バイオハザード3 LAST ESCAPE

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バイオハザード3
ジャンル サバイバルホラー
対応機種 PlayStation
ゲームアーカイブスPS3/PSP/PSVita
Microsoft Windows
ドリームキャスト
ニンテンドーゲームキューブ
開発元 カプコン
発売元 カプコン
シリーズ バイオハザードシリーズ
人数 1人
メディア CD-ROM1枚 (PS、Windows)
GD-ROM1枚 (DC)
専用光ディスク1枚 (GC)
発売日

PlayStation:
日本の旗 1999年9月22日
アメリカ合衆国の旗 1999年11月11日
欧州連合の旗 2000年2月18日
日本の旗 2008年12月24日(ゲームアーカイブス)
アメリカ合衆国の旗 2009年12月3日(ゲームアーカイブス)
Microsoft Windows:
日本の旗 2000年6月16日
欧州連合の旗 2000年11月24日
アメリカ合衆国の旗 2001年4月16日
ドリームキャスト:
日本の旗 2000年11月16日
アメリカ合衆国の旗 2000年11月17日
欧州連合の旗 2000年11月22日
ニンテンドーゲームキューブ:
アメリカ合衆国の旗 2003年1月14日
日本の旗 2003年1月23日

欧州連合の旗 2003年5月30日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
BBFC: 15
PEGI: 16+
売上本数 日本の旗 約155万本
世界 350万本[1]
テンプレートを表示

バイオハザード3 LAST ESCAPE』(バイオハザードスリー ラストエスケープ)は1999年にカプコンよりPlayStation用として発売されたアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザードシリーズ』の第3作である。

欧米では『Resident Evil 3: Nemesis』として発売された。旧年齢区分18歳以上対象から新区分D(17歳以上対象)となった。

概要[編集]

本編シリーズとしては、1998年発売の前作『バイオハザード2』(以降『2』)から約1年振りであり、シリーズで初めて現実の時間帯よりも過去を描いたこととなる。『2』と同じラクーンシティが舞台で、ほぼ同一時間帯に起きた出来事(前作は9月29日-9月30日、本作は9月28日-10月1日)が描かれている。また、PlayStation 2で発売された『バイオハザード アウトブレイク』シリーズともつながりが深い。プレイヤーはジル・バレンタインとカルロス・オリヴェイラを操作して、クリーチャー達と謎の追跡者(ネメシス)から逃れつつ、困難を乗り越えながらラクーンシティからの脱出を目的とする。

ストーリー[編集]

アメリカ中西部の街ラクーンシティで発生したバイオハザード「洋館事件」は、ラクーン市警に所属する特殊部隊S.T.A.R.S.の投入によって解決された。その後、生き残った隊員たちは元凶たる製薬会社アンブレラの悪行を暴こうと活動を続けていたが、真相が世間に公表されることはなかった。警察組織、ひいてはラクーンシティ自体がアンブレラと癒着しており、何より同社の生み出した生物兵器や人喰いゾンビの話など、誰も信じようとしなかったためである。見切りをつけたS.T.A.R.S.は独自の捜査を行うため、長期休暇と偽ってアンブレラの本社が存在するヨーロッパへ旅立った。

その際、ジル・バレンタインだけはアンブレラの研究所を調査するために街で潜伏していたが、洋館事件から2か月後の1998年9月28日、アンブレラの内乱で地下研究施設から生物兵器t-ウィルスが流出したことにより、街全域に及ぶ大規模なバイオハザードに巻き込まれてしまう。交通網は断たれてラクーン市警も壊滅し、市民が次々とゾンビ化していく中、ジルは地獄と化した街からの脱出を試みる。

しかしアンブレラは、事件の証人であるS.T.A.R.S.を抹殺するため、新型の生物兵器「追跡者」を街に送り込んでいた。追跡者の手から逃れるため、同じく街からの脱出を試みるカルロス・オリヴェイラらアンブレラの傭兵部隊U.B.C.Sと渋々協力しつつ、ジルは街を奔走する。

