井上靖

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井上 靖
(いのうえ やすし)
Inoue Yasushi.JPG
1955年
誕生 1907年5月6日
北海道の旗 北海道旭川町
(現:旭川市
死没 (1991-01-29) 1991年1月29日(83歳没)
東京都の旗 東京都中央区築地国立がんセンター[1]
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士(文学)
最終学歴 京都帝国大学文学部哲学科(美学
活動期間 1936年 - 1991年
ジャンル 小説
代表作闘牛』(1950年)
氷壁』(1957年)
天平の甍』(1957年)
敦煌』(1959年)
しろばんば』(1960年)
蒼き狼』(1963年)
風濤』(1963年)
おろしや国酔夢譚』(1968年)
孔子』(1989年)
主な受賞歴 千葉亀雄賞(1936年)
芥川龍之介賞(1950年)
芸術選奨(1958年)
日本芸術院賞(1959年)
文藝春秋読者賞(1960年)
毎日芸術賞(1960年)
野間文芸賞(1961年・1989年)
読売文学賞(1964年)
日本文学大賞(1969年・1982年)
文化勲章(1976年)
菊池寛賞(1980年)
朝日賞(1985年)
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井上 靖(いのうえ やすし、1907年明治40年)5月6日 - 1991年平成3年)1月29日)は、日本小説家詩人

人物[編集]

1950年昭和25年)「闘牛」で芥川賞を受賞、私小説・心境小説が主流だった敗戦後の日本文学に物語性を回復させ、昭和文学の方向性を大きく変えた、戦後期を代表する作家のひとり。劣等感から来る孤独と人間の無常を、時間と空間を通した舞台と詩情あふれる文体・表現によって、多彩な物語のなかに描き、高い評価を得た。

1950年代は、いわゆる中間小説とよばれた恋愛・社会小説を中心に書いたが、徐々にその作風を広げ、1960年代以降は、東アジアを舞台とした西域ものと呼ばれる歴史小説、幼少期以降の自己の境遇を基にした自伝的小説、敗戦後の日本高度成長と科学偏重の現代を憂う風刺小説、老いと死生観を主題とした心理小説・私小説など、幅広い作品を手掛けた。

主な代表作は、「闘牛」「氷壁」(現代小説)、「風林火山」(時代小説)、「天平の甍」「おろしや国酔夢譚」(歴史小説)、「敦煌」「孔子」(西域小説)、「あすなろ物語」「しろばんば」(自伝的小説)、「わが母の記」(私小説)など。

10代から83歳の絶筆まで生涯にわたってを書きつづけた、生粋の詩人でもある。

まだ海外旅行が一般的でない昭和期に、欧米の大都市からソ連東アジア中東の秘境まで数々の地を何度も旅しており、それを基にした紀行文や各地の美術評論なども多い。

1980年には日中文化交流会会長、1981年には日本ペンクラブ会長に就任し、以後、文壇・文化人の代表としても、国内外で積極的な文化活動を行った。芸術院会員、文化功労者文化勲章受章。

年譜[編集]

作風[編集]

小説は知識人の孤独な魂を叙情豊かに描いた現代を舞台とするもの(『猟銃』、『闘牛』、『氷壁』他)、自伝的色彩の強いもの(後述。『あすなろ物語』、『しろばんば』他)に加え、歴史に取材したものに大別される。歴史小説は、日本で特に戦国時代(『風林火山』、『真田軍記』、『淀どの日記』他)、中国ではとりわけ西域を題材にした(『敦煌』、『楼蘭』、『天平の甍』他)ものを多く描いた。巧みな構成と詩情豊かな作風は今日でも広く愛され、映画・ドラマ・舞台化の動きも絶えない。

しろばんば』、『夏草冬濤』、『北の海』は、自身がモデルの主人公・伊上洪作が幼少期から青年に至るまで自伝的な作品である(井上靖自伝的小説三部作[5])。『しろばんば』[6]静岡県伊豆湯ヶ島(現:伊豆市湯ヶ島)で過ごした幼少時代の、『夏草冬涛』は旧制沼津中学校の生徒だった頃の、『北の海』は沼津中学卒業後の沼津での浪人生活の1年近くの日々を描いたもので、その日常、あるいは旧制第四高等学校の練習に誘われ、寝技主体の柔道、いわゆる高専柔道に明け暮れる洪作が生き生きと描かれている。井上靖の周囲に実在した人物がモデルとして多く登場し、特に『しろばんば』中に登場する、曽祖父の妾で洪作とは血の繋がらない「おぬいばあさん」(実在の名は「おかの」)との生活は、井上靖の人格形成を語る上で欠かせないものである。

その他、老いの境地に入った実母・八重について書いた作者晩年の短編三部作として『花の下』、『月光』、『雪の面』がある(講談社文庫より『わが母の記 -花の下・月の光・雪の面-』の題名で発行され、モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞の映画『わが母の記』にもなった)。

エピソード[編集]

