プラーガ

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プラーガとは、カプコンのテレビゲーム『バイオハザード4』(以降、『4』)、『バイオハザード5』(以降、『5』)、実写映画『バイオハザードV リトリビューション』、CG映画『バイオハザード ダムネーション』(以降、『DM』)『バイオハザード アンブレラコア(以降 、『CORPS』)』に登場する架空の寄生生物である。劇中の字幕では「寄生体」と訳される。『4』作中の邪教集団「ロス・イルミナドス」が、この生物を使った生体兵器の開発などを行い、『5』では、教団の研究データを元に更なる改良、開発を行っていた。ロス・イルミナドスの紋章は、この生物がモチーフとなっている。その名前はスペイン語で「害虫」を意味する「Las Plagas」に由来する。

ここでは続編『5』に登場するプラーガ・タイプ2、3とその生体兵器についても解説する。

概要[編集]

『4』に初登場した、他の動物に寄生し支配する寄生生物である。『4』の舞台である地域を統治していたサラザール家が、城の地下で厳重に封印していたが、ロス・イルミナドス教団の教祖であるオズムンド・サドラーに篭絡された8代目城主のラモン・サラザールが、再び解き放った。

しかしプラーガは性質上、宿主がいないと生存できないため、ミイラ化したプラーガが発掘された当初は復活は不可能と思われていた。だがプラーガの幼生が微細な胞子となって生存しており、発掘に駆り出されていた村人がそれを吸い込んだことにより復活した。以後教団によって研究が進められ、生物兵器として活用されていくことになる。

そして、2004年にはその力を背景に海外まで勢力を延ばそうと当時のアメリカ大統領息女アシュリー・グラハムを拉致するも、捜索に派遣されたルーキーエージェントのレオン・S・ケネディの活躍とプラーガの技術を狙うH.C.F.の介入によって教団を統括するサドラー以下全ての支配種プラーガ保持者とプラーガ母体が倒され、壊滅した。

しかし、遺された支配種プラーガのサンプルはエイダ・ウォンの手でH.C.F.へと、そしてアルバート・ウェスカーと共にトライセルへと渡って各地に拡散、野生化したプラーガの活動も続き、アンブレラのB.O.W.に並ぶ負の遺産として世界に根強く張っていった。

プラーガの特徴[編集]

プラーガには、以下のような特徴がある。

  • 宿主をコントロールできる。また、T-ウィルスとは異なり宿主の知能を保ち、他のガナードと意思伝達をすることも可能。

この設定はスティーヴン・セガール主演の映画『斬撃』に登場する「吸血ゾンビ」に似ている。

  • 真社会性生物である。要するに、アリやハチ等と同じ社会を形成している事を示す。
  • 多様な生物に寄生できる。この能力により、異生物の間でも相互リンクできる。
  • 宿主を失ったプラーガは生命活動を維持できず、短時間で衰弱死する。
  • 光を嫌い、特に強力な光を直接浴びると即座に死滅する。

プラーガに寄生されると主導権はプラーガに移って凶暴化し、寄生されていない外部の者を執拗に襲うようになる。また、生命力もケタ違いに高くなり、場合によっては頭部へのライフル弾の直撃にすら耐えうる。プラーガの卵を直接植えつけられた場合、成長しながら宿主の肉体を蝕み、ゆっくりと症状が進んでいく。逆を言えば、卵から成体になるまでに絶対的なタイムラグが存在しており、成体になるまでの間は自我を失わずにいられ、プラーガを除去できる間があることを意味しており、ルイス・セラのように卵の状態なら専用の薬を服用すれば除去できるほか、卵から幼体になると除去こそできなくなるものの、成長による侵食を一時的に抑えられる。レオンやアシュリーのように幼体の状態であれば、外科手術によって除去できるが、その際は専用の放射線機器を用いて体内のプラーガを焼き殺すことで除去が可能。ただし、幼体であってもある程度まで成長が進んでいると、除去が難しくなるかもしくは不可能となる。また、中枢神経につながるプラーガを殺すことになるので、治療中はかなりの苦痛を伴い、治療後は脳に重篤な意識障害を引き起こす危険性も孕んでいる(詳細は#治療法を参照)。

プラーガは音を感知する器官らしきものを体内に保有しており、ロス・イルミナドス教団の教祖やサラザール家の領主は、寄生体のみが感知できる特殊な音響や音波の類を用いてプラーガを操っているのではないかと、『4』でエイダに推測されている。例として、レオンと交戦中だった村人のガナード達が教会の鐘の音を聞いた途端、戦闘を放棄したことが挙げられる。また、『DM』劇中では支配種のプラーガを自らに投じたアレクサンドル・コザンチェンコが配下のリッカーに命令を出す際、金切り声のような音波を発する描写がある。

タイプ2とオリジナルの違いは、すでにこぶし大ほどに成長した球状のプラーガを経口摂取させる(口から押し込む)ことにより、数秒で宿主の肉体を支配させることができる点である。プラーガは宿主の食道を食い破って体内に侵入し、直に脊髄や脳といった中枢神経に取り付く。これにより、オリジナルの問題点でもあった完全に宿主の肉体を支配するまでのタイムラグを、大幅に短縮することに成功した。

タイプ3とオリジナルとの違いは、知能を残したまま強力な力を持たせるという発想にもとづき、支配種のプラーガの遺伝子を通常のプラーガに組み込んだことによって、従来のガナードよりも身体能力が向上することが主だった点である。しかし、それに成功したものの支配種プラーガの「宿主の体を変化させる」面が残り、宿主の肉体が一部変化してしまっている(オリジナルほど顕著ではない。具体的には体の大型化や皮膚の壊死など)。また、子供や女性には適合できず、タイプ3に寄生された女子供は全員が死亡している(後述)。身体能力の向上で最もわかりやすいのは脚力。

