめで発砲する。
  • フランキ・スパス12(『DC』) - SPAS12の名称で登場、ポンプアクションで連射は利かないがレオンの得意武器として扱われている。
  • デザートイーグル(『2』『6』) - .50AE弾を使用する、大型自動拳銃でエージェントになってからも愛用している模様。『6』ではライトニングホークの名称で登場。『2』オリジナルデザインのデザートイーグルが東京マルイから限定発売されている[6]。2回目の限定発売時にはグリップが木製からラバーへ、バレルとスライドの色がブラックからシルバーへ変更されている[7]が、これは長年の使用でパーツが老朽化したためにメンテナンスを行ってパーツが変更されたという設定によるもの。
  • RPG-7(『4』『6』) - いずれもロケットランチャーの名称で登場している対戦車兵器。実物とは異なり使い捨て扱いであるが一部の敵を除いて、一撃で葬り去ることができる最強兵器にしてラスボスを完全に始末できる最終兵器でもある。『4』では無限ロケットランチャーが隠し武器として登場しているほかサドラーにとどめを刺す特殊弾を用いたものを『6』では通常モデルを最終兵器としてエイダから渡される。『5』ではレオンは登場していないが引き続き同じ名称で登場している。
  • トンプソンM1A1(『4』『RV2』) - .45口径高威力のサブマシンガン、いずれもシカゴタイプライターの名称で登場している。『4』では隠し武器で無限弾仕様で登場している(武器商人曰く「こいつは反則だ!」と言われるぐらいの代物らしい)ほか、『RV2』ではゲスト出演したRAIDモードで使用することができる。

グッズ[編集]

『2』で所持していたライターは、『3』発売当時にグッズとなり、販売された。また、『4』発売当時にはレオンをイメージしたTシャツパンツ香水サングラスなどのファッショングッズが販売された。バイオハザード6の発売時、期間限定でゲーム内のレオンが着用しているジャケットと使用されているタブレットケースカバーがセットになったソフトが販売されていた。

その他の登場作品[編集]

レオン・スコット・ケネディを演じた人物[編集]

声優[編集]

ポール・ハダド
  • 『バイオハザード2』
ポール・メルスィエ
  • 『バイオハザード4』
  • 『バイオハザード ディジェネレーション』
  • 『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』
Christian Lanz
  • 『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』
マシュー・マーサー
  • 『バイオハザード6』
  • 『バイオハザード ダムネーション』
  • 『バイオハザード: ヴェンデッタ』
前田剛
  • 『バイオハザード2』ドラマCD
森川智之
  • 『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』
  • 『バイオハザード6』
  • 『バイオハザード ダムネーション』
  • 『バイオハザードV リトリビューション』テレビ朝日版
  • 『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』
山野井仁
  • 『バイオハザード ディジェネレーション』
宮内敦士
  • 『バイオハザードV リトリビューション』劇場公開・ソフト版

俳優[編集]

ブラッド・レンフロ
  • 『バイオハザード2』実写予告CM
ヨハン・アーブ
  • 『バイオハザードV リトリビューション』

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 作中では「レオン」より「リオン」に近い発音である。また、シリーズの主人公で唯一ミドルネームが設定されている。『2』『DC』では、ミドルネームを付けずに「レオン・ケネディ」と名乗る場面もある。また、S・D・ペリーの描いた小説でも登場人物の紹介ページや自己紹介でも単に「レオン・ケネディ」となっている(実写映画の小説版の登場人物紹介ページでも同様)。
  2. ^ その際、プレイヤーに対して「接近戦ではナイフの方が速い」という戦いのヒントも出している。
  3. ^ 日本語版『2』では、女性蔑視と受け取られかねないような台詞もある。
  4. ^ もっとも、『2』でも道端に倒れている人間を発見した時には冷静に状況を判断する、思慮深さを見せていた。
  5. ^ 『4』では、プラーガに寄生されたことで悪夢にうなされるが、すぐに冷静さを取り戻している。
  6. ^ 『6』ではエイダのことで乱闘になったが、すぐに冷静となって会話を交わすなど、強い信頼で結ばれていることが描かれている。
  7. ^ 自分に寄生したプラーガをサドラーに操作されて苦しむが、その最中には連れ去られるアシュリーに発信器をつけるなど、強靭な精神力を見せている。

出典[編集]