ハケンの品格

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ハケンの品格
ジャンル テレビドラマ
放送時間 水曜22:00 - 22:54(54分)
放送期間 2007年1月10日 - 3月14日(10回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
演出 南雲聖一
佐藤東弥
茂山佳則
吉野洋
脚本 中園ミホ
プロデューサー 櫨山裕子
内山雅博
出演者 篠原涼子
加藤あい
小泉孝太郎
大泉洋
ナレーター 田口トモロヲ
音声 ステレオ放送
エンディング 中島美嘉見えない星
外部リンク 公式サイト

特記事項:
初回は22:00 - 23:09
最終回は22:00 - 23:04
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ハケンの品格』(はけんのひんかく)は、2007年1月10日から3月14日まで毎週水曜日22:00 - 22:54(JST)に、日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は篠原涼子

あらすじ[編集]

派遣社員(登録型派遣)として特Aランクの評価を受ける大前春子が3か月契約で、丸ノ内にある食品会社「S&F」の営業事業部マーケティング課に雇われる。社内の人間関係に追われつつも、与えられたノルマを淡々とこなし、相手構わず言いたいことを言う。契約した仕事以外はしないため、配属部署以外の部署の業務の手伝いなどは一切せず、たとえ役職者であっても直属の上司でなければ命令には従わない。休日出勤もしなければ、残業も一切しない。そんな春子に周囲は振り回されつつも、徐々に認め始める。

登場人物[編集]

S&F 営業部[編集]

マーケティング課[編集]

