日本エアコミューター

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日本エアコミューター
JAPAN AIR COMMUTER
IATA
JC[1]
ICAO
JAC
コールサイン
COMMUTER
設立 1983年7月1日
拠点空港 鹿児島空港
焦点空港 大阪国際空港
マイレージサービス JALマイレージバンク
会員ラウンジ サクララウンジ、JALラウンジ
航空連合 未加盟
保有機材数 22機(2009年7月現在)
就航地 21空港
親会社 日本航空
本拠地 鹿児島県霧島市溝辺町麓787-4
代表者 代表取締役社長 安嶋 新
外部リンク http://www.jac.co.jp/
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日本エアコミューター株式会社
JAPAN AIR COMMUTER CO.,LTD.
Japan Air CommuterHQ.jpg
鹿児島空港近くにある本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 JAC
本社所在地 日本の旗 日本
鹿児島県霧島市溝辺町麓787-4
設立 1983年7月1日
業種 空運業
事業内容 国内定期航空運送事業及び国際航空運送事業 等
代表者 代表取締役社長 安嶋 新
資本金 3億円
発行済株式総数 6,000株
従業員数 593人(2009年7月現在)
主要株主

日本航空 3,600株(60.0%)
鹿児島県 奄美群島 12市町村 2,400株(40.0%)

奄美市喜界町天城町和泊町与論町徳之島町伊仙町知名町瀬戸内町龍郷町大和村宇検村
外部リンク http://www.jac.co.jp/
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日本エアコミューター株式会社(にほんエアコミューター、英称Japan Air Commuter Co.,Ltd.略称:JAC)は、日本航空(JAL)グループ航空会社である。ターボプロップ機(プロペラ機)を運航している。

略歴[編集]

鹿児島県の離島アクセス改善のため、当時の東亜国内航空(のちの日本エアシステム。2004年に日本航空ジャパンに社名変更後、2006年に日本航空インターナショナルに吸収合併)と鹿児島県奄美群島の14市町村(合併により12市町村に減少)が出資して、コミューター航空会社として発足した。当初は旧奄美空港に本社を置き、奄美群島をはじめとした路線が中心であったが、次第に日本エアシステムから西日本のローカル路線の移管を受け、路線を拡充していった。2011年現在も、奄美群島12市町村が資本の4割を出資し役員を派遣している。

日本航空と日本エアシステムとの経営統合後は東日本の地方空港への路線を運航していた時期もあった。同じグループ会社のジェイエア (J-AIR)とは、路線の違いや独自便名での運航(J-AIRは全便JAL便名での運航)に加え、機種(JACはターボプロップ機、J-AIRはジェット機)の違いもある。

日本エアコミューターはワンワールドに加盟していないため、JAL以外の航空会社でワンワールド・エメラルド会員のステイタスを保有している場合は、日本エアコミューターでは優先搭乗のサービスは適用にならない。

同社のIATAコードは「JC」であるが、JALマイレージバンクの搭乗履歴やJALグループのチェックインカウンターで発行される手荷物タグに表示される2レターコードは、「JN」である。

沿革[編集]

運用機材[編集]

保有機材[編集]

DHC-8-Q400型機(3代目塗装)
サーブ 340型機(4代目塗装)

会社設立以来、ターボプロップ機(プロペラ機)で運航している。すべて普通席のみで、クラスJ等の上級クラスは設定されていない。

また、JACの運航機材はストレッチャーを座席に固定することで患者の搬送ができる仕様になっている[3]

2017年5月にATR42就航後、地元鹿児島での報道で2019年度末までに機材更新によってATR42を2019年度末まで順次導入し、運用しているDHC-8-Q400とSaab340は売却退役予定で機材統一を図り、保有する航空機を18機から半分の9機体制にすることを明らかとなった[4]。保有機数減少に伴う運航路線についてはDHC-8-Q400運航路線を中心にJALグループのJ-Airへ移管し、運航するエンブラエル E-Jetへの変更しジェット化することで輸送力、就航率などを強化していく方針とした[5]

