阿賀野市
あがのし 阿賀野市 | |||||
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国 |
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地方 |
中部地方、北陸地方 甲信越地方、信越地方 北信越地方、上信越地方 広域関東圏 | ||||
都道府県 | 新潟県 | ||||
市町村コード | 15223-4 | ||||
法人番号 |
9000020152234 ![]() | ||||
面積 |
192.74km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
41,070人 [編集] (推計人口、2019年10月1日) | ||||
人口密度 | 213人/km2 | ||||
隣接自治体 | 新潟市、新発田市、五泉市、東蒲原郡阿賀町 | ||||
市の木 | 桜[1] | ||||
市の花 | コスモス[1] | ||||
他のシンボル | 市の鳥:白鳥[1] | ||||
阿賀野市役所 | |||||
市長 | 田中清善 | ||||
所在地 |
〒959-2092 新潟県阿賀野市岡山町10番15号 北緯37度50分4秒東経139度13分33.6秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
阿賀野市(あがのし)は、新潟県の北東部に位置する市である。新潟市への通勤率は26.8%(平成22年国勢調査)。
目次
概要[編集]
2004年4月1日に北蒲原郡安田町、水原町、京ヶ瀬村、笹神村の4町村が合併して市制施行された市で、阿賀野川流域にあることからこの名前となった。市役所は旧水原町にある。
旧水原町内の瓢湖(「白鳥の湖」で知られる。)や、旧笹神村内の五頭山、五頭温泉郷などがある。 新潟市のベッドタウンの側面も持つ。
地理[編集]
市域の東部が山地、西部が平地(越後平野)で、水田が広がっている。
隣接する自治体・行政区[編集]
歴史[編集]
古くから北蒲南部郷と呼ばれある程度の纏まりがあったが、昭和の大合併では単一の自治体として成立することがかなわなかった。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 安田町・水原町・京ヶ瀬村・笹神村の4町村の合併により発足(合併以前の歴史は各町村の項目を参照)。
- 2004年(平成16年)11月1日 - 市章を制定する[3] [4] [1]。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 市花・市木・市鳥を制定する[1][5]。
行政[編集]
歴代市長[編集]
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
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初代 | 本田富雄 | 2004年4月25日 | 2008年4月24日 | 旧・安田町長 |
2代 | 天野市栄 | 2008年4月25日 | 2012年4月24日 | |
3-4代 | 田中清善 | 2012年4月25日 | 現職 |
紋章[編集]
支所[編集]
- 安田支所
- 京ヶ瀬支所
- 笹神支所
新潟市への編入合併案[編集]
北蒲原4町村には当初、新潟市への編入合併案があった
教育[編集]
- 高等学校
- 中学校
- 阿賀野市立水原中学校
- 阿賀野市立京ヶ瀬中学校
- 阿賀野市立笹神中学校
- 阿賀野市立安田中学校
- 小学校
- 阿賀野市立水原小学校
- 阿賀野市立安野小学校
- 阿賀野市立堀越小学校
- 阿賀野市立前山小学校
- 阿賀野市立京ヶ瀬小学校
- 阿賀野市立分田小学校
- 阿賀野市立笹岡小学校
- 阿賀野市立神山小学校
- 阿賀野市立安田小学校
- 特別支援学校
- 新潟県立駒林特別支援学校
経済[編集]
- 郵便
- 阿賀野郵便局
- 京ヶ瀬郵便局
- 堀越郵便局
- 笹神郵便局
- 分田郵便局
- 安田郵便局
- 村杉温泉郵便局
- 神山簡易郵便局
- 駒林簡易郵便局
- 小河原簡易郵便局
- 金融
- 産業(工場など)
新潟県東部産業団地、阿賀野市営西部工業団地、京ヶ瀬工業団地などの工業団地を有するほか、各地に工場が立地する。市では2010年(平成22年)2月にバイオマスタウン構想を策定している[6]。
人口[編集]
![]() | |
阿賀野市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 阿賀野市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 阿賀野市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
![]() ► 阿賀野市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
交通[編集]
公共交通機関[編集]
鉄道[編集]