『5』では、ンディパヤ族の青年が書き残した日記(「村の青年の日記」)から、プラーガ(タイプ3)の人間への浸食の模様が垣間見られる。当時流行り始めていた疫病対策にトライセルからワクチンと言われるもの(プラーガ3の胞子か幼生と思われる)を投与される(青年は最初断ったものの、二度目は伝染病の予防接種と信じた村民に無理矢理連行され、投与される)。その後、村民達は突然狂気に飲まれ始め、戦闘装飾(メイク)を施したり武装したり、何も無いのに祭りを始めたり同士討ちを始めたりと、少しずつプラーガのもたらす殺戮衝動のままに動き始めていた(ゲーム中で見られる裸に近い民族衣装は、普段は着ない祭り衣装であった)。また、同じく投与された女子供は高熱を出した後に死に至るか、男性に殺されるなどして全滅する。青年も投与されていたため、ノートの文章が次第に壊れていく。なお、『4』のエンディングでも村民達が教団の手によりプラーガに浸食される様子が描かれている[1]が、作中に文書で具体的に書き記されたのは「村の青年の日記」が初出となる。

プラーガに関する書類では、タイプ1、2の欠点である肉体の変異、凶暴化、安定性の欠如などの欠点を克服した「タイプ4」についての存在も示唆されているが、実際に開発ないし完成していたかは不明。『5』では登場しない。

プラーガ タイプ1[編集]

ガナード[編集]

スペイン語で「家畜」の意。プラーガに寄生され、自我を失った人間たちの総称。宿主の知能や知識はもとより言語を始めとした社会基盤そのものをそのまま受け継いでいるが、外部の者や寄生されていない者に対しては執拗なまでに殺意を向ける。また、鶏の世話をする、牛舎に敷く藁を集めたりする等、生前の宿主の行動を辿って真似る事は出来るものの、腐った食物を食している、衛生面の劣悪な環境を意に介さない等の描写があることから、すでに通常の人間としての生活は送ることができていないであろうことが伺える。宿主が脳機能を失う程のダメージを受けるとその頭部を破壊して外部に露出し、寄生体のプラーガが直接肉体を操作するようになる。こうした「寄生体が露出したガナード」は動きが遅くなるものの、非常に強力かつ高い耐久力を持つようになる。さらに寄生したプラーガの成長度合いによってタイプA、B、Cの3タイプが存在する。なお、夜になって以降は倒された際に一定の確率で首からプラーガの触手がでてくるが、あれは寄生していた宿主に命令を送る事ができなくなり、死ぬプラーガのもがきとされている。また、プラーガそのものに道具を使用できる程の知能は存在しないため、宿主の脳を失ってしまうと、道具や武器は一切使用できなくなる。

村人
元々はサラザール家の領地で昔から生活していた人々。一見、農作業に勤しむ穏やかな生活を送っているように見えるが、村の目立たぬ場所には人間の遺体や人骨がいくつも転がっている。また衛生観念も欠如しており、腐った死体を室内に放置したり腐った食物なども平気で口にしている模様。レオンを発見すると、ピッチフォークや鍬、手斧、包丁などの日用品の刃物を手に襲い掛かり、自身や仲間が巻き添えになるのも構わずダイナマイトを使用。また、村の各所にトラバサミやワイヤー爆弾、落石などのトラップを仕掛けて防衛線を築いている。
プラーガの感染経路は、寄生体の発掘作業に駆り出されていた者たちが乾燥した寄生体の胞子を吸い込んで体内でプラーガが蘇生とルイスのメモにあり、教団によるプラーガの研究が始まってからは、入信した領主サラザールの命で、注射で直接体内に卵を注入されていったことがエンディングのムービーで分かる。
邪教徒
時代錯誤なローブに身を包んだ邪教集団ロス・イルミナドスの狂信者たち。仮面や兜で顔が分からない者を除き、全員異様に顔が白くスキンヘッドで赤い模様(化粧か刺青かは不明)をしている者もいる。プラーガの研究が始まってから、早期に自ら望んで寄生体を受け入れたため、体内の寄生体は成体もしくはそれに近い状態に成長している。耐久力も村人タイプのガナードより全体的に高く、スクトゥムの形状をした木製の盾や、髏を模した金属の仮面で身を守る者も存在。フレイルや大鎌、ボウガンなどの強力な武器を手に、不気味な笑みを浮かべながら襲い掛かる。ロケットランチャーや固定式の大型ガトリングガンなど強力な重火器も所持しており、上体を反らして銃の射線を外す、二手に分かれて行動するなど村人よりも戦術的に行動する。ローブの色によって格付けされており、黒・紫・赤の順に地位が高くなる。特に動物の頭蓋骨のような仮面を被った陣頭指揮を執る者の中には、後述のチェーンソー系ガナード並みに耐久力の高い者も存在する。
戦闘員
プラーガの研究施設がある孤島を警備する私兵たち。村人のガナードと同じく腐った食物を主食にしている。戦闘訓練を受けており、邪教徒よりも全体的に体力が高く、走って接近する速度がかなり速い。村人や邪教徒が使用していた武器の一部に加え、新たにスタンロッドを所持しているが、後述のガトリング男などを除いて銃器は所持していない。身を守る防具も金属製のものを使用し、下半身にアーマーを装着している者もいる。また近代的な服装をしているが、中には古代の剣闘士のような鎧とハンマーで武装した大柄な者も存在する。
彼らは他のガナードの様に全員がサドラーに忠誠心を持つ教団の生え抜きではなく、一部はプラーガ奪取の為にH.C.Fから送り込まれた工作員でもある。そのためか寄生したプラーガの成長段階にも個人差がある。

