覇王丸

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覇王丸 プロフィール

  • 初出作品サムライスピリッツ
  • 流派:我流
  • 武器銘:名刀・河豚毒
  • 出身地武蔵国城下町
  • 生年月日宝暦十三年九月五日 午の刻
  • 身長: 
    五尺八寸(初代 - 斬魔伝)(約176cm)
    五尺七寸(零 - )(約173cm)
    173cm(蒼紅)
  • 体重: 
    十八貫目(初代 - 斬魔伝)(約68kg)
    十七貫目(零 - )(約64kg)
    69kg(蒼紅)
  • 血ノ型A型
  • 好きなもの決闘
  • 趣向修行
  • 嫌いなもの:卑怯なヤツ、油虫
  • 特技大道芸(本人は至って真面目に、剣術だと言い張る)
  • コンプレックス: 
    すぐ頭に血が昇る性格(初代 - 天)
    短気(零 - )
  • 尊敬する人花諷院和狆、実家の近所の老学者
  • 剣の道について: 
    これこそ男道(初代 - 天)
    生涯を賭して極めるべき道(零 - )
  • 家族構成:23歳の時決別
  • 平和を感じるときが美味いとき
  • 好みのタイプ大和撫子
  • 現代社会での彼は…?:地元放送局の大道具さん
  • 関連キャラクター幻十郎 - 羅刹丸

覇王丸(はおうまる)は、SNK対戦型格闘ゲームサムライスピリッツ』シリーズに登場する架空の人物。

概要[編集]

『サムライスピリッツ』シリーズの主人公的存在。シリーズの全作品にプレイヤーキャラクターとして登場している。

モチーフになったのは宮本武蔵[1]で、ライバルの橘右京佐々木小次郎をベースにした事と対になった存在として誕生。初期プロットでの名称は「ムサシ」[注 1]で、ゲーム内の立ち姿が現在のような八相の構えではなく、鞘におさめたまま腰脇に持つという、むしろ居合の抜刀術に近いポーズだった。髪型についてスタッフは、手塚治虫漫画どろろ』の百鬼丸をイメージしたと語っている[1]

設定資料によると、タレ目でゲジ眉、所々に生えた無精ひげがポイント。あまり素の表情でいることは少なく常に顔を歪めている(にやっと笑っていたり怒っていたりする)事が多いキャラクターである。左顎にうっすら刀傷がある[2]。 衣装は全て擦り切れた物を身につけている。腕に巻く布の長さや前髪や後ろ髪のボリュームなど微妙にマイナーチェンジはしているものの、初代から現在までのキャラクターデザインはほぼ同一である。

決闘が大好きで、その腕を磨くために剣の修行に出かけることが多い。

酒好きであり、つねに酒瓶を持ち歩いている。酒瓶を相手にぶつける「酒攻撃」という必殺技もある。

脇坂静(わきさか しず)という許婚がいる。当初は勝手に決められた許嫁であったが、覇王丸も静も互いを嫌ってはいない。しかし剣の道に生きるために覇王丸は静を突き放し、静はそんな覇王丸を追って旅をしている。

本人は気にしていないが、ストーリー上ではボスに狙われる設定を持っている。

『アスラ斬魔伝』の20年後にあたる『甦りし蒼紅の刃』では年齢は47歳。この作品のみを蓄えた顔になり、白髪が混じった蓬髪になっている。

クロスオーバー作品では『CAPCOM VS. SNK 2』(以下『カプエス2』と表記)において二階堂紅丸ガルフォードと間違えたり、『ネオジオバトルコロシアム』(以下『NBC』と表記)では『ワールドヒーローズ』のハンゾウサムライスピリッツの同名キャラクターと勘違いするなど、少々天然ボケの気があるような言動も見られる。

他キャラクターとの関係[編集]

花諷院和狆は剣の師匠。覇王丸は和狆に教えを受けた後、自分なりに技を工夫したため『我流』を名乗っている。かつての同門の牙神幻十郎 には、常に命を付け狙われている。

千両狂死郎とは仲がよく、芸の上では商売敵であり、剣の道での良き競争相手でもある。『真サムライスピリッツ』で発表されたエピソードでは、わざと狂死郎の大嫌いなものである“”と(近くに犬がいるかのように)呟いて驚かせ、転倒させた事がある。

シャルロットは覇王丸に片思いしており、『真サムライスピリッツ』の彼女のエンディングではその恋が破れるシーンが描かれている。『天下一剣客伝』ではシャルロットの片思いだが、覇王丸はシャルロットのことを親友と思っており度々フランスを訪れ、シャルロットは生涯独身を貫いたとなっている。アニメサムライスピリッツ 〜破天降魔の章〜』では(アニメ独自の設定で)前世で覇王丸とシャルロットは恋人だったということになり、二人の関係はいい雰囲気になっている。