U.B.C.S.も次々と犠牲者を出し、カルロスだけとなりながらもどうにか脱出地点の時計塔へたどり着き、迎えのヘリコプターを呼び出すが、そこへ追跡者が現れてヘリを撃墜してしまう。ジルは追跡者をかろうじて撃退したものの攻撃を受けてt-ウィルスに感染してしまい、意識を失ってしまう。カルロスはジルを救う手段を見つけるために病院へ赴き、ワクチンを入手する。そのおかげで意識を取り戻したジルはカルロスとの行動を再開するが、そこへ死亡したと思われていたU.B.C.S.隊員ニコライ・ジノビエフが現れ、自身が街のバイオハザードの最中に発生した怪物たちの調査をする密命を受けた「監視員」であり、U.B.C.S.が怪物たちとの戦闘データを取るために送り込まれた生贄であったことを告げる。さらには、感染拡大を恐れたアメリカの連邦議会がミサイル攻撃によって街を消滅させる計画を進めているという最悪の事態が発覚し、ニコライは密かに用意されていたヘリでジルとカルロスを置き去りにして街から脱出する。

それでも諦めることなく脱出手段を模索するジルとカルロスに、ジルのことを知る何者かがヘリで向かっているという通信が届く。カルロスはヘリを迎える準備を整えるため、先行する。その後を追うジルの前に、度重なる交戦でもはや原型を留めない姿と化した追跡者が立ちはだかる。ジルは死闘の末、巨大レールキャノンを用いて追跡者を完全に撃破すると、カルロスと共にヘリに乗って街からの脱出に成功する。

まもなく、ヘリと入れ替わるように彼方からミサイルが飛来し、ラクーンシティを巨大な炎で包み込む。その凄惨な光景を見つめながら、ジルはアンブレラへの反撃の決意を固めるのだった。

システムの概要・特徴など[編集]

「追跡者」の登場
別の部屋に逃げ込んでもそのまま追走し、あるいは先回りして出現する強敵。ヘビーモードでは倒すとアイテムを取得できる。
ライブセレクションの導入
ゲーム中に選択肢が画面に表示され、プレイヤーはどちらかを選択することになる。制限時間があり、どちらも選択しないと時間切れを迎えて最悪な状況に陥る。選択肢というシステムは第1作『バイオハザード』の時点で存在していたが、そちらではパートナーの行動指示などを選択するものであったのに対し、本作では自身の危機にどう対処するかを問われる。追跡者と遭遇した時に出ることが多く、選択によっては追跡者との戦闘を回避できることもあれば、一時しのぎで終わることもある。
弾薬生成システム
本作ではガンパウダーとリロードツールを組み合わせることで、弾薬を生成するようになっている。前作までのように弾薬も入手できるようにはなっているが、マグナム弾などの強力な弾薬の数は少なくされている。プレイヤーの操作開始時の初期アイテムの『プレイマニュアル赤』に丁寧に作成法が書かれており、ほぼ全ての種類の弾薬を作成できるようになっている。
謎解き、敵の配置およびアイテムの配置がランダム
謎解きの答えがランダムになったが、解法は同じである。また、アイテムの配置及びエリア毎の敵配置もランダムに変化するようになっているため、難易度に多少の変化が起きるようになっている。
階段昇降の手動化
前作までは階段に接触した状態でボタンを押すと自動で昇降するようになっていたが、本作以降では『バイオハザード CODE:Veronica』など一部の作品を除いて通常の移動と同様の方式で階段を昇降できるようになった。これに伴い、敵も自由に階段を昇降しながら襲撃してくる。
クイックターンおよび緊急回避の導入
クイックターン
後ろへ素早く振り向くアクションである。そのため、方向転換が前作より高速で行えるようになった。本作以降の作品にも導入されている。
緊急回避
主人公の攻撃時(武器を構え始めてから構え終わるまで)にタイミングよくボタンを押すと、回避行動を取るというものである。
攻撃オブジェクトの設置
フロアによっては、可燃性の物が入っているドラム缶、あるいは壁に爆薬が設置されていることがある。それらを銃撃することで爆発させ、周囲の敵を巻き込んで一網打尽にしたり、大きなダメージを与えることが可能である。ただし、距離が近すぎるとプレイヤー自身も巻き添えを食らい、体力が満タンでもゲームオーバーになることがある。
ミニゲームとおまけ要素
ゲームをクリアすると、おまけゲーム『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』がプレイ可能になる(DC版は最初からプレイ可能)。これは本編中に出てきた傭兵3人(カルロス、ニコライ、ミハイル)から1人を選び、クリーチャーの排除や生存者の救出などの任務をこなしつつ目的地まで辿りつくことを目的としたゲーム。その過程の成績によって与えられる報酬によって購入できる弾数無限の武器は、本編で使用可能になる。他のおまけ要素としては、本編クリア時のランクに応じてコスチュームが入手でき、デフォルトを含め最大6種類(DC版は8種類)の中から好きな衣装でプレイできる。そして、クリアするたびに追加されていく「EPILOGUE FILES」がある。ここでは今までのシリーズに登場したジル、クリス、バリー、レオン、クレア、シェリー、エイダ、ハンクの8人の後日談が語られる。全てを出現させると、スタッフからのメッセージが表示される。
難易度選択
難易度の選択機能は前作からあったものである。本作ではヘビーモードとライトモードから選択でき、ライトモードは敵の体力が少ない、最初から強力な武器が使えるうえに手に入る弾薬も多い、緊急回避が時々自動で発動するなど簡単なモードになっているが、クリアしてもEPILOGUE FILESが取得できず、追跡者を倒しても戦利品を落とさない、コスチュームも数が制限されるなどのペナルティがある。また、DC版のみ海外版難易度のアレンジモードが追加されている。

