東村アキコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
東村 アキコ
生誕 (1975-10-15) 1975年10月15日(41歳)[1]
日本の旗 宮崎県
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1999年[1] -
ジャンル 少女漫画
女性漫画
青年漫画
代表作 ママはテンパリスト
海月姫
かくかくしかじか』など
受賞 第34回講談社漫画賞少女部門(2010年
第8回マンガ大賞2015年
公式サイト 東村プロ公式Web
テンプレートを表示

東村 アキコ(ひがしむら アキコ、1975年10月15日[1] - )は、日本漫画家宮崎県出身。女性[1]

来歴[編集]

宮崎県生まれ。宮崎県立宮崎西高等学校を卒業後、金沢美術工芸大学美術科油絵専攻に進学[2]。大学卒業後、会社員生活の傍らで漫画の創作活動を開始し、1999年『ぶ〜けデラックス』NEW YEAR増刊にて『フルーツこうもり』でデビュー。

Cookie』2000年8月号に掲載された読切作品『きせかえサマー』をもとに、同誌2001年1月号から初の連載作品『きせかえユカちゃん』を開始。同作を通じ、デビュー当初のシリアスな作風から徐々にコメディ色を強め、ギャグ漫画家としての才能を開花させる[3]

実父のエピソードを紹介した『きせかえユカちゃん』のおまけマンガが後の担当編集者の目に留まり[4]、『モーニング』2006年2号にて、『ひまわりっ 〜健一レジェンド〜』の連載を開始、ギャグ漫画家として注目を集める。『コーラス』2007年8月号にて開始した育児エッセイ漫画ママはテンパリスト』が100万部を売り上げる大ヒットとなり、若い女性を中心に多くの支持を集める[5]

ファッションをテーマにした『海月姫』は第34回(平成22年度)講談社漫画賞少女部門を受賞、2010年にフジテレビ『ノイタミナ』枠でテレビアニメ化、2015年に実写映画化された。2012年には、『主に泣いてます』がフジテレビにてドラマ化された。

2015年、自身の半生を描いた『かくかくしかじか』で第8回マンガ大賞[6][7]、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞[8][9]を受賞した。同年、『東京タラレバ娘』が第6回ananマンガ大賞の大賞に選ばれた[10]

2015年、上杉謙信女性説を基にした『雪花の虎』とグルメ探偵奇譚『美食探偵 明智五郎』の連載を開始している。

宮崎県からの委嘱により、2014年2月[11][12]から、『メロポンだし!』のキャラクター「メロポン」と共にみやざき大使を務めている[13]

人物[編集]

  • 自画像はジャージ姿でお団子ヘア。煎餅をかじりながらグータラと過ごしている風に描かれているが、実際は「美人過ぎる漫画家」と呼ばれるほどで、見た目はタレントやモデルのように美人である。性格はやや変わっている。
  • 小学生高学年の頃、マンガクラブに所属。『探偵ぷっつん物語』を他の学生と合作[14]
  • 中学生の頃、鹿児島にあったクラゲの水族館に感動したことをきっかけにクラゲを好きになる。以後、クラゲの絵を描いたり、プロマイドや下敷きを作るようになる[15]
  • 高校生の頃、1992年のバルセロナオリンピックの男子マラソンを見たことをきっかけに、森下広一選手を好きになる。宮崎空港にて森下選手を高校の昼休みに抜け出し出待ちし、接触に成功するが、その数日後の森下選手の結婚報道を受けて失恋[16]
  • 高校3年生の時に、美大受験のために絵画教室に通い始め、スパルタ的にデッサンを学ぶ[17]
  • 宝塚歌劇団のファン。宝塚ネームは「米一俵[18]。MANGART BEAMS Tと宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」とのコラボレーションTシャツのイラストを描き下ろしたことがある。
  • 最初の夫はIKKANでできちゃった婚だった。IKKANとは離婚するまで別居婚だったため、子育てはほぼ1人で行い、時折両親が上京して手伝っていた。日曜は仕事を完全オフにし、子供と過ごしていた。離婚後にファッションデザイナーの安藤悟史氏と再婚している。[19]
  • 韓国料理屋にてカン・ドンウォンの写真を偶然見たことをきっかけに彼のファンになり、韓国、韓流好きに。[20]2011年、BIGBANGの楽曲「HaruHaru」に対する思いをしたためた作文と4コママンガを発表[21]。2013年SPUR7月号にて、カン・ドンウォンとのお見合いを公開。[22]同年10月には、JTBツアー「東村アキコと行くソウル!」を実施[23]
  • 非常に速筆で、平日10時半 - 19時の作業スケジュールを守りながら、1か月100ページ以上を創作し、多数の連載を抱えた状態を長期間にわたり継続している[24][25]
  • トーク力に定評があり、多数のイベントを主催する。工作員と呼ばれる東村のファンを対象とした「工作員の集い」は過去3回催され、好評を博している[26]
  • 『東京タラレバ娘』にて、主人公の脚本家が「モデル上がりが演じてもロクな事がない」と発言している。実際に自身のドラマや映画には『主に泣いています』以降モデル上がりの主人公は起用していない。

