バイオハザード7 レジデント イービル

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バイオハザード7 レジデント イービル』(バイオハザードセブン レジテント イービル、BIOHAZARD 7 resident evil, 日本国外版:RESIDENT EVIL 7 biohazard)は、カプコンより2017年1月26日に発売されたゲームソフト。キャッチコピーは「すべては恐怖のために」「すべては恐怖に抗うために」。

対応ハードはPlayStation 4PlayStation VRXbox One、パソコン(Steam/Windows 10 UWP[1]

概要[編集]

バイオハザードシリーズ』20周年記念作品第2弾。同シリーズゲームとしては、第1弾『バイオハザード アンブレラコア』より約半年振りとなり、ナンバリング作品としては前作『バイオハザード6』からおよそ4年振りのリリース。

2016年6月14日よりPlayStation Plusの会員限定でPS4用の体験版タイトル『バイオハザード7 ティザー 〜ビギニングアワー〜』(バイオハザードセブン ティザー ビギニングアワー、BIOHAZARD 7 TEASER -BEGGINING HOUR-)が配信された。他のハード用の体験版も順次配信される予定。体験版タイトルにつくティザーはティーザー広告を意味する。

本作は、シリーズで初めてCEROレーティングがZ(18才以上のみ対象)となる『バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer.』(バイオハザードセブン レジデント イービル グロテスクバージョン)も発売されている[2]。価格や基本的なゲーム内容は通常版と変わりないが、グロテスクVer.はグラフィックや演出面での残虐表現がより過激なものになっている。なお、残虐表現が最も強いのは日本国外版であり、グロテスクver.は日本国外版から切断描写の一部が削除されているため完全に同一の内容ではない。通常版・グロテスクVer.両方とも、2016年11月10日に発売されたPlayStation 4 PROでプレイする場合、4K UHDTV解像度でのプレイが可能。

累計出荷本数は410万本[3]日本ゲーム大賞2016・フューチャー部門受賞[4]

2017年12月14日に全てのDLCを収録したゴールドエディションが発売予定。通常版・グロテスクVer.両方ともダウンロード専売となるが、グロテスクVer.のみPS4パッケージ版も予定されている。

タイトル[編集]

日本語版のタイトルロゴは白抜きの「BIOHAZARD」の「Z」の部分がオレンジ色で「7」に塗られている。サブタイトル・レジデント イービルは、欧米版バイオハザードシリーズのメインタイトルである。英語版、イタリア語版、スペイン語版、ドイツ語版、フランス語版、中国語版、韓国語版も発売予定だが、日本版以外のタイトルは主従が逆で『RESIDENT EVIL 7 biohazard』となっており、『VIL』の一部がオレンジ色で『VII』に塗られている[5]

このようなタイトルにした理由は、従来のシリーズ作品は日本版は『バイオハザード』、日本国外版では『Resident Evil』と異なったタイトルだった[6]。今回の内容は、日本版の意味である「生物災害」と日本国外版の意味である「内に潜む悪」の両方が該当するためとされる。

開発[編集]

『バイオハザード7』の開発中の一部コンテンツを『KITCHEN』(キッチン)というタイトルでプロジェクト・モーフィアス(PlayStation VRの開発中のコード名)専用コンテンツとして2015年のE3東京ゲームショウに出展したところ、好評を博した。ホラーゲームとVRは相性がいいことが判明したため、一部ではなく『バイオハザード7』全体をVRに対応することが決定した。

新生バイオハザード」とも銘打たれており、プロデューサー・川田将央は、バイオハザードは『1』- 『3』と『4』 - 『6』ではゲーム性が変化しているが、『7』ではまた新たな変革になると語っている[7]

カプコン統括プロデューサーの竹内潤によれば、プロダクトビジョンとして以下の4点を掲げて開発された[8]

  1. ホラーにフォーカス
  2. ホラー映画『死霊のはらわた』がモチーフ - 広い世界ではなく狭い世界で展開させていくという意図
  3. 協力プレイ(COOP)なし - ホラー体験に集中してもらう意図
  4. シリーズ関連は最後だけ - シリーズキャラクターがでてきてしまうとキャラクターの個性などに縛られてしまうことを懸念した

また、初代『バイオハザード』の体験に近いものにするため、真新しいシステムやイメージの一新を図ろうとした。一人称視点(FPS)やVRはフォトリアルにすることでさらに没入感を高めることを目的としている[8]

「カプコン伝説」第61回のコメントで、ディレクターの中西晃史は「例えば、父親(ジャック)はストレートな暴力によるスラッシャー系、母親(マーガレット)は生理的嫌悪感を煽る虫地獄系、息子(ルーカス)は映画『ソウ』のようなトラップ系の神経を締め付けられる感じ、といった感じでタイプを分けることで、なるべく長く怖がってもらえるようにしました。逆にいうと、ベイカー一家の企画はそこを踏まえたもの」という風に、それぞれが異なる「恐怖」の演出を担うようデザインしたと述べている[9]

ゲームシステム[編集]

REエンジンの導入と視覚システムの一新
上記のように従来のシリーズから大きくゲーム性を変格し、『4』-『6』で主体だった三人称視点シューティングゲーム(TPS)から主観視点の「アイソレートビュー」(FPS)に変更。本作のために開発されたフォトリアルな新しいゲームエンジンREエンジン」を搭載した。
また、PlayStation VRにも完全対応しており、360度見渡してのプレイが可能。
本作でのライフの表現
本作のプレイヤーの体力は、後述の腕時計型デバイス「コデックス」にて表示される。『4』以降は体力ゲージという明確なパラメーターで体力を可視化していたが、今作では旧シリーズと同様のバイタルサインの波形のみが表示されるに留まり、具体的な残りのライフは不鮮明に表現されている。またダメージを追うごとに視界に血しぶきが溜まる演出があり、重傷を負うだけでも視界不良に陥り、操作にハンデを伴うことになるのも(仕様は違うが)旧シリーズと類似している。
本作でのセーブシステム
プレイデータのセーブは、マップ上の特定の箇所に設置された「カセットレコーダー」を操作することで実行される。このシステムは『1』-『4』にあった「タイプライター」の形式を彷彿とさせるものであるが、特に高難易度「Madhouse」では『3』までの「インクリボン」と同様に「カセットテープ」なる専用の消費アイテムが必要であり、「プレイ中のセーブ回数に上限がある」という過去作の難度を踏襲している。
アイテム入手可能数の制限
『4』以降のナンバリングタイトルではアクションゲーム性が色濃く、敵を倒すたびに一定確率で弾薬や回復アイテムをドロップするので「敵を倒せる限り無尽蔵に物資が入手できる」という面があったが、今作では『3』までのタイトルと同様にエネミードロップのシステム(キーアイテムを所持するボスを除く)を廃し、消費アイテムの入手可能数に制限が課せられた。従って無謀な敵の殲滅などで希少なアイテムを浪費することはプレイヤー自身の戦況を悪化させることを意味し、適切なアイテムの使用方法やその判断力が求められる(後述のCRAFTも参照)。
CRAFT
本作での探索中に入手する弾薬や治療薬といった消費アイテムは多くの場合、発見時は使用できないか効果が薄い不完全な「材料」の状態になっている。そういった際には合成用アイテム「薬液」を組み合わせて生成する事で物資を調達していく。他にもより高い効果のアイテムを生み出せる「薬液(強)」や生成済みのアイテムを薬液に戻す「分離剤」が存在し、調合する組み合わせが揃えばクラフトスロットの欄に記録されて手順を省略出来る。これら「薬液」の入手頻度は「材料」を下回るため、プレイスタイルや状況に合わせて弾薬か治療薬かを選択する事が求められる。
影絵パズル[9]
本作での「謎解き」で最も多用されている要素。特定の場所にライトで照射された絵画や落書きの一部が輪郭のみで欠損しており、ライトの前にアイテムを翳し、その影の形を不完全な部分にフィットさせることで絵を完成させると、連動して屋敷の様々な仕掛けが作動する。
不完全な絵を完成させるには、その影の角度を微調整して型に当て嵌まるよう操作しなければならないのは勿論、ライトに翳すべきアイテムが何であるかも推理しなければならない。
Found Footage
本作のキーアイテムとして「ビデオテープ」が登場する。このアイテムは特定の場所に設置されているビデオデッキを用いて再生すると、「その映像の撮影者たる人物の出来事を追体験する」という形式で、プレイアブルキャラクターが主人公のイーサンからその人物へ一時的に変更される。ビデオの内容は現実にとっての「過去」に当たるため、その映像(プレイ内容)が攻略のヒントになっていたり、なにかしら現実でリンクすることもある。
アンティークコインと鳥籠
どちらもマップ上の特定の箇所(ただし難易度『Madhouse』では配置場所や数が異なる)に配置されたアイテムとオブジェクトで、アンティークコインはアイテムとして所持でき、鳥籠は表記された枚数分コインを投入することで内部に仕舞われているアイテムを入手することができる。
ミスターエブリウェア人形
エリア内の特定の位置に配置されている手乗りサイズの首振り人形。
『4』での「青いコイン」、『5』と『6』での「エンブレム」に相当するオブジェクトで、どのような攻撃でも一撃与えることで粉砕でき、1体でも破壊すると「どこにでもいる」が、全20体破壊すると「もうどこにもいない」の称号がトロフィーとして獲得でき、その後本編をクリアすれば以降から隠しアイテムが開放される(『4』の場合は全コイン破壊の報酬で専用の銃器を入手し、『6』の場合は破壊するごとに閲覧ファイルが追加されていた)。