移植版[編集]

  • 『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(PlayStation1999年9月22日発売
  • 『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(Windows2000年6月16日発売
    • 『2』と異なり、キャラクターやオブジェクトのテクスチャマッピングは見直されておらず、PlayStation版と同様の荒いままとなっている。発売当時は、『THE MERCENARIES』をクリア後にインターネット上の専用サーバへ接続することで、そのスコアを他プレイヤーと競える仕様になっていた。
  • 『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(ドリームキャスト2000年11月16日発売
  • 『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(ニンテンドーゲームキューブ2003年1月23日発売
    • GC版は、タイトルコールがウォード・セクストンによる新録のものに変更された。また、GC版以外では「バイオハザード」のコールのみで、「3(スリー)」のコールはなかったが、GC版は「3(スリー)」までコールしている。

登場人物[編集]

ジル・バレンタインJill Valentine
本作の主人公。年齢は1998年当時で23歳。身長166cm、体重49kg(『バイオハザード』では50.4kg)、血液型はB型。「洋館事件」以後、S.T.A.R.S.のメンバーはアンブレラの実態を調査すべく活動を続けており、他のメンバーはヨーロッパなどに渡っていたが、自らはラクーンシティに残って調査を続けていたところを街の惨劇に巻き込まれ、脱出を決意する。
本作では私服での登場。軽い身のこなしと高い戦闘能力で常人離れした生存能力を備える。S.T.A.R.S.のバックアップ要員であったため、爆発物処理や開錠術なども使いこなす。作中でネメシスにより、一時期T-ウイルスに感染するが、カルロスの尽力で無事に発症は防がれ、カルロスと共にラクーンシティからの脱出を果たした。
カルロス・オリヴェイラ(Carlos Oliveira
U.B.C.S.・D小隊A分隊所属の傭兵。部隊内の階級は伍長。年齢は1998年時で21歳。身長は182cm、体重は83kg、血液型はO型、茶髪。ブラジルインディオの出身。幼少期からゲリラとして活動していた。U.B.C.S.のメンバーではかなり若手の部類に入るが、ラクーンシティの惨状の中で生き延びていたことが実力を証明している。ジルと出会い、ラクーンシティからの脱出に協力し合うこととなる。なお、過去の自分を捨てるために名前を変えており、現在のカルロスという名前は偽名。
『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』ではアサルトライフル・EAGLE6.0と連射性の高い武器を所持。
ミハイル・ヴィクトール(Mikhail Victor
U.B.C.S.・D小隊隊長。階級は大尉。年齢は1998年時で45歳。身長は178cm、体重は98kg、血液型はA型、金髪。出身地は現サンクトペテルブルク。元旧ソ連軍大尉。ラクーンシティには市民救出を目的として街の中心部に派遣されたが、圧倒的な数を誇るゾンビの前に数時間足らずで部隊は壊滅し、ニコライと共に路面電車まで逃げ切るものの、自身も重傷を負う。最後はジル達を守るために追跡者を巻き込み、手榴弾で自爆する。
『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』ではショットガン・マグナム・ロケットランチャーと強力な武器を所持。
ニコライ・ジノビエフ(Nicholai Ginovaef
U.B.C.S.・D小隊B分隊隊長。階級は軍曹。年齢は1998年時で35歳。身長187cm、体重102kg、血液型はA型、銀髪。出身地はモスクワ。元ソ連軍スペツナズ隊員。ラクーンシティには市民救出目的で他の隊員と共に派遣されたが、実際は生物兵器の有効性の確認やアンブレラの不利になる証拠の隠滅を目的とする監視員の1人である。ルートによっては追跡者に殺害されるが、これはジルと会話していた所を目撃され、彼女の仲間だと認識されたためとのことである[2]
『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』では、調合ハーブではなく救急スプレー3つとブルーハーブ1つとハンドガンとナイフを所持。
タイレル・パトリック(Tyrell Patrick
U.B.C.S.隊員の1人。A分隊所属。スリナム共和国出身のオランダ移民。年齢は1998年時で32歳。身長185cm、体重90kg、血液型はAB型。フランス外人部隊所属時に武器密売をしていたという過去を持ち、自らを傭兵コーディネーターに売り込んでU.B.C.S.へ入隊することで放免の特例措置を勝ち得るなど、やり手としての一面を持つ。実は監視員の1人であるが、人数が減れば報酬も増えるという理由でニコライに殺される。殺され方は2通りあり、ルートによって異なるが、いずれも爆死。
マーフィー・シーカー(Murphy Seeker
U.B.C.S.隊員の1人。A分隊所属。年齢は1998年時で27歳。身長191cm、体重82kg、血液型はB型。兄弟を殺害したギャング20名を猟用ライフルで射殺した過去を持つ。アメリカ海兵隊時代から神業的な狙撃技術を誇り、上記の殺人による無期懲役刑に服していたところ、傭兵コーディネーターに応じて入隊した。カルロスとは友人関係にある。ラクーン市内の汚染された水を口にしたことからウイルスに感染するが、完全にゾンビ化する前に同小隊の人間(カルロスかニコライ)に射殺される。
ダリオ・ロッソ(Dario Rosso
ジルが遭遇した唯一の民間人の生存者。ゾンビに娘を殺害され、脱出に見切りをつけてジルの誘いを断り、コンテナの中に閉じこもるが、周りにゾンビが来たことによる恐怖で扉を開けてしまい、部屋の隅に追いつめられて喰い殺される。
小説家になるのが夢だった。『OB』でも名前だけが登場するが、実はラクーンシティの市民ではなく、娘と共に街を訪れていた観光客であったことが判明する。
ルチア・ロッソ(Lucia Rosso
ダリオの娘。本編には登場しないが、『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』に登場する。ダリオの台詞から、ゾンビに殺害されたことが明かされている。
バリー・バートン(Barry Burton
S.T.A.R.S.のメンバー。ジルの仲間であり、家族の亡命の手続きのためにしばらくラクーンシティを離れていたが、エンディングによっては「洋館事件」の時の恩人でもあるジルの救出のため、ヘリコプターを駆ってラクーンシティへ向かう。
ブラッド・ヴィッカース(Brad Vickers
S.T.A.R.S.のメンバー。臆病な性格ゆえに、洋館事件後は他のメンバーと距離を置いており、ラクーンシティで恨み節を呟きながら細々と生活していた。再会したジルと会話して別れた後に追跡者の襲撃を受け、R.P.D.を訪れたジルの眼前で頭部を触手の串刺しにされ、絶命する。その際に高濃度のT-ウィルスに二次感染し、ジルの立ち去った後にはゾンビ化してしまう(ゾンビ化した姿は『2』に登場)。
マービン・ブラナー(Marvin Branagh
R.P.D.の黒人警官。前作に登場するマービンと同一人物。西側オフィスの個室内で昏睡状態に陥っており、既に手の施し様がない致命傷を負っている。

登場クリーチャー[編集]