一般的にガナードと呼ぶと、上記の三種を指す。

チェーンソー男/チェーンソー姉妹
伐採用の大型チェーンソーを武器として使用する村人のガナード。男性は両目の部分をくりぬいた頭陀袋、女性は返り血で汚れた包帯で顔を隠した狂気的な姿をしている。プラーガとの適合性が高かったため、通常のガナードよりはるかに強靭な肉体を持つ反面、強い破壊衝動に支配されており、一度敵と認識した者を執拗に追跡し、チェーンソーを振り回す殺人マシンと化している。
女性は姉妹と示す通り青い服と黄色い服の二人一組が襲い掛かる。
他の村人のガナードと違い、ハンドガンやマシンピストル、ナイフでの攻撃は、複数回命中させなければ怯まない。また、ロケットランチャーとハンドキャノン以外の武器では1回の攻撃で与えられるダメージの上限が決まっており、そういう意味ではショットガンやマグナムを使っても実用的とは言えず[2]、連射で蓄積したダメージを与えることが出来るマシンガン系が有効。
巨大チェーンソー男
『THE MERCENARIES』の港ステージにのみ登場する、通常のものより巨大かつ狂暴化したチェーンソー男(後述のガトリング男並の巨漢)。動力部を鎖で繋げた2枚刃のチェーンソーを所持しており、標的を発見するとチェーンソーを重量をものともせず常に振り回しながら追跡を開始する。どんなに高い段差もジャンプで飛び越え、手榴弾の攻撃でさえ爆発が直撃しない限り怯むことなく接近してくる。
ガトリング男
頭にベレー帽を被り、眼帯を付けた巨漢のガナード。孤島を警備する戦闘員たちの隊長格で、鍛え抜かれた肉体を持つ人間がベースとなっている。本来銃架に固定して用いる大型の電動式ガトリングガンを持ったまま扱えるほどの筋力を獲得しており、遠距離では左右になぎ払うような激しい銃撃(敵味方問わず攻撃判定あり)、近距離ではガトリングガンで殴りつける攻撃を行う。巨大チェーンソー男と同様にジャンプで段差を飛び越え、ゲームランクによってはロケットランチャーの直撃にすら耐えるほどの耐久力を持つ難敵である。

プラーガは光を嫌い、本編中では昼間に寄生体が露出することは無い。そのため閃光手榴弾を使用すれば一撃で倒すことができる。なおミニゲームは例外で白昼でも寄生体が露出する。

  • タイプA
寄生体のプラーガはまだ幼体であまり成長していない(ただし、後述の治療法が不可能なほど成長はしている)。見た目は赤茶色の内臓の様な形をしており常に心臓の様に波打っている。また2本の短い触手と宿主の物と思われる目玉が2個ぶら下がっている。接近すると頭部が半分に割れ中から先端に刃物が付いた巨大な触手を生やし、それを振り回しながらジワリジワリと近寄ってくる。
  • タイプB
寄生体のプラーガが更に成長したもの。見た目は白っぽい巨大なムカデで、花の様に開閉する巨大な口を持っている。動きは遅いが、攻撃は人間の頭を食いちぎり(海外版では実際首がもげる)、一撃で即死させてしまう。接近さえさせなければそれ以外の攻撃手段を持たない。
  • タイプC
寄生体のプラーガは完全に成虫になっている。至近距離だと噛み付き、ある程度距離が開いていると酸を吐いて攻撃を行う。ある程度のダメージを受けるか一定時間が経過すると母体を捨て分離して攻撃を仕掛けてくる。
  • プラーガ成虫
プラーガが完全に成長した姿。見た目は蜘蛛の様な形をしており多数の足と、先端に短い触手が何本も生えた尾を持ち頭部から腹部にかけて広がる口がある。
採掘場、古代遺跡といった光の届かない暗い場所に生息している他、ガナードやプラーガ母体からも出現する個体もいる。幼生と違い封印された際に胞子化する事ができなかったため、採掘場にはミイラ化した成虫が多数散乱している。
生命力が低く光に弱い他、攻撃してきた所を振り払うだけで死んでしまう。特にガナードから露出した成虫は一定時間が経過すると勝手に消滅する。
ガナードから露出した成虫は他成虫と違い宿主の背骨を取りこんでおり背中に背骨が見える。

支配者[編集]

プラーガには、寄生されると自我を失う「従属種」だけでなく、寄生されても自我がそのまま残る「支配種」も存在する。これを自らの体に宿すことにより、他のガナードを思うがままに動かす事が出来る様になる。プラーガの力を解放すれば、更に自身の体を強化する事も可能である。劇的な外見上の変化を伴い、一度力を解放した後に元の姿に戻れるかは不明。しかし『5』のファイルに「支配種プラーガを寄生させることは人間として生きることをあきらめるも同義」という記述があり、実際に支配種プラーガを手渡されたリカルド・アーヴィングも最後通牒を受けたかの様に絶望し、直前までなんとか使用を避けられる様に手を尽くし続けた末、最終的に半ば自暴自棄になりながら投与していた事から見て、一度力を解放すれば人間の姿には戻れないと思われる。