日本エアコミューター 保有機材
機体型式 座席数 運用機数 発注機数 オプション機数 搭載エンジン 備考
ATR 42-600 48[6] 1 7 1 PWC PW127M サーブ340の代替機材、ほか購入権14機も契約
ボンバルディアDHC-8-Q400 74[7] 9 0 0 PWC PW150A 順次売却退役予定
サーブ 340B 36[8] 9 0 0 GE CT7-9B 順次ATR 42-600と入替、売却退役予定
Total 19 7 1

ATR 42-600[編集]

2015年6月15日パリ航空ショーでサーブ340型機の更新用機材として確定8機オプション1機、購入権14機で契約発注したと発表された[9]欧州製旅客機の採用はドイツのドルニエ、スウェーデンのサーブに続き3例目となる。

また、同機種は天草エアラインが先行導入していて、同機による慣熟訓練にJACは乗務員、整備士を派遣している。今後は整備部品の共同保有によるコスト削減や、JACにスタンバイ機がある時期に天草エアライン保有機の重整備を実施するなど、同型機を運航する九州の2社で連携していく[10]

2016年7月4日に同型機の2機限定塗装としてJAC の株主でもある奄美群島を中心とした鹿児島の島々と各地をつなぎ、地域の翼として地域の発展に貢献する使命を表現し、鹿児島で唯一のデザイン系総合専門学校のタラデザイン専門学校との産学連携のデザイン制作で採用された塗装で、機体に描かれた「ハイビスカス」は同社が就航する離島や地域の象徴で、機体左側の大きなハイビスカスを鹿児島に見立て、左下に広がる7つは鹿児島県に空港が所在する7つの離島を表し、機体右側のハイビスカスは、同社がつなぐ他の地域を表現し、ハイビスカスの背景に描かれた「5本のライン」は水引のように地域、人の結びつき、子供の夢、人々の想い、過去から現在と未来を繋ぐことを表現し、配色は、奄美大島にのみ生息するルリカケスの赤、黒、瑠璃色を基調として描かれた[11][12]

初号機となるJA01JCは、2017年1月20日に受領して、トゥールーズ・ブラニャック空港を出発し、ギリシャ、エジプト、UAE、インド、台湾の空港を経由し、1月26日鹿児島空港に到着した[13][14]4月26日から鹿児島-屋久島、沖永良部、5月28日から鹿児島-奄美で就航予定[15][16]

同機材はメーカー設計上、貨物室が操縦室の後方にも設置されているため、旅客の搭乗は同社他機材と異なり機体前方向かって機体左側後部からとなり、空港での既存、搭乗橋(PBB)が使用できず、機体備え付けのエアステア(階段)は急勾配で同社の運航する離島生活路線の利用者に多い高齢者など乗降時の転倒などの危険性が高いため、同社は同型機が就航する空港を中心に可動式の搭乗用スロープを配備していく方針[17]。客室内装は先行導入されている天草エアラインと同じイタリアのデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロによる「ARMONIAデザイン」を採用していることから同様の非常口配置から機体前方向かって右側最前列2席と2列目2席は対面(ボックス)シート配置となっている[18][19][20]。また、離島生活路線が多い同社運航路線特性から機体左側後方座席3列は背板を倒して傷病者輸送のためストレッチャー設置が可能な特注となっていて、同社他機材と異なり設置可能一角はカーテンで仕切り可能となっていて機内居住性を向上させている[21][22]。化粧室には特注のおむつ台を設置している[23]

DHC-8-Q400[編集]

2002年から2007年にかけて最大11機導入した。2002年10月7日に初号機日本到着。2016年より退役が始まった[24]

航空法改定により空中衝突防止装置(TCAS)未対応のYS-11の代替機として導入した。機内のマイクロフォンが騒音を拾い、そのデータを元に能動的に騒音と振動を緩和させる装置 "NVS"(Noise and Vibration Suppression)を装備し騒音・振動対策され機内居住性が向上した。座席数70席クラスでジェット機並みの巡航速度と1,200mの離着陸距離で運航可能である。

SAAB 340B[編集]