  • 北海道生まれだが出身地は静岡県である。随筆『郷里伊豆』に「私は北海道旭川で生まれた。しかし年鑑や名簿などでは私の出生地は殆ど静岡県になっている。自分で書く時は出生地は旭川、出身地は静岡県と区別して書くが…」と記している。
  • 『私の自己形成史』の中の<自然との奔放な生活>には「この少年時代を過ごした原籍地の伊豆が私の本当の意味での郷里であり、ここで私という人間の根底になるものはすべて作られたと考えていいようである」と記している。
  • 天寿を全うし、最晩年のがんを除けば病気らしい病気もしなかったといわれるが、文壇の酒豪番付の横綱常連で、60・70代になっても酒量が増え続けるほどだったという。ノーベル賞を逃した夜は、無礼講で「ノーメル賞だ」と知人らにふるまった。
  • 晩年には親鸞を、また、大阪毎日新聞の記者であった自分をモデルにした小説に書こうと考えていたが、実現することなく亡くなった。なおアメリカの日系移民をテーマにした大作『わだつみ』の完結にも意欲を見せていたが(1976年段階で半分まで書いたとしている)未完作である[7]
  • 日本画家平山郁夫とは日中文化交流で終生親しく、平山が関連役職を継いでいる。
  • 神社仏閣、日本史にも造詣が深く、複数の出版社で監修・編集委員を引き受けている。
  • 著作の一つ『蒼き狼』の執筆の動機として、著者が旧制中学生の頃に「成吉思汗源義経也、非ず」という論争が『中央史壇』で行われており、著者が第四高等学校へ進学した時にその友人がこの論争について言及していた事をきっかけとして、帝国大学へ進学してから『中央史壇』におけるくだんの記事を読み関心を持った(新潮文庫版『蒼き狼』の著者あとがきより)。

家族[編集]

ノーベル文学賞候補[編集]

1981年(昭和56年)10月、井上靖がノーベル文学賞の候補との報道が流れ、世田谷の井上宅に報道陣が殺到した。井上は報道陣を自宅の応接間に招き入れ、受賞者が発表されると、集まった一同と残念の杯を上げた。以降、毎年ノーベル文学賞発表の日になると、集まった報道陣を応接間に招き入れて、残念会の酒宴「ノーメル賞」が行われるようになった。

報道は年を追うごとに過熱したが、当の井上は「天から石が降ってきて、世界の何十億人の誰かひとりに当たるというのだから、当たると考えるほうがおかしいし、恥ずかしいことだ」として、自らの受賞にはまったく期待もせず、望みもしない態度であった。家族からは、賞を期待しているように思われるから報道陣を家に入れないほうがいい、という意見もあったが、相手にとって嫌なことでも取材せざるを得なかった新聞記者時代の経験から、「仕方ないことだ」として、集まる報道陣に対しては一定の理解を示し、丁寧な応対をつづけた[8]

当時、井上が実際に候補に挙げられているかどうかは不明であったが、2020年(令和2年)1月、井上が1969年(昭和44年)の候補に実際に挙げられていたことが判明した[9]

また、それ以前の2012年(平成24年)3月、ノーベル委員会ペール・ベストベリー委員長が、読売新聞の取材に対して「井上靖が非常に真剣に討論されていた」と回答している[10]

受賞歴[編集]

著書[編集]

長編小説[編集]