大前 春子(おおまえ はるこ)〈1973年2月14日生まれ、放送開始の時点で33歳〉
演 - 篠原涼子(年収:不明)
本作の主人公。人材派遣会社「ハケンライフ」の特Aランクのスーパー派遣社員。時給は超高破格の3,000円(マグロ解体ショーの件で3,500円に昇給)。派遣として最初は時給600円のスーパーマーケットレジ打ちから始めたが、その素早く正確な仕事ぶりから派遣先の厚い信頼を得て、特Aランクとなった。大型自動二輪車免許から核燃料取扱主任者まで、超難関の資格を26個(以上)も持っており、履歴書の該当欄に書ききれない(今までに明らかになっている資格は#大前春子の所持資格(ドラマ内で明らかになっているもの)を参照)。青いファイルに資格証・認定証・免許証を全てファイリングしている。選挙のウグイス嬢の経験もあり、3人の代議士が当選した。資格ではないが速読術を会得している他、スカイダイビングをやってのける度胸、果ては地震予知らしき能力まで見せる等、人間離れした能力を持つ。その一方、自動車修理の知識が無かったり(つまり自動車整備士免許は未取得)、絵画が極めて苦手など、不得意分野も見られる。なお、これらの資格には実務経験を要するもの・修業年限数年の指定養成所卒業を要するもの多数、年齢下限が存在するもの、会費が徴収される関連団体加入を要するものまであるため、春子の現年齢でこれだけの資格・免許を取得するのは、実際にはほぼ不可能。そのため、東海林はこの資格の数と種類を見て「お前何歳だ?」と聞いたことがある。またあまりにも資格を取りすぎているため自分でも訳が分からなくなり始めている。
3か月働くと3か月間旅に出る風来坊のような生活をしており、派遣就業中は母親の親友である眉子が営んでいる「カンタンテ」の屋根裏に居候している。退勤後は「カンタンテ」の舞台で、いつもフラメンコを踊っている。
両親は早くに亡くなっている。非常に無愛想で笑顔を見せない謎めいた女性。自分のことは絶対に他人には話さず、携帯電話の番号も教えないなど、ほとんど関わり合いを持たないが、一度だけ春子から美雪に電話をかけて呼び出したことがある。一匹狼的な気質が染み付いており、たとえ相手が上司であっても歯に衣着せぬ主張をし、東海林ら正社員の多くから反感を買う。ただし、正社員との勝負事にわざと負けて面目を保たせるといった、派遣先と余計な摩擦を起こさない配慮もできる。また、他人の能力を客観的に分析し、長所を見つける眼力も併せ持つ。口癖は「**ですがそれが何か?」。先述のような不得意分野を他人に見られてしまうなど何らかの失敗を冒したときは「私としたことが……」とつぶやく。携帯電話の留守番応答メッセージも、「大前春子です。出ません」の一言で済ませている。
東海林から「東海林武と結婚したいか」とアンケート形式で質問された用紙を渡されたが、春子の答えは「私はハケンの敵とは結婚したくありません」、続けて春子の携帯番号を書く欄は空欄であった[1]。その回答を返された東海林は、落胆してアンケート用紙を道端に捨ててしまう。
以前は正社員として東京中央信託銀行に勤めていたが、経営統合の際にリストラされた過去を持つ。退職後魚河岸でマグロの解体、せりなどの仕事を1年間していたが、突然解雇された。以上の経験から会社を信用しなくなり、今まで一緒に仕事をしてきた仲間と別れる辛さを味わいたくないため、必要以上に他人と関わりを持たなくなった。かつてはとても明るい性格であり、カラオケが得意だった。眉子やツネさんなど心を開いている者に対しては、愛想良くしている。東海林に関しては第3話で「仕事はできる」と発言しており、この時点である程度認めている模様。
仕事中は常に携帯電話の電源を切っているらしい。
フグ料理が「死ぬほど好き」(最終話でふぐ調理師の資格も取得していたことが判明)。他にも、東海林に「あいつの身体はサバ味噌でできている」と言わしめるほどサバの味噌煮が好物であり、行きつけの定食屋「ようじ屋」で毎日のように注文するのはもちろん、「ハケン弁当」の企画を立てた際もサバの味噌煮を具材に取り入れた。
最終回でS&Fとの契約満了後、東海林が所長を務めている「S&F」子会社「S&F運輸名古屋営業所」に自ら面談に赴き、3か月の契約でトラック運転手兼一般事務の業務に就く(マネージャーの一ツ木を通していないために派遣契約ではなく、東海林もしくはS&F運輸名古屋営業所もしくはS&F本体との直接契約、すなわち契約社員としての勤務となる)。
森 美雪(もり みゆき)〈23〉
演 - 加藤あい(年収:81万円)
新米派遣社員。23社の新卒入社試験に全て失敗した後、アルバイト生活を経て、ハケンライフに登録。当初、職歴がないため派遣先がなかなか見つからなかったが、後述の経緯で「S&F」営業部マーケティング課で春子と同じ期間一緒に派遣社員として働くこととなる。ただし、これもスキル抜群の大前春子と一緒ならば構わないという桐島部長の太っ腹による所が大きい。春子とは対照的に絵画が得意。