ゾンビZombie
T-ウイルスに感染した人間の成れの果て。本作では前作以上に種類が増加しており、婦警や肥満体も登場する。行動に関しても、歩くテンポが独特であったり、主人公に向かってきながら突然そっぽを向くなど、特徴的な動きが目立つ。また、移動が異常に速い「走りゾンビ」も登場。歩いていたゾンビが突然走りだす、突然ドアを突き破るなど油断できない存在になっている。
ゾンビ犬(Zombie Dog
T-ウイルスに感染したドーベルマン。生前と変わらぬ素早い動きでプレイヤーに襲い掛かる。場所によっては屍体の肉を貪っている時があり、その時はプレイヤーに気づかないこともある。
カラス(Crow
市内全域に生息していたカラス。感染者の死体などを食し、二次感染した。ついばみ攻撃が主。
大クモ(Giant Spider
ウィルスによる突然変異で巨大化した毒グモ。時計塔などに生息している。雌雄の区別があり、メスはグレネードランチャーやマグナムなどの武器で倒すと、腹部から小クモがわき出てくる。
小クモ(Baby Spider
メスの大グモを倒すと大量に出現する。小グモといっても体長20センチほどあり、脚に咬み付いてくる。
ドレインディモス(Drain Deimos
元はノミのように小さな寄生昆虫であったが、T-ウイルスに感染した生物からの吸血で突然変異を起こし、巨大化したもの。全体の形状は人間にも似通っている。主な養分は人間の脳脊髄液で、組み付いた人間の喉に口吻を突き立て体液を吸い上げる。暗く湿った場所に潜み、壁や天井を這い回ることも可能なかぎ爪で獲物に襲い掛かる。十分な養分を得るとメス化するため、単独で産卵や繁殖が可能。
ブレインサッカー(Brain Sucker
元々はドレインディモスと同じノミの一種であったが、寄生していた生物が異なったため、別のクリーチャーになった。緑色の身体と2つの頭部を持ち、2体の生物が絡み合ったような外見になっている。ドレインディモスに似た性質を持つが、彼らが生物の髄液を吸収するのに対し、ブレインサッカーはその名が示す通り生物の脳を好んで食べる。毒液を飛ばす攻撃方法も持ち、ドレインディモスよりも2足歩行で走り寄る距離が長い。
幼虫(Larva
ドレインディモスやブレインサッカーの卵から孵化したクリーチャー。母体が違っても幼虫に差はない。飛びついて攻撃してくるが、上を通過するだけで踏み潰して倒せる。
グレイブディガー(Grave Digger
アンブレラの研究所が排出する廃棄物に汚染された土壌にT-ウイルスがさらに浸透することで、その土中に生息していたミミズが突然変異を起こした結果生まれたクリーチャー。ただし、主人公へ襲いかかる際には4本の大きな牙をむき出しにするうえ、口腔内には多数の鋭い歯が見えるため、容姿はミミズというよりはゴカイなどの多毛類に近い。10mほどの巨体と前述の牙や歯を用い、コンクリートすら突き破って土中を進行する。ダウンタウンの地下からラクーン公園まで広い行動範囲を持ち、“墓堀人”という名の通り公園内の墓地で、ウィルスに感染して火葬されないまま埋葬された人間の遺体を餌にしていた。土中を進むために変化した皮膚はかなり丈夫で、口腔内へ攻撃しないとまともなダメージは与えられない。最初の遭遇時は体色が白いが、2度目の遭遇時は汚泥の如き茶色に変色している。なお、1度目の遭遇時に限り倒さずに逃げることが可能であるが、倒した場合は2度目に遭遇した際に体力が通常より低くなった状態で戦えるという利点がある。2度目の戦闘では倒すのに多大な弾薬が必要になるが、一定時間が経過した後に電灯を攻撃すれば、感電してすぐに倒せる。
スライディングワーム(Sliding Worm
グレイブディガーが生んだ卵から孵化した物。体長は1mほどで、形状はグレイブディガーとさほど変わらず、脱皮して成長した結果、約1週間で巨大な成虫になる。卵は数百個単位で生み出され、幼虫も無数に存在するため、倒すだけ無駄な存在である。地上を素早く這い回っては獲物に飛び掛かって吸血を行い、血を吸うほどに身体全体が赤く染まる。
ハンターβ(Hunter β