ビトレス・メンデス(Bitores Mendez)
村の村長。ロス・イルミナドス教団の神父も務める。プラーガにより、鉄製のドアノブをいとも簡単に捻じ曲げる怪力を獲得している。解放後は脊髄が異常に伸び、上半身はムカデの様なものになる。背中から伸びた2本の長い触手で攻撃する。又、脊髄が切断されても上半身のみで活動も出来る程の生命力を持つ。
ラモン・サラザール(Ramon Sarazar)
前述のサラザール家の8代目。サラザール家が代々封印してきたプラーガを解き放った張本人。配下の側近と共に、大部屋一帯を侵食するプラーガの母体と融合する。3本の触手を操り、特に側近の顔が浮かぶ中央の触手の牙に喰われると即死する。中央の殻の中にサラザール本体が存在する。根本部分ではプラーガ(前述のタイプC分離後)を無数に生み出し続ける。
ジャック・クラウザー(Jack Krauser)
かつてレオンの同僚だった男。プラーガの力で驚異的な身体能力を得ている。解放後は左腕が大きな刃となり、大きく開いて盾として使用する事もできる。支配種プラーガを開放したものの、人間の原型は保っている。またマーセナリーズにて使用後一定時間のクールタイムが必要になるが、強力なプラーガ解放を使用することが出来る。
オズムンド・サドラー(Osmund Saddler)
ロス・イルミナドス教団の教祖。自らを「教団のカリスマ」と自称する。劇中では、アシュリーを操ったり、プラーガに何らかの力を送ってレオンを攻撃する場面もある。解放前の状態でも、服の裾から蠍の尾に似た器官を繰り出し、ルイスやエイダを攻撃する描写がある。解放した姿は、四本の脚と強力な顎、各脚部には眼球を備えている。『バイオハザード4』の最終ボス。

生体兵器[編集]

プラーガを利用し、ロス・イルミナドス教団はあらゆる異形の生物を作りだした。その中から、特に異色なものを掲載しておく。

デルラゴ(Del Lago)
体長20メートルを超える水棲巨大生物。その正体は、プラーガを利用した応用実験のサンプルとなったオオサンショウウオである。寄生体の成長が進むに連れて巨大化し、さらには魚類を思わせるような水中での運動能力をも獲得。しかしながら、プラーガを介した行動のコントロールが出来なかった為、村の湖に封印されていた。名前はスペイン語で「湖の~、湖からの~」を意味する。
エルヒガンテ(El Gigante)
寄生体の応用実験によって生まれた巨人。プラーガを寄生させた人間に遺伝子操作を行い巨大化させたもので、体長は常人の4倍ほどもある。その巨体は驚異的なパワーを持つだけでなく耐久性にも優れ、通常の銃弾など意にも介さない。しかし、デルラゴと同様、制御が難しいという欠陥を改善出来なかった為、ごく少数が生み出されただけであった。名前はスペイン語で「巨人」を意味する。
プラーガは寄生しているが、知性はほぼ皆無で、攻撃性が異常に活性化しており、解放したガナードも皆殺しにしてしまったり、相手を殺すためには手段を選ばない(樹木を引き抜いて振り回す、岩石を放り投げる、自らが落ちた溶鉱炉に引きずり込む等)。
ガラドール(Garrador)
プラーガを利用した肉体強化の実験体。優れた身体能力を得ることに成功したが、目につくもの全てを無差別に襲うほど凶暴化してしまったため、やむなく瞼を縫合され、普段は厳重に拘束されている。奪われた視覚にかわって聴覚が異常に発達しており、ひとたび戦闘区域に放たれると、音を頼りに敵の位置を探り出し、両腕のカギヅメで徹底的に切り裂く。名前はスペイン語で「爪の者」を意味する。
ノビスタドール(Novistador)
プラーガの応用実験によって生み出された昆虫人間。身体を覆う外殻の色を自在に変化させる擬態能力を持ち、周囲の風景に溶け込んで獲物を待ち受ける。ベースは人間ながら、生態は昆虫そのもので、背中に生えた羽で飛び、巨大な巣を作って繁殖まで行う。擬態することができない「出来損ない」も多数存在するが、それらは代わりとして羽が生えており、空中からの奇襲攻撃や大きな群れを作って敵に襲い掛かる。名前はスペイン語で「見えざる者」を意味する。
ヴェルデューゴ(Verdugo)
サラザールが自らの「右腕」と呼ぶ側近。昆虫の遺伝子を利用した応用実験の成功形であり、高い筋力・敏捷性・体力を有している。並大抵の攻撃では怯みさえしない(ロケットランチャーが直撃しても生存する)。知能も高く、攻撃を受けた際に指を振って挑発したり、肩をすくめるなど、人間的な仕草をする。外殻に似た全身は銃弾を弾くほど強固かつ柔軟性に富み、床下や天井裏などの隙間に入り込んで、思いもよらぬ方向から奇襲をかける。ただし液体窒素を浴びて凍結すると、一定時間は全身が砕けやすくなり動きも鈍くなる。名前はスペイン語で「執行人」を意味する。
リヘナラドール(Regenerador)
ひとりの人間に対し複数のプラーガを寄生させる実験によって生み出された怪物。実験の結果、たとえ身体の一部が欠損しても瞬時に再生できるほどの異常な代謝能力を獲得した。しかも、手が伸縮自在なため、ある程度の間合いをとっても捕まれる事がある。しかし、人の形は留めてはいるものの、肉体構造は完全に別の構造に変化してしまっており、こうした変質は脳にまで及んでおり、人間としての思考能力は全くない。知性が完全に無くなっているため、襲い掛かり方は映画版のゾンビのような喰いかかり方である(ただし、作中ではレバーで開閉させるシャッターを開ける描写があり、ある程度の知能はあると思われる)。プラーガが複数寄生しているため、それらを破壊する、もしくはかなりのダメージを与えないと倒せない。名前はスペイン語で「再生者」を意味する。
アイアンメイデン(Iron Maiden)
リヘナラドールにさらなる処置を加えた改良種。リヘナラドール以上の驚異的な代謝能力を備え、自在に伸縮できる無数の針を全身に備える。戦闘においては長く伸びる腕で獲物を捕らえて引き寄せ、針が並んだ身体に叩きつけるようにして相手の全身を刺し貫く。そうした姿が16世紀のヨーロッパに実在した拷問具、鉄の処女を連想させることから、この名が与えられた。撃退方法についてはリヘナラドールと同じだが、こちらの方が寄生しているプラーガの数が多い。意味はそのまま「鉄の処女」である。
U-3(U-3)
プラーガを利用することで人間、爬虫類、昆虫の遺伝子を結合して生み出された生命体。それぞれの生物の特徴が調整されないまま発現した結果、非常に歪で醜悪な姿となった。左手の触手はムチのようにしなり、目にも止まらぬ速さで獲物を捕らえる。人間部分の脊髄には大型のプラーガが潜んでおり、その大アゴは敵を切り裂くだけでなく、地中を掘り進むことも可能。これにはさまれると即死する(海外版ではレオンの胴体が真っ二つになる)。