不器用で思い込みの激しい性格からか、空回りが多く失敗が絶えない。春子に出会ったことで、彼女のような派遣社員になることを目指す。地震のときに守ってもらったことがきっかけで、里中に恋をする。
本来は3月で契約終了だったが、里中の尽力で3か月の契約更新が決まるも、いずれは自分が会社を去らなければならない派遣の世界に限界を感じたため、契約更新を断る。その後、正社員になるために紹介予定派遣(派遣社員として一定期間就業した後、会社に適性ありと認められれば正社員に登用される制度)を目指し、しばらくのアルバイト生活の末に「S&F」の紹介予定派遣として働くことになった。
里中 賢介(さとなか けんすけ)〈30〉
演 - 小泉孝太郎(年収:580万円)
「S&F」入社8年目の営業部マーケティング課主任。人がいい性格で女性からの人気も高い。そのため人に強く物を言うことができないが、マグロ騒動で東海林がクビになりそうな時は、一度断られるも、声を荒げながら春子に助けを求め続けた。また、春子に強く言われるなどで落ち込むとすぐに悲しい目(東海林によると迷子の子犬のような目)になってしまう。事実上の左遷人事ではあるが、新設のマーケティング課を任せられ、自分なりにまとめようと努力する。その一方で派遣社員を軽視する正社員の姿勢に疑問を抱く。
同期入社の東海林とは親友で、互いに認め合ういい関係。美雪が考えたプレゼン企画が原因で桐島からさじを投げられ、S&Fの子会社へ異動させされる危機に陥ったが、東海林の助けにより免れた。
正義感溢れる性格で、上司に対しても筋を曲げないため、桐島部長からの評価は必ずしも高くない。そのために、いわゆる出世路線からは外れている。
他の正社員とは異なり春子ら派遣社員をキチンと苗字で呼び、正社員と同じように接し、重要な仕事も差別せずに任せているため、春子も相応の態度をとり、「今までの派遣先で、こんなに温かい職場はなかった」「甘い所を除けば、あなたは本当に素晴らしい上司だ」と、言わしめるほどである。
春子と行動を共にするうちに恋心を抱くが、春子が東海林に惹かれていることに気付き、自分と向き合わない春子に東海林への思いを気付かせ、身を引く。「ハケン弁当」の販売などが成功したことによって「社長賞」を受賞したが、「ハケン弁当」は春子ら派遣社員の協力があったから実現できたとスピーチし自ら賞を辞退。しかし功績が認められ、「S&F運輸名古屋営業所」に転勤(と言うよりは降格+左遷)となった東海林の代わりに営業部販売二課主任に昇進する。
浅野 務(あさの つとむ)〈23〉
演 - 勝地涼(年収:475万円)
「S&F」営業部マーケティング課新入社員。昆虫マニア。とても仲のよい姉がいる。派遣社員としてやってきた美雪に恋をする。
第9話では、マーケティング課に対し非常識な態度を振舞った後輩の那須田透を一喝し、頭を下げさせ謝らせた。後に里中と一緒に営業部販売二課に異動となる。この1年で社会人としての自覚が育った。
近 耕作(こん こうさく)〈30〉
演 - 上地雄輔(年収:420万円)(第2話 - )
春子の進言により桐島が新たに営業部マーケティング課に呼んだパソコンができる派遣社員。パソコンスキルAランクでパワーポイントが得意。妻子持ちである。アンチ派遣主義である東海林のことを嫌っているが、「ハケン弁当」の企画を譲っていることに「いいところもあるんだ」と見直している。S&Fの契約が終了したあとは、近自身が理想としていた「同一労働」「同一賃金」の制度導入で正社員と派遣の格差がない会社への契約が決まり働き始める。
小笠原 繁(おがさわら しげる)〈62〉
演 - 小松政夫(年収:480万円)
「S&F」嘱託社員。かつてはバリバリの営業マンだったが、パソコンの導入による業務の電子化に付いて行けず、現在は自身宛のメールすら満足に見られず、情報収集にデパートに行っても迷子になるなど、ほとんど仕事らしい仕事はしていない。それでも会社を愛する心は誰よりも強く、嘱託とはいえ定年後も会社に残っていられたのは同期の桐島部長の温情によるところが大きいと思われる。年齢を理由についに人事部が嘱託契約打ち切りを決定したが、春子のやや強引とも言える手引きで国税局の査察の際粉飾決算でないことを証明する5年前の手書き伝票を見つけ、その功績により何とか契約延長となった。はじめは、「老兵は去るべき」と次の更新をしないつもりでいたが、「カッコよく会社を去るのは、ハケンの専売特許。社員なら社員らしく会社にしがみついて下さい。」と独特の表現で春子に促され会社に残ることを決める。この一連の出来事が、それまで必ずしも快く感じていなかった春子に対する小笠原の見方を変えるきっかけとなった。後に里中、浅野が営業部販売二課に異動となったため、小笠原が唯一マーケティング課新設時からの社員となった。美雪が紹介予定派遣となったときはパソコンがある程度操作できるようになり、それなりに仕事も出来るようになった。陽気で温厚な性格だが人の好き嫌いははっきりしており、嫌いな人間に対しては厳しい。春子同様「ようじ屋」の常連であり、白いご飯を好む。