アークレイ研究所で開発された戦闘用B.O.W.“ハンター”をα型として、さらなる遺伝子改造で開発されたB.O.W.。開発ナンバーはMA-121β。実践データの収集のため、20体ほどがラクーンシティに送り込まれた。頭部から肩にかけて赤い肉腫に覆われた醜悪な姿で、右腕もやや退化しているために攻撃力はα型より若干劣るが、銃弾を回避するほどの反射速度を獲得している。本作のハンターは他の亜種とは異なり、β・γ共に硫酸弾よりも火炎弾の方が効果が高い。また、βの「首狩り」は喰らっても首が吹き飛ばず、激しい出血描写のみとなっている。
ハンターγ(Hunter γ
アンブレラ・ヨーロッパ研究所で開発されたハンターの亜種で、開発ナンバーはMA-124γ。従来の人間ベースの製造法とは異なり、両生類の受精卵に人間のDNAを組み込んで創り出された。開発チーム内では「フロッガー」と呼ばれており、その名の通りカエルを思わせる大きな口で獲物を飲み込み、強力な消化器官で絶命させる。知能も他のタイプと遜色ないが、眼球が消失しているために視覚がなく、乾燥にも弱いなどの欠点も持つ。公園の池などに潜み、発達した聴覚で獲物の足音を察知すると出現し、襲い掛かってくる。
ラクーン私立病院の地下には培養カプセルに格納されている2体が存在するが、これは市街地に投入された個体を病院スタッフがワクチン開発の為に命がけで捕獲したものである。
瀕死状態における接近即死攻撃は上述の「丸呑み」。
追跡者/ネメシス-T型(Nemesis type-T
アンブレラ最強のB.O.W.“タイラント”をベースに、“ネメシス”と呼ばれる寄生生物を移植して改良したB.O.W.。ネメシス(通称「NE-α」)とは、T-ウィルスを用いて開発されたB.O.W.の共通の欠点である“知能の低下による不安定な制御”を克服するために開発されたもので、他の生物に寄生することで知能を支配し、高度な戦闘能力を発揮する。副作用として皮膚がケロイド状へ変化して醜悪な外観となったものの、より高度な命令を理解し、武器の使用さえ可能となった。また、再生能力が強化されたことでダメージによる暴走の危険も減少したが、2つの生物が融合した不安定な肉体であるため、無理な超回復は肉体に急速な異形化をもたらしてゆく。
第1形態
追跡者の最初の姿。ラクーン警察署の正門前で遭遇し、ブラッドを殺害した後にジルと交戦する。人間を大きく上回る巨体を持ち、頭部には鼻や耳などの凹凸が全くなく、右目を大きな縫合跡で潰されている。従来のタイラントと同様に、高速で接近しながらの打撃を得意とするほか、右腕に隠されたネメシスの触手を槍のように突き出し、攻撃と同時に相手をT-ウィルスに感染させる。またグレネード程度の弾速ならば回避するほどの反射速度を持つ。さらにロケットランチャーを携帯していることもあり、飛行するヘリを一発で撃ち落とすなど射撃も正確。全身を包む黒色のコートは防弾・対爆使用で、暴走を抑える拘束具の役割も持つ。
第2形態
激しい戦闘により拘束衣が破れたことでネメシス本体が異常成長を開始した状態。延髄付近に寄生したネメシスが巨大化し、その部分が瘤のように隆起している。それに伴い、タイラントの内部に張り巡らせた触手も肥大して皮膚を突き破り、体外に露出している。特に右腕の変化が顕著で、武器の使用はできなくなったものの、以前より耐久力が向上しており、右腕の触手を鞭のように振るって攻撃する。しかし、その動作は大振りであるため避けやすく、普通にプレイしていればこの時点ではジルが強力な武器を所持しているため倒しやすい。
第3形態
度重なる戦闘に加え、研究所の廃棄物処理に巻き込まれて肉体の大部分を失い、生存本能が増大して暴走した状態。タイラントとネメシスの各細胞が肉体の主導権を巡って複雑に絡み合った結果、原形を留めない、巨大で醜悪な怪物へと変貌した。画面では分かりづらいが、背中から突き出ているのは肋骨で、仰向けになった状態で四足歩行している。欠損した手足は異常発達した触手で代用され、頭部は捕食や養分摂取を優先するため、ネメシス自体が鋭い牙を持つ消化器官に変化した。移動速度は遅いが、体内には研究所の廃液から取り込まれた毒素が蓄積しており、これを吐き出したり背中の水胞から強酸性の膿として周囲に撒き散らす。生命力は極めて高く、完全に倒すにはアメリカ軍が持ち込んだ巨大レールキャノン「パラケルススの魔剣」を用いる必要がある。

