クレア・レッドフィールド

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クレア・レッドフィールド (Claire Redfield) は、カプコンのゲーム『バイオハザード』シリーズに登場する架空の人物。

登場作品
バイオハザード2 (以降、『2』)
バイオハザード CODE:Veronica (以降、『CV』)
バイオハザード ディジェネレーション (以降、『DG』)
バイオハザード リベレーションズ2 (以降、『RV2』)
バイオハザード〜ヘヴンリーアイランド〜 (以降、『HI』)
ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica (以降、『GS2』)
バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ (以降、『DC』)
バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ (以降、『ORC』)

キャラクター[編集]

公式プロフィール[編集]

  • 年齢:19歳(1998年当時)→26歳(2005年当時)→32歳(2011年当時)→34歳(2013年当時)
  • 血液型:O型
  • 身長:169cm
  • 体重:52.4kg

基本設定[編集]

活発な性格の女子大生で、衣服などは赤色のものを好む。髪型は殆どの作品ではポニーテールだが『RV2』の終盤辺りではボブショートとなっており、『HI』では髪を下ろした姿となっている。容姿端麗、瞳は青く、髪は赤茶色。ゲームにおいては年少者とパートナーになることが多い。

ラクーンシティ警察「R.P.D.」の管轄下にある特殊部隊「S.T.A.R.S.」のアルファチーム隊員クリス・レッドフィールドの妹であり、彼を誇りに思っている。両親はすでに亡くなっており、ラクーンシティに住むクリスからの仕送りで生活していた。

1998年に起こったラクーンシティ事件や南極での事件を経た以降は、クリスやレオン・S・ケネディとはまた違った道でバイオテロと戦うべく、ラクーンシティ事件を機に設立されたNGO団体「テラセイブ」に加わり、日夜戦い続ける日々を送っている。

クリス同様の勝気な性格で行動力に溢れているが、『DC』ではゴキブリクモなどのに対し、少し苦手だと言っている。

バイク好きで大型バイク2台を所有していたが、そのうち1台はラクーンシティを訪れた際にゾンビに襲われたため、置き去りとなってしまった。もう1台は黒地に炎のペイントを施された外観であり、『2』のクリア画面に登場している。『RV2』では車の運転をしていることから自動車免許を持っていることがうかがえ、ヘリコプターの操縦もできる。

元々護身としてクリスの教えを受けていたため、当初は一般市民でありながら各種の戦闘技術を身につけていた。その後幾度もバイオハザードに見舞われながら切り抜けてきたため、レオンやクリス同様、B.O.W.やウィルスの驚異についても精通している歴戦の勇士である。

一人称は「私」。英語圏の国では兄弟間は名前で呼び合うのが普通であるため、クリスに対しては名前で呼びかけている(日本語訳では「兄さん」)。

T-ウィルスに対して完全な抗体を持っているため、ゾンビなどと接触したり、攻撃を受けてもゾンビ化することがない。

映画版では容姿が大きく異なり、髪型は『バイオハザード6』のヘレナ・ハーパーに近いものとなっているほか、体格もゲーム版と比べるとグラマーで若干筋肉質である。

人物関係[編集]

前述通り両親はすでに亡くなっており、身内はクリスのみ。

レオン・S・ケネディとは、ラクーンシティ事件以降、バイオテロと戦ってきた戦友であり、いくつものバイオテロを解決に導いてきている。

シェリー・バーキンとは、ラクーンシティ事件以降、彼女が軟禁状態になってからも深い交流があり、シェリーにとっては過酷な軟禁生活の心の支えとなっていた。2009年にアルバート・ウェスカーがクリスに倒されたことによって軟禁生活を解かれてからは、時間が合えば頻繁に会っていたようであり、『6』でのエージェント任務の際はシェリーの身を心配している様子を見せていたようである。

モイラ・バートンとは、彼女の父であるバリー・バートンや彼の同僚であったクリスを通じて知り合い、家族ぐるみでの交流を経て親友同士となっている。後にモイラは「テラセイブ」に加わり、同僚としても交流を深めている。

劇中での活躍[編集]

『バイオハザード2』[編集]

1998年9月、洋館事件以降に連絡が途絶えたクリスの安否を確認すべく、ラクーンシティを訪れたが、クリスはアンブレラ社の調査のためにヨーロッパへ出発していたため、会うことはなかった。ラクーンシティは流出したT-ウィルスでゾンビの巣窟となっており、到着直後にその襲撃を受けることとなったが、ラクーンシティ警察署 (R.P.D.) に着任すべく訪れたばかりのレオン・S・ケネディに助けられ、安全と思われたR.P.D.に逃げ込む。