その他[編集]

ガナードやプラーガの変種の中には教団の手によって生み出されたのではなく、自然或いは偶発的に生まれたものも存在する。

アルマデューラ(Armadura)
サラザール城の城内に飾られている甲冑の内部にプラーガが入り込んだもの。甲冑内に張りめぐらせた触手が人間の筋肉のような役割を果たし、手にした武器で攻撃を行う(ただし少々ぎこちない)。名前はそのままスペイン語で「鎧」。頭部以外へはほぼ攻撃が効かない。頭部に一定のダメージを与えるとガナードと同じく弱点の寄生体が露出し、閃光手榴弾を使って即死させることも可能となる。
特殊ガナード(Uniquea Glosbe)
『CORPS』に登場した個体。教団の壊滅後、司令塔である支配種を失ったプラーガ群の弱体化して尚も活動を続けた者から誕生した変異種。姿は幼体が露出したガナードそのものだが、環境の変化に適応したのか弱点であった日光を歯がにも掛けず、人間の脳を介さずに走行することも可能になった。疾走しながらでの触手攻撃は驚異である。

プラーガ タイプ2, 3[編集]

マジニ[編集]

スワヒリ語で「悪霊」という意味。ガナードと同様、寄生体(プラーガ・タイプ2、3)に支配された人間の総称。プラーガの改良に伴いコントロール面が向上しており、通常時は凶暴性を低く抑制する事でより人間社会に潜伏しやすくなっている[3]。それまで問題点の一つであった寄生から支配までの時間は、非常に早くなった上に共存後の宿主の身体能力がより向上した。特に機動力の向上が顕著であり、ガナードよりも動作が機敏で、頭部を破壊されても吹き飛ばずに倒れて死亡するまで攻撃しようとする。また、昼間でも寄生体を露出する事が可能で、前作とは異なりゲームの序盤からプレイヤーを追い詰める。ただし強い閃光にはやはり弱いらしく、そうした攻撃には一撃で死亡する脆さもある。

寄生体が露出した個体として「ケファロ」、さらにそれの変異体の「デュバリア」、飛行形態を取る「キペペオ」が存在する。始めから生物に取り付かず、主に群体で出現する「ブイキチワ」もある。

実写版『バイオハザードⅣ』、『バイオハザードV』にも登場するが、そこでは『プラーガに寄生された生者』ではなく、『経年劣化によるT-ウイルスの変異で誕生したアンデッドの進化体』という設定となっており、ゲームのように武器を使うことはなく、獲物に襲いかかる際には露出させた器官(形状はゲーム版の寄生体と同型)で敵を捕らえて、そのまま穴や水へ引きずり込む方法をとる。なお、『V』ではゲームのマジニ同様に、プラーガに寄生された事で高い知能を得て、銃火器やチェーンソーを使いこなしたり、バイクなどに乗って主人公達を追跡してくる個体も登場するが、それらの敵は「プラーガアンデッド」と称されている。