登場する武器[編集]

ナイフ
護身用のダガーナイフ。前作に比べゾンビに対する攻撃力が高いので有用性はやや高いが、使用にそれなりの熟練が必要な点は変わらない。PlayStation版ではジルとカルロスなど傭兵では構えが異なる。
ハンドガン
登場するハンドガンは3種類、共通して9mmパラベラム弾を使用する。リロードツールで何度もハンドガンの弾を作成していると、強力なパウダー入りの「ハンドガンの強化弾」を作成できるようになるが、EAGLE6.0のみハンドガンの強化弾が使用できない。
ハンドガン
M92F。ジルの初期装備で、前作に登場したロバート・ケンドの兄、ジョウによるS.T.A.R.S.の新制式カスタムハンドガン。「サムライエッジ」と名付けられている。その中でも特にジルが己の希望によりカスタムした物で、スライドストップの小型化が図られている。威力は低く、連射性能も並であるが、反動が少なく立ち回りに優れる。装弾数は15発。ハンドガンの強化弾を組み合わせることで「強化版M92F」になり、攻撃力が5〜7割ほど上昇、当たった敵が大きくのけぞるようになるが、反動が少し大きくなる。
傭兵用ハンドガン
SIGPRO SP2009SIG SAUER SP2009)。シグ製で、軽量化のためプラスチックを多用している。U.B.C.S.の支給武器であるのか、カルロスの初期装備であるほか、『THE MERCENARIES』でニコライが持っている。性能はM92Fと変わらない。ハンドガンの強化弾と組み合わせると「強化版SIGPRO」になる。
EAGLE6.0
競技用に開発されたコルト・ガバメントの派生品。STI EAGLE6.0(スコープ付)。追跡者が落とすパーツを組み合わせて作成する。ハンドガンの強化弾は使用できないものの連射速度とリロードの動作が速く、一定の確率で攻撃力がマグナムと同等になるクリティカルヒットが出る。
ショットガン
ショットガンは2種類登場する。いずれも12ゲージショットシェルを使用。発射した弾が広がっていく性質を持ち、複数の敵に当たる。着弾の衝撃も大きいので多くの敵を転倒させることができるが、間合いが離れると威力が減退してしまう。距離に関わらず、ゾンビの体の一部を吹き飛ばすことが出来る(部位破壊と呼ばれる)。例として脚部に向けて撃つと脚部が破壊され、這いずり状態になり移動速度が遅くなる上、胃酸を使わなくなる。また頭部に向けて撃てば頭部が吹き飛び、即死させることができる。他にドレインディモスやブレインサッカーの脚部を破壊することも出来るが、この場合特に弱体化はない。
ショットガン
ベネリ M3S(Super)。銃身を切り詰めたタイプで、初期に手に入る。セミオート式とポンプアクション式を切り替えられる銃だが、ゲーム中ではポンプアクションで使用。発射の反動が大きく隙ができるため敵に接近されやすく、追跡者と正面きって戦うには不向き。ショットガンの強化弾と組み合わせることにより、「強化版ベネリ M3S」となり、威力が2〜5割ほど向上するが、反動が少し大きくなる。
ウエスタンカスタム
ウエスタンカスタム M37(M1873)。小銃のウィンチェスターM1873ランダルカスタムがモデルである。小型で、特殊なリロード機構を使用、片手で扱える銃になっている。追跡者が落とすパーツを組み合わせて作成できる銃で、連射力に優れる。弾が広がる範囲がやや狭いことに加え、強化弾は使用できず、装弾数もショットガンより少ない。