しかし、R.P.D.内もまたゾンビたちで溢れ返っていたため、レオンと共にR.P.D.からの脱出を決意する。その途中で先にR.P.D.へ逃げ込んでいたシェリー・バーキンと出会い、彼女を守りつつレオンとの連携でラクーンシティからの脱出を図る途中、T-ウィルスの存在とアンブレラのG-ウィルス計画を知る。

その後、さまざまなクリーチャーを退けてレオンやシェリーと共にラクーンシティからの脱出に成功する。負傷していたレオンと衰弱していたシェリーを気がかりに思いながらも、レオンの進言を受けてR.P.D.で手に入れたクリスの日記から得た情報を元に、ヨーロッパへ出発する。

『バイオハザード CODE:Veronica』[編集]

『2』の3か月後の12月、アンブレラのパリ研究所へ潜入して優れた身のこなしで警備隊を翻弄するが、ロドリゴ・ファン・ラバルに捕えられてしまう。その後、アンブレラの秘密を知りすぎていたため、そのままロックフォート島の監獄へ移送されるが、収監からまもなくして島が何者かに襲撃された際、看守だったロドリゴに開放される。

自分と同じく脱出路を探す青年のスティーブ・バーンサイドと出会い、島がT-ウイルスで汚染されたことを知ると、後に島のコンピュータでレオンに自分の危機を伝え、クリスを救助に向かわせるように頼む。その後、島の空港で輸送機を発見し、施設が爆破される寸前だったこともあり、クリスを待たずに島を脱出する。しかし、輸送機の自動操縦装置のせいで、南極のアンブレラ施設への移動を余儀なくされてしまう。そこへ何とか追ってきたクリスとの再会後、かつて彼と上下関係にあったアルバート・ウェスカーの因縁を知る。

その後、ロックフォート島から共に脱出するも、離れ離れになっていたスティーブがt-Veronicaウィルスを投与され、凶暴な怪物と化して襲いかかる。戦闘の末、スティーブは何とか意識を取り戻すが死亡してしまう。スティーブの遺体がウェスカーに回収される一方、クリスの操縦するハリアーで南極からの脱出に成功する。

『バイオハザード ディジェネレーション』[編集]

『CV』から7年後の2005年、クレアはバイオテロや薬剤被害者の救済を行うNGO団体「テラセイブ」 (Terra Save) に所属し、その活動のために訪れた空港で、t-ウィルスによるバイオテロに巻き込まれてしまう。しかし、過去二度に渡るゾンビとの遭遇経験から状況を素早く把握し、生存者たちを統率する。そして混乱の中、アメリカ合衆国政府直轄のエージェントとして派遣されてきたレオンと再会し、空港からの脱出に成功する。やがて、今回の事件が製薬企業「ウィルファーマ」がらみであることと黒幕の存在に気付き、レオンや空港で知り合ったアンジェラ・ミラーと共に立ち向かい、黒幕であったウィルファーマの主席研究員のフレデリック・ダウニングをアンジェラに逮捕させ、レオンやアンジェラと別れる。

なお、本作でも優れた戦闘術は健在であり、序盤で空港内にてゾンビたちに追い詰められた際には、レオンから投げ渡された銃を回し蹴りの直後に受け取ってその場を切り抜けるなどの活躍を見せているが、中盤でウィルファーマの爆破に巻き込まれた際に片足を引きずって歩くほど負傷するため、それ以降はアンジェラに活躍を譲る形となっている。

『バイオハザード リベレーションズ2』[編集]

『DG』から6年後の2011年。引き続き、「テラセイブ」 (Terra Save) 職員として多忙な日々を送っていたが、その活動の一貫として訪れたパーティー会場で何者かに拘束される。その束の間、本部へなだれ込んできた謎の特殊部隊により機密情報漏洩とスパイ嫌疑という身に覚えのない罪をかけられ、その場にいたテラセイブの仲間たちと共に身柄を拘束され、孤島の収容所へ収監されてしまう。