あらすじ[編集]

主人公、イーサン・ウィンターズは3年前に突然行方不明となった妻・ミアをずっと探し続けていた。

ある日、ミアから「迎えに来てほしい」というメッセージが送られてくる。イーサンはメッセージの情報を頼りに、ルイジアナ州ダルヴェイにあるベイカー農場の跡地に赴く。

廃墟となったベイカー邸で再会したイーサンの目の前で、ミアは次第に様子がおかしくなってついには正気を失い、イーサンに襲いかかってくる。やむなくイーサンはミアを撃退するが、その直後に背後から謎の人物に襲撃され、意識を失う。やがて、目を覚ましたイーサンが見たものは、不死身の怪物に変貌し、おぞましい料理の乗った食卓を囲むベイカー家の住人の姿だった。

屋敷に囚われてしまったイーサンは、電話でコンタクトを取ってきた謎の女性・ゾイの協力を得ながら、狂気に満ちたベイカー農場からの脱出を試みる。そして、長い探索の果てにミアやベイカー家を襲った生物災害(バイオハザード)の真実を知り、すべての元凶である邪悪な存在と対峙することになる。

登場人物[編集]

声優の表記は英語版/日本語版の順。

イーサン・ウィンターズ
声 - トッド・ソリー / 木内秀信[10]
本作の主人公。既婚者だが3年前に妻のミアが謎の失踪を遂げており、突如彼女から届けられたメッセージをきっかけに単身でベイカー邸を探索していたところ、謎の一族、「ベイカー一家」に拉致された。
物語は基本的に彼の一人称視点で進むため、外見が確認できるのは一部のムービーのみであるが、そのムービーでも地面に突っ伏して気絶していたりなど顔はほとんど見えないようになっている。
ベイカー邸に足を踏み入れた際にエヴリンの特異菌に感染しており、手足に切断のような重傷を負っても簡単な手当で完全に回復するなど[11]、エヴリンの支配を受けるほど重症ではないものの異常な再生能力を手に入れていた。
襲い来るベイカー一家を退け、ついにはエヴリンを倒して脱出に成功する。しかし特異菌に感染し血清を打たないまま脱出しており、彼に関しての素性は作中でもほとんど謎に包まれている。
『バイオハザード5』で閲覧できるファイルで、死亡したアンブレラの幹部の中に「イーサン・W」という名前が確認できるが本作との関連は不明。
職業はシステムエンジニアである。
ミア・ウィンターズ
声 - ケイティ・オハガン / 樋口あかり[10]
3年前から行方不明になっていたイーサンの妻。イーサンは彼女の名前で送られてきた「迎えに来てほしい」というメッセージに従ってベイカー邸を訪れたが、冒頭ではイーサンに「あなたに嘘をついていた」「私を探さないで」というメッセージを送ろうとしていたり、ベイカー邸で彼と再会した際には突如として凶暴化し襲い掛かるなどの不可解な行動を見せる。
その正体はエヴリンを開発した組織に所属する工作員であり、自分の仕事については夫のイーサンには秘密にしていた。行方不明となった際には生物兵器であるエヴリンの護送のために船に乗り込んでおり、エヴリンが引き起こしたバイオハザードから唯一生き残りその後ベイカー一家に保護される。その際に特異菌に感染しており、ベイカー一家に対して「黒髪の少女を見つけても接触してはならない」という旨のメモ書きを残すも時すでに遅く、エヴリンを保護したことにより一家は一夜のうちに感染させられてしまい、自身もベイカー一家から抜け出すことが出来なくなってしまった。
ジャックたちのように完全に支配されてはいないが症状の進行によってエヴリンの影響を受けており、彼女に唆されてイーサンに襲い掛かっていた。そのため、血清によってエヴリンの支配下を脱しなければ脱出できない状況に陥っている。
なお、本編中盤では彼女の過去の謎に迫る必要事項として一時的にイーサンからプレイアブルキャラクターが変更され、途中のFound Footage(ビデオテープ)も強制的に再生させられる。
ゾイ・ベイカー
声 - ジゼル・ギルバート / 小林ゆう[10]
ベイカー邸を訪れたイーサンを電話でサポートする謎の女性。正体は「ベイカー一家」の長女で、ジャックに拉致されたイーサンの手当てを行い、コデックスを取り付けたのも彼女である。
他の家族とともに特異菌に感染してしまうが、ミアの残したメモ書きで血清の事を知り、イーサンがやって来るまで3年間1人孤独に戦っていた。一家から脱出するためイーサンに助力し血清の精製に必要な「D型被験体」の頭部を回収していたが、その途中でルーカスにボートハウスへと連れ去られてしまう。
後にイーサンに救出され、血清を2つ精製するが片方はジャックを止める為に使用してしまったため、血清を彼女とミアどちらに使用するかでエンディングが分岐する。
しかし、彼女に血清を使用しても効力を発揮する前にエヴリンによって特異菌を活性化させられ殺害されてしまい、ミアも血清を打たれなかった事で感染が悪化し後に廃船において完全に倒さざるを得なくなってしまうため、彼女に血清を使用するルートは実質バッドエンドとなっている。またミアに血清を使用した場合はゾイを置いて行くことになり生死不明となるが、後にジャックと共にイーサンの精神世界に現れるため死亡したかに思われていた。しかし本編のエピローグストーリーである配信予定のDLC『エンド オブ ゾイ』にて登場が確認された。
初回購入及び早期DL特典でのみ入手出来る「サプライボックス」は彼女からのメッセージ付き支援物資である。
ジャック・ベイカー
声 - ジャック・ブランド / 山路和弘[10]
「ベイカー一家」の主。「家族」という概念に歪で執拗な思想を持っており、拉致したイーサンを「家族になる」と称して監禁し猟奇的な暴行を繰り返す。ごく普通の初老の男性に見えるが驚異的な怪力と不死身の再生能力を持ち、ベイカー邸からの脱出を目指すイーサンを執拗に追跡する。
その正体は、難破した船から流れ着いたエヴリンを保護したがために彼女の能力によって支配されてしまった一家の家長。元海兵隊員の農場主で、3年前に家族共々失踪したとされていた。エヴリンに支配されて以降は暴力的かつ猟奇的な面が目立つようになり、一家の周辺を訪れる旅行者や浮浪者を拉致、監禁していたが、本来は家族思いの温厚な男性である。なお、正気だった頃は民宿を開くことが夢だったらしい。『Welcome to the Family』のコメントによると、「タイラント」や「追跡者」、「ウスタナク」といったシリーズを代表する「タフな生命力でプレイヤーを追い回すクリーチャー」という役回りを踏襲しつつも、「喋る」という人間性も併せ持つ新たな恐怖を持たせる敵キャラとして描かれている。「狂人と化した父親」というキャラクター性と名前は、ジャック・ニコルソン演じた『ジャック・トランス』からインスパイアを受けたもの。
ベイカー邸からの脱出を目指す過程で幾度となくイーサンの前に立ちはだかった末、最後はボートハウスで完全にクリーチャー化した状態で襲いかかり、ゾイが完成させた血清を打たれた事で遂に倒された。その後、イーサンの精神世界内に正気を取り戻した状態で現れ、イーサンにエヴリンの正体とベイカー一家が豹変した経緯を打ち明けた後、エヴリンを止め家族を解放してほしいと懇願した。
体験版は彼の「お前も家族だ(welcome to the family, son.)」というセリフと共に繰り出されるパンチでエンディングになるため、インターネット上で「ファミリーパンチ」を略して「ファミパンおじさん」「ファミパン親父」の愛称がついた[12][13]
マーガレット・ベイカー
声 - サラ・コーツ / 伊沢磨紀[10]
ジャックの女房。「家族」として招かれた者に甲斐甲斐しく食事を振る舞うなど世話を焼こうとするが、ヒステリックな性格でふとしたきっかけで気性が荒くなり、苛立つと常に暴言を吐く。特に自分の手料理[14]を蔑ろに扱う者に対しては激しく激昂する。ジャックと同じく凄まじい怪力と再生能力を持ち、旧館でイーサンを追跡する。特殊なランタンを用いて数多くの虫型クリーチャーを操り、遠距離から襲わせることで攻撃してくる。
ジャックと同様、エヴリンによって完全に支配されており、彼女からもらった物を祭壇で祀ったり自らの操る虫を我が子のように可愛がるなど、過剰なまでの家族愛を抱いている。後述のDLC『ドウターズ』で描かれた豹変前の様子からは、本来はジャックと同様に温厚で心優しい人物であることが覗える。因みにエヴリンの影響で気性が荒い身内同士で口論が絶えないが、変貌した現在でも夫ジャックへの夫婦愛は僅かながら残っており、『ベッドルーム』である手順を行うと、プレイヤーのクランシーを尻目に仲睦まじい夫婦の姿を見ることができる(『Welcome to the Family』によると、作中の代表的なシーンであるTAPE2「ベイカー家」の食事シーンでも当初はジャックとマーガレットの熱愛の様子を取り入れていたが、作中で目指すホラー要素の方向性と異なっていたので没としたらしい)。
ルーカス・ベイカー
声 - ジェシー・ピメンテル / 佐藤せつじ[10]
ジャックとマーガレットの長男で、ゾイの兄。素行の悪い不良で、過去のVTRに登場するテレビ局のクルーたちも彼の悪評を語っていた。
幼少時から発明大会で幾度も賞を取る程に機械工作などの才能に恵まれ、天才的な技術力を持つが、その才能を悪用する形で軍事関係者顔負けの巧妙なブービートラップ拷問具、武器、からくりを自作し、それらを用いてベイカー一家に拉致されてきた「家族」をゲーム感覚で甚振ったり、殺害する事を楽しむ非常に悪辣且つサディスティックな性格や嗜癖の持ち主。
ジャックが「家族」として招きながら、ベイカー邸からの脱出を図ろうとするイーサンを標的に定め、作中中盤でミアとゾイを拉致すると、イーサンに対し狂気的なほどに軽薄な態度で挑発を繰り返しながら自作の実験場へと誘い出すも、最終的に全ての罠を突破されてしまい、ビデオメッセージで捨て台詞を残しながら何処かへ逃亡した。
本編中ではその後の彼の去就は不明であるが、後に手に入るファイルから、エヴリンが一家を支配した際に彼も家族同様感染し操られていたが、後にある組織によって血清を打たれたことで、異様な再生能力[15]は残しつつも精神支配から自我を取り戻していたことや、エヴリンに支配されているように装いつつ彼女の観察を行うなど組織に協力しており、廃屋の地下に隠された研究室の一室で秘密裏に組織とやり取りしていたことが判明している。