販売二課[編集]

東海林 武(しょうじ たけし)〈32〉
演 - 大泉洋(年収(S&F営業部時):625万円・名古屋営業所では不明)
「S&F」営業部販売二課主任。以前は人事部にもいた。面倒見がよく仕事もでき、上司や部下からの信頼も厚い。正社員がリストラされ、社内に派遣社員が増えている現状を嘆いており、派遣社員に対して差別意識をもっている[2]。また、仕事が少々強引であったり自信過剰気味の傾向も。本社営業部にいた頃はハケン社員に使い走りをさせており、それが原因で契約半ばで仕事を放棄したハケンもいた(その代わりに森が入ってきた)。
生き方が正反対の春子とは犬猿の仲。やたらと「人間として……」、「社会人として……」と春子の人格に文句をつけ、わざと本名で呼ばず、着ている服から春子を「トックリ」と呼ぶ。しかし、マグロ騒動のあと、徐々に春子の実力を認め始め、恋心を抱くようになってプロポーズまでするものの、春子が「S&F」で派遣として働いている間はその思いが報われることはなかった。上記の大前春子の欄を参照
自身の「天然パーマ」の話題に触れると激昂する。春子に「クルクルパーマ」「ビッグバン」「被り物」と揶揄され、「ストレートパーマ」にも失敗したため、「ストレート」という語句も彼にとって禁句となる。
好物は焼きそばパン。特技はユーモア性の高い文章を書くこととホッチキス打ち(大学時代、アルバイトで毎日1万発のホッチキスを打っていた)。東海林が作った名古屋営業所の求人票もユーモアが溢れており、春子を意識した文面であった。
上司である桐島部長には絶対服従であるが、本人の聞こえない所(あるいは聞こえないと思っている所)では噂話や文句を言っている場面が散見される。
「ハケン弁当」を巡る騒動から1度会社を去るが、春子と里中に説得されて復帰。しかし問題沙汰を起こしたことが原因で本社勤務に戻ることが出来なくなり、「S&F」子会社「S&F運輸名古屋営業所」所長に降格・左遷された。そこでは「ネクタイ」と揶揄され、疎外された上に「こいつの下では働けない」と部下にサボタージュまでされるという惨憺たる有様だった。降格1年後、契約社員として面談に来た春子と再会した。
ドラマ内で使用していた携帯電話はSH903iのサファイアブルーである。
ロシア語に堪能でありロシア人との取引をしている。
黒岩 匡子(くろいわ きょうこ)〈30〉
演 - 板谷由夏(年収:520万円)
「S&F」営業部販売二課社員。東海林・里中とは同期入社で、仕事のできるキャリアOL。東海林と同じく派遣差別者。ただし美雪に対しては時に優しい言葉をかけたりという一面も持っている。当初は春子を敵視していたが、最終話では仕事の方向性が似ていることから春子と意気投合している。そのためか普段は笑わない春子が彼女に対しては笑顔を見せる一幕もあった。同期の東海林に対し恋心を抱いていると感じさせる場面が間々あるが、当の東海林は気付いていないと思われる。
里中が営業二課に異動となったため、営業部マーケティング課主任に昇進。コネ新入社員の那須田透が悩みの種になっている。
島田 香〈24〉
演 - 入山法子(年収:269万円)
2007年3月まで瞳と同じ営業部販売二課で勤務している派遣社員。瞳といつも一緒にいることが多い。里中に好意を寄せている。瞳と同じく同年4月より春子、美雪が契約終了し会社を去った代わりに営業部マーケティング課業務の契約変更となる。
竹井 瞳〈23〉
演 - 清水由紀(年収:253万円)
2007年3月まで営業部販売二課で勤務している派遣社員。香といつも一緒にいることが多い。香と共に与えられた仕事はソツなくこなすが、それ以上会社に尽くそうとはしない平凡な派遣社員。派遣社員としては「スーパー」春子と「新米」美雪の中間的存在。春子、美雪が契約終了し会社を去った代わりに同年4月より営業部マーケティング課業務の契約変更となる。

その他[編集]

桐島 敏郎(きりしま としろう)〈60〉
演 - 松方弘樹(年収:1600万円)
「S&F」営業部長。小笠原とは同期で、現在でも何かと気にかけている。また東海林や里中が入社した時に「会社は家族」との趣旨の発言をしており、今も明るく部下から慕われる良き上司で、時折オドオドした態度も見せるなど概ね気さくな態度で部下に接している。妻は元派遣社員。かつて総務部に派遣として来ていた春子の仕事ぶりを目の当たりにし、彼女を営業部に呼び寄せた張本人。正社員に代わり派遣社員を登用するのは、人件費削減のため企業として当然と考えており、大前に絶大な信頼を寄せるなど派遣社員の能力を認めるだけの度量を持ち合わせている[3]。重要なプロジェクトには必ず大前をサポートに付け、言葉の端々にも部下の正社員達より信頼していることが窺える。美雪の面接では明らかなスキル不足を察していたが、「大前さんが契約してくれるなら」と受け入れている。しかし、会社組織を維持するために派遣と正社員の役割を明確に区別する確固たる信念も持っており、社員と派遣の区別を付けられない里中に対して、「あいつは会社が分かっていない」と一度は切り捨てる冷徹な面を見せた。また「ハケン弁当」の一件で騒動を起こした東海林に対しても「飼い犬に手を噛まれた」と表現するなど、年相応に保守的な面も覗かせる。趣味は剣道で、休日は道場で子供たちを指導している。百人一首も得意である。

