はま寿司
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒108-0075 東京都港区港南2丁目18番1号 JR品川イーストビル 北緯35度37分44.5秒 東経139度44分26.5秒 / 北緯35.629028度 東経139.740694度座標: 北緯35度37分44.5秒 東経139度44分26.5秒 / 北緯35.629028度 東経139.740694度 |
設立 | 2002年10月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 |
7010401052896 ![]() |
事業内容 | 回転寿司チェーンの経営 |
代表者 | 遠藤 哲郎(代表取締役社長)[1] |
資本金 | 1,000万円[1] |
従業員数 | 35,157名(パート・アルバイト含む。正社員740名。2021年3月末時点)[1] |
支店舗数 | 530店舗(2021年1月25日時点、日本国内の店舗) |
主要株主 | ゼンショーホールディングス 100%[1] |
外部リンク |
www |
株式会社はま寿司(はまずし、英: HAMA-SUSHI Co., Ltd.[注釈 1])は、主に「はま寿司」ブランドで日本全国に回転寿司店と同社では『ストレートレーン店舗』と呼ぶ通常の寿司店をチェーン展開する企業[1]。ゼンショーグループに属する。本社所在地はゼンショーホールディングス本社に同じ。
概要[編集]
牛丼チェーン「すき家」などを運営する株式会社ゼンショー(当時)が、回転寿司事業への参入を目的として、2002年10月に株式会社はま寿司を設立した[1]。はま寿司の「はま」は、ゼンショー発祥の地「横浜」と全国の「浜」の意味を持っている。
なお、ゼンショーは一時期「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト、「スシロー」を運営するあきんどスシローを傘下としていたこともあるが、いずれも短期間でグループを離脱しており、現在資本関係等はない。
2009年12月から、全店で寿司全皿平日90円キャンペーンを開始した。ただしショッピングモール内など一部店舗では実施していないほか、2019年頃より都市部店舗を中心に徐々に縮小傾向にある。
2017年6月には店舗数が472店となり、「スシロー」466店、「くら寿司」417店、「かっぱ寿司」341店を追い抜いた[2]。
2017年2月からは従業員の負担軽減を目的に、全店で人型ロボット「Pepper」を設置して受付対応をさせていた[3][4]。その後、2020年以降は順次通常のタッチパネル受付機へ置き換えられている[5]。
2021年6月にブランドを一新し、新しいロゴ、店舗デザイン、制服の使用を開始した。ロゴにおける英語表記を「HAMAZUSHi」から「HAMA-SUSHI」に改め[6]、新たなスローガンとして「濱のおいしさ、そのままに。」を掲げた。店舗デザインは「次世代の寿司チェーン」をイメージし、外観・内装共に様々な変更が行われた。[7][8]
沿革[編集]
- 2002年(平成14年)
- 2008年(平成20年)10月 - 秋田県大仙市に出店し、東北地方に進出。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)3月 - 100店舗目を静岡県浜松市にオープン[9]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)7月 - 沖縄県島尻郡南風原町に出店し、沖縄県に進出。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2018年(平成30年)6月 - 宅配サービスを開始[10]。
- 2020年(令和2年)
- 2019年(平成30年→令和元年)8月 - 肉盛り研究所が発足[10]。
- 2021年(令和3年)
特徴[編集]
寿司は一部を除き全皿100円(税抜)、平日90円(税抜 一部店舗を除く)で販売。メニューは90種類あり、寿司だけでなく味噌汁・うどん・ケーキなども提供している[11]。
また、店内席には5種類の醤油を備え付けており、特製だし醤油、関東風濃口醤油(東日本のみ)、関西風甘口醤油(西日本のみ)、北海道日高昆布醤油、九州甘口さしみ醤油、まろやかぽんずの中から選べるほか、タッチパネルにて無料で減塩醤油の提供も可能[12]。なお、醤油皿は置いていない。
スマホアプリ「はまナビ」の会員になると、クーポン取得や座席の優先予約が可能[13]。
従前の店舗は回転レーンによる「回転すし店」として展開されていたが、近年の新規店舗では「回転すし店」ではなく、ベルトコンベアで注文された商品のみを提供する「ストレートレーン店舗」(通常の寿司店)の形態をとっており、既存店舗でも「リフレッシュ工事」(設備更新)を施すことでストレートレーンを導入する店舗が拡大している。
一部の店舗では、実験として半セルフレジが導入されている。完全なセルフではなく、支払い方法の選択・クーポンの適用など基本的な操作は従業員が行い、現金の投入やコード決済などは客自身が行うというもの。
他には、出前サービスとして出前館・Uber Eatsを導入している店舗もある[14]。丼ぶりや定番セット・サイドデザートやソフトドリンクを販売している。
不祥事[編集]
Twitterでの不適切投稿[編集]
- 2014年9月29日、福井県の「8号鯖江店」で、アルバイト従業員が調理場で備品のハサミに天ぷら粉を付けて揚げ、シャリの上に乗せた写真を撮ってTwitterに投稿していたことが発覚した[15][16]。はま寿司本社はアルバイトに処分を下したことを明らかにした[17]。
食中毒[編集]