天草四郎時貞には、好みのタイプだとされている。また、羅刹丸は『天下一剣客伝』において天草によって作られたコピー体と設定されている。

『真サムライスピリッツ』のボス・羅将神ミヅキには四つの勇者の魂の一つ「紅珠魂」の持ち主として、その魂を狙われる。

『侍魂』および『アスラ斬魔伝』のボス・壊帝ユガに半陽の男として、ユガの命令を受けた(しき)に付け狙われる。

反面のアスラと色の娘・(みこと)を『アスラ斬魔伝』以降は枯華院で花諷院和狆・骸羅と共に養育している。

『天下一剣客伝』では緋雨閑丸がプレイヤーキャラクターの時に覇王丸とのやり取りを見られる。覇王丸が閑丸を「ぼうず」と子ども扱いしたところ、逆に閑丸から「覇王丸おじさん」とオジサン扱いされてしまう羽目になる。それぞれ、そう呼ばれた後はお互いに「閑丸」「覇王丸さん」と呼んでいる。

『甦りし蒼紅の刃』では友人に花房迅衛門がいる。『サムライスピリッツ閃』では猛千代を弟子にとっている。

技の解説[編集]

主な通常技・特殊技[編集]

斬鉄閃
踏み込みつつ、渾身の一太刀を出す技。通常の遠距離立ち強斬りながら、その高威力ぶりから必殺技以上に象徴的な技となっている。
牙突
斬紅郎無双剣』での「羅刹」の技。「大上段斬り」(近距離立ち強斬り)から、追加入力で立て続けに突きを入れる。
飛燕
こちらも『斬紅郎無双剣』での「羅刹」の技。「地天刀斬」(しゃがみ強斬り)から、追加入力で「斬鉄閃」と同じ動作の一太刀を決める。
下突き
拳で殴り下ろす。『天草降臨』から『零SPECIAL』までシステム技の「不意打ち」として使っていた技。『天下一剣客伝』で特殊技となる。

必殺技[編集]

奥義 旋風裂斬
刀を大きく振り回して、竜巻を起こして飛ばす。竜巻に直撃した相手は高く舞い上げられる。
奥義 飛翔旋風裂斬
『斬紅郎無双剣』のみ使用する空中で出す「旋風裂斬」。「修羅」の技。押したボタンによって飛ぶ方向が異なる。
奥偽 旋風烈斬
「旋風裂斬」のフェイント。「斬鉄閃」にも似ているので有効。しろー大野の漫画版でも有効に使っているシーンが描かれた。
奥義 旋風裂斬・刹
「旋風裂斬」の「羅刹」バージョン。竜巻で舞い上げた相手に空中追撃が出来るようになっている。
奥義 弧月斬
その場で弧を描くように刀を振り上げてから、さらに刀を振り上げつつ飛び上がっていく対空系の技。
奥義 疾風弧月斬
『斬紅郎無双斬』で追加された、ダッシュ中に出せる「弧月斬」。少々突進気味の対空技。
奥義 烈震斬
『真』で追加された技。前に宙返りしつつ、刀を思い切り振り下ろす中段技。『斬紅郎無双剣』と『天草降臨』と『侍魂』では「修羅」の技。
奥義 飛翔烈震斬
『斬紅郎無双剣』のみ使用する空中から繰り出す「烈震斬」。「修羅」の技。
酒攻撃(『侍魂』及び『アスラ斬魔伝』では「酒瓶打ち」とも)
『真』で追加された技。持っている酒瓶を相手にぶつける。飛び道具を跳ね返す効果もある。
『侍魂』では一度ぶつけてしまうと酒瓶が砕けて使えなくなるが、代わりに同じコマンドで「連環剛破」が出せるようになる。
なお、この名称は『餓狼伝説』シリーズのシステム・避け攻撃パロディである。
(奥義) 斬鋼閃
『斬紅郎無双剣』で追加された技。「斬鉄閃」の必殺技バージョン。攻撃力は非常に大きいが、技が出るのが遅い。
なお、『NBC』では技名に「奥義」がつく。
旋風波
「羅刹」の技。「旋風裂斬」のモーションで波型の衝撃波を起こすが、飛ばない。
『斬紅郎無双剣』では中段で、牽制攻撃(小足払い)からつながるほど出が速い(ダッシュ中斬り→旋風波→ダッシュ中斬り…で永久コンボができる)。『天草降臨』では中段ではなくなり、出が遅くなった上、相手はダウンしてしまう。
剛破
「羅刹」の技。いわゆるショルダータックル。『天草降臨』ではこの技を組み込んで永久連続技も出来た。
『侍魂』や『アスラ斬魔伝』では「連環剛破」という連続入力技になっている。
穂薙
「連環剛破」の2撃目で、逆袈裟斬り(技名は『アスラ斬魔伝』より)。
波濤
「連環剛破」の3撃目で、返す刃での袈裟斬り(技名は『アスラ斬魔伝』より)。
凪刃
「羅刹」の技。コマンド完成と共に構えを取り、相手が接近すると発動する技。モーションは「弧月斬」に少々似ており、弧は描かないが小ジャンプで上昇しながら刀を振り上げる。
豪傑投げ
『アスラ斬魔伝』で追加された投げ技。掴んだ相手を突き飛ばして体勢を崩させ、唐竹割りのように真っ直ぐ斬り下ろしてからすれ違いざまに相手の腹を薙ぐ。