グレネードランチャー
Hk-p グレネードランチャー。警察向けに試作されたH&K社製の小型グレネードランチャーで、特殊な弾薬を発射する。一発ごとに弾を装填しなければならないため、撃った後の隙が大きく、弾速が遅いので距離が離れているとハンターβや追跡者には回避されてしまう。本作では4種類の弾薬が使用可能になっていて、炸裂弾(前作までの「グレネード弾」に相当)、硫酸弾、火炎弾は『バイオハザード』に登場した物とほぼ同じ性質になっているが、炸裂弾は他に比べ有効なクリーチャーもおらず、威力も低めになっている。新しく登場した冷凍弾は、弾頭に極低温の液化窒素を詰めたもので、着弾と同時に対象を凍り付かせ追跡者にも多大なダメージを与える。炸裂弾に直接ガンパウダーを組み合わせることでも、特殊弾の作成が可能になっている。
マグナム
S&W M629C。ステンレス製の大型リボルバー。反動を抑えるためのウエイト付きのクラシックモデルで、.44マグナム弾を使用する。威力は絶大な上に反動はショットガンより小さいが、手に入る弾数が非常に少ない。
マインスロアー
アンブレラ兵装部門が開発した試作品。ゲームオリジナル武器。センサー付きの特殊弾を使用。敵に着弾すると数秒後に爆発して周囲にダメージを与え、壁や床に撃ち込んだ場合は弾に敵が近づくと反応して爆発する。着弾時にダメージを与え、さらに爆発時に周囲を巻き込むため敵が固まっている場合などに有効だが、主人公も爆発のダメージは受ける。また、装弾数が0になった時にアイテム画面内でしかリロードができない。追跡者が2周目以降に落とす「無限弾」、または『THE MERCENARIES』で購入可能な「全武器無限化アイテム」により弾数が無限状態になると、「マインスロアー改」に変化。弾に敵に対する誘導機能とある程度の貫通性能が付加される。
アサルトライフル
M4A1。軍用アサルトライフルで、カルロスの初期装備。5.56mm NATO弾を使用する。AUTOとMANUALの切り替えが可能で、AUTOではトリガーを引いている間弾が発射され続けるフルオート射撃、MANUALでは一回トリガーを引くごとに3発の弾が発射されるバースト射撃になる。一発の攻撃力はハンドガンより低いが、連射することで相手を足止めしながら大きなダメージを与えることができ、発射前後の隙も少ない。ジルの場合、1周目のみ追跡者が落とす物を拾うほかに『THE MERCENARIES』の景品として弾数が無限のアサルトライフルを購入することで使用が可能になる。ただしライトモードではジルの初期装備である。
ガトリングガン
『THE MERCENARIES』で購入可能な隠し武器。弾数は無限で、フルオートで射撃ができアサルトライフルよりも威力があるが、撃ち始めるまでに若干のタイムラグがある。前作で登場した物と同様。
ロケットランチャー
本編では終盤に登場。『バイオハザード1』に登場する物と同様「M202A1」に近い外見の武器。構えの上下変更が出来ないにもかかわらず、姿勢が低い敵にも当たる。ヘリも一撃で落とせるがその分構えに時間がかかり反動も大きい大味な武器でもある。『THE MERCENARIES』で弾数が無限の物を購入可能。一方で、追跡者が使用する物は『バイオハザード2』と同様スティンガーミサイルに近い形状である。元が地対空兵器であるので追跡者はこれによってヘリを一機墜落させている。