収容所では牢屋からテラセイブの新人職員のモイラ・バートンを救出し、彼女と協力して脱出を図るが、収監されていた仲間たちが惨殺されていく姿を目の当たりにし、収容所に巣食う謎のクリーチャー「アフリクテッド」に襲われる。アフリクテッドを退けて突き進むうち、自分たちを監視している何者かが収容所のどこかに潜んでいることを知る。その後、孤島にある塔の中の捜索を経て、一連の事件はテラセイブの主要メンバーのニール・フィッシャーが首謀者のアレックス・ウェスカーと共に企てていたことを知る。アレックスに裏切られて変異したニールをモイラと協力して倒し、アレックスを追い詰めるも目の前で自殺されたうえ、起爆装置を起動される。塔からの脱出の際、自分をかばってくれたモイラが瓦礫の下敷きになったうえ、彼女を結果的に置き去りにして海へ飛び込み、脱出する。瀕死状態で病院へ搬送された後、モイラを置き去りにしたことへの後悔で涙を流し、モイラの父であるバリー・バートンに謝罪する。半年後、回復した身体でヘリコプターを使って再び孤島を訪れ、そこで生存していたモイラとナタリアをヘリに乗せ、変異したアレックスと戦うバリーを援護する。アレックスにロケットランチャーでとどめを刺し、バリーもヘリに乗せて4人で無事に帰還する。

なお、ヘリに乗って登場した際はポニーテールではなく髪を短くした(ショートボブに近い)姿となっている。事件から2年後のエピローグでは車でバートン家に向かう途中、クリス・レッドフィールドが中国にいることを確認しており、彼の部下であるピアーズにもメッセージを送っている。

『バイオハザード〜ヘヴンリーアイランド〜』[編集]

テラセイブの一員として、ソニトデ・トトーガ島の調査のためにその隣の島、サナオーリア島にて調査のために滞在しており、そこで何らかのウィルスによって変異した異様な姿をした魚を発見したことや図書館にて読んだ書物から、かつてトトーガ島にて何らかの実験のためにアンブレラの創師のオズウェル・E・スペンサーが訪れていたこと、そして同じテラセイブの仲間であるイネス・ディアーコとの連絡が付かなくなったことを受け、もはやテラセイブだけでは島で起こる事態の終息は困難と判断する。B.S.A.A.北米支部隊員となっていたクリス・レッドフィールドに応援を要請するが、任務のためにすぐには動けない代わりにスペシャリスト(B.S.A.A.特殊作戦班メンバーのパーカー・ルチアーニ)を送り込むことを伝えられ、自身も事態の終息に乗り出していく。

パーカーと合流し、スクリューを操る巨大な怪物と交戦していたイネスのもとへ駆け付け、交戦中のパーカーと別れた後、合流した富長タケルや優貴マユなどと共に、スペンサーがかつて建造した地下研究施設へ突入していく。そこで、この島で行われていた最強のウィルス開発計画「蠱毒計画」が進行していたことを知ったうえ、その計画で完成したウィルスを奪取するためにアイドルとして潜入していた紫麗が本性を現し、交戦する。紫麗の自身をも上回る戦闘能力によって戦闘不能に追い込まれ、タケル共々捕らわれて拷問されそうになるが、ゾンビ化したローラが紫麗に襲いかかったことで事なきを得る。しかし、その直後に致命傷を負った紫麗がモリオから採取したウィルスによってB.O.W.に変異し、屋外の砂浜に出た所で交戦する。変異前以上の速力と戦闘能力を有した紫麗に苦戦するが、モリオの援護とタケルたちの協力を得て、ロケットランチャーで紫麗を粉砕し、B.S.A.A.のヘリに運び込まれて無事に島から脱出する。

『バイオハザード6』[編集]

名前のみ登場。ゲーム中で入手できるファイルから、クレアを介してレオンとクリスが一度会っていたこと、軟禁されていたシェリーとよく面会していたこと、彼女がエージェントになった後もお互いの都合が合えば一緒に過ごすほど親密になっていることがうかがえる。

物語には関与しないが、「RESIDENT EVIL.NET」で読めるファイルによればシェリーの後見人であり、上司でもあるディレック・C・シモンズに不信感を抱いていたこと、ジェイク・ミューラーの保護任務に赴くシェリーのことを心配していたことがうかがえる。

『バイオハザードIII』[編集]