また、幼少期には友人を自室に仕掛けたトラップによって閉じ込めて餓死するまで監禁するなど、特異菌に感染した事で人格が豹変した両親とは違い、彼自身の猟奇的な側面は元来のものであった[16]。そのため、精神を支配されていたことに嫌悪を抱きつつもエヴリンに与えられた力を受け入れており、普通の人間に戻ろうとするゾイを侮蔑していた。
エヴリン
声 - ポーラ・ローズ / 諸星すみれ
本作の事件における中心人物。
一見10歳前後の少女であるが、その正体はヒト胚に特異菌を組み込み、培養によって誕生した「生物兵器」である。「敵を殺すことなく支配下に置く兵器」というコンセプトで複数開発された被験体の中で、唯一全ての課題をクリアした被験体であり、「E型被験体」とも呼ばれていた。カビに酷似した性質の特異菌を体内で生成し自在に操る能力を持ち、それらを周囲の人間に感染させることで、最終的には精神と肉体を完全に支配し思いのままに操ることが可能。
生物兵器でありながら明確な自我を持ち、性格は歳相応に無邪気。しかし、その精神的な幼さと研究施設で孤独に過ごした経験から「家族」という関係への歪んだ執着を抱くようになる。支配した人間に対しては擬似的な家族関係を築く行動を取る一方、他者への攻撃や自傷行為を迫るなど残酷な面も見られる。
開発された研究施設に隔離されていたが敵対組織による強奪情報が入ったために他の支部へと移送されることとなった。両親を装ったアランとミアによってタンカー船で移送されていたが、研究施設での生活に嫌気が差していたことから途中で脱走し、船内でバイオハザードを引き起こし壊滅させた。その後は船が流れ着いた沼地でミアと共にジャックに保護され、以降は自分を保護したベイカー一家をその能力で支配した。ベイカー一家を支配してからも家族に対する執着は変わらず、ベイカー一家を利用して周辺を訪れる旅行者や浮浪者を拉致、監禁させていた。
アラン・ドロニィ
声 - キップ・パルデュー / 水内清光
ミアと共にエヴリンの移送任務に就いていた工作員。エヴリンの父親を装いタンカー船でエヴリンを移送していたが、彼女の脱走を許してしまい、その際に特異菌に感染してしまう。その後はエヴリンによって完全に支配されてしまい、全身の特異菌を活性化されられ死亡した。
デイビッド・アンダーソン
声 - ハリィ・ウィリアムズ / 河合みのる
失踪事件の捜査にベイカー邸へと訪れていた警察官で階級は保安官補佐。助けを求めるイーサンの様子を錯乱していると判断してかまともに取り合わなかった。
体験版『ビキニングアワー』脱出エンドで、ジャックの魔の手から奇跡的に生還した男性(体験版主人公)の通報を、証拠品を紛失したために「妄想」と決め付け、捜査を打ち切ったのも彼である。そんな頑迷で融通の利かない性格が仇となり、イーサンへの尋問中に背後から迫るジャックに気付けず頭部にシャベルを突き刺され惨殺される[17]。しかし彼の所持していたナイフとハンドガンは脱出を目指すイーサンの大きな助けとなった。
後に彼の遺体はルーカスの手で頭部[18]がトレーラーハウスの冷蔵庫に、胴体は地下の解体室に安置され、それぞれイーサンへのメッセージまたはアイテムを隠したメッセージボード代わりに利用された[19]
クリス・レッドフィールド
声 - デビッド・ボーン / 東地宏樹
アンブレラコアにも登場した新生アンブレラ社(ただしロゴが青い)のヘリコプターでイーサンを救援に来る男性。今作ではB.S.A.A.から新生アンブレラへ招かれ、部隊の指揮を執る。劇中では「レッドフィールド」としか名乗らないが、エンディングのスタッフロールでフルネームが判明する。また2017年に配信予定のDLC『Not A Hero』の主人公であると発表された[20]
謎の老婆
声 - パット・メセニー / 田畑ゆり
「ベイカー一家」の“祖母”とされている車椅子の老婆。
一見すると事切れた遺体のようだが、しっかりと生きている。老化により体力が殆ど残っていないのか、眼球運動のみでコミュニケーションをとることが多い。館の各所に神出鬼没に現れるが、ただこちらを見つめるだけで害はない(一方でこちら側も攻撃を与えることは不可能で、銃器の照準を合わせようとしても強制的に構えを解除してしまう)。
その正体は過去にベイカー家に存在した本物の祖母ではなく、能力の副作用により急速に老化したエヴリンである。エヴリンはその強力な能力の副作用として細胞劣化の速度が人の数十倍となっており、そのままでは通常の人間の25倍の速度で老化してしまい精神にも問題を来たしかねないため、劣化を抑え込む薬品を投与することが欠かせなかった。しかしベイカー邸へと逃れて以降、薬の投与が出来なくなったことで劣化が抑えられなくなり、3年という短い月日で現在の老婆のような姿へと変わってしまった。作中、所々で現れる少女の姿は彼女が感染者に見せている幻覚である。
作中で家族写真を見ることが出来るが、そこに「祖母」の姿は写っておらず序盤から伏線が張られている。
クランシー・ジャービス
声 - トニー・ボーゲル / 関雄
テレビ局のカメラマン。後述のようにイーサンが行動する本編の時点では既に故人であり、本編で直接登場することは無いが、『発禁フッテージ』を含めたビデオテープの大半が彼の過去に起こった出来事を撮影したものであり、「番外編」での主人公と言える存在。
テレビ局のインターネット配信用オカルト番組「スーワ・ゲーターズ」の取材として、同僚のアンドレ、ピーターとともに3年前に空き家となったはずのベイカー邸に足を踏み入れ、ジャックに拉致された。
その後は、一時ピーターと一緒に監禁され、脱出を試みるもピーターは豹変したミアによって殺害され(VR体験コンテンツ『KITCHEN』)、自身はマーガレットによって彼女の寝室に監禁されてしまう(DLC『ベッドルーム』)。その後、彼女の目を盗んでどうにか脱出に成功するも、ベイカー邸内を逃げまわった末にジャックに捕まり、モールデッド達が蔓延る地下室に放り込まれる(DLC『ナイトメア』)。なんとか一晩耐え凌いで地下室からは脱出したものの、運悪くルーカスの実験場へ迷い込んでしまい、今度は彼に拉致、拘束される(DLC『21』)。
ルーカスが仕掛けてきた最初の殺人ゲームはなんとかクリア出来たものの解放される事なく、次のゲームに仕掛けられた罠に気付くことができず[21]、ゲームクリア直後に焼死した(ビデオテープ『バースデー』)。
なお、本編では実験場のとある場所で、彼と思しき焼死体がメッセージボード代わりに配置されている。
クランシーを含めたテレビ局クルー3名のフルネームは、ゲーム中のファイルで閲覧できる彼らの失踪記事にて確認できる。
アンドレ・スティックランド
声 - クリストファー・アッシュマン / 志村知幸
ビデオテープ『廃屋取材』に登場するテレビ局のプロデューサー。
インターネット番組「スーワ・ゲーターズ」の撮影の為に、ピートとクランシーと共に廃屋へ訪れるが、取材の最中に姿を消し、後に廃屋の地下で何者かによって惨殺された状態でクランシーに発見される。
また、本編序盤に訪れる廃屋の地下の水路で彼と思われる遺体が、イーサンに発見されている。
ピーター・ウォーケン
声 - ロバート・ヴェスタル / 落合弘治
ビデオテープ『廃屋取材』に登場するテレビ局のキャスターで、インターネット番組「スーワ・ゲーターズ」のMC。略称は「ピート」。
かつては有名番組のキャスター(アンドレ曰く「週末の代理役」)だったらしく、今もその栄光が忘れられないのか、「スーワ・ゲーターズ」の仕事を不服に思っており、スタッフのクランシーやアンドレに対してやや傲慢な態度をとる。
クランシー、アンドレと共に廃屋へ訪れるが、突然失踪したアンドレを探している最中にクランシーと共に拉致された模様で、VR体験コンテンツ『KITCHEN』にて、クランシーと共に拘束されていたところを目を覚まし、彼の拘束を解こうと試みるが、その最中にミアに襲撃され、必死に包丁で抵抗しようとするが、最終的に首を切断され殺害される。
ホフマン
声 - 不明 / 松本忍
DLC『21』に登場する男性。ずた袋を被せられており素顔はわからない。
ルーカスに捕えられ、クランシーとブラックジャックで闘わされる。
一回目の敗北で右手の指を五本切断されるが「家族のもとに帰りたい」という執念から再戦を要求。二回目の敗北でルーカスが改造した最大出力の電気ショックを喰らって意識を失う。その後、ルーカスの操り人形にされて無理矢理三回目の勝負をさせられるも敗北し、ルーカスが作った「スーパー残虐マシン」(通常版では爆弾でグロテスクVerでは丸鋸)の餌食となってしまう。マシンが動き出した直後に目を覚ますも、「スーパー残虐マシン」が作動し、死亡した。
家族がおり、娘の名前はメリッサ。必ず生還して再会すると口にしていたが、この時点でホフマンは特異菌による感染が示唆され、人格に及ぶほど進行していた様子が描写されている。
体験版主人公
ジャックによって廃屋に閉じ込められていた男性。名前や森を訪れた経緯については明かされない。
後のイーサン同様に『廃屋取材』の惨劇を観てしまい、幻覚に悩まされながらもモールデッドの追撃を躱して脱出。地元警察に通報したが、デイビッド・アンダーソンが捜査を行ったところビデオテープなどの証拠品が見つからなかったことと、血液に微量の薬物が検出されたことから思い込み・妄想と判断され、捜査は打ち切られた。
トラヴィス
廃屋や本館にあるファイルに名前がある人物。
イーサンが拉致される以前にベイカー家に拉致され、マーガレットの料理を食べた事によって特異菌に感染し、本館地下の焼却炉の中に閉じ込められていた。
その後、中でモールデッドに転化し、閉じ込められていた焼却炉を開けたイーサンと対峙する
オリバー
ルーカスの幼い頃の友人。
ルーカスに対して「お前は頭の病気だ」とからかったことから、ルーカスに屋根裏部屋に閉じ込められ、そのまま餓死した。(屋根裏は、ルーカスによって簡単に入れないように工作されており、ジャックやマーガレットも気づかなかった。