派遣会社「ハケンライフ」[編集]

一ツ木 慎也(ひとつぎ しんや)〈30〉
演 - 安田顕(年収:402万円)
派遣会社「ハケンライフ」のマネージャー(正確には担当営業)派遣社員のプロフィールが記載されている黒いファイルを鞄に入れ、持ち歩いている。常に腰が低く、初心者の美雪とヒューマンスキルゼロの春子が、なんとか任期満了できるように奔走する。また、「S&F」のマーケティング課と美雪が発案した「ハケン弁当」の1000人アンケートに「ハケンライフ」に登録している派遣の研修会で協力させたり、「ハケン弁当」の販売会の宣伝も行ったりとマーケティング課を手助けしている。
美雪が春子の携帯電話にかけている場面が何度かあるが、これは一ツ木が美雪に番号を教えたものである。しかし、東海林が「春子の番号を教えて欲しい」と言ってきたときには、「個人情報の保護」を理由にやんわりと断っている。

天谷家[編集]

天谷 リュート(あまや リュート)〈20〉
演 - 城田優
フラメンコギタリスト。眉子の一人息子。父親はスペイン人でラテン気質。春子の数少なき理解者。
天谷 眉子(あまや まゆこ)〈58〉
演 - 白川由美
タブラオ「カンタンテ」のママ。春子の母親の親友。春子が心を許す数少ない存在。悩む美雪の姿を、若かりし頃の春子に似ていると言い、見守るような表情で接している。S&Fの会長宮部とは、以前よりの知り合いで、桐島部長も「タブラオ」の常連客である。なお、「タブラオ」とはフラメンコが鑑賞できる居酒屋のこと。

ようじ屋[編集]

次郎
演 - 平野靖幸(第1話・第2話・第4話・第5話・第7話・第9話)
まち子
演 - まちゃまちゃ(第7話のみ)
春子たちが昼食を食べに行く定食屋「ようじ屋」を経営する夫婦。サバの味噌煮定食(500円)が美味いらしい。第7話ではマーケティング課の社内コンペに出す企画の取材に協力する。近耕作と次郎は、保育園のパパ友達である。

ゲスト[編集]