※無印は現代小説、★印は時代・歴史小説、◆印は自伝的小説・私小説。

  • 『流転』★有文堂 1948.10
  • 『黯い潮』文藝春秋新社 1950.10 のち角川文庫、文春文庫『黯い潮・霧の道』(下山事件
  • 『その人の名は言えない』新潮社 1950.10 のち文春文庫
  • 『白い牙』新潮社 1951.6 のち角川文庫、集英社文庫
  • 『戦国無頼』★毎日新聞社 1952.4 のち春陽文庫、角川文庫
  • 『春の嵐』創元社 1952.5 のち角川文庫『春の嵐・通夜の客』
  • 『緑の仲間』毎日新聞社 1952.10 のち文春文庫
  • 『青衣の人』新潮社 1952.12 のち角川文庫
  • 『風と雲と砦』★新潮社 1953.11 のち角川文庫
  • 『花と波濤』講談社 1954.1 のち文庫
  • 『昨日と明日の間』朝日新聞社 1954.4 のち角川文庫
  • あすなろ物語』◆新潮社 1954.4 のち文庫、旺文社文庫
  • 『霧の道』雲井書店 1954.9 のち角川文庫、文春文庫『黯い潮・霧の道』
  • 『春の海図』現代社 1954.11 のち角川文庫
  • 『オリーブ地帯』講談社 1954.12 のち文春文庫
  • 『あした来る人』朝日新聞社 1955.2 のち新潮文庫(杉道助
  • 『黒い蝶』新潮社 1955.10 のち文庫(ダヴィッド・オイストラフ
  • 『夢見る沼』講談社 1955.12 のち文庫
  • 風林火山』★新潮社 1955.12 のち文庫(山本勘助
  • 『魔の季節』毎日新聞社 1956.4 のち文春文庫
  • 『満ちて来る潮』新潮社 1956.6 のち角川文庫
  • 『白い炎』新潮社 1957.3 のち文春文庫
  • 『白い風赤い雲』角川書店 1957.4 のち文庫
  • 『こんどは俺の番だ』文藝春秋新社 1957.4 のち文庫
  • 『射程』新潮社 1957.5 のち文庫
  • 氷壁』新潮社 1957.10 のち文庫(ナイロンザイル事件
  • 天平の甍』★中央公論社 1957.12 のち学燈文庫、新潮文庫、旺文社文庫、正進社名作文庫(鑑真
  • 『海峡』角川書店 1958.9 のち文庫
  • 『揺れる耳飾り』講談社 1958.12 のち文春文庫
  • ある落日』角川書店 1959.5 のち文庫
  • 『波濤』講談社 1959.8.のち角川文庫
  • 『朱い門』文藝春秋新社 1959.10
  • 敦煌』★講談社 1959.11 のち新潮文庫(敦煌文献
  • 『河口』中央公論社 1960.8 のち角川文庫
  • 蒼き狼』★文藝春秋新社 1960.10 のち新潮文庫、旺文社文庫(成吉思汗
  • 『渦』新潮社 1960.12 のち角川文庫
  • 『群舞』毎日新聞社 1961.6 のち角川文庫(雪男
  • 淀どの日記』文藝春秋新社 1961.10 のち角川文庫
  • しろばんば(正・続)』◆中央公論社 1962.10(正) 1963.11(続) のち新潮文庫、旺文社文庫
  • 『憂愁平野』新潮社 1963.1 のち文庫
  • 『風濤』★講談社 1963.10 のち新潮文庫(元寇
  • 『城砦』毎日新聞社 1964.5 のち角川文庫(長崎原爆
  • 楊貴妃伝』★中央公論社 1965.8 のち講談社文庫
  • 『燭台』講談社 1965.9 のち文春文庫
  • 夏草冬濤(なつぐさふゆなみ)』◆新潮社 1966.6 のち文庫
  • 『傾ける海』文藝春秋 1966.11 のち角川文庫(伊勢湾台風近鉄名古屋線改軌
  • 『化石』講談社 1967.6 のち角川文庫
  • 『夜の声』新潮社 1968.8 のち文庫(万葉集
  • おろしや国酔夢譚』★文藝春秋 1968.10 のち文庫、徳間文庫 (大黒屋光太夫
  • 『西域物語』★朝日新聞社 1969.11 のち新潮文庫
  • 額田女王』★毎日新聞社 1969.12 のち新潮文庫
  • 『欅の木』集英社 1971.7 のち文春文庫
  • 後白河院』★筑摩書房 1972.6 のち新潮文庫
  • 『四角な船』新潮社 1972.7 のち文庫(ノアの箱舟
  • 『星と祭』朝日新聞社 1972.10 のち角川文庫、能美舎(十一面観音像
    • 単行本・文庫本ともに絶版状態が続いていたが、2018年、舞台となった琵琶湖北の住民によって「『星と祭』復刊プロジェクト実行委員会」が立ち上げられ、2019年10月に能美舎から復刊された[11]
  • 『幼き日のこと』◆毎日新聞社 1973.6 のち新潮文庫『幼き日のこと・青春放浪』
    • 非常に随筆風な作品で、『井上靖小説全集』『井上靖自伝的小説集』に収録され、『井上靖全集』でも長編小説に分類されている一方で、『井上靖エッセイ全集』にも収録されている。
  • 北の海』◆中央公論社 1975.11 のち文庫、新潮文庫
  • 『花壇』角川書店 1976.10 のち文庫
  • 『崖(上・下)』文藝春秋 1976.11 のち文庫
  • 『紅花』文藝春秋 1977.1 のち文庫
  • 『地図にない島』文藝春秋 1977.2 のち文庫
  • 『戦国城砦群』★文藝春秋 1977.3 のち文庫
  • 『盛装(上・下)』文藝春秋 1977.4 のち文庫
  • 『兵鼓』★文藝春秋 1977.5 のち文庫(木曾義仲巴御前
  • 『若き怒濤』文藝春秋 1977.6 のち文庫
  • 『月光・遠い海』文藝春秋 1977.7 のち文庫『月光』『遠い海』
  • 『わだつみ(第一~三部)』★岩波書店 1977.12(明治~大正期の日系アメリカ移民)(※未完)
  • 『流沙(上・下)』毎日新聞社 1980.6 のち文春文庫
  • 『本覺坊遺文』★講談社 1981.11 のち文庫、文芸文庫(千利休
  • 『異国の星(上・下)』講談社 1984.9(上)1984.10(下) のち文庫
  • 孔子』★新潮社 1989.9 のち文庫(論語

短編小説[編集]

※同一タイトルであっても収録作品が異なる場合が多いため、単行本と文庫本を別記する。

単行本[編集]