作品リスト[編集]

連載(漫画作品)[編集]

連載中[編集]

連載終了[編集]

連載(その他)[編集]

連載中
  • 東村アキコの突撃美容連載「即席ビジンのつくりかた—40歳、今そこにある危機—」(VoCE 2015年6月号 - 連載中、単行本:講談社 2016年9月13日[27]
  • 東村アキコの「ひとり王国」(Domani 2015年10月号 - 連載中)
連載終了
  • Da Vinci Column Blocks ズーヒルギロッポンでまちあわせ(ダ・ヴィンチ2008年第169号 - 2010年第192号)
  • Da Vinci Columns “Quatre” スナックアキコのお悩み相談室(ダ・ヴィンチ2010年第193号 - 第195号)
  • 妄想家族計画(女性自身 2405号 2009年7月7・14月号-)

短編集[編集]

  • 恋のスリサス(りぼんマスコットコミックス刊)(2002年1月15日発売) ISBN 4-08-856348-4
    • 恋のスリサス(Cookie BOX 2001年ふんわり早春号)
    • 永遠のスクリーン(Cookie BOX 2001年ばっちり初夏号)
    • 卒業旅行(ぶ〜けデラックス 2000年AUTUMN増刊号)
    • おまけ(描きおろし)
  • 白い約束(りぼんマスコットコミックス刊)(2004年11月15日発売) ISBN 4-08-856575-4
    • 白い約束(Cookie BOX 2002年早春号)
    • ヒッチハイク(Cookie 2001年10月号)
    • フルーツこうもり(ぶ〜けデラックス 1999年新年号 デビュー作)
    • 私がネコ派になったわけ(描きおろし)
  • ゑびす銀座天国(りぼんマスコットコミックス刊)(2005年1月14日発売) ISBN 4-08-856586-x
    • ゑびす銀座天国(ヤングユー 2004年6月号 - 8月号、10月号 - 12月号 全6話)
    • ドライアイスのハナシ(描きおろし)

単行本未収録[編集]

  • きせかえユカちゃん(第77話 - 第82話)
  • 中央線シネマパラダイス
  • お人好し劇場・六法善書

受賞歴[編集]

関連人物[編集]

親族[編集]

  • 森繁拓真 - 漫画家。東村の実弟[28]。森繁の漫画『となりの関くん』の単行本の帯には東村が推薦文を寄せている[29]。グルメエッセイマンガ『いいなりゴハン』は東村のプロデュース。

アシスタント[編集]