- 2014年11月24日に埼玉県の「越谷七左店」を利用した男女7人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、うち5人からノロウイルスが検出された。従業員3人からもノロウイルスを検出、うち2人が調理に携わっていた。春日部保健所は同店を12月6日から3日間の営業停止処分とした[18]。
- 2015年1月1日〜2日にかけて、三重県の「松阪三雲店」を利用した男女計28人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、うち7人と従業員2人からノロウイルスが検出された。松阪保健所の立ち入り検査を受け同店は営業禁止を命じられた[19][20]。
- 2015年2月6日に岐阜県の「248号関店」で食事をした男女10人が下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴え、関保健所は食中毒と断定し、店を11日から5日間の営業停止処分にした[21]。
- 2015年2月27日 - 28日にかけて、埼玉県の「草加花栗店」を利用した男女8人が嘔吐や下痢などの症状を訴え、うち6人と調理従業員7人からノロウイルスが検出された。県は食品衛生法に基づき、同店を3月6日から3日間の営業停止処分にした[22]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 読みは「はまずし」だが、英語表記は「HAMA- SUSHI」
出典[編集]
- ^ a b c d e f g “会社案内”. はま寿司. 2021年10月30日閲覧。
- ^ “「はま寿司」が急成長!「かっぱ寿司」を追い越せた理由”. ITmedia (2017年6月27日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “はま寿司 「Pepper」全店導入で従業員の負担軽減 海外展開への貢献に期待も”. 食品産業新聞社ニュースWEB (2018年8月11日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “は前例ない“Pepperの接客” はま寿司のキーマンは「新規プロジェクト」で社長をどう説得したか”. ITmedia (2018年12月11日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “はま寿司の店頭から「ペッパー」が消えた 2年前は受付担当で大活躍だったのに”. J-CASTトレンド (2020年9月23日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “なぜ「HAMAZUSHi」を「HAMA-SUSHI」に変えるのか はま寿司の狙い”. ITmedia (2021年6月10日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ a b “6月10日に「はま寿司」のブランドを一新 ~濱のおいしさ、そのままに。~”. はま寿司 (2021年6月9日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ a b “「はま寿司」がブランドを一新 店舗、ロゴ、ユニフォームはどう変わる?”. ITmedia (2021年6月9日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『はま寿司 FAN BOOK』(2021年10月28日、宝島社発行)46ページ。
- ^ a b c d e f g h 『はま寿司 FAN BOOK』(2021年10月28日、宝島社発行)47ページ。
- ^ “メニュー紹介”. はま寿司. 2015年6月12日閲覧。
- ^ “全国から選りすぐりの5種の醤油をご用意!”. はまナビ (2015年3月6日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “はま寿司アプリ”. はま寿司. 2021年10月30日閲覧。
- ^ “デリバリー”. はま寿司. 2021年10月30日閲覧。
- ^ ハサミの天ぷらをツイッター投稿 鯖江の「はま寿司」アルバイト Archived 2014年9月30日, at the Wayback Machine.
- ^ “なくならない”バカッター騒動” はま寿司のアルバイトがハサミの天ぷらを『Twitter』に投稿”. ガジェット通信 (2014年9月30日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ 当社従業員による店舗撮影画像の公開についてのお詫び はま寿司 2014年10月1日
- ^ 回転ずし店でノロウイルス 男女7人が症状訴える Archived 2015年4月17日, at the Wayback Machine.
- ^ 回転ずし店を営業禁止、28人が食中毒で下痢や嘔吐 Archived 2015年4月17日, at the Wayback Machine.
- ^ 松阪三雲店におけるノロウイルス感染発生に関するお詫び(PDF) Archived 2015年1月18日, at the Wayback Machine.
- ^ 「はま寿司」で集団食中毒…チェーン店では3カ月連続の発生 Archived 2015年4月23日, at the Wayback Machine.
- ^ はま寿司で男女8人食中毒 ノロウイルス検出/草加 Archived 2015年4月11日, at the Wayback Machine.
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 公式サイト
- はまナビ - Web予約
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