  • 闘牛』文藝春秋新社 1950.3
    • 収録:「猟銃」「闘牛」「通夜の客」
  • 『死と恋と波と』養徳社 1950.12
    • 収録:「死と恋と波と」「あすなろう」「七人の紳士」「波紋」「断雲」「石庭」「流星」「踊る葬列」
  • 『雷雨』新潮社 1950.12
    • 収録:「比良のシャクナゲ」「漆胡樽」「早春の墓参」「星の屑たち」「雷雨」「舞台」「碧落」
  • 『傍観者』新潮社 1951.12
    • 収録:「傍観者」「三ノ宮炎上」「夜明けの海」「結婚記念日」「表彰」「ある愛情」「斜面」「かしわんば」
  • 『ある偽作家の生涯』創元社 1951.12
    • 収録:「ある偽作家の生涯」「玉椀記」「澄賢房覚え書」「漆胡樽」
  • 『春の嵐』創元社 1952.5
    • 収録:「春の嵐(長編)」「楕円形の月」「蜜柑畠」「百日紅」「七夕の町」
  • 『黄色い鞄』小説朝日社 1952.10
    • 収録:「夏花」「あげは蝶」「滝へ降りる道」「晩夏」「白い手」「悪魔」「千代の帰郷」「黄色い鞄」「大いなる墓」
  • 『仔犬と香水瓶』文藝春秋新社 1952.10
    • 収録:「氷の下」「仔犬と香水瓶」「ある自殺未遂」「楼門」「北の駅路」「貧血と花と爆弾」
  • 『暗い平原』筑摩書房 1953.6
    • 収録:「暗い平原」「水溜りの中の瞳」「小さい旋風」「鵯」「落葉松」「頭蓋のある部屋」
  • 異域の人』講談社 1954.3
  • 『霧の道』雲井書店 1954.9
    • 収録:「霧の道(長編)」「山の湖」
  • 『風わたる』現代社 1954.9
    • 収録:「春のうねり」「ある日曜日」「風わたる」「勝負」「石の面」「驟雨」「稲妻」「赤い爪」「鮎と競馬」
  • 『末裔』新潮社 1954.10
    • 収録:「末裔」「湖上の兎」「楕円形の月」「ある偽作家の生涯」「玉椀記」「利休の死」「漆胡樽」「比良のシャクナゲ」「猟銃」
  • 『青い照明』山田書店 1954.10
    • 収録:「断崖」「みどりと恵子」「青い照明」「春の雑木林」「小鳥寺」「昔の愛人」「爆竹」「瞬間」「梧桐の窓」「潮の光」
  • 『伊那の白梅』光文社 1954.11
    • 収録:「伊那の白梅」「傍観者」「三ノ宮炎上」「銹びた海」「七夕の町」「父の愛人」
  • 『愛』雲井書店 1954
    • 収録:「結婚記念日」「石庭」「死と恋と波と」
  • 『美也と六人の恋人』光文社 1955.3
    • 収録:「美也と六人の恋人」「チャンピオン」「合流点」「投網」「夜の金魚」「薄氷」
  • 『騎手』筑摩書房 1955.10
    • 収録:「騎手」「失われた時間」「黙契」「燃ゆる緋色」「湖岸」「ダムの春」「風のある午後」「ある兵隊の死」
  • 『その日そんな時刻』東方社 1956.2
    • 収録:「昔の恩人」「颱風見舞」「紅白の餅」「秘密」「白い街道」「初代権兵衛」「その日そんな時刻」
  • 『野を分ける風』創藝社 1956.4
    • 収録:「ざくろの花」「殺意」「野を分ける風」「二つの秘密」「ひとり旅」「二枚の招待状」
  • 『姨捨』新潮社 1956.6
    • 収録:「胡桃林」「姨捨」「グウドル氏の手套」「湖の中の川」「大洗の月」「俘囚」「山の少女」「花粉」「夏の雲」
  • 『孤猿』河出書房 1956.12
    • 収録:「孤猿」「夏の草」「レモンと蜜蜂」「暗い舞踏会」「蘆」「川の話」
  • 『七人の紳士』三笠書房 1956
    • 収録:「あすなろう」「七人の紳士」「波紋」「断雲」「流星」「百日紅」「踊る葬列」
  • 『ある愛情』三笠書房 1956
    • 収録:「夜明けの海」「結婚記念日」「表彰」「ある愛情」「斜面」「かしわんば」「蜜柑畠」「舞台」「千代の帰郷」
  • 『真田軍記』新潮社 1957.2
  • 『山の湖』角川小説新書 1957
    • 収録:「山の湖」「昔の恩人」「紅白の餅」「秘密」「初代権兵衛」「その日そんな時刻」
  • 『少年』角川小説新書 1957
    • 収録:「少年」「晩夏」「滝へ降りる道」「颱風見舞」「白い街道」「黙契」「驟雨」「ざくろの花」
  • 『青いボート』光文社 1958.5
    • 収録:「風」「天正十年元旦」「帰郷」「梅」「青いボート」「再会」「古九谷」「秘密」「無蓋貨車」「杢さん」「青いカフスボタン」「ほくろのある金魚」「ひと朝だけの朝顔」「岬の絵」
  • 『満月』筑摩書房 1958.9
    • 収録:「満月」「花のある岩場」「四つの面」「司戸若雄年譜」「夏の終り」「ある関係」「屋上」「良夜」「波の音」「ボタン」
  • 楼蘭』講談社 1959.5
  • 『洪水』講談社 1962.4
  • 『凍れる樹』講談社 1964.11
    • 収録:「凍れる樹」「晴着」「北国の春」「一年契約」「色のある闇」「どうぞお先に」「眼」「面」「故里美し」
  • 羅刹女国』文藝春秋新社 1965.1
  • 『月の光』講談社 1969.10
    • 収録:「花の下」「月の光」「墓地とえび芋」
  • 『崑崙の玉』文藝春秋 1970.6
  • 『ローマの宿』新潮社 1970.9
  • 土の絵』集英社 1972.11
    • 収録:「海の欠片」「ある交友」「胡姫」「土の絵」「春の入り江」「別れの旅」「城あと」「青葉の旅」「冬の月」「海」「トランプ占い」
  • 『火の燃える海』集英社 1973.3
    • 収録:「明るい海」「富士の見える日」「奇妙な夜」「監視者」「ある旅行」「盛装」「加芽子の結婚」「見合の日」「二つの挿話」「火の燃える海」「コント四篇」
  • 『あかね雲』新潮社 1973.11
    • 収録:「帽子」「魔法壜」「あかね雲」「魔法の椅子」「夏の焔」「馬とばし」「ハムちゃんの正月」「岩の上」「裸の梢」「ある女の死」「とんぼ」
  • 『桃李記』新潮社 1974.9
    • 収録:「道」「風」「桃李記」「雪の面」「」「ダージリン」「鬼の話」
  • わが母の記』講談社 1975.3
    • 収録:「花の下」「月の光」「雪の面」
  • 石濤』新潮社 1991.6
    • 収録:「石濤」「川の畔り」「炎」「ゴー・オン・ボーイ」「生きる」
  • 『井上靖 未発表初期短篇集』七月社 2019.3
    • 収録:「昇給綺談」「就職圏外」「復讐」「黒い流れ」「白薔薇は語る」「文永日本」「夜霧(戯曲)」