市民
キジュジュ自治区の市民が性能テストのために放たれたプラーガ・タイプ2に感染し、マジニ化したもの。タイプ2の最大の特徴は、ある程度成長したものを経口投与することで、わずか10秒ほどで肉体支配を行うことにある。これによって瞬く間に感染拡大してゆき、クリスたちが到着した頃には市民のほぼすべてがマジニ化していた。当初は普通の人間として生活していたが、B.S.A.A.部隊が行動を開始すると同時に凶暴な本性を現して襲い掛かる。
先住民
湿地帯に住んでいる先住民族“ンディパヤ族”が予防接種と偽られてプラーガ・タイプ3の胚を注入されマジニ化したもの。“人間の姿を保ったまま身体能力を向上させる”ことをコンセプトとしているため、市民タイプのマジニより耐久力が高く、体力が1/3以上ある時は攻撃してダウンさせてもすぐ立ち上がる。また跳躍力が異様に発達している。しかし女性や子供には定着せず、寄生の過程で死亡してしまうという欠点も存在。残った男性も皮膚から血の気が失せ、所々剥げ落ちて赤黒い肉がむき出しになった姿は過去作のゾンビを思わせる(村のファイルの一つにも次第に人格が崩壊していく描写があり、『1』でゾンビ化する飼育係の日誌を思わせる)。感染前は近代的な服装で生活していたが、現在は藁の腰巻や戦化粧など原始的な姿(村祭りの際に使用していたらしい祭り衣装)をしており、木製の盾(破壊可能)や槍、ピルム、弓矢で武装し襲い掛ってくる。
武装兵
トライセルの研究施設を警備する、戦闘訓練を受けたマジニの部隊。肌の色や変質度合いは先住民マジニと共通しているが、投与されたプラーガのタイプは不明。金属製の盾やアーマー(破壊不可)で守りを固め、近距離ではスタンロッド。遠距離ではアサルトライフルや手榴弾、ロケットランチャーといった強力な兵器で攻撃してくる。側転で銃の射線を外すなど動作も厄介。稀に倒すと膨れ上がり爆発する個体もいる。最後まで膨れ上がった状態の爆発は、周囲のプレイヤーやクリーチャーを巻き込み大ダメージを与えるが、膨れ上がる最中に攻撃を当てるとダメージを受けずに爆発させることができる。
一般的にマジニと呼ぶと、上記の三種を指す。
処刑マジニ
頭に黒いフードをかぶり、全身に拷問の後のような傷がいくつも付いた巨体のマジニ。恵まれた体格にプラーガによる肉体強化が加わったことで凄まじいパワーと耐久力を持ち、ギロチンの刃をくくりつけた巨大な断頭斧を振り回して味方もろとも標的を薙ぎ払う。名前の通り、キジュジュの街で未感染の人間に対する死刑執行者を務めており、B.S.A.A.隊員のレイナードも犠牲となった。
クリア後のミニゲーム『ザ・マーセナリーズ』の監獄ステージとDESPERATE ESCAPEの第3エリアでは、赤いフードを被り、刃が燃え盛る断頭斧を手にした処刑マジニ(赤)という個体が登場する。通常のものと比較して耐久力と動作のスピードがかなり上昇している。両者ともに倒すと膨れ上がり爆発するが、膨らんでいる最中に攻撃を当てるとダメージを受けずに爆発させられる。
扇動者マジニ
サングラスを掛け、拡声器を持ったマジニ。マジニ達を拡声器で扇動し、処刑マジニと共にB.S.A.A.隊員のレイナードを処刑した。そのままマジニの群れに混じり手に持った拡声器で殴りかかってくる。他の個体より耐久力が高いが、他のサングラスを着用している者と異なり閃光手榴弾を防げない。THE MERCENARIES REUNIONに登場する個体はデュバリアに変異する。変異前に背後の体術やスタンロッドで倒せば変異しない。
巨漢マジニ
処刑マジニほどではないものの、通常の個体と比較すれば恵まれた体格で身体能力に優れたマジニ。白やアーミー柄のズボンを穿き、スキンヘッドに上半身裸のレスラーを思わせる風貌をしている。武器は使わずひたすら殴りかかってくる他、両腕をクロスさせてショットガンの攻撃を防ぐことも(ただし転倒を防ぐのみでダメージは軽減されない)。処刑マジニにも言えることだが、優れた肉体を持つ一方で脳機能の言語能力に問題があり、仲間との意思疎通が図りにくく、組織行動を取らせ難いという欠点もある。
アッパーバージョンである『オルタナティブエディション』では、市民マジニと同じく武器を用いる個体が登場する。ザ・マーセナリーズとDESPERAT ESCAPEに登場する個体は倒すと膨れ上がり爆発するが、膨らんでいる最中に攻撃を当てるとダメージを受けずに爆発させられる。
チェーンソーマジニ
頭を麻袋で隠し、血濡れの大型チェーンソーを武器とするマジニ。プラーガとの適合性が高かったため痩身ながら非常に打たれ強く、どんなに高い段差も軽々と飛び越える跳躍力を持つ。反面、凶暴性も増大しており、他のマジニとは全く言葉を交わさず、身の毛もよだつ雄叫びを上げながらチェーンソーを振り回す。即死とDYING状態にする攻撃をする、危険な敵。また、一度倒された後にプレイヤーランクが7以上だとさらに凶暴化して復活し、常にチェーンソーを振り回しながら接近してくる。
ライダーマジニ
名前の通り中排気量のバイクに乗ったマジニ。プラーガの寄生で運動神経が向上し、プロレーサー並みのテクニックでバイクを乗りこなす。2度闘い、最初はアクションボタンのイベントで、次はハンヴィーで移動中に固定銃座の機関砲で迎え撃つ。自分の武器では戦わない。
巨人マジニ
先住民マジニのうち、数人が突然変異を起こして身長3メートルほどの巨体となったもの。急激な発達のためか身長に反して体格はやや細身。耐久力に優れるうえ、頭に被った巨大な金属製の仮面はロケットランチャー以外の攻撃を無効にするほど強固。これを盾にして迫り来るため効果的なダメージを与えにくい。敵を発見すると雄叫びをあげて仲間を呼び、強烈な蹴りや、木製のトゲと人間の頭蓋骨をいくつも集めて作った棍棒で襲い掛かる。ザ・マーセナリーズに登場する個体は倒すと膨れ上がり爆発するが、膨らんでいる最中に攻撃を当てるとダメージを受けずに爆発させられる。
ガトリングマジニ
武装兵マジニの隊長格。恵まれた体格に加え、高い戦闘技能を持つ人間がベースとなっており、これまでのマジニの中では最大級の身体能力を持つ。本来銃架に固定して用いる大型の機関砲を手にしたまま乱射し、標的が物陰に隠れた所で手榴弾を投げ込む。ほとんどの武器のダメージを軽減させる上に、背後からの攻撃は爆発などを除き巨大な金属製のバックパックで無効化してしまう。また、サングラスをつけた個体には閃光手榴弾が効かない(サングラスは頭部へ幾度かダメージを与える事で破壊可能)。僅かに自我が残っているため葉巻を燻らせている。ザ・マーセナリーズに登場する個体は倒すと膨れ上がり爆発するが、膨らんでいる最中に攻撃を当てるとダメージを受けずに爆発させられる。
ケファロ
『4』の「寄生体が露出したガナード」タイプAに相当する。太くて長くよく曲がる、多断層のトイレットペーパーやアルミホイルの芯のような形状の首で、それぞれの層をドリルのように回転させ、振り回しながら接近してくる。叩き付け攻撃なども行うようになっており、寄生部分を攻撃しても怯まず、弱点部位も存在しないなど、旧型より強化されている。ただし、逆に寄生部分以外への攻撃が効果が薄かった旧型と違い寄生部分以外を攻撃してもダメージが通る。固定の場合、ヘッドショットしなくても変異する。変異を防ぐには、主に膝を突いたマジニの背後から発動する即死系の体術、フィニッシュ系の体術、電撃系の武器でトドメを指す事が挙げられる。なお、後者は変異後も大きなダメージを与えられる。また、旧型と同様に変異すると武器を使用しなくなる(変異時に持ってる武器は消滅する。ダイナマイト等の爆発系の武器は爆発せずに消滅する)他に、閃光で即死する。早歩きしていときに、何発撃ち込むと転倒するのでそこから体術〆が出来る。名称の由来はアフリカ原産の植物ケファロペンタンドラ。
デュバリア
こちらはタイプBに相当するが、上半身が破壊され、硬質化したボール状のモンスターと化す。叩き付け攻撃に加え、DYING状態にする噛み付き攻撃を行う。表面はロケットランチャー以外、全くダメージを受け付けないが、足元など元々人間だった部位を攻撃されると花開き、その中を攻撃されると非常に脆い。尚、上半身を無くした影響から腕が無い為に段差や梯子を登る事は出来なくなっている。ちなみに、ダウンさせてもすぐに立ち上がる為体術は不可能(ただし、ウェスカーの体術、迅速移動は可能。)。ケファロと同様の対策以外にも、変異する前に体自体をバラバラにしたり、転倒状態で体力を0にしてしまえば、変異する事はない。由来は多肉植物の属名から。海外版だとDYING状態で噛み付かれた場合、上半身が食いちぎられ死亡する。
キペペオ
スワヒリ語で「蝶」の意。マジニの首から飛び出してくるコウモリのような生物。タイプCに相当するが、最大の違いは宿主の死後直ぐに分離、独立後に飛翔する点である。完全に肉体と分離しても非常に高い生命力を持っており、単体で出現する場面もある。旧作シリーズに登場したカラスのような「たかる」攻撃、尻尾の鋏で首を締める攻撃の他、謎の液体を吹きかけてくる事もある。また、動きも異常に素早く、それなりに知性もあるようで、銃撃を回避したり、銃口を向けただけで弾道を回避しようとする。カークはこれに襲撃された際に「飛行型のB.O.Wに…」と言っているため、プラーガ独立型というよりはB.O.Wとして扱われている。
映画『バイオハザードⅤ』では終盤において、レッド・クイーン率いるアンブレラの私設軍隊を構成するB.O.Wとして多数が登場。
ブイキチワ
蜘蛛のような姿形をしたプラーガで、用途としてはB.O.W.に近い品種。行動パターンはタイプCの独立後と同じ。基本は地中から群れで出現、獲物を狩る。キペペオ同様の回避行動を取る等、機動性は高く、取り付かれると攻撃ができなくなる。スワヒリ語でブイは「大グモ」キチワは「頭」を意味する。元々B.O.Wとして開発されたというより、プラーガ独立型が遺跡で繁殖したとも言える。旧型に比べ日光に対する耐性が強く、単体でも長時間行動できるが、閃光弾などの強烈な光には弱い。
特殊マジニ
『CORPS』に登場した個体。トライセル事件の際は確認されなかった変異種で、ブイキチワにも似た形態の寄生体が宿主の頭部を押し出して露出している。前述する特殊ガナードと同様に光への強い耐性が付き、宿主の脳を失った状態での走行も可能。距離を詰めて露出した寄生体からの鍵爪で攻撃する。