その他、『The Beginning Hours』では、当初ベイカー一家では犬(この動物自体がクリーチャーとして設定されていたのはか不明)を飼っており、序盤の晩餐シーンにも参加させる予定だったが没にされたとコメントがある。

登場クリーチャー[編集]

モールデッド
人型の真っ黒な体色に眼球のない、鋭く異様な牙と爪を持つ怪物。
エヴリンの操るカビ状の特異菌によって生み出された生命体である「カビ人間」。感染者が転化しモールデッドへと変貌してしまう他、増殖した特異菌からも生み出されることがある。生存本能による獰猛さと戦闘能力を持ち、攻撃されると感染してしまうことになる。
頭部が弱点であるほか、身体の接合が非常に脆く、肩や股関節に攻撃を集中すれば容易に四肢を切断できる。頭部を腕で守る行動が見られるが知能自体は低く扉の開閉が出来ない。
有料追加DLCコンテンツ『ジャック55thバースディ』では、頭に様々な種類の帽子を被ったややコミカルな出で立ちで登場する。
ゾンビやB.O.W.などさまざまなクリーチャーが登場した過去作と異なり、今作では基本的にボスを除けば等身大クラスではこのクリーチャーしか出現しないが、下記のような派生種が、ゲーム進行によって出現する。
ブレード・モールデッド
基本形の人型から右腕が刃状に変化した強化個体。銃弾を弾くほど硬質化され、盾としても機能する武器となっている。しかし関節は通常個体同様に脆いため、右肩を破壊して腕ごと刃を落とすことも可能。
廃屋と邸内で発見するファイルの内容から、イーサンが最初に襲われたのは彼以前にベイカー家に拉致され、脱出のヒントをメモに書き残したトラヴィスという男性が転化させられた個体であることが伺える。
クイック・モールデッド
過去作のリッカーなどのように壁や床を走り回る、四足歩行型のモールデッド。俊敏な動きだが通常の個体と比べて耐久力は低く、獲物を狙う際に一瞬動きを止める傾向が見られる。
ファット・モールデッド
猛毒の酸を放射する、肥満体のモールデッド。各要所に中ボス的立場で現れる。耐久力が凄まじくその姿からは想像できないほど突進力もあるため、かなりの強敵である。
人間(イーサン)や通常のモールデッド程の身長に、更に見上げるまでの背丈を持つ強力な大型個体が存在する。
食人虫
旧館でマーガレットによって使役される巨大な羽虫。壁や床に張り付いており、近くで音を立てるとプレイヤーの周囲を飛び回る。
針で突き刺してくる他、腕に掴みかかれると振り解く為の動作で数秒間無防備になってしまう。基本的にどの武器でも一撃で倒せ、静かに移動すれば気づかれないので駆除するのは容易である。
食人虫(幼体)
旧館各所にある巣や徘徊するマーガレットの体内から出現する食人虫の幼体。幼体でありながら既に成体に近い姿で羽虫本来の大きさからそれ以上まである。
成体同様に耐久力は無いに等しいが群れを成して飛びかかって来るため、まともに戦うにはバーナーの様に広範囲へわたる武器が必要不可欠である
ミア・ウィンターズ
エヴリンに操られ、凶暴化した状態のミア。作中の選択肢によっては終盤でも戦う。エヴリンの支配と自身の自我が混濁した状態らしく、イーサンに対する想いと殺意の言葉を投げかけてくる。包丁やチェーンソーで襲い掛かってくるため、不用意に近づくのは危険である。終盤ではエヴリンがイーサンに見せる幻覚として、序盤の狂暴化したミアがフラッシュバックの中で襲ってくる。
ジャック・ベイカー
第一形態
本館で幾度となく遭遇し、イーサンを執拗に追跡してくる。姿はただの人と変わらないが特異菌によって凄まじい怪力とほぼ不死身の再生力を誇る。頭突きなどの肉弾戦の他、農機具などを凶器として振り回して攻撃してくる。決戦の場となる死体保管庫では途中からチェーンソーを組み込んだ大型バサミを武器として使用してくる。
上記の通り、不死身とも思われる再生力を持っており、イベント戦を除いた館内を徘徊している状態ではいかなる手段を持ってしても完全に活動を止めることは不可能で、ある程度のダメージを与えて昏睡しても、攻撃を与えると即座に蘇生して活動を再開してしまう。死体保管所での決戦では短時間に多大なダメージを負った場合は特異菌の新陳代謝が過剰活動を起こし、上半身から巨大な顔の様な核が剥き出しの状態で現れて動けなくなる。この核にダメージを受け続けると特異菌の新陳代謝に体が耐えられなくなり、自爆してしまう。
第二形態(変異ジャック)
上半身が爆散したにも関わらず生きており、特異菌の過剰代謝によって異常に巨大化している。全身がドス黒い特異菌に覆われ以前の面影は頭部に僅かに残るのみとなっている。特異菌によって形成された複数の腕を振り回す、頭部から胃酸を吐きかけるなどの単純な行動のみだが、どれもが大ダメージを伴う危険な攻撃である。弱点は体の各所に形成された眼球であるが、それらを潰されても活動を停止せずイーサンに襲いかかる。最期は血清を打たれたことで特異菌の代謝が停止し、全身を石灰化させて活動を停止した。
マーガレット・ベイカー
第一形態
旧館でジャックと同じくイーサンを追跡してくる。近接攻撃が主だったジャックと違い、所持しているランタンによって食人虫を操り遠距離から攻撃してくる。しかし感染者特有の再生力も持っており、銃で数発打ち込んだだけではビクともしない。
決戦の際はイーサンを床下へ突き落とし、見下ろす形で大量の食人虫をけしかけてくるため、銃などの遠距離攻撃で応戦するか、一定時間経過するまで食人虫を退け続ける必要がある。
第二形態(変異マーガレット)
一度は倒れ伏したが特異菌の過剰代謝によって変異し、手足が異常なほどに伸びた姿へと変貌した。蜘蛛のごとく四つ這いで高速移動し、壁や天井を這い回ることができる。長くなった腕で殴りつけてくる他、暗所で入り組んだ地の利を利用して天井や壁の穴からの奇襲や壁に張り付いた状態から飛びかかってくるなど非常に厄介な攻撃方法をとる。また一旦姿を消し呻き声が聞こえた時は、自身の体内から食人虫を産み出している合図であるため、すばやく見つけて攻撃することで阻止することができる。炎に弱い他、股間部分に形成された球状の核が弱点。攻撃を加えることで仰向けに倒れダウンするが手足をばたつかせて抵抗するため油断は禁物。倒すと特異菌の活動が停止し、石灰化して崩れ落ちる。