文庫本[編集]

  • 『猟銃・闘牛』新潮文庫 1950.11
    • 収録:「猟銃」「闘牛」「比良のシャクナゲ」
  • 『黯い潮』角川文庫 1952.2
    • 収録:「黯い潮(長編)」「雷雨」
  • 『白い牙』角川文庫 1955
    • 収録:「白い牙(長編)」「北の駅路」
  • 『貧血と花と爆弾』角川文庫 1956.3
    • 収録:「貧血と花と爆弾」「ある自殺未遂」「暗い平原」
  • 『ある偽作家の生涯』新潮文庫 1956.5
    • 収録:単行本『ある偽作家の生涯』の全作品に加えて、「信松尼記」「僧行賀の涙」
  • 『楼門』角川文庫 1956.12
    • 収録:「早春の墓参」「鵯」「落葉松」「氷の下」「楼門」「末裔」「湖上の兎」「楕円形の月」
  • 『異域の人』角川文庫 1957
    • 収録:「信康自刃」「天目山の雲」「利休の死」「桶狭間」「漂流」「異域の人」
  • 『霧の道』角川文庫 1957
    • 収録:「霧の道(長編)」「流星」「梧桐の窓」「ある愛情」「斜面」
  • 『真田軍記』角川文庫 1958.11
    • 収録:単行本『真田軍記』と同様
  • 『愛』角川文庫 1959.4
    • 収録:単行本『愛』と同様
  • 『孤猿』角川文庫 1959
    • 収録:単行本『孤猿』と同様
  • 『満月』角川文庫 1959.10
    • 収録:単行本『満月』と同様
  • 『姨捨』新潮文庫 1967.9
    • 収録:「姨捨」「胡桃林」「グウドル氏の手套」「湖の中の川」「大洗の月」「孤猿」「蘆」「川の話」「湖上の兎」「俘囚」「花粉」「四つの面」
  • 『楼蘭』新潮文庫 1968.1
    • 収録:「楼蘭」「洪水」「異域の人」「狼災記」「羅刹女国」「僧伽羅国縁起」「宦者中行説」「褒姒の笑い」「幽鬼」「補陀落渡海記」「小磐梯」「北の駅路」
  • 『月の光』講談社文庫 1971.7
    • 収録:単行本『月の光』と同様
  • 『洪水・異域の人』旺文社文庫 1971.8
    • 収録:「漆胡樽」「利休の死」「信松尼記」「幽鬼」「僧行賀の涙」「楼蘭」「洪水」「宦者中行説」「褒姒の笑い」「異域の人」
  • 『孤猿・小磐梯』旺文社文庫 1971
    • 収録:「孤猿」「玉椀記」「ある偽作家の生涯」「北の駅路」「大洗の月」「湖上の兎」「グウドル氏の手套」「姨捨」「湖の中の川」「小磐梯」
  • 『楼門』潮文庫 1972
    • 収録:「結婚記念日」「ある日曜日」「ボタン」「黙契」「暗い舞踏会」「司戸若雄年譜」「三ノ宮炎上」「楼門」
  • 『暗い平原』中公文庫 1973.7
    • 収録:「暗い平原」「美也と六人の恋人」「その日そんな時刻」
  • 『傍観者』潮文庫 1973.7
    • 収録:「傍観者」「面」「夏花」「一年契約」「銹びた海」「七夕の町」「大いなる墓」
  • 『伊那の白梅』潮文庫 1973
  • 『真田軍記』旺文社文庫 1974.9
    • 収録:「海野能登守自刃」「本田忠勝の女」「むしろの差物」「真田影武者」「篝火」「高嶺の花」「犬坊狂乱」「桶狭間」「天正十年元旦」「佐治与九郎覚書」「川村権七逐電」
  • 『崑崙の玉』文春文庫 1974.12
    • 収録:単行本『崑崙の玉』の全作品に加えて、「永泰公主の首飾り」「塔二と弥三」「明妃曲」
  • 『山の少女・北国の春』潮文庫 1974
  • 『天目山の雲』角川文庫 1975.2
    • 収録:「桶狭間」「平蜘蛛の釜」「信康自刃」「天正十年元旦」「天目山の雲」「利休の死」「佐治与九郎覚書」「漂流」「塔二と弥三」「明妃曲」「異域の人」「永泰公主の首飾り」
  • 『満月』角川文庫 1975.8(※1959年版の同タイトルとは別編集で、収録作品が異なる)
    • 収録:「満月」「舞台」「考える人」「初代権兵衛」「胡桃林」「碧落」「チャンピオン」「頭蓋のある部屋」
  • 『滝へ降りる道』旺文社文庫 1975
    • 収録:「ある兵隊の死」「雷雨」「勝負」「楕円形の月」「氷の下」「滝へ降りる道」「晩夏」「投網」「黙契」「颱風見舞」「神かくし」