1994年から1997年にかけて最大11機導入した。2015年より退役が始まった[25]

胴体径が細いため機体前方向かって左側から1-2配置、最後列3席は貨物室配置上、右寄り3人掛け、両端は窓無し座席となる[26]

2015年11月からグループ会社の北海道エアシステムの機材と同社運用サーブ機を共通事業機に登録し、定期整備期間中HACへ機材が短期リースされ、HAC運航便を運休せずに運航出来るようになり、同期間中、札幌・丘珠飛行場ではバラエティに富んだ塗装を見ることが出来る[27]。因みにこのリース及び定期点検による機材をフェリーするときが両社の基地が丘珠飛行場と鹿児島空港のため日本国内で同機が両基地間、最長距離運航されることになり、チャーターツアー企画でフェリー運用の座席販売する事もある[28]

引退機材[編集]

YS-11型機(2代目塗装)

ドルニエ 228[編集]

3機(JA8835,JA8836,JA8866)が1983年12月10日~1995年9月30日のあいだ登録運航された。旅客定員19席で客室乗務員の乗務がなく、未与圧機なので高い高度での運用が出来ないため就航率が低かった。退役保管後、暫く国内他社で使用されたが現在は国外売却されている。

日本航空機製造 YS-11[編集]

1988年から1994年にかけて最大12機導入した。2002年より退役が始まり、2006年に全機が退役した[32]

元は日本エアシステム(旧東亜国内航空)やその前身の一つである日本国内航空の運航機材だったが1988年7月19日に日本エアシステムから鹿児島発着路線を同機材とともに移管を受け運航開始。2006年9月30日に退役。日本の民間航空としては、JACが最後の運航者だった。

塗装[編集]

東亜国内航空→日本エアシステム(JAS)グループとして設立され、日本航空との経営統合後はJALグループの一員であるため、基本的に親会社と同じ基調の塗装である。2013年8月現在、順次3代目から4代目塗装への移行が進んでいるが、1機のDHC-8-Q400(機体記号:JA842C)のみ2代目塗装のまま残存している。

設立当時
ドルニエ228ではレッドの帯のみで、垂直尾翼にはハイビスカスの花の絵をあしらったデザインが配されていた。
YS-11は東亜国内航空と同じ「レッド&グリーン」の帯が配されたものであったが、赤で「Japan Air Commuter」の表記と地球儀に気流をなびかせたロゴマークが配され、垂直尾翼には「JAC」と表記されていた。
2代目
親会社のCI変更と同時に垂直尾翼にJASと同じ「レインボー・カラー」が配され、「JAS」ではなく「JAC」と表記される。胴体部分にはホワイト一色で「レインボー・カラー」はなく、青で「JAPAN AIR COMMUTER」の表記と設立当時のロゴマークが配された。退役したYS-11も最後までこの塗装であった。ドルニエ228はこの塗装に移行しないまま退役している。尚、JASから移管直後はレッド&グリーンの塗装に垂直尾翼にJAC、胴体に「Japan Air Commuter」と表記された機体と、「JASレインボー・カラー」の胴体に「Japan Air Commuter」と表記された機材で運行されていた。
3代目
JALと同じ「The Arc of the Sun(太陽のアーク)」の統一デザインであり、「JAL」(Aの横棒がなくノが入る)のロゴマークの横に「JAPAN AIR COMMUTER」と表記された。
4代目
JALの鶴丸採用に合わせ、ホワイトボディに黒で「JAPAN AIR COMMUTER」と表記され、尾翼に鶴丸が配されたデザインである。ただし鶴丸内の表記は「JAL」である。

就航路線[編集]

2017年現在[33]

就航計画[編集]

  • 徳之島 - 沖永良部 - 那覇(「奄美群島アイランドホッピングルート」として2018年度開設予定[34]

機内サービス[編集]

オーディオプログラム等、中型ジェット機並みの機内サービスはないが、毛布貸出しなどのサービスはある。このほかJACオリジナルのキャンディや、屋久島与論島、JACの主力機であるSAAB 340B・Q400がデザインされたポストカード、ルートマップを配布している。2007年7月にはオリジナルの機内誌『UPROP』(アップロップ)が創刊された。