関係者[編集]

アルバート・ウェスカー(Albert Wesker)
元S.T.A.R.Sアルファチーム隊長。エクセラにプラーガや各種ウィルスの情報を提供する等暗躍している。いままでの黒幕でもあり、『5』の最終ボスでもある。
エクセラ・ギオネ(Excella Gionne)
ウェスカーを支援するトライセル社アフリカ支社の女社長。才能と生まれたときからの権力で色々なものをほしいがままにしていた。プラーガの更なる改良及び実験に深く関与している。権力と金を使ってウロボロスウイルスを製作し、ウェスカーと共に世界の再生を見ようと企むが、ウェスカーに見放されてウイルスを投与され、最終的に作中最大最強のB.O.W「ウロボロス・アヘリ」と変貌してしまう。
リカルド・アーヴィング(Ricardo Irving)
トライセル社アフリカ支社資源開発部門に所属。生体兵器を闇市場で売買する。ウェスカーやエクセラ同様、プラーガの実験に深く関与している。
『5』で唯一、支配種プラーガにより異形化する人間。仮面の人物から最後通告として手渡された支配種プラーガを自身に投与し、無数の触手を持つ巨大な姿と化した。尚、変異後も人間としての意志を保っており、死の直前まで極普通に会話も可能であった
アレクサンドル(サーシャ)・コザンチェンコ
東スラブ共和国反政府勢力主要メンバー。後述のスベトラーナが密かに横流しした支配種プラーガを手に入れ、その身に投与した。支配種プラーガの力で従属種プラーガを投与したリッカーを操った。最終的にはレオンに支配種プラーガを脊髄ごと撃ち抜かれ、半身不随になるも生き延びた。支配種プラーガを投与しながら唯一異形化しなかった人間。
スベトラーナ・ベリコバ
東スラブ共和国大統領にして、東スラブ共和国の内戦の一件の黒幕。当時まで困難だった支配種プラーガの培養に成功させたが、彼女自身はプラーガを投与してはいない。レオンの活躍により自らの悪事がアメリカ、ロシア両政府に露見し、最終的に両国から派遣された連合軍の前に共和国政府は降伏、自身は辞任という形で大統領の座を失脚した。