  • 『花のある岩場』角川文庫 1976.2
    • 収録:「花のある岩場」「末裔」「鵯」「落葉松」「花粉」「屋上」「俘囚」「夏の終り」「氷の下」「早春の墓参」
  • 『わが母の記』講談社文庫 1977.5 のち文芸文庫
    • 収録:単行本『わが母の記』の全作品に加えて、「墓地とえび芋」(※ただし、2012年の新装版は「墓地とえび芋」未収録)
  • 『冬の月』集英社文庫 1977.9
    • 収録:「明るい海」「胡姫」「二つの挿話」「海の欠片」「土の絵」「海」「冬の月」「ボタン」「ある交友」「四角な石」
  • 『青葉の旅』集英社文庫 1977.12
    • 収録:「波の音」「良夜」「トランプ占い」「別れの旅」「冬の外套」「一年契約」「春の入り江」「城あと」
  • 『火の燃える海』集英社文庫 1978.5
    • 収録:「火の燃える海」「ある旅行」「奇妙な夜」「訪問者」「菊」「盛装」「加芽子の結婚」「見合の日」「監視者」「富士の見える日」
  • 『少年・あかね雲』新潮文庫 1978.10
    • 収録:単行本『あかね雲』の全作品に加えて、「滝へ降りる道」「晩夏」「少年」「帰郷」「黙契」「白い街道」「眼」
  • 『三ノ宮炎上』集英社文庫 1978.10
    • 収録:「眼」「黙契」「面」「山の少女」「三ノ宮炎上」「星の屑たち」「夜明けの海」「みどりと恵子」「千代の帰郷」「大いなる墓」
  • 『夏花』集英社文庫 1979.2
    • 収録:「傍観者」「夏花」「伊那の白梅」「石の面」「薄氷」「かしわんば」「騎手」「失われた時間」「暗い舞踏会」
  • 『黯い潮・霧の道』文春文庫 1979.5
    • 収録:「黯い潮(長編)」「山の湖」「霧の道(長編)」
  • 『楼門』集英社文庫 1979.7
    • 収録:「楼門」「司戸若雄年譜」「瞬間」「銹びた海」「斜面」「ある日曜日」「七夕の夜」「夜の金魚」「七人の紳士」
  • 『貧血と花と爆弾』文春文庫 1979.9
    • 収録:「貧血と花と爆弾」「ある自殺未遂」「夏の雲」「銃声」「燃ゆる緋色」「湖岸」「小さい旋風」「断雲」「夏草」「風のある午後」「水溜りの中の瞳」「仔犬と香水瓶」
  • 『断崖』文春文庫 1979.12
    • 収録:「断崖」「驟雨」「蜜柑畠」「ダムの春」「波紋」「あげは蝶」「夜の金魚」「百日紅」「流星」「父の愛人」「ある関係」「赤い爪」「表彰」「殺意」「合流点」
  • 『北国の春』講談社文庫 1980.10
    • 収録:単行本『凍れる樹』と同様
  • 『道・ローマの宿』新潮文庫 1981.11
    • 収録:単行本『桃李記』と『ローマの宿』の全作品
  • 『石濤』新潮文庫 1994.7
    • 収録:単行本『石濤』と同様
  • 『補陀落渡海記 井上靖短篇名作集』講談社文芸文庫 2000.11
    • 収録:「波紋」「雷雨」「グウドル氏の手套」「姨捨」「満月」「補陀落渡海記」「小磐梯」「鬼の話」「道」
  • 『異域の人・幽鬼 井上靖歴史小説集』講談社文芸文庫 2004.2
    • 収録:「玉椀記」「異域の人」「僧行賀の涙」「信松尼記」「幽鬼」「平蜘蛛の釜」「明妃曲」「聖者」
  • 『崑崙の玉・漂流 井上靖歴史小説傑作選』講談社文芸文庫 2018.4
    • 収録:「崑崙の玉」「永泰公主の首飾り」「古代ペンジケント」「塔二と弥三」「桶狭間」「信康自刃」「天正十年元旦」「天目山の雲」「利休の死」「佐治与九郎覚書」「漂流」
  • 『晩夏 少年短篇集』中公文庫 2020.12
    • 収録:「少年」「蜜柑畑」「晩夏」「滝へ降りる道」「投網」「ざくろの花」「黙契」「白い街道」「颱風見舞」「帰郷」「ハムちゃんの正月」「馬とばし」「帽子」「魔法壜」「赤い実(『しろばんば』より)」「少年に与える言葉(随筆)」
  • 『利休の死 戦国時代小説集』中公文庫 2021.1
    • 収録:「桶狭間」「平蜘蛛の釜」「信康自刃」「天正十年元旦」「天目山の雲」「篝火」「信松尼記」「森蘭丸」「幽鬼」「佐治与九郎覚書」「利休の死」