第1話 「スーパー派遣登場!」
伊藤
演 - すほうれいこ
派遣社員。「S&F」営業部マーケティング課で働いていたが、同社の自分に対する扱いが酷かったため、残り2か月間の任期を全うすることなく一ツ木に電話で辞めたいと申し出る。彼女の代わりに美雪が「S&F」の派遣社員として働くこととなった。
第2話 「プライドとホッチキス」
緑川
演 - 渡辺いっけい(第3話にも出演)
ロビンソン百貨店店長。かつて派遣社員として共に働いていた春子のアドバイスによりデパ地下の売上が30%も向上し、自身も売り場主任から店長へと昇進した為、今も春子に絶対的な信頼を寄せている。その信頼ぶりはジャンヌ・ダルクと称えるほど。マグロの解体ショーでも当初は春子が関与していると思い込んでおり、関与していないと知って東海林に「大丈夫?」と詰め寄る場面もあった。
第3話 「社員の友情 ハケンの仁義」
本部長
演 - 須永慶
デパート「ロビンソン百貨店」本社の本部長。マグロ解体ショーを視察に訪れた。
ツネさん
演 - 小野武彦(最終話にも出演)
マグロ解体の神様と呼ばれる有名人で、東海林の懇願で「S&F」が企画したマグロ解体ショーを引き受ける。しかし、ショー前日の東海林の不注意な言葉が元で市場内で事故に遭い負傷、解体ショー出演が不可能になる。かつて春子はツネさんの下で市場の仕事を1年間しており気心の知れた仲であったが、春子が雇い主から辞めさせられた過去を里中たちに明かした。また事故とは言え、引き受けた仕事に穴を空けたことで引退も考えるようになるが、春子と話すことで現役続行を決意する。
第4話 「恋とお時給」
里美の母
演 - 和泉今日子
今林 里美
演 - 氏家恵
美雪の母
演 - 大島蓉子
森美雪の母親。上京した美雪のことを心配して、在住する群馬県から電話をかける。
第6話 「涙の残業バレンタイン」
村瀬 早苗
演 - 工藤里紗
派遣社員。「S&F」が主催するバレンタインデーのイベントのため、急遽登用される。里中に一目惚れしてイベント会場で告白するが断られる。ウグイス嬢を担当することになっていたが、その傷心で仕事を放棄する。
中村 よしみ
演 - 竹内晶子
派遣社員。「S&F」が主催するバレンタインデーのイベントのため、急遽登用された。かなり皮肉屋。春子とは以前一緒に仕事をしたことがあるらしい。
橋立 あゆみ
演 - 遠山景織子
くに子の娘。里帰り出産のため実家へ来ており、妊婦の身でありながら母の店を手伝っていた。東海林と春子が謝罪へ行った晩に破水を起こし、春子が助産師として手助けをし、無事女の子を出産する。
橋立 くに子
演 - もたいまさこ
チョコレート店「シルスマリオ」の社長。初日のイベントが成功し、東海林の懇願でチョコレートの追加生産を渋々了承する。しかし、翌日に東海林と春子の不注意が原因でチョコレートが売れ残ったことで激怒し、全国展開の話を白紙に戻すと息巻いたが、春子が娘の危機を救ったことから再び契約を交わす。
第7話 「企画コンペに恋は厳禁!」
宮部
演 - 大滝秀治(最終話にも出演)
S&F会長。天谷眉子とは旧知の間柄で、眉子からハケン弁当の話を聞く。「社長賞」授賞式の日には、スピーチを終えた里中にハケン弁当を食べながら、そのことについて色々と問う。尋ねられた当人は黒岩が教えるまでこの老人が会長だと知らなかった。
第8話 「派遣にプロポーズ!?」
麗子
演 - 松田一沙
太陽銀行頭取令嬢。ゴルフのコンペで初めて会ったときに話をした東海林のギャグを気に入り、見合いをしたいと父親が代わりに桐島へ電話で持ちかけた。
第9話 「スーパーハケンの過去」
那須田 透
演 - 斉藤祥太(最終話にも出演)
S&Fに来期コネ入社予定で浅野の後輩。大学の卒業も危うい上に社会モラルが身についておらず、仕事先に飼い犬を連れてきたり、先輩である浅野に馴れ馴れしい言葉遣いで話すなど非常識な振る舞いが目立つ。営業部販売二課に移動した浅野の代わりに営業部マーケティング課に配属されるが、その余りの非常識さは全く直っておらず、主任である黒岩の悩みの種となる。
加藤 のぞみ
演 - 石田ひかり
東京中央信託銀行時代に春子と同期入社した同僚。春子と同じく会社をリストラされた。その後結婚し子宝に恵まれたが、子育てが一段落したことをきっかけに3月から派遣として働くことになる。ちょうどS&Fで用事があり春子と10年来の再会を果たすが、煩わしい人間関係を受け入れない春子の変わりように驚く。
最終話 「契約終了!! スーパー派遣最後のスキル」
土屋
演 - 金子賢
「S&F運輸名古屋営業所」で働くトラック運転手。他のトラック運転手の頭的存在。東海林のことを最も嫌っており、「こいつの下では働けない」と福岡出発直前に仕事を蹴る。

大前春子の所持資格(ドラマ内で明らかになっているもの)[編集]

語学(語学検定合格と見られる)
動物
医療系
武道
調理
その他

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 演出 関東(NTV[6] 関西(YTV 札幌(STV
第1話 2007年1月10日 スーパー派遣登場! 南雲聖一 18.2% 19.0% 27.0%
第2話 2007年1月17日 プライドとホッチキス 18.6% 19.3% 25.9%
第3話 2007年1月24日 社員の友情 ハケンの仁義 18.8% 19.6% 22.4%
第4話 2007年1月31日 恋とお時給 佐藤東弥 20.1% 20.6% 24.5%
第5話 2007年2月07日 お時給インベーダー VS ナマコ大先輩 茂山佳則 18.6% 21.3% 24.2%
第6話 2007年2月14日 涙の残業バレンタイン 南雲聖一 20.7% 23.5% 24.7%
第7話 2007年2月21日 企画コンペに恋は厳禁! 佐藤東弥 20.2% 22.0% 27.2%
第8話 2007年2月28日 派遣にプロポーズ!? 南雲聖一 19.9% 20.6% 26.8%
第9話 2007年3月07日 スーパーハケンの過去 吉野洋 19.9% 21.2% 25.2%
最終話 2007年3月14日 契約終了!! スーパー派遣最後のスキル 南雲聖一 26.0% 25.6% 26.3%
平均視聴率 20.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

