ジョナサン・ジョースター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ジョジョの奇妙な冒険 > ファントムブラッド > ジョナサン・ジョースター
ジョナサン・ジョースター
ジョジョの奇妙な冒険のキャラクター
初登場 原作・1巻・Part1第1話「侵略者ディオの巻」
アニメ・第1話 「侵略者ディオ」
作者 荒木飛呂彦
小杉十郎太
田中秀幸
中井和哉
小西克幸
興津和幸
詳細情報
愛称 ジョナサン
ジョジョ(JOJO)
種族 人間
性別 男性
親戚 ディオ・ブランドー義兄弟
ジョージ・ジョースターI世(
エリナ・ジョースター(
ジョージ・ジョースターII世(息子
エリザベス・ジョースター(リサリサ)(義娘、息子ジョージII世の妻)
ジョセフ・ジョースター
空条ホリィ(曾孫
東方仗助曾孫
静・ジョースター(義理の曾孫。ジョセフの養子)
空条承太郎玄孫
空条徐倫来孫
国籍 イギリスの旗 イギリス
テンプレートを表示

ジョナサン・ジョースターJonathan Joestar)は、荒木飛呂彦漫画ジョジョの奇妙な冒険』に登場する架空の人物。

Part1『ファントムブラッド』の主人公。第一部のジョジョ。

なお、本稿ではPart7に登場する同姓同名の人物ジョニィ・ジョースターについても述べる。

ジョナサン・ジョースター[編集]

1868年4月4日イギリス生まれ、血液型はA型。由緒ある英国貴族、ジョージ・ジョースター卿の一人息子。第二部『戦闘潮流』の主人公ジョセフ・ジョースターの祖父であり、第三部以降にも彼の子孫は登場する。

立派な「紳士」になることを目指して、日々努力を続ける少年。正義感が強く、生真面目で心優しい性格。また、どのような困難にも真正面から立ち向かうことのできる勇気を持っている。

作者の荒木は「ジョジョの歴代主人公同士が戦ったら誰が一番強い?」という問いに対して「実はジョナサンじゃない?」[1]と答えている。

姓と名前から、愛称は「ジョジョ」。名前は、連載当時に荒木が打ち合わせなどに利用していたファミリーレストランジョナサンに由来している[2]という説が一般的であったが、これは名前を覚えてもらうための方便であり、実際にはデニーズで打ち合わせを行っていた[3]。順序が逆で、まずはデニーズで、連載中にジョナサンで打ち合わせするように変わり、ジョナサンの方の話が広まったという[4]

劇中での活躍[編集]

Part1『ファントムブラッド』[編集]

身寄りをなくし、ジョースター家の養子となった同い年の少年ディオ・ブランドーとの出会いにより、彼の運命は大きく揺れ動く。ジョースター家の財産乗っ取りを密かに企てるディオは、ジョースター家の正当な跡取り息子であるジョナサンを精神的に追い詰め堕落させるため、ジョナサンの愛犬ダニーを蹴って気絶させたのを手始めにして執拗な嫌がらせを繰り返す。ディオの策略によりジョナサンは次第に周囲から孤立していき、その仕上げとしてジョナサンの恋人・エリナを襲うが、ついに怒りを爆発させたジョナサンはディオに反逆。このとき、はじめてジョナサンはディオに勝利する。

ディオとの出会いから7年後、ジョナサンは身長195cm、体重105kgの巨漢に成長。心身共に立派な紳士として成長を遂げていた。大学ラグビーで活躍する傍ら、考古学を学ぶようになり、少年時代にディオとの喧嘩の際に偶然作動した「石仮面」に興味を持ち、研究していた。この頃にはディオとは友人となっているが、彼自身は幼い頃の体験から、本心からはディオに対して友情を抱けずにいた。

大学卒業間近となって父・ジョージ・ジョースターが突然病に倒れるが、ディオの父親が死の直前に書いた手紙を発見したことで、ディオが実の父親を病に見せかけて毒殺し、そして今回ジョースター卿をも手にかけようとしていることに気づく。ジョナサンは単身ロンドンの貧民街・食屍鬼街(オウガーストリート)に赴き、そこで出会ったゴロツキたちのボス・スピードワゴンの協力のもと、ディオの悪事の証人と解毒剤を携え屋敷に戻るが、追い詰められたディオは(ジョナサンをかばった)ジョースター卿を刺殺し、石仮面の力によって吸血鬼へと変貌してしまう。不死身の怪物と化したディオを倒すべくジョナサンは自ら屋敷に火を放ち、自身も深手を負いながら辛くもこれを倒した。その後偶然にもエリナの働く病院に搬送され、彼女の献身的な看病により意識を回復。実に7年ぶりの再会を果たした。

ディオとの闘いで負った傷がある程度回復し、エリナに付き添われて退院。その直後に、「仙道(波紋)」の達人であるウィル・A・ツェペリと出会う。彼はディオがまだ生きていることをジョナサンに告げ、石仮面に対抗するためには波紋の力が必要であると宣告する。ジョナサンはツェペリに弟子入りして波紋を修業し、これを体得。ディオを追う過程で師であるツェペリを失うが、彼が死ぬ間際ジョナサンに託した力で更なる成長をとげ、ディオとゾンビたちを倒す。