詩集[編集]

  • 『北国』東京創元社 1958.3 のち新潮文庫、新潮文庫『井上靖全詩集』
  • 『地中海』新潮社 1962.12 のち文庫『井上靖全詩集』
  • 『運河』筑摩書房 1967.6 のち新潮文庫『井上靖全詩集』
  • 『季節』講談社 1971.11 のち新潮文庫『井上靖全詩集』
    • 三島由紀夫への弔詩「挽歌」を収録(※発表時には伏せられており、後年、随筆集『わが一期一会』で三島に向けた詩であることが明かされた)
  • 『遠征路』集英社 1976.10 のち新潮文庫『井上靖全詩集』
  • 『井上靖全詩集』新潮社 1979.12 のち文庫
  • 『井上靖 シルクロード詩集』日本放送出版協会 1982.11 のちNHKライブラリー
  • 『乾河道』集英社 1984.3
  • 『シリア沙漠の少年』教育出版センター 1985.8
  • 『傍観者』集英社 1988.6
  • 『春を呼ぶな』福田正夫詩の会 1989.11
  • 『星闌干』集英社 1990.10

童話[編集]

  • 『星よまたたけ』(昭和少年少女文学選集)同和春秋社 1954.12 のち新潮文庫
  • 『銀のはしご ―うさぎのピロちゃん物語―』(鈴木義治 画)小学館 1980.12 のち新潮文庫『星よまたたけ』

随筆[編集]

  • 『現代先覚者伝』(「浦井靖六」名義、浦上五六 共著)堀書店 1943.4
  • 『旅路』人文書院 1959
  • 『西域 人物と歴史』(岩村忍 共著)筑摩書房 1963.4 のち現代教養文庫
  • 『天城の雲』大和書房 1968.12
  • 『わが人生観9 愛と人生』大和書房 1969.12
  • 『歴史小説の周囲』講談社 1973.1 のち文庫、文芸文庫(新編)
  • 『六人の作家』河出書房新社 1973.4
  • 『美しきものとの出会い』文藝春秋 1973.6
  • カルロス四世の家族 小説家の美術ノート』中央公論社 1974.10 のち文庫
  • 『わが一期一会』毎日新聞社 1975.12 のち知的生きかた文庫、日本図書センター
  • 『四季の雁書 往復書簡』(池田大作 共著)潮出版社 1977.4 のち聖教文庫
  • 『過ぎ去りし日日』日本経済新聞社 1977.6 のち日本図書センター『作家の自伝 18』、日経ビジネス人文庫『中間小説の黄金時代―私の履歴書
  • 『歴史の光と影』講談社 1979.4 のち文庫
  • 『故里の鏡』風書房 1979.5 のち中公文庫
  • 『私の中の風景 現代の随想』日本書籍 1979.7
  • 『きれい寂び』集英社 1980.11 のち文庫
  • ゴッホ星月夜 小説家の美術ノート』中央公論社 1980.11
  • 『作家点描』講談社 1981.2
  • 『現代の随想1 井上靖集』彌生書房 1981.3(自選)
  • 『忘れ得ぬ芸術家たち』新潮社 1983.8 のち文庫
  • 『美の遍歴 半世紀にわたる芸術家たちとの出会い』毎日新聞社 1984.7
  • レンブラントの自画像 小説家の美術ノート』中央公論社 1986.10

紀行[編集]

  • 『異国の旅』毎日新聞社 1964.12
  • 『砂漠の旅・草原の旅』毎日新聞社 1974.12
  • アレキサンダーの道 アジア古代遺跡の旅』(平山郁夫 画) 文藝春秋 1976.4 のち文庫
  • 『遺跡の旅・シルクロード』新潮社 1977.9 のち文庫
  • クシャーン王朝の跡を訪ねて』潮出版社 1982.1
  • 『私の西域紀行』文藝春秋(上・下) 1983.10 のち文庫
  • 『河岸に立ちて 歴史の川 沙漠の川』平凡社 1986.2 のち新潮文庫
  • 『日本古寺巡礼』法蔵館 1992.1(集成)
  • 『西域仏跡紀行』法蔵館 1992.1(集成)
  • 『シルクロード紀行』岩波同時代ライブラリー(上・下) 1993.8-9
  • 『日本紀行』岩波同時代ライブラリー 1993.12

談話集[編集]

現代語訳[編集]