生体兵器[編集]

『5』ではプラーガの影響を受けていない(ウロボロスウイルス汚染生物も登場するため)生物及び生体兵器(B.O.W.)も数多く存在する為、前作と比べるとその数は少ない。

アジュレ
マジニと同じく、プラーガ・タイプ2に寄生された犬。前作のコルミロスに相当し行動パターンに差は無いが、寄生体が露出した姿は頭部が縦真二つに割れ、非常にグロテスクで醜悪なものである(6-1の船首甲板に登場する個体の中には寄生体が露出した状態の個体が出現する)。だが、この状態で閃光手榴弾等をくらうと即死する。一度捕まると前作のコルミロス同様時間経過と共に体力を奪われ、急いで離さなければ即死する。
由来は北アフリカの砂漠やサバンナに棲むと信じられている幻獣の一種。
計画的に感染させたものとは違うイレギュラーな存在であり、正確にはB.O.Wではない。
映画『バイオハザードⅣ』ではウェスカーのペットとして2体登場する。
ポポカリム
プラーガを寄生させた蝙蝠に改良を重ね巨大化させ、大きな破壊力と、高い飛行能力を得た飛翔型生命体。寄生体との共生により複雑な遺伝子改造が可能となり、歩行時の脚を兼ねる翼は4枚に増加している。
プラーガが露出した尾部の先端から粘着性の体液を飛ばし、体当たりで攻撃してくる。皮膚が頑丈で多少の攻撃にはびくともしない。
尾部の裏側が弱点だが、飛行中を除いて殆ど硬質な表側で隠しているため、倒すには裏側に回り込むか感知式爆弾などで転倒させる必要がある。ポポとはスワヒリ語で「蝙蝠」を意味する。
映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』ではアンブレラが地上に解き放った個体が序盤とエンディングに複数体が登場する。
ンデス
『4』に登場したエルヒガンテをベースにリヘナラドールの技術の応用を用いて開発されたエルヒガンテの改良兵器。改良されたプラーガを用いている事もあり、より強化された堅い皮膚と筋肉を有し、制御面でも格段に向上するに至った。耐久性もリヘナラドールのように、複数の寄生体を寄生させている影響でエルヒガンテよりも大幅に向上させる事に成功している。外見に於いても本来のエルヒガンテより体格がガッチリしており、顎髭を生やしている。エルヒガンテと違い、本体となる巨大な寄生体と、小さな寄生体が複数体内に存在しており、巨大な寄生体を倒さない限り、小さい方はいくらでも再生し、出てくる。ンデスとは中部アフリカの伝承に残る、巨体を誇る食人鬼。
PROFESSIONALモードの登竜門と言われるほどの強さで、幾多のプレイヤーを阻む強敵。対ンデス戦のみ、戦闘方法が変わる(固定機銃を使用する戦闘。移動も防御も回復も出来ないので、さながらガンシューティングの様な感覚での戦闘となる)。
U-8
タカアシガニの様な姿をした巨大生命体。『4』に登場したU-3を参考にして、それよりも多くの種類の生物の遺伝子を結合させて誕生させた。
戦車の装甲にも匹敵する超硬質の甲羅が覆っており、銃弾はおろかロケットランチャーの直撃すら無効化する。
その為、兵器としての完成度が高く、既に闇市場を通じて、世界各地の戦場でかなりの戦果を挙げているという(作中で戦う個体は脚や身体の一部に、甲羅の無い部分がある劣化型である)。
大きな鋏や体当たり、噛み付きなどの他、腹の部分に別種の飛翔型B.O.W.(プラーガではない)を多数共存させており、それを吐きだして攻撃してきたり、即死攻撃も行う。

治療法[編集]

プラーガが孵化する前の卵の状態ならば、専用の薬で除去が可能。投与後も体内に薬の効能が残っている内であれば、卵を注入されても除去が可能である。プラーガが孵化した場合、薬で除去出来なくなるものの、同様の薬でプラーガの成長を一時的に抑えられ、その間に特殊な放射線を照射することにより、プラーガのみを死滅させられることがわかっている(これにより、レオンとアシュリーのプラーガは除去されている)。しかし、確実に除去できるのは幼体のみであり、成体になったプラーガを死滅させれば宿主も死亡するリスクを負う事になり、仮に成功したとしても重篤な後遺症が残る可能性が示唆されている(寄生したプラーガの成長に比例するものと思われ、幼体でもある程度成長が進むと治療不可能になる)。また、幼体の除去でも完全ではないとは言え、中枢神経とは繋がり始めている状態となっているため、放射線の照射の際はかなりの苦痛を伴う事になる。これらの治療法は、プラーガの治療法というより、プラーガを寄生させられた者が自らプラーガを取り除けるか、取り除けなくするかという研究の中で発見されている。

バイオハザード5』に登場するプラーガ・タイプ2は成体の状態から寄生させるため、恐らく上記の治療法で取り除くことは不可能(侵食スピードが異常に速いため治療する前に完全に侵食されきってしまう)。この作品内では救出イベントが無い事から治療法は言及されていない。

バイオハザード ダムネーション』ではアレクサンドル・コザンチェンコが支配種プラーガをその身に入れていたが、脊髄ごと支配種プラーガを撃ち抜かれることで半身不随の後遺症を残すも半ば強引に治療されている。

脚注[編集]

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  1. ^ 後に出版された「バイオハザード4解体新書」にエンディングの絵の解説、および村人の日記が載っている。
  2. ^ ショットガンで撃って吹き飛ばして転倒させ、ナイフで切る、という戦法が一般的である。
  3. ^ 多少改善されてはいるが、衛生面は「タイプ1」同様に劣悪である。

関連項目[編集]