変異エヴリン
E-ネクロトキシンを打たれたエヴリンが暴走を起こし変異した姿。本作のラスボスである。
廃屋を覆い尽くすまでに特異菌を爆発的に拡散させ、自身も異様なほどに巨大化した。もはや人としての姿形はなく特異菌によって形成された胴体の中央に顔が浮かんでおり、周囲から無数の触手が伸びている。攻撃は伸びた触手で殴りつけてくるだけだがその巨体故に大ダメージを伴う。最期は血清弾が装填されたアルバート-01(サムライエッジの改良版)によって止めを刺され、全身を石灰化させて活動を停止した。
彼女との戦闘は正面から迫ってくるのをただ迎撃し続けることで進行するため、過去作のようなラスボス戦ではなくエンディングを前にしたイベント戦闘という意味合いが強い。

登場武器[編集]

前作『6』ではオリジナルデザインの架空の銃が大半であったのに対し、今作では具体的な名称ではないものの、『5』までと同様に実銃の外観を持った銃器となっている。また、本作では弾薬の売買システムが廃止され、弾薬の入手機会が低下している。

近接武器[編集]

ナイフ
デイビッド保安官補佐から護身用として手渡される、折り畳み式のポケットナイフ
リーチ、攻撃力共に貧弱で、戦闘に使用するには心許ないものの、銃器の弾薬に限りがある本作では木箱などのオブジェクトを破壊するキーアイテムとしてはかなり重宝される。
サバイバルナイフ
後半のとあるビデオイベントで初期装備として登場する他、イベント後の廃船ステージで入手できる。
ナイフと使い勝手は似ているが、こちらはリーチ、攻撃力共に高め。
手斧
作業用の小振りの手斧。体験版と序盤の一部イベントのみ使用可能。
ナイフに比べて振りが遅い反面、打撃力はやや高い。
チェーンソー
伐採用の大型チェーンソー。死体保管所でのジャック・ベイカー(第一形態)戦のみ使用可能。
その大きさと振動故に使い勝手にやや癖があるものの、攻撃力、リーチ共に非常に高い。
何度か使用していると電源が落ちる為、リロードボタンでエンジンを掛け直す必要がある。
バール
一部ルートにのみ発生するあるボス戦でのみ使用可能。
黄金のバール
DLC『ジャック55thバースデー』である条件を達成することで入手できる。
敵を攻撃すると燃える。
丸鋸
ストーリーモードでは難易度を問わず、4時間以内でクリアすると入手可能となる。
リーチがナイフと同等に短く、振りも遅い反面、チェーンソーと同等以上の威力を誇る。
チェーンソーとは違い、何度使用しても電源が落ちることは無い。

ハンドガン[編集]

一般的な9mmパラベラム弾薬または9mmマカロフ弾薬を用いる拳銃類。これまでのシリーズでは序盤で手に入る事が多かったが、今作では(一部イベントを除いて)初めて入手できる機会が比較的遅い。

ハンドガンG17
本作で標準的な性能のハンドガン。デイビッド保安官補佐が所有していたもの。
装弾数が多めで速射性能が高いが、威力は低い。
ハンドガンM19
ゾイの住居であるトレーラーハウスで手に入る壊れたハンドガンをリペアキットで修理する事で使用可能となる他、体験版と序盤の一部イベントでも使用可能。
装弾数が少なく連射も遅いが、威力はやや高い。
ハンドガンMPM
ミア操作時の廃船ステージで入手できる小型のハンドガン。
ハンドガンG17と同等の威力で装弾数は一発少ない、本作で最も性能の低いハンドガン。
アルバート-01
本編の最終ボスであるエヴリン戦でクリスが支援のために投げ落としてくれる銃器で、本作ではこの武器が最終ボス打倒の為の最後の切り札となる。
かつてアルバート・ウェスカーが愛用していたサムライエッジをベースに新ユニットを追加した対B.O.W.特殊拳銃。
使用できるのはエヴリン戦のみだが、血清弾を使用しているためかエヴリンを相手に絶大な効果を発揮している。
アルバート-01R
ストーリーモードでは難易度を問わず、クリア特典として使用する事が可能となる。上記のアルバート-01のレプリカモデル。
通常のハンドガンを大きく上回る性能を誇り、装弾数はたったの3発と最少であるが、強装弾を使用すればマグナム並の攻撃力を発揮する。
ゴールドブラスター
DLC『ジャック55thバースデー』である条件を達成することで入手できる。
彈数は無限。
ブルーブラスター
DLC『ジャック55thバースデー』のステージ内で入手できる銃。
時間内ならいくらでも撃つことができる。
敵に当てると止まる時間が増える。
レッドブラスター
DLC『ジャック55thバースデー』のステージ内で入手できる銃。
時間内ならいくらでも撃つことができる。
持っていると足が早くなり、敵に当てると燃える。

ショットガン[編集]

近距離で大きな威力を発揮する銃で、広範囲に弾をばら撒くため複数の敵を同時に攻撃できるが、距離による威力の減衰が大きい。ハンドガンよりも弾の入手機会が限られているため、序盤は特に使用するタイミングを考慮する必要がある。

ショットガンM37
本館のホールに飾られており、取得するために仕掛けを解かなくてはならない。
装弾数はやや少なく、一発毎にポンプアクションを挟まないとならないために連射速度が遅いが、一撃の威力がハンドガンより遥かに高く、また近距離でヒットさせれば敵を大きく怯ませることができる。
ショットガンM21
本館で手に入る壊れたショットガンをリペアキットで修理する事で使用可能となるが、序盤では上記のM37を入手する為の仕掛けを解く鍵として使用するため、武器として使用する事が可能となるのは中盤のとあるエリアで手に入るあるアイテムを入手した後になる。しかしこのキーアイテムは高難易度モード「Madhouse」では序盤に入手可能となっており、早い段階で扱えるようになる。
一撃の威力がM37よりも高く、射程も少し長く、ポンプ操作を挟まず2発を素早く連射できるのが利点。反面、装弾数が2発のため頻繁なリロードが強いられる。