放送局[編集]

備考[編集]

評価[編集]

  • 第44回ギャラクシー賞 テレビ部門奨励賞[7]
  • 第33回放送文化基金賞 テレビドラマ部門優秀賞
  • 第16回橋田賞
  • ビデオリサーチ関東地区調べによると、日テレ水10ドラマ枠では「続・星の金貨」以来の平均視聴率20%超えを達成した。前クールの「14才の母」の平均視聴率を1.5ポイント上回り、最終回の視聴率は26.0%を記録した。瞬間最高視聴率はラストシーンの28.9%。
  • 北海道を中心に活動してきた大泉洋と安田顕の出演もあって、北海道内では他地域よりも注目度が高く、札幌地区(札幌テレビ放送)の視聴率は第1話で27.0%と他地区より高い数字となった。その傾向は第2話以降も続き、平均視聴率は25%を超えた。
  • 2007年3月28日に発表された明治安田生命新入社員アンケート調査では、篠原涼子は「理想の女性上司」トップに選ばれた。「姉御肌、頼もしい」といったイメージで、特に女性からの圧倒的な支持を獲得した。ドラマやCMが影響しているとのことで、このドラマで演じた大前春子のイメージとも重なっている。

その他[編集]

  • 時給3000円(若しくはそれ以上)の派遣業務は、薬剤師看護師などの国家資格者やIT業界で存在するが、大前春子のような事務職では稀である[要出典]
  • このドラマは派遣社員を題材に扱っているためか、それに関連したスポンサーhuman(派遣はヒューマンリソシア)とテンプスタッフ)がついていた(テンプスタッフは次クールのバンビ〜ノ!以降も提供)。また、このドラマに出演していた加藤あいがCMキャラクターを起用しているCHINTAIも番組提供をした。
  • 社名に使用されている「S&F」とは「spoon & fork」の略である。
  • 第6話に登場するチョコレート店「シルスマリオ」は、神奈川県平塚市に実在する「シルスマリア」がモデルである。
  • 講談社漫画雑誌デザート」の増刊枠「Theデザート」の4月号と5月号にコミカライズが掲載された。内容的にはドラマとほぼ同じだが、美雪の視点で書かれているのが特徴。また、登場人物によっては、ドラマとはまったく異なったキャラクターデザインになっている。
  • タイトルの「品格」は、藤原正彦著の『国家の品格』を発端とする本放送当時の「品格ブーム」にあやかったものである。
  • 謎の派遣社員が一流の働きを見せる作品としては他に漫画『さすらいの派遣社員 お竜!』(布浦翼・作、講談社BE・LOVE連載。1992年)や漫画『派遣戦士 山田のり子』(たかの宗美双葉社、『クレヨンしんちゃん特集号』1999年11月5日号連載開始)が有る。
  • 大泉が出演している『水曜どうでしょう』の企画「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇 〜完結編〜」が、この番組と同時期に放送されたため、番組前枠・後枠で大泉、鈴井両名がこの番組のパロディを行っている(内容は、鈴井扮する大前春子が雪原の中をソリで走って向かってくるが、途中にある様々なトラップで必ず転ぶというシュールな物である。大泉は東海林本人役に扮している)。また、企画本編でもこのドラマの影響と思われるシーンが終盤になって存在している。
  • 韓国では本作を元にした『職場の神』(チクジャンエシン、ko:직장의 신)がキム・ヘス主演で2013年KBSで放送された[8][9]。日本でも邦題を『オフィスの女王』として、KNTV日テレプラスで放送されている。

再放送について[編集]