1889年2月2日、エリナ・ペンドルトンと結婚。新婚旅行中の2月7日、密かに生き延びていたディオに客船を襲撃される。致命傷を負い、死の淵に立ちながらもディオの配下を撃破し、船を爆発させることでゾンビたちの掃討を図る。エリナと生き残りの赤ん坊(後のリサリサ)を逃がすためディオの首を抱いたまま絶命し、客船の爆発に消える。21歳没。

Part2『戦闘潮流』[編集]

スピードワゴンとリサリサの回想に登場している。ジョナサンは若くして亡くなったが、新婚旅行時にエリナが子供を授かっていて、ジョースター家の血筋は途絶えなかった。

Part3『スターダストクルセイダース』[編集]

ジョナサン自身はすでに死亡しているが、首から下の肉体をDIO(ディオ)に乗っ取られている。肉体は自らの子孫である承太郎たちに信号のようなものを送っており、それは彼らにスタンドが発現するきっかけになった一方、時にはそれが呪縛となって彼らを苦しめる結果にもなっている。

ディオの首とジョナサンの胴体はなじみつつあり、エジプトでのDIOvs承太郎に際して、ジョセフから吸血したことで完全になじむ。頭部を砕かれて死に、吸血鬼として細胞単位で生きていた胴体部もまた日光を浴びて灰と化して消滅した。

後に、DIOが子供を作っていたことや、プッチによって骨が回収されていたことが明らかとなる(後述)。

Part3のOVA版では、承太郎が花京院に植え付けられていたDIOの肉の芽を通じ、Part1でのジョナサンとディオの対決を傍観するシーンが追加されている。

Part4以降[編集]

ジョナサンとしては未登場であり、DIOの肉体の影響として言及される。

Part4『ダイヤモンドは砕けない』の主人公の東方仗助は、ジョセフの非嫡出子であり、Part3・4歳のときにDIOからの信号でスタンド高熱に苦しめられていた。

Parte5『黄金の風』の主人公のジョルノ・ジョバァーナは、DIOの遺児であり、ジョースターの血、星のアザ、スタンド能力を受け継いでいる。

Part6『ストーンオーシャン』に敵として登場するウンガロ、リキエル、ドナテロ・ヴェルサスの3人もまた、同様にDIOの遺児である。DIOの骨=残骸から「緑色の赤ちゃん」が生まれ、プッチと融合したことで星のアザが血縁者のウェザー・リポートにも連鎖する。

VS JOJO 『OVER HEAVEN』[編集]

Part3のディオが、ジョナサンから奪った肉体を用いて天国への研究を進めつつ、Part1を回想するという構成。ディオ側の視点からのジョナサン像が掘り下げられている。

VS JOJO『JORGE JOESTER』[編集]

主人公ジョージ(Jorge)の父である。リサリサは、幼少時に海難事故に遭遇した際に、彼の影響を受けて波紋呼吸法の基礎を体得した。カナリア諸島の海底に水葬されている。

未亡人となったエリナとジョージはカナリア諸島に在住していた後、1905年ジョージ16歳の年にイギリスに移住した。

波紋法[編集]

ズームパンチ
パンチを繰り出しつつ、腕の関節を外しリーチを伸ばす技。関節を外す際の痛みは波紋で和らげている。
山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)
波紋を打撃により叩き込む技。ジョナサンの技の中では最も強い波紋を放つ。パンチ一撃と後のPart3以降で見られるような拳のラッシュの2パターンがある。
青緑波紋疾走(ターコイズブルーオーバードライブ)
水中用の技。水に波紋を走らせ、遠くまで伝達させる。
銀色の波紋疾走(メタルシルバーオーバードライブ)
金属に波紋を伝達させる技。剣などを防ぎつつ攻撃することが可能。
緋色の波紋疾走(スカーレットオーバードライブ)
熱を発生させる技。なお劇中では自分に波紋を流したように見えるが、実際は自分の腕を通してブラフォードの髪に流している。
生命磁気への波紋疾走(せいめいじきへのオーバードライブ)
木の葉などに波紋を流し、一つに寄せ集める。劇中ではツェペリとともに巨大なグライダーを作り上げた。

スタンド能力[編集]

Part3序盤でDIOがジョセフのハーミットパープル(隠者の紫)と似たスタンドを使っている。作中での言及は特に無かったが、画集『JOJO A-GO!GO!』では「ジョナサンのスタンドである」と説明されている。水晶玉への念写を行うほか、ジョセフと異なりカメラを壊さず軽く叩くだけで念写ができているなど若干の差異が描写されている。

小説版『OVER HEAVEN』はディオ側の視点から語られ、このスタンドがエンヤ婆により「ハーミット・パープル」と説明される。さらに「同じ、または同じでなくとも似たようなスタンドをジョナサンの孫(ジョセフ)も持っている」とされている。※ジョースター側から「ジョセフのスタンドがハーミット・パープルである」こととは逆視点の説明となっている。

担当声優[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 作者の知人ミュージシャンShinnosukeの質問『ジョジョの歴代主人公同士が戦ったら誰が一番強い?』に対しての返答。
  2. ^ 日本中を“波紋”に巻き込め――「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド共同プロジェクト」記者発表会でのトークショーより。
  3. ^ 2012年10月5日発売『JOJOmenon』荒木飛呂彦インタビュー
    2012年10月19日放送『サキよみ ジャンBANG!
  4. ^ 『JOJOVELLER HISTORY』28ページ
  5. ^ CHARACTER”. ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル. 2013年12月22日閲覧。