ゲームの舞台[編集]

今作も前作同様ラクーンシティが舞台となる。しかし、警察署など一部の施設のみを探索した前作とは異なり、今作では広大な市街地を行き来して様々な施設・お店を探索することになる。そのため、マップは前作より格段に広く、キーアイテムも広範囲に散らばって配置されている。

ラクーンシティ南部
物語前半の探索エリア。
アップタウン
警察署の南側の市街地。ブディックや製薬会社の営業所、バーなどがある。
警察署
前作の舞台と同じ警察署。ただし、今作では多くの扉がバリケードで封鎖されており、一部のエリアしか探索できない。
S.T.A.R.Sオフィスにあるキーピックを入手することが目的となる。
ダウンタウン
警察署の北側の市街地。シティホールや新聞社、レストラン、変電所、路面電車駅など多くの施設・店がある。
路面電車の修理に必要な4つのキーアイテムを集めることが目的となる。ただし4つのうち1つだけアップタウンにあるため、一度アップタウンまで戻る必要がある。
ラクーンシティ北部
物語後半の探索エリア。
時計塔
ラクーンシティの北部にある大きな時計塔で、通称「セント・ミカエル時計塔」。最上階にある時計の装置を動かすのが目的となる。
病院
時計塔の隣にあるラクーンシティ総合病院。このエリアのみ、カルロスを操作して探索する。ジルを治療するためのワクチンを入手することが目的となる。
公園
時計塔の北にあるラクーン市立公園。墓地が隣接している。ジル復活後に探索する。廃工場へ続く通路の扉が施錠されており、その鍵を探し出すのが目的となる。
廃工場(処理施設)
公園の川向いにある工場。アンブレラ社の研究施設の一部であり、入口を廃工場として偽装している。地下研究所から出る有害物質の処理などを行っている。

脚注[編集]

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  1. ^ ミリオンセールスタイトル一覧”. 株式会社カプコン (2011年6月30日). 2011年9月27日閲覧。
  2. ^ 『バイオハザード3ラストエスケープ 公式ガイドブック完全征服編』カプコン株式会社[要ページ番号]

外部リンク[編集]