武器飛ばし(武器破壊)技、絶命奥義、秘奥義[編集]

天覇凄煌斬
「斬鉄閃」及び「斬鋼閃」と同じモーションで、大きな気とともに思いっきり斬りつける渾身の一太刀。武器破壊技(武器飛ばし技)。
『真』で登場するも、『斬紅郎無双剣』で「天覇封神斬」に取って代わられて以降は登場しないかと思われていたが、『カプエス2』出場時に復活。本編でも『零SPECIAL』で絶命奥義として復活して、『天下一剣客伝』で武器飛ばし技となる。
実は『侍魂』や『アスラ斬魔伝』でも「連環剛破」のフィニッシュ技「凄煌斬」として使えた。
(秘奥義) 天覇封神斬
「弧月斬」の弧を描く動作を4~5回繰り返しながら突進して、最後は刀を振り上げつつ飛び上がっていく武器飛ばし技および秘奥義。
アニメ版でコマンドが公開されるということで話題になった。しかし、その方法は覇王丸の攻撃中にコマンド型に閃光が表示されるというもので公開されるという事実を知っているうえにコマ送りをしなければ、まず分からなかった。
『真』では隠し技(秘奥義)。コマンドは非常に難しいが非常に高威力で、数値上はこれ1発で相手を倒せる。しかし、フルヒットが可能なキャラクターはアースクェイクのみであり、前進力に乏しく密着からヒットさせないと距離が開き最後まで当てきる事が出来ない。相手が画面端にいる状態で当てると途中でガード可能であり、怒りポーズの無敵で途中からスカされてしまう事もある為、画面端から離れた位置にて密着で当てる必要がある。
『斬紅郎無双剣』から『零SPECIAL』までは武器飛ばし技だったが、『天下一剣客伝』では再び「秘奥義」となっている。また『斬紅郎無双剣』以降のシリーズ2D作品では技名に「秘奥義」がつく。
秘奥義 天覇断空烈斬
『斬紅郎無双剣』と『天草降臨』での「羅刹」の武器飛ばし技。近距離にいる相手を起こした竜巻で真上に放り上げて、そのままジャンプして地面に叩きつけておいて、すぐさま1回前転しながら落下して再び相手を叩きつけるという武器飛ばし技(『近距離』と書き込んだが、投げ系の技ではなく初撃で相手をロックする一種の乱舞技)。
天覇神滅斬
『アスラ斬魔伝』での「羅刹」の秘奥義。「烈震斬」で相手を攻撃した後、周囲を往復しながら連続で斬り付けていき、とどめに竜巻を起こして吹き飛ばす乱舞技。
剛覇 天煌斬
『甦りし蒼紅の刃』における武器飛ばし技。相手に体当たりしてよろめかせ、間髪入れずに「天覇凄煌斬」を繰り出す。威力は強斬りよりもやや上だが、出が早い上にしゃがみガード不能といった特性を持つ。
天覇 破神拳
『甦りし蒼紅の刃』における秘奥義。相手を掴んで地面に叩きつけ、「旋風裂斬」で巻き上げて落下した所に強烈なとどめの斬撃を決める技。

登場作品[編集]

声の出演[編集]

  • 臼井雅基(初代 - 天草降臨、零・零SPECIAL、閃、真説サムライスピリッツ 武士道烈伝、ネオジオバトルコロシアム)
  • 中村大樹(ポリサム、カプエス2、グラブル、アニメ『SAMURAI SPIRITS 2 アスラ斬魔伝』)
  • 古賀寛之(天下一剣客伝、六番勝負)
  • 香取慎吾(アニメ『サムライスピリッツ 〜破天降魔の章〜』)
  • 島田敏(CDドラマ『電撃CD文庫 サムライスピリッツ』)
  • 森川智之(パチスロ・サムライスピリッツ鬼)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 右京はそのまま"小次郎"という表記。

出典[編集]

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  1. ^ a b 『ネオジオフリーク』 1997年10月号 74頁。
  2. ^ 剣魂~サムライスピリッツ画集~146頁

関連人物[編集]