その他の銃器[編集]

マグナム
極めて強力なマグナム弾薬を用いる大型の拳銃類。専用の44マグナム弾を用いる。今作ではゾイが保管していたオートマチック式が一種類のみであり、過去作で登場したリボルバー銃は登場しない。
威力は高く、特にヘッドショットまたは弱点への攻撃を加える事で絶大な効果を発揮する反面、弾薬の入手機会が極めて少ない。
グレネードランチャー
榴弾を発射する武器。本作で登場するのはルーカスが自作したものと思われる即席品。装弾数は1発のみで弾の調合にも希少な「薬液(強)」が不可欠であり、使い勝手が悪くなっている。
しかし、ショットガンを上回る威力と弾の特性から扱いようによってはどの銃器より有効な武器にもなり得る。
焼夷弾
グレネードランチャーに装填する通常弾。着弾時に燃え上がり、炎が弱点の変異マーガレットに対しては非常に有効。
神経弾
グレネードランチャーに装填する特殊弾。着弾と共に撒かれる神経ガスは変異生物であろうと一定の間、活動を停止させられる。
マシンガンP19
後半のとあるビデオイベントで初期装備として登場する他、イベント後の廃船ステージで入手できる。
一発の攻撃力はハンドガンより低いが、連射することで相手を足止めしながら実用的に大きなダメージを与えることができる。
バーナー
旧館で手に入る特定のパーツを組み立てる事で使用可能となる。これまでのシリーズに登場した火炎放射器に相当し、弾薬ではなく燃料を消費し、連続的に炎を噴射するも威力はさほど高くなく、射程距離が短い事も同様。ただしその性能上、食人虫に対しては最も有効的な武器となる。
リモコン爆弾
後半のとあるビデオイベント内とイベント後の廃船ステージ以降、入手可能となる。
設置後、リモコン操作する事で爆破する事が可能。この装備のみ無限弾薬の効果が及ばない。

ゲームの舞台[編集]

ベイカー農場
ルイジアナ州の架空の街 ダルヴェイ郊外に位置する本作の舞台。本館と旧館、かつては飼育場だったと思われる実験場、沼地のボートハウスなど、複数の建物によって構成されている。
本編の3年前である2014年に主のジャックがアナベル号の漂着現場に倒れていたミアとエヴリンを保護し、ワケありの親子連れと思い家に迎えたことが惨劇の連鎖を引き起こす結果となる。
やがて「家族」を求めるエヴリンによって一家全員が特異菌に感染してしまい、異変にいち早く気づいた長女ゾイを除いて全員が精神を乗っ取られたことにより訪れた人間を次々と囚えていく魔の巣窟となる。
以降、敷地内と隣接する森には黒い幽霊(モールデッド)が出没するようになる。当然、失踪事件や幽霊の調査は行われたが巧妙にカモフラージュされてしまい、地元警察の努力も虚しく、外部まで異常が伝わらないままに事態は悪化の一途を辿っていく。当初は「家族」として囚えられた人々もやがては感染しモールデッドへと転化、もしくはベイカー一家の猟奇的な暴行によりその全てが死亡している。
本館
ベイカー農場の中心部にあるベイカー一家が居住している屋敷。地上2階・地下1階建て。中央のホールを挟み、非常に広大かつ入り組んだ造りといった『1』の舞台となった洋館を思わせる構造となっている。ベイカー一家が感染して以降、屋敷の至る所が特異菌であるカビの塊に汚染されている。
また、これまでのシリーズ同様に多くの扉が施錠されており、それらの鍵を開けるのに扉に貼り付けられた剥製と同じ動物の鍵『蛇』『蠍』『カラス』が必要とされる部屋がある。
他にも旧館や実験場などに入る為のアイテムが隠されている場合があり、他のエリアに行き来できるようになって以降も頻繁に戻ってくる必要がある。
地下には後述の加工場が設けられている他、2階にはかつてルーカスが使っていた子供部屋があり、彼が自作したからくりを起動させる事で屋根裏部屋に登る事ができる。中庭へ続く出口はホールの扉のみであるが、外へ出る為には屋敷の各所に隠された3つの魔犬のレリーフが必要とされる。
改築には『1』の洋館を設計したジョージ・トレヴァーとの関連性を示唆させる「トレヴァー&チェンバレン建築設計事務所」が携わっていた。
加工場
本館地下に広がる解体作業場や死体保管所などを備えた広大な施設。地上とは比べ物にならないほど特異菌による汚染が酷く、モールデッドが多数徘徊している。
ベイカー家に拉致された人間をここで転化させたり解体しているらしく、至る所に人肉や死体袋が置かれている。
旧館
本館から中庭や森を挟んで離れた場所に位置するもう一つのベイカー家の邸宅。本館同様に地上2階・地下1階建ての構造だが、特異菌の汚染に加え、3年前にベイカー一家がエヴリン達を保護する直前に発生していたハリケーンによる暴風雨の被害を受けていた事もあって、本館以上に荒廃しており、屋敷全体が半壊した廃墟同然の状態となってしまっている。
現在ではマーガレットがエヴリンから貰ったあるアイテムを祀り、“聖域”として保護する事に執心している為、屋敷の至る場所に彼女の行使する食人虫やその巣が守衛代わりに配置されている。
グリーンハウス
旧館の近くに位置する温室。旧館同様に暴風雨の被害を受けた為か、半壊状態となっている。
旧館でイーサンに敗れた後、変異を起こしたマーガレットとの決戦の舞台となる。初めて訪れる際には旧館から床下の隠し通路を通って向かうが、門を開く事で中庭からも行き来が可能となる。
中庭
ボートハウス、廃屋を除くベイカー農場各施設を繋ぐ場所で、作中で最も頻繁に行き来する事となる。トレーラーハウスの他、ルーカスの実験場や、旧館に続く桟橋への出入り口などがある。
トレーラーハウス
中庭の一角にあるゾイの住居。かつては物置として使われていたが、ベイカー一家が豹変して以降、ゾイはここを活動拠点に治療の糸口を探っていた。その為、室内にはアイテムボックスやテープレコーダーや複数のアイテムが置かれ、実質セーブハウスとして機能されている。
実験場
中庭に隣接されたルーカスが自作したトラップや拷問具の性能を試すついでにベイカー一家に拉致されてきた者達を加虐する為の拷問施設。派手なイルミネーションで彩られたり、白いペンキが撒かれたり、首のないマネキンが多数配置されるなどの異常な装飾の施された部屋や通路の至る所にワイヤー式の地雷や爆弾の仕組まれた木箱などの危険なブービートラップが仕掛けられ、施設の一角にはクランシーと思われる焼死体が安置されている等、ルーカスの常軌を逸した精神や嗜癖を連想させる構造となっている。
最深部にはルーカスの監視部屋があり、そこからボートハウスへと続く桟橋に出る事ができる。
施設内の一部の設備から元は家畜の飼育場だった事が察せられる。
ボートハウス
ルーカスの実験場から続く水上の桟橋を通った先にある沼地に面した小屋。イーサンはこの場所でゾイと初めて対面する他、完全にクリーチャーへと変異したジャックとの決戦の舞台となり、ジャックを倒した後、ミアかゾイのどちらかとここに隣接した船着き場からボートで脱出する事となる。
廃屋
ベイカー農場の外れに位置する一家がかつて住んでいたという住居のひとつ。イーサンがベイカー農場で最初に訪れる他、過去にはクランシーらテレビ局クルーが取材に訪れたり、ジャックに拉致された男性(体験版の主人公)が監禁されるなど、それぞれこの場所から災厄に巻き込まれていく事となる。
地下にはルーカスが自我を取り戻して以降、エヴリンの監視や謎の組織との連絡の為に使っていた研究室があり、パーナビー廃鉱と地下で繋がっている。終盤ではパーナビー廃鉱を通って再度訪れ、エヴリンとの最終決戦の舞台となる。
アナベル号
全ての惨劇の発端であるバイオハザードが発生したタンカー船。名称は廃船内に飾られた絵画で確認できる。「船長の親戚である家族連れの客」という名目でミアとアランによるエヴリンの護送に利用された。
アランのミスによってエヴリンが暴走状態のまま逃亡し、船内と船員達を特異菌で汚染する。やがて爆発事故を引き起こし、感染を免れた船員も皆嵐の海に投げ出されてミアを除き消息不明、事実上全滅した。
その後、大破した状態でベイカー農場付近の沼に漂着し以降はそのまま放置されている。内部は至る所に船員だったであろうカビの塊がオブジェの様に佇む異様な空間にモールデッドの巣窟と化している他、事件発生から3年経った2017年の間も電力は生きている。
パーナビー廃鉱
ベイカー農場が位置する森の地下に広がる空間。かつては塩鉱として機能していた様だが、地盤が脆く事故が多発していた事が記録されており、閉鎖されて久しい。
謎の組織が密かに研究所を建設し、エヴリンの監視と記録を行っていた。入口前の休憩小屋には何者かが生活していた痕跡があり、内部の坑道には組織と通じていたルーカスが仕掛けたトラップ(ワイヤー式の地雷)がある。血清によってエヴリンの支配から逃れたルーカスが秘密裏に組織と通信を行っていた。