  • 西行』(現代語訳 日本の古典)学習研究社 1982.7 のちM文庫『西行・山家集
  • 舞姫 雁』(現代語訳明治の古典)学習研究社 1983.1 のちちくま文庫『現代語訳 舞姫

投稿小説[編集]

  • 『謎の女(続編)』「新青年」1932.3。筆名冬木荒之輔。
    • 急死した平林初之輔の遺稿「謎の女」(「新青年」1932.1掲載)の続編募集に応募し1等入選した。実質的なデビュー作といえる[12][13]

全集[編集]

  • 井上靖作品集(全5巻)大日本雄弁会講談社 1954
  • 井上靖長篇小説選集(全8巻)三笠書房 1957-58
  • 井上靖文庫(全26巻)新潮社 1960-63
  • 井上靖小説全集(全32巻)新潮社 1972-75
  • 井上靖歴史小説集(全11巻)岩波書店 1981-82
  • 井上靖エッセイ全集(全10巻)学習研究社 1983-84
  • 井上靖自伝的小説集(全5巻)学習研究社 1985
  • 井上靖歴史紀行文集(全4巻)岩波書店 1992
  • 井上靖全集(全28巻/別巻1)新潮社 1995-2000
  • 井上靖短篇集(全6巻)岩波書店 1998

参考文献[編集]

親族・関係者の回想[編集]

  • 福田宏年『井上靖評伝覚』集英社、増補版 1991
  • 井上卓也『グッドバイ、マイ・ゴッドファーザー 父・井上靖へのレクイエム』文藝春秋 1991
  • 白神喜美子『花過ぎ 井上靖覚え書』紅書房 1993。壮年期の回想
  • 山川泰夫『晩年の井上靖『孔子』への道』求龍堂 1993。担当者の回想
  • 黒田佳子『父・井上靖の一期一会』潮出版社 2000
  • 浦城いくよ『父井上靖と私』ユーフォーブックス 2016

文学アルバム・作品論(21世紀)[編集]

  • 『追憶 井上靖 毎日グラフ別冊』毎日新聞社 1991
  • 『新潮日本文学アルバム 井上靖』新潮社 1993
  • 『井上靖の世界 別冊太陽 日本のこころ』平凡社 2007
  • 田村嘉勝『井上靖 人と文学』勉誠出版 2007
  • 藤澤全『井上靖の小説世界 ストーリーテラーの原風景』勉誠出版 2014
  • 劉東波『井上靖とシルクロード 西域物の誕生と展開』七月社 2020
  • 野本寛一『井上靖の原郷 伏流する民俗世界』七月社 2021

関係事項[編集]

施設
その他

関連作品[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

舞台[編集]

関連項目[編集]

  • 増田俊也 - 作家。井上同様学生時代に柔道に打ち込み、その時の体験を小説化した作品が多い。特に『七帝柔道記』は、井上の『北の海』の影響を受けている
  • 曾根博義 - 近代文学研究者・文芸評論家。決定版「井上靖全集」を編さん。「井上靖 詩と物語の饗宴 「国文学解釈と鑑賞」別冊」を編んだ(至文堂 1996年)。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 史上初の大調査 著名人100人が最後に頼った病院 あなたの病院選びは間違っていませんか”. 現代ビジネス (2011年8月17日). 2019年12月22日閲覧。
  2. ^ 京都帝国大学一覧 昭和11年度』 京都帝国大学、1936年、468頁。 
  3. ^ 服部敏良『事典有名人の死亡診断 近代編』付録「近代有名人の死因一覧」(吉川弘文館、2010年)5頁
  4. ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)38頁
  5. ^ 偕成社文庫100本ノック37『しろばんば』”. スタッフ通信. 偕成社. 2015年2月3日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年2月3日閲覧。
  6. ^ 「しろばんば」は方言で、「雪虫」のこと。1962年滝沢英輔監督、木下惠介脚本の映画にもなった。
  7. ^ 「僕にはもったいない 顔紅潮の井上靖さん」『朝日新聞』1976年(昭和51年)10月26日夕刊、3版、8面
  8. ^ 『グッドバイ、マイ・ゴッドファーザー』文藝春秋、1991年、p108-116。
  9. ^ 井上靖、ノーベル賞候補だった 川端康成受賞翌年の1969年朝日新聞2020年1月21日
  10. ^ 安部公房は受賞寸前だった…ノーベル委員長語る”. YOMIURI ONLINE (2012年3月23日). 2012年3月25日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年5月5日閲覧。
  11. ^ 井上靖『星と祭』復刊プロジェクト”. 2021年3月2日閲覧。
  12. ^ 「新青年」展(上) 井上靖の探偵小説」『神奈川新聞』、2021年4月19日。2021年4月19日閲覧。オリジナルの2021-04-20時点におけるアーカイブ。
  13. ^ 『井上靖全集 第1巻』新潮社、1995年4月、616頁。
  14. ^ 『るるぶ滋賀びわ湖'15〰'16』JTBパブリッシング〈るるぶ情報版〉、2015年、51頁。ISBN 9784533101458
  15. ^ 文豪の世界への誘い 〜大作家の作品のドラマ化〜 -NHKアーカイブス”. NHK. 2020年6月13日閲覧。

外部リンク[編集]