  • はるな檸檬 - 漫画家。美大受験のため、高校2年生の時に宮崎県内の絵画教室に通い、講師をしていた東村(当時は漫画家デビュー前後)の指導を受ける。大学卒業後、事務のアルバイトを経て、東村のアシスタントに従事する。派遣社員として働いた後、2010年『モーニング』公式サイトにて、宝塚歌劇団ファンのヅカライフを描いた『ZUCCA×ZUCA』でデビュー[30]。『かくかくしかじか』に登場している。
  • 蒼星きまま[要出典] - 漫画家。『COMICリュウ』2010年9月号にて『きのこいぬ』でデビュー。
  • 伊藤寿規[要出典] - 漫画家。2011年、『はらペコマチ』で第60回ちばてつや賞一般部門佳作を受賞。2012年、同作が『モーニング』8号に掲載されデビュー。2014年、『千客半来』が『モーニング』にて連載開始。
  • 上遠野洋一[要出典] - 漫画家。『ウーマン劇場』2013年2月号にて『消防女子!!』でデビュー。
  • 桜庭ゆい[要出典] - 漫画家。『別冊マーガレット』にてデビュー。主な作品に『なぎさ@ホーム』、『本日、あかね日和。』等がある。
  • 二平瑞樹[要出典] - イラストレーター。 2010年、漫画を担当した『ジャニヲタあるある』が発売。『メロポンだし!』のカラーを担当。
  • ひのでや参吉(ひのでや三吉)[要出典]- 漫画家。『別冊コロコロコミックspecial』2014年4月号にて、読切作品『バリバリクラッシュ カニタマくん』掲載。
  • 渡辺静[要出典] - 漫画家。
  • アビディ井上[要出典] - 漫画家。2014年、漫画を担当する『平成甘味録 さぼリーマン』が『モーニング』38号に掲載されデビュー。
  • 萩原天晴[要出典] - 原作者、漫画家。第32回MANGA OPENにて『押してダメなら押しまくれ!!』で奨励賞受賞。2014年、原作を担当する『平成甘味録 さぼリーマン』が『モーニング』38号に掲載されデビュー。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 公式サイトのプロフィールより。
  2. ^ かくかくしかじか』 8話
  3. ^ ダ・ヴィンチ』2009年12月号「なんなんだ! 東村アキコ大特集」
  4. ^ 『きせかえユカちゃん』10巻『東村アキコの想い出迷子』 [要ページ番号]
  5. ^ 東村アキコ|京都精華大学
  6. ^ “東村アキコさん「かくかくしかじか」がマンガ大賞2015に”. 産経新聞. (2015年4月1日). http://www.sankei.com/entertainments/news/150401/ent1504010004-n1.html 2015年4月3日閲覧。 
  7. ^ “東村アキコさんにマンガ大賞 「かくかくしかじか」”. 北海道新聞. (2015年3月24日). http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0115334.html 2015年4月3日閲覧。 
  8. ^ Award_wining_Works|第19回文化庁メディア芸術祭”. 文化庁. 2015年11月27日閲覧。
  9. ^ “『文化庁メディア芸術祭』受賞作発表、マンガ部門大賞は東村アキコ”. CINRA.NET (株式会社 CINRA). (2015年11月27日). http://www.cinra.net/news/20151127-mediageijutsusai 2015年11月27日閲覧。 
  10. ^ 第6回ananマンガ大賞発表、阿久津愼太郎らの胸キュンマンガ紹介も”. コミックナタリー (2015年9月10日). 2015年9月10日閲覧。
  11. ^ “宮崎県:「メロポン」に「みやざき大使」の任務を託す”. 毎日jp (毎日新聞社). (2014年2月8日). オリジナル2014年2月27日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140227175138/http://mainichi.jp/select/news/20140209k0000m040022000c.html 2016年11月27日閲覧。 
  12. ^ 宮崎県庁が宇宙人とコラボ!? 東村アキコ『メロポンだし!』のメロポン、宮崎県の観光大使に就任だし!”. モーニング公式サイト. 講談社 (2014年2月12日). 2014年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月27日閲覧。
  13. ^ みやざき大使について”. 宮崎県. 2016年11月27日閲覧。
  14. ^ 『かくかくしかじか』1巻
  15. ^ 『海月姫』1巻おまけマンガ
  16. ^ 『海月姫』1 - 3巻おまけマンガ
  17. ^ 『かくかくしかじか』1巻
  18. ^ 『ママはテンパリスト』3巻
  19. ^ http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201508/special1.html
  20. ^ 『海月姫』8巻
  21. ^ UNIVERSAL MUSIC JAPAN BIGBANG公式HP
  22. ^ 2013年SPUR7月号
  23. ^ JTBコーポレートセールス公式HP
  24. ^ 『ダ・ヴィンチ』2009年12月号「なんなんだ! 東村アキコ大特集」
  25. ^ 「T.」 TOHOシネマズ シアターカルチャーマガジン 第18号
  26. ^ モーニング最新情報2012/09/01「伝説の宴リターンズ! 東村アキコがロフトプラスワンでしゃべり倒す《工作員の集い》第3回開催決定!」
  27. ^ “東村アキコ、体当たりの美容レポマンガ&「東京タラレバ娘」6巻発売”. コミックナタリー. (2016年9月13日). http://natalie.mu/comic/news/201759 2016年9月14日閲覧。 
  28. ^ うちの弟の漫画|東村アキコオフィシャルブログ powered by アメブロ
  29. ^ コミックナタリー - 森繁拓真「となりの関くん」発売!帯は実姉・東村アキコ
  30. ^ 「コミックナタリー」「子弟対談」

外部リンク[編集]