用語[編集]

コデックス
序盤にゾイによってイーサンの腕に取り付けられる腕時計型の装置。イーサンの体力を波形によって表している他、エヴリンに関する様々なボックスを開錠することが可能。
正式名称は「ゲノム・コデックス」。エヴリンを開発した組織によって作られた物で、本来はエヴリンの位置情報やバイタルサインを表示し監視するための装置で、所持者同士での通話も可能。
E型特異菌
エヴリンを開発した組織によって発見されたカビに酷似した新種の真菌。劇中では単に「特異菌」と呼ばれる事が多い。見た目は粘性を持ったドス黒いカビでエヴリンによって自在に操られる。感染者の体組織を養分として徐々に細胞を特異菌のものへと置換していき、脳幹へ達すると完全にエヴリンの支配下に置かれ最後には完全に自我も喪失してしまう。感染初期からエヴリンの幻覚や幻聴を発症し、またその影響で性格や言動が徐々に豹変していくも、過去作に登場した「ジュアヴォ」同様に感染前の知能は、ほぼ完全維持されるため、一見未感染の時となんら変わりない日常生活や行動をとる事ができるが、やはり過去作に登場した「プラーガ」に感染した人間(ガナード、マジニ)同様に通常の人間には考えられない物を平然と食したり、衛生面の欠如など、やはり通常の人間と比べると明らかに異常と解る部分も見受けられる。同様に感染者を支配する過去作の「プラーガ」との大きな違いは、上記の様に脳幹等への物理的な変調もあるものの、幻覚や幻聴を見せることによる「精神的な蝕み」が人格の改変への影響が大きい。その様子をイーサンの夢の世界に現れたジャックは「心を完全に支配するのではなく、無理矢理心の中に入り込み、自分の感情を抑えられなくなる」と説明していた。また、ベイカー一家のように理性を残した特異菌感染者の特徴としては、エヴリンの影響で「家族」という概念に盲信しているが故に、「家族」の一員であるエヴリンの思想を肯定する一方で、「家族」として存在する自身の立ち位置に執心してしまうという傾向がある。実際に作中でイーサンやミア、クランシーを「家族」に取り入れようと襲ってくるジャックとマーガレットは、度々「父」や「母」である自分の立場が危うくなる矛盾に葛藤したり、理不尽に逆上する場面が見られ、そのような統制力や連携性の不安定さが「プラーガ」などに欠けると言える。
菌による新陳代謝によって身体能力の向上や切断された四肢でさえ自然接合するほどの再生力を得るが、特異菌の感染が全身に及ぶと人の姿を逸脱した姿へと変異してしまう。ベイカー一家のように完全に人の姿を保っている場合もあればモールデッドのような異形の姿に変わってしまう者など個人差があるようである。また適性がない者は感染していく過程で死亡してしまう。感染初期の自我が保たれている段階でも感染した時点で生殺与奪をエヴリンに握られており、言動も全て伝わってしまうため感染者は基本的にエヴリンに逆らう事が出来ない。しかしイーサンやゾイに対して感染していても支配できない、ルーカスの感染している演技に気付かないなど、支配自体は完全ではないらしい。
作中で読める研究資料から正式名称は「■■■■・■■■■■」の文字列だということだけ確認できる。
被験体
エヴリンの他に生物兵器として開発されていた者達。特異菌のゲノムをステージ4以降のヒト胚に組み込み、38~40週の培養によって開発された。開発途上で性能不良が発見されたものはA~Dのナンバリングがされ、全ての課題をクリアしたエヴリンのみE型被験体と呼ばれていた。共通点として10歳前後の少女の外見をしており、これは都市や難民などの社会集団に紛れ込ませるのが容易であるからとされる。なお、組織は被験体(エヴリン)の護送の際には父親役(アラン)、母親役(ミア)の2名の同伴を推奨している。これは周囲に一般的な「家族」であると偽装させるとともに、親という立ち位置を設けることで被験体にある程度の服従心を擦り込ませる意図があるとされる。
血清
特異菌の新陳代謝を停止させ石灰化させる血清。感染者に投与することで体内の特異菌を排除しエヴリンの精神支配からも脱することが可能だが、感染が全身に及んでいた場合は感染者自身も死亡してしまう。精製には他の被験体の脳神経と末梢神経が必要で、作中ではミイラ化したD型被験体の頭部と腕が使用された。
E-ネクロトキシン
エヴリンを殺処分するために開発された壊死毒。エヴリンの体組織に他の被験体の体組織と血清を組み込むことで精製することができる。即効性で被験体に打ち込むとすぐさま嘔吐を発し、短時間で死亡する様子が作中の資料写真で記録されている。組織と内通していたルーカスが万が一の手段として用意していたらしく、作中でイーサンは蛻の殻と化した彼の隠れ家に安置されていた生成装置をコデックスで起動させることで作り出した。
H.C.F
かつてアルバート・ウェスカーが所属していた組織。研究所に残されていた書類からエヴリンの開発に関わっていたことが判明するが、初登場した『CV』から15年以上経っている今作でも正体は未だ謎に包まれている。

DLC[編集]