2007年10月より、日本テレビを始めとする系列各局で本作品の再放送が行われた。放送形態は以下の通り。

日本テレビ・テレビ信州
平日午後の再放送枠ドラバラZONE』にて再放送。
札幌テレビ放送
毎週平日14:55 - 15:48(JST)の通称・ゴゴドラ枠にて再放送。
読売テレビ近畿広域圏
毎週土曜11:55 - 13:50(JST)にて再放送(2話一挙放送)。
テレビ岩手
毎週土曜11:50 - 12:50(JST)にて再放送。

いずれも共通して再放送のためデータ放送はなされず、音声モードもステレオ放送から、『火曜サスペンス劇場』などと同じように副音声解説変更にされている。このアイパートナーも石丸博也が務めている。

関連商品[編集]

(値段は日テレ屋web)

オリジナル・サウンドトラック[編集]

  • ハケンの品格 o.s.t.[10]
発売元:株式会社バップ
発売日:2007年2月28日
価格:2500円
品番:VPCD-81555
音楽:菅野祐悟
収録曲
1. ハケンの品格-MAIN THEME-
2. アンダルシアの風
3. 特Aのスキル
4. 彼女の過去
5. 営業の力!
6. 災いの予感
7. ハケンのプライド?
8. デスクの花
9. 心の痛み
10. 独特の美学
11. 怒りの矛先
12. エスプレッソの香り
13. ハケンの掟
14. 本日の業務
15. リスクの回避
16. 夢のあとに
17. 正社員のプライド
18. 流浪の民
19. 涙のあとに
20. 明日への希望
21. ハケンの品格-MAIN THEME Alt Ver.-
22. 見えない星-Inst.Ver.-

DVD[編集]

(2007年6月27日発売)[11]

  • ハケンの品格 DVD-BOX ¥18,060
    • 全10話収録(約478分+特典映像)
  • ハケンの品格 VOL.1 ¥3,990
    • 第1 - 2話収録(約100分)
  • ハケンの品格 VOL.2 ¥3,990
    • 第3 - 4話収録(約92分)
  • ハケンの品格 VOL.3 ¥5,040
    • 第5 - 7話収録(約138分)
  • ハケンの品格 VOL.4 ¥5,040
    • 第8 - 10話収録(約138分)

脚注[編集]

  1. ^ 実は用紙の裏面に大前春子が自分の携帯番号を記入していたが、東海林はそれに気づかないままだった。
  2. ^ 大泉洋が『ハケンの品格』に不満を漏らす!?”. ORICON STYLE (2007年2月28日). 2016年6月22日閲覧。
  3. ^ 『ハケンの品格』桐島部長の裏の顔がついに!”. ORICON STYLE (2007年2月21日). 2016年6月22日閲覧。
  4. ^ 春子は東海林に免状を示しながら「地雷、爆弾の御用は?」と言うが、本免許は実際には無関係で、この場合に必要なのは「火薬類取扱保安責任者」、「発破技士」。詳細は危険物取扱者を参照。また、作中では演出上大きな免状になっているが、実際の免状はカードである。
  5. ^ 中島美嘉 (2007年2月21日). 中島美嘉 special interview. ドラマ『ハケンの 品格』主題歌の新曲は、久しぶりのバラードソング!!. (インタビュー). ORICON STYLE.. http://www.oricon.co.jp/music/interview/070221_03.html 2015年12月31日閲覧。 
  6. ^ 「ハケンの品格」最終回、26%の高視聴率!”. ORICON STYLE (2007年3月15日). 2015年12月31日閲覧。
  7. ^ 第44回奨励賞受賞作品”. 放送批評懇談会. 2016年9月27日閲覧。
  8. ^ 【コラム】日本ドラマ『ハケンの品格』リメーク版に韓国サラリーマン「痛快だ」(1)”. 中央日報 (2013年4月5日). 2014年6月18日閲覧。
  9. ^ 【コラム】日本ドラマのリメーク版『職場の神』、原作以上に魅力を感じるワケは”. 中央日報 (2013年4月19日). 2014年6月18日閲覧。
  10. ^ ハケンの品格 o.s.t.”. バップ. 2015年12月31日閲覧。
  11. ^ ハケンの品格”. バップ. 2015年12月31日閲覧。

外部リンク[編集]

日本テレビ 水曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
14才の母
(2006年10月11日 - 12月20日)
ハケンの品格
(2007年1月10日 - 3月14日)
バンビ〜ノ!
(2007年4月18日 - 6月27日)