阪奈トンネル

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阪奈トンネル
Hanna Tonnel up line.JPG
上り線を奈良県側から撮影
概要
現況 供用中
所属路線名 第二阪奈有料道路
起点 大阪府東大阪市
終点 奈良県生駒市
運用
開通 1997年(平成9年)4月23日
通行対象 自動車
日平均通行量 16,361 台(2002年度。上り下り合計)
技術情報
全長 5,578 m
(大阪側:3,461m 奈良側:2,117m)
道路車線数 片側2車線
設計速度 60 km/h
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阪奈トンネル(はんなトンネル)は、大阪府東大阪市奈良県生駒市を結ぶ、第二阪奈有料道路自動車専用道路トンネルである。

概要[編集]

  • 長さ:5,580m(大阪側:3,461m 奈良側:2,119m)[1]
  • 規格:第1種第3級
  • 幅員:上下線各2車線
  • 設計速度:60km/h
  • 工法:シールド工法
  • 発注・設計:大阪府道路公社奈良県道路公社
  • 施工:大林・熊谷・佐藤共同企業体
  • 建設費:約1260億円(トンネルのみ)

生駒山は山麓まで住宅が密集しており、環境問題を解決しなければならなかった為、代表的なトンネル内の換気システムには、トンネル換気適用型EAP[2]が採用されている。トンネルの中央付近には、掘削深さ481m、掘削径11mの国内でも有数の大規模な換気用中央立坑が掘削されており、その上に幅3m、長さ、高さ共に3mの装置が設置された換気塔がある。装置内には、杉の間伐材のおがくずをフィルターとして2.8t分を1mの厚さで敷き詰められ、それを排気ガスが通過することにより汚染物質を分解する仕組みである。これは、東大寺正倉院に代表される校倉造(あぜくらづくり)の倉庫内の大気汚染物質が屋外より少なくなる原理を応用したものである。

このトンネル掘削工事の影響により、トンネルの西側(大阪府側)では、農業用灌漑(かんがい)用水などとして利用されていた生駒山から湧き出す地下水の経路が変わった事により大きく減少したり、逆に東側(奈良県側)では、工事中よりトンネル開口部脇から流れる竜田川の支流である文殊川の水量が大きく増加するような現象が起きた。また、生駒山全体で見てもかなり水脈の経路は変わっている。

5kmを超える長大トンネルであるため、危険物積載車両は通行禁止、トンネル内での車線変更禁止(進路変更禁止)またはその積載する品目が制限されている(参照ページ)。

沿革[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 奈良県のトンネル延長ベスト10”. 奈良県. 2012年6月3日閲覧。リンク切れ
  2. ^ EAP(Earth Air Purifier 「土壌を用いた大気浄化システム」の略)。
  3. ^ 阪奈トンネル合同防災訓練を実施しました”. 大阪道路公社. 2012年6月3日閲覧。

[編集]

第二阪奈有料道路
西石切ランプ - 阪奈トンネル - 壱分ランプ

関連項目[編集]