ゲーム本作購入後、公式サイトにてダウンロードできる追加コンテンツ。

発禁フッテージ(Banned Footage)
「ベイカー家で発見されたビデオテープ」という名目で、本編とは異なる屋敷で起こった過去の事件を追体験するミニゲーム。操作方法は本編と同じであるが、各々に独自の要素やルールがある。
ナイトメア
主人公はクランシー。ゲームのジャンルとしてはサバイバルゲーム。
「拉致された深夜の地下室で夜明けまで生き残る」という名目で、エリア内を動きながらクリア条件達成まで現れ続けるモールデッドやジャックを退ける。
フィールドには計4か所「粉砕機」というオブジェクトがあり、起動させると微量の瓦礫を出し続け、それを回収した量に応じて開始地点にて「購入」ができる。
「購入」は主に銃器や弾薬を買う「アイテム」と、銃器や粉砕機の性能を上げる「スキル」の2種類があるが、中には2回目以降の購入の額が増加しているものもある。またエリアの特定の位置に敵を足止めしたり攻撃を補助するトラップがあり、一定量の瓦礫を消費することで作動させることが可能。
設定上では午前0時から5時までの1時間ごとの計5段階のステージがあり、1時間ごとのリザルドでも瓦礫が報酬で入るが、時間を経過するごとに難易度が上がっていく。
ベッドルーム
主人公はクランシー。ゲームのジャンルとしては脱出ゲーム。
マーガレットによって拉致された部屋中の謎を解き、最終的に部屋の隠し通路から逃げ出せばクリア。
大雑把にゲームの本質を言えば「だるまさんがころんだ」の要素を含んでおり、探索中に必然的に発生してしまう騒音(柱時計の時報、ワインボトルの破裂音等)を察知したマーガレットが部屋に戻ってくるまでに「探索の一環として移動させたり持ち出したアイテムを(少なくともマーガレットの視野に入るものを)初期位置に戻す」、「ベッドに戻って拘束されたふりをする」の条件を満たさなければマーガレットに逃げ出そうとしていたことを勘付かれ、ペナルティとしてダメージを受けたり、ゲームオーバーになってしまう。
イーサン マスト ダイ
主人公はイーサンだが、本編とは一切繋がりが無い独立したゲーム。
モールデッドたちの魔の手を掻い潜りながらベイカー邸を探索していき、最終エリアで待ち構えている変異マーガレットを撃退するとクリア。タイトルに違わず本編以上の高い難易度で設定されており、「アイテム位置がランダム」、「敵の攻撃が一撃死クラス」、「アイテム木箱がランダムに爆弾」など幾つかのプレイヤーを苦しめる制約がある。
なお、VRには対応していない。
21
主人公はクランシー。ゲームのジャンルはカードゲーム(ブラックジャック)。
自分と同じくルーカスに拉致されたホフマンという男性と対面し、強制的にブラックジャックをさせられる。
カードは通常の数字カードの他にも、様々な効果を発動させる「スペシャルカード」があり、戦況を左右する。
ゲームは計3セットでそれぞれにペナルティとして拷問器具や処刑器具が用意されており、1回戦は指切断機、2回戦は感電装置、3回戦は回転カッターが仕掛けられ、ゲームオーバーになった段階でいずれかの餌食になってしまう。
ドウターズ
主人公はゾイ。本編の前日談と言える3年前のストーリーで、「ごく普通の一般家庭だったベイカー一家が如何にして豹変したか」という本編で語られなかった真相が描かれている。
序盤は平凡な家庭として屋内を移動するが、感染してしまったマーガレット、そしてジャックに捕まらないように脱出する方法を探索しなければならない。
クリア条件としてはプレイヤーのプレイ内容によって本編との繋がりがあるものと、逆に繋がりがなく独立したもの(所謂バッドエンド)の2種類がある。
ジャック 55th バースデー
主人公はミア。『イーサン・マスト・ダイ』と同様、本編と一切関係がないミニゲームで、VR非対応なのも同様。
「55歳の誕生日を迎えたジャックを祝う」という形で、拠点のテーブルに構えているジャックに、フィールド内に配置されている料理やドリンクを運んで食べさせる。
本編や他のDLCとは異なり『バイオ』の特色であるホラー要素を一切廃した「おふざけ」な構造であり、「祝ってもらうジャックが鼻眼鏡と帽子を被って空腹に駄々をこねる」、「本編と異なりミアがハイテンション」、「モールデッドたちが帽子やヘルメットを被って申し訳程度のコスプレをしている」、「銃器の発砲の際に軽快な効果音を鳴らしながら紙吹雪が舞う」など極力コミカルな雰囲気で描かれている。
制限時間以内にジャックの満腹度を達成させるまで料理を食べさせるのがクリア条件だが、モールデッドを倒すごとに「ボーナスタイム」が発生し、その時間が0になるまでメインのタイムは減少しない。また一部の施錠されているドアは、同じ錠前の蛍光色をしたモールデッドを撃退すれば通過できるようになる。
料理はアイテムとして所持できる数に上限があり、銃器等のアイテムやスキルを所有するバランスも重要。また、料理は特定の組み合わせでよりジャックを満足させやすくする上級料理へ変化するものもある。ちなみに集める料理は本編のマーガレットが調理したような所謂「ゲテモノ」とうって変ってまともな料理であり、「はずれ」として配置されている「生ごみ」をジャックに食べさせるとあまりの不味さに吹き出してしまう[22]。なお、回復薬も同様。
Not A Hero(ノット ア ヒーロー)
2017年12月14日に配信予定。クリス・レッドフィールドの活躍を描く[23]
エンド オブ ゾイ
2017年12月14日に配信予定。時間軸は本編の一番最後に位置し、ゾイを主人公とした後日譚。

主なスタッフ[編集]

  • プロデューサー - 川田将央
  • ディレクター - 中西晃史

音楽[編集]

本作の主題歌には、マイケル・A・レヴィン英語: Michael A. Levine)のプロデュースにより、フランス発祥と言われている伝統音楽『Go tell Aunt Rhody』をダークテイストにアレンジし、独自の歌詞を入れたものを使用している。主題歌の歌手はマイケルらが行ったオーディションの中で100人近い候補者から選ばれたジョーダン・レイン英語: Jordan Reyne))。本来、この主題歌の企画はアメリカのロス内で仕上げる予定のものだったが、ジョーダンがイギリスのロンドン在住だったため両都市間でネットによる遠隔収録が行われた。なお、この楽曲が本作の主題歌として使用されることは極秘事項で歌唱を担当したジョーダンにも伏せられており、当初は「誰もが知るフォークソングを不気味なイメージで歌う」としかオファーを受けておらず、依頼完遂後に知らされて興奮したという(これらの逸話はYouTubeでのbiohazard公式チャンネルにてインタビューが収録されている)。

脚注[編集]

  1. ^ [E3 2016]「バイオハザード7 レジデント イービル」が2017年1月24日発売決定。PC/PS4/Xbox Oneに加え,PSVR・PS4 PRO対応。PS Plus会員向けに体験版配信開始 4Gamer.net 2016年6月14日
  2. ^ [TGS 2016]「バイオハザード7 レジデント イービル」,より過激な表現に特化したCERO「Z」版「グロテスクVer.」を発表”. 4Gamer.net (2016年9月15日12時16分). 2016年9月15日閲覧。
  3. ^ ミリオンセールスタイトル一覧”. カプコン. 2017年11月7日閲覧。
  4. ^ フューチャー部門受賞作品”. 日本ゲーム大賞2016 -Japan Game Awards:2016-. 2017年7月21日閲覧。
  5. ^ VRデモ「KITCHEN」ロゴでひそかに予告されていた「バイオハザード7」 IGN.com 2016年6月20日
  6. ^ 『アンブレラコア』の国外版では、シリーズで始めてタイトルに『Resident Evil』が付けられていなかった
  7. ^ [E3 2016]「バイオハザード7」開発陣インタビュー。「恐怖」に焦点を絞った本作で,初代バイオハザードの衝撃を今のプレイヤーに味わってほしい 4Gamer.net 2016年6月21日
  8. ^ a b 工藤エイム (2017年2月19日). “『バイオハザード7』がCoopを不採用にし、新たな主人公、カメラシステムを一新した理由が語られる【GCC’17】”. ファミ通.com. 2017年2月23日閲覧。
  9. ^ a b カプコン伝説六十一回~バイオ最恐の遺伝子~バイオハザード1×7開発者対談①”. カプコン (2017年3月10日). 2017年2月27日閲覧。
  10. ^ a b c d e f 「これでおまえも家族だ!」、最新映像など披露された「バイオハザード7」発表会”. GAME Watch (2017年1月25日). 2017年1月25日閲覧。
  11. ^ チェーンソーで切断された左手首が大型ホッチキスで留めるだけの簡単な処置で不完全な状態ながらも再接合し、イベントによっては足を切断されても液状の治療薬をかけるだけで完全に回復する。
  12. ^ バイオ7をスマホで先行体験!閉塞した狂気の館を探索する一人称視点の3Dサバイバルホラー”. エキサイトニュース (2017年1月20日). 2017年1月25日閲覧。
  13. ^ あの“ファミパン親父”は実在した!『バイオハザード7 レジデント イービル』キャラメイクの超技術が明らかに”. ファミ通.com (2016年8月28日). 2017年1月25日閲覧。
  14. ^ イーサンをはじめ、食べさせられた者達の反応や、台所で見つかるとあるファイルの内容から想像も絶する材料が用いられている事が伺える。
  15. ^ 先行映像「ベイカー家」では、食事中に行儀が悪かったところを憤慨したジャックによって片腕を切り落とされるが、それほど意に介してはしていなかった。
  16. ^ イーサンの精神世界に現れたジャックが「自分やマーガレット、ルーカスも、本当はイーサンを殺したくはなかった」と説明している事から、父親をはじめ、他のベイカー家の人間は誰もルーカスの異常性に気づいていなかった模様。
  17. ^ 海外版ではその際に顔が真っ二つに両断される。
  18. ^ 上半分には特異菌が大量繁殖し、半ばモールデッド化した状態になっている。
  19. ^ グロテスクVer.を含めた日本版では冷蔵庫内には彼の顔写真が代わりに入れられ、頭部も解体室の遺体と繋がったままで安置されている
  20. ^ 緑里孝行 (2017年4月25日). “「バイオハザード7」、短編DLC「Not A Hero」の配信延期”. GAME Watch. 2017年4月26日閲覧。
  21. ^ 運搬の妨げになるスプリンクラーを停止させて着火したままの蝋燭をケーキに立てる事が目的。ルーカスは「辛くて苦しい死に方をしたくなかったらここから脱出しないとゲーム」という仮称を付けていた。
  22. ^ 「スパイス」などの調味料をそのまま食べさせても同様の反応を示す。
  23. ^ 安田俊亮 (2017年2月24日). “「バイオハザード7」、短編DLCにクリス・レッドフィールド登場決定”. GAME Watch. 2017年2月24日閲覧。

外部リンク[編集]