JALグループ航空事業者[編集]

◎JALグループは国際航空連合(アライアンス)「ワンワールド」に加盟している。但し※のある航空会社は経営施策上ワンワールドには加盟していない。

ジェイエア北海道エアシステムは「運送の共同引受」により全便をJAL便として運航。

脚注[編集]

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  1. ^ JALエクスプレスが使用していたIATA航空会社コード。設立からJALエクスプレス消滅までは「3X」を使用していた。
  2. ^ 日本エアコミューター、ATR42-600型機の導入を決定 - 日本航空プレスリリース
  3. ^ “患者の搬送しやすく 鹿児島の離島路線 JAC新型機”. 日経新聞. (2017年1月26日). http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12123570V20C17A1LX0000/ 2017年1月27日閲覧。 
  4. ^ JAC機半減へ 「現路線には影響ない」
  5. ^ JAC、機材半減9機に ジェイエアへ路線移管も
  6. ^ ATR42-600(ATR)機内座席配置
  7. ^ Dash 8 seats configuration
  8. ^ Saab 340B seats configuration
  9. ^ 日本エアコミューター、ATR 42-600を8機確定発注 ATRの1,500機目
  10. ^ CAもモップ手に機体清掃 写真特集・天草エア2代目みぞか号地元入り(後編)
  11. ^ 日本エアコミューター、ATR42-600の機体デザインを決定
  12. ^ 日本エアコミューター (JAC) の後継機 ATR42-600 型機の外装デザインを決定
  13. ^ “日本エアコミューター、ATR 42-600「JA01JC」は1月26日に鹿児島到着”. FlyTeam. (2017年1月25日). http://flyteam.jp/registration/JA01JC/news/article/74603 2017年1月28日閲覧。 
  14. ^ 【ATR42-600型機】フェリーフライト報告 1日目”. 2017年1月28日閲覧。
  15. ^ JALグループ、2017年度 路線便数計画を決定
  16. ^ 日本エアコミューター、4月からATRを鹿児島発着の定期便に投入へ
  17. ^ JAC、ATR42の初号機公開 地元学生デザインのハイビスカス、機内は特注ストレッチャー
  18. ^ JAC、全48席の新鋭機「ATR 42-600」型機の機内を公開。関係者を招いてお披露目式(11/41)
  19. ^ 客室前方は対面シート 写真特集・天草エアラインATR42 2代目「みぞか号」機内編
  20. ^ ATR42-600(ATR)機内座席配置
  21. ^ JAC、全48席の新鋭機「ATR 42-600」型機の機内を公開。関係者を招いてお披露目式(10/41)
  22. ^ JAC、ATR42の初号機公開 地元学生デザインのハイビスカス、機内は特注ストレッチャー
  23. ^ 特注ストレッチャーとおむつ台備え離島飛ぶ 写真特集・JAC ATR42初号機”. 2017年4月26日閲覧。
  24. ^ 日本エアコミューター 機材一覧 Bombardier DHC-8-400機材”. 2017年4月26日閲覧。
  25. ^ 日本エアコミューター 機材一覧 Saab 340機材”. 2017年4月26日閲覧。
  26. ^ サーブ340B機内座席配置
  27. ^ 北海道エアシステム公式Facebook記事
  28. ^ HACチャーター鶴丸ロゴ初号機で長距離フライト~SAAB340Bで鹿児島から丘珠へ飛ぶ!!~ 2日間
  29. ^ 日本エアコミュータ 運用中機材
  30. ^ Japan Air Commuter Fleet
  31. ^ JAC、レインボーQ400退役 旧JAS塗装すべて消える
  32. ^ 日本エアコミューター 機材一覧 NAMC YS-11機材”. 2017年4月26日閲覧。
  33. ^ JALグループ、2017年度 路線便数計画を決定
  34. ^ JAC、奄美群島~沖縄/那覇間の新規路線を開設

関連項目[編集]

外部リンク[編集]