生駒山

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生駒山
生駒山
生駒山を東から
標高

641.98

m
所在地 日本の旗 日本
奈良県生駒市菜畑町
大阪府東大阪市山手町
位置 北緯34度40分42.43秒 東経135度40分44.29秒 / 北緯34.6784528度 東経135.6789694度 / 34.6784528; 135.6789694座標: 北緯34度40分42.43秒 東経135度40分44.29秒 / 北緯34.6784528度 東経135.6789694度 / 34.6784528; 135.6789694
山系 生駒山地
Project.svg プロジェクト 山
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生駒山(いこまやま・いこまさん)は、奈良県生駒市大阪府東大阪市との県境にある標高642mの生駒山地の主峰である。

概要[編集]

生駒山が記録に現れるのは日本書紀における神武東征の一節であり、神日本磐余彦尊長髄彦が山麓において激戦を繰り広げたとされる。一等三角点が置かれている山頂は奈良県側にある。山上には生駒山上遊園地が開設されている。山上・中腹には、大阪府・奈良県にある各テレビ局の京阪神と奈良県をカバーする送信所(生駒山テレビ・FM送信所)が別々に設置されている。かつては企業の保養所や別荘地として多くの建物が設けられていたが、現在はその多くが役目を終え廃墟となっている。

奈良県生駒市の近鉄奈良線生駒駅から、生駒鋼索線が通じているほか、信貴生駒スカイラインを利用すれば車で登ることができる。

登山道は、近鉄奈良線額田駅石切駅生駒駅近鉄けいはんな線新石切駅からのコースがある。

古くは役行者による鬼退治の伝説で知られ、山腹には現世信仰で知られる宝山寺を中心として、滝の修行場や祠など大小さまざまな宗教団体の施設が設けられ、宗教法人として届けられていないものも多くその総数は把握されていない。神社に関しては、奈良県側の山麓に生駒山の神を祀る往馬坐伊古麻都比古神社(往馬大社)が、大阪府側の山麓に「いしきりさん」で親しまれる石切劔箭神社や元春日とよばれる枚岡神社等がある。いわゆる霊山としてとらえる人もいる。

近鉄奈良線新生駒トンネル、近鉄けいはんな線生駒トンネル、及び第二阪奈有料道路阪奈トンネルが当山を東西に貫いている。

放送送信設備[編集]

地形[編集]

生駒山の地形は大阪側は急斜面となっており、奈良側は比較的緩やかである。

水源が何か所かあり、大阪、奈良両端に流れ出ている。

気候[編集]

内陸性気候である。生駒山からはいわゆる生駒おろしによって、大阪側の麓や奈良盆地に強い風が吹く。そのため特に冬季は奈良北西部(登美ヶ丘など)では生駒山の頂上に近い低い気温となる。最寒月の平均気温は生駒山頂が0.8℃、奈良北西部(登美ヶ丘など)で1.5℃、奈良市内が3.8℃くらいである。

また奈良盆地で放射冷却が起こる一因ともなる。

生駒山は標高642mほどであり雨雲・雪雲が山を越えられず向かい側で空っ風となるようなことはなく、大阪、奈良の降水量にはあまり影響を及ぼさない。

冬季は雪深くなるといったことは麓と同じく少ないが、山頂付近は年十回程度1-5cmほどの冠雪は見られる。

植生[編集]

山頂付近であってもブナなどの落葉広葉樹林ではなく、全体としてシイ・カシ類の常緑広葉樹林である。山中には竹などの侵入が一部見られ竹害も危ぶまれるが、基本的にスダジイ、ナラ、クヌギ、コナラ、カエデ、アカマツ、ヒノキ、などが見られる。金剛山などと比べ植林が少ない。

ナラ枯れが所々見られ調査が行われている。

登山道[編集]

標高はそれほど高くないが、かなり急峻で初心者が簡単には登りずらいところがある。(奈良側からならロープウェイがあるので手軽。)また、登山道から外れると木々が生い茂っているので現在地がわからなくなり遭難しかけることもある。この山は見かけによらず険しいことを承知の上でよく準備して登るべきである。

参考文献[編集]

・学園前 (奈良市) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生駒山の位置(100x100内)
生駒山
地形図。生駒山地と生駒山の位置関係
一等三角点
山上遊園内

関連項目[編集]