世界が崩壊に向かっていく中、生存者を集めて車団を立ち上げ、生き残りにかける女性として登場。金髪の颯爽とした美人で行動力と責任感に溢れ、仲間からの信頼も高い。その車団のリーダーを務めているが、半年で仲間の半分を失ったことに責任を感じており、劇中では保守的な考えをとることが多い。物語序盤に立ち寄ったモーテルでクロウの大群に襲われて仲間が犠牲となり、危うく全滅の危機に陥るも間一髪でアリス・アバーナシーに救出される。その後、アリスからアラスカが安全と書かれたノートを渡され、そこへ車団を向かわせる決意を固める。燃料や物資を補給するためにラスベガスに立ち寄ったが、人工衛星を使ってアリスを追跡していたサミュエル・アイザックス博士率いるアンブレラに先回りされ、物資の補給に失敗したうえ、彼の差し向けたスーパーアンデッドたちとの戦闘で主戦力のメンバーを失ったため、アンブレラのヘリを奪取してアラスカへ向かう作戦に変更する。ラスベガスでの戦いでは、アンデッド化したL.Jに噛まれていたカルロスの自爆により、施設に置かれていたヘリを奪取して生存者を乗せて脱出し、アラスカへ向かった。その後のことは作中では描かれず、次作『IV』で明らかになる。

『バイオハザードIV アフターライフ』[編集]

前作終盤でアラスカに向かい、ノートに記されていた安住の地「アルカディア」へ到着したが、その実態はアンブレラが所有する研究船のことであり、そこが安全と信じていた自身たちも直後にアンブレラの特殊部隊に襲われる。Kマートをはじめとした他の生存者たちは胸に特殊なデバイスを取り付けられた後、実験素体としてアルカディアへ連行されてしまう。クレアも油断していたところを羽交い締めにされ、胸に無理矢理デバイスを取り付けられたものの逃げ出す。アリスがアラスカに到着した際にはデバイスに洗脳された状態で彼女に襲いかかり、ねじ伏せられてデバイスを外されたことでようやく自我を取り戻すが、その後遺症で記憶喪失状態となってしまう。

アリスと共に他の生存者を捜しにロサンゼルスへ向かい、刑務所に籠城していた生存者たちと合流するが、その中で殺人犯のレッテルを貼られて拘束されていたクリス・レッドフィールドと再会する。しかし、再会当初は記憶喪失であったこともあり、クリスのことを思い出せずにいた。その後、アンデッドやマジニの侵入、仲間の裏切りに遭い、刑務所にいた生存者たちは次々と死ぬが、ロサンゼルス沖合に寄港していたアルカディアへアリスやクリスと共に到着し、そこで行われていたアンブレラの非道な実験を目の当たりにしたことで、記憶を取り戻す。Kマートたちを助けるため、ウェスカーに立ち向かうも投げ飛ばされて実験用カプセルに捕らえられるが、アリスに救出されてクリスと共にウェスカーに止めの銃撃を浴びせる。

アリスやクリス、生存者たちと共にアルカディアの甲板へ出てきた後、デバイスに洗脳された状態のジル・バレンタイン率いる特殊部隊に襲われる。その後のことは作中や次作『V』では描かれず、シリーズ最終作『ファイナル』で明らかになる。

『バイオハザード: ザ・ファイナル』[編集]

前作『V』の時点で再びアンブレラに捕まり、連行されそうになっていたが、自身を収容していた飛行機のパイロットを殺害したことによって事なきを得ると、その後はドク率いる新たな仲間と共に抵抗を続けていたところをアリスと三度再会する。アリスがT-ウィルスやその感染生物を完全に死滅させられる強力な抗ウィルス剤を取りにかつてのラクーンシティの地下にあるアンブレラ所有の研究施設「ハイブ」へ向かうことを聞き、抗ウィルス剤はT-ウィルスを宿している彼女をも危険にさらすとして最初は反対するが、アリスの強い決意と意思を受けて三度共に戦うことを決意し、アンブレラとの最終決戦に挑む。

使用する主な武器[編集]

その他の登場作品[編集]

クレア・レッドフィールドを演じた人物[編集]

声優[編集]

アリソン・コート
  • 『バイオハザード2』
  • 『バイオハザード CODE:Veronica』
  • 『バイオハザード ディジェネレーション』
  • 『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』
  • 『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』
James Baker
  • 『バイオハザード リベレーションズ2』
甲斐田裕子
  • 『バイオハザード ディジェネレーション』
  • 『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』
  • 『バイオハザード リベレーションズ2』
岡寛恵
  • 『バイオハザードIII』劇場公開・ソフト版
  • 『バイオハザードIV アフターライフ』劇場公開・ソフト版
林真里花
  • 『バイオハザードIII』テレビ朝日版
  • 『バイオハザードIV アフターライフ』テレビ朝日版

女優[編集]

アリ・ラーター
  • 『バイオハザードIII』
  • 『バイオハザードIV アフターライフ』
  • 『バイオハザード: ザ・ファイナル』

脚注[編集]