東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線が通行し、市内に3駅がある。新潟まで直通する列車は殆どなく、亀田・横越線の路線バスと比べて本数も非常に少ない。各駅にパークアンドライド駐車場が整備されている[7]。
- 中心となる駅:水原駅
路線バス[編集]
路線バスは、新潟交通グループの新潟交通観光バスが運行する「S9 亀田・横越線」が基幹路線となっており、新潟中心部と京ヶ瀬・水原地区を結んでいる。このほか、本数は少ないながらも安田地区や京ヶ瀬地区において同グループ京ヶ瀬営業所の路線が存在する[8]。
コミュニティバス[編集]
市では市域をほぼ網羅する「阿賀野市営バス」を運行している。五頭温泉郷への観光アクセスを担う五頭温泉郷線を除き、平日のみの運行となる。
旧町村で運行されていた福祉バス等の路線を見直す形で2004年、市発足と同時に運行を開始[9][10]。路線や運行経路の変更を重ねながら運行が続けられており、2015年のデータでは、10以上ある路線のなかでも分田線、五頭温泉郷線の利用が多い[11]。2017年12月からは、一部路線で予約制(デマンドバス)の実証実験が行われている[7][12]。
高速バス[編集]
磐越自動車道の「安田インター前」停留所から、県内路線の「村松線」(新潟 - 安田・五泉・村松)、県外路線の「会津若松線」(新潟 - 会津若松)を利用できる(ただし会津若松線は新潟方面への利用はできない)。同インターにはパークアンドライド駐車場が整備されている[7]。
道路[編集]
高速道路[編集]
高速道路のインターチェンジは、磐越自動車道の安田インターチェンジ1箇所。
一般国道[編集]
県道[編集]
- 新潟県道15号新潟長浦水原線
- 新潟県道27号新潟安田線
- 新潟県道41号白根安田線
- 新潟県道55号新潟五泉間瀬線
- 新潟県道188号五泉安田線
- 新潟県道271号水原出湯線
- 新潟県道303号水原停車場線
- 新潟県道312号豊浦笹岡線
- 新潟県道470号大室水原線
- 新潟県道536号五頭公園大室線
- 新潟県道586号水原亀田線
- 新潟県道590号安田寺社線
名所・旧跡・観光スポット[編集]
水原地区[編集]
安田・京ヶ瀬地区[編集]
- 安田城 (越後国蒲原郡):県指定史跡
- 吉田東伍記念博物館
- やすだ瓦ロード
- ヤスダヨーグルト:工場敷地内に「Y&Yガーデン」が設けられている。
- サントピアワールド:「安田フラワーガーデン」を併設。
- 越後七不思議 梅護寺の八房の梅 / 梅護寺の珠数掛桜 / 孝順寺の三度栗
五頭山麓(笹神地区)[編集]
(以上の三つの温泉をまとめて五頭温泉郷と呼ばれる。ラジウム温泉として知られている。)
- 五頭山:登山を楽しめるほか、麓はいこいの森として整備されている。
丘陵地帯には「真光寺ヴィレッジ」などの別荘地やゴルフ場が存在し、かつては新潟ロシア村も営業されていた。
施設[編集]
公営競技[編集]
- ミニボートピア阿賀野(競艇場外車券売場。競輪場外舟券売場の「サテライト阿賀野」を併設していたが、2016年7月1日をもって発売終了となった。)
食べ物[編集]
- ヤスダヨーグルト
- しんぼこんにゃく
出身有名人[編集]
- 石塚恒子 - 堤義明(コクド元会長)の母
- 石塚三郎 - 堤義明(コクド元会長)の祖父
- 市島謙吉 - 衆議院議員、東京専門学校(早稲田大学の前身)創設に参画
- 斎藤英四郎 - 経団連元会長
- 立川孟美 - 立川ブラインド工業創始者(旧安田町名誉町民)
- 酒井杏 - シンガーソングライター
- 清野智秋 - サッカー選手
- 池田孤邨 - 江戸琳派の絵師
- 関口和之 - ミュージシャン(サザンオールスターズ)
- 藤野浩一 - 作・編曲家
- 野瀬清喜 - 元柔道選手
- 花見沢Q太郎 - 漫画家
- 原久一郎 - ロシア文学者
- 清野幹 - ローカルタレント・ラジオパーソナリティ・リポーター
- 山口和 - 和算家
- 吉田東伍 - 地理学者
参考文献[編集]
- 『図典 日本の市町村章』小学館辞典編集部、小学館、2007年1月10日、初版第1刷。ISBN 4095263113。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f “阿賀野市の概要”. 阿賀野市. 2018年12月23日閲覧。
- ^ 安野川の改修 - 新潟県.2018年12月23日閲覧。
- ^ a b 図典 日本の市町村章 p97
- ^ a b “阿賀野市市章の使用に関する取扱い要綱”. 阿賀野市例規集. 2018年12月23日閲覧。
- ^ “阿賀野市の花、木、鳥”. 阿賀野市例規集. 2018年12月23日閲覧。
- ^ バイオマスタウン構想 - 阿賀野市.2018年12月23日閲覧。
- ^ a b c 広報あがの 2015年5月 第134号 特集:地域の交通手段確保のために (PDF) - 阿賀野市
- ^ 京ヶ瀬エリア - 新潟交通観光バス.2018年12月23日閲覧。
- ^ 広報あがの 2004年8月 第5号 pp.3-4 (PDF) - 阿賀野市
- ^ 広報あがの 2018年9月 第174号 特集:数字で見る公共交通 (PDF) - 阿賀野市
- ^ 阿賀野市地域公共交通網形成計画 p.29 (PDF) - 阿賀野市
- ^ 阿賀野市営バス予約制(デマンド交通)の試験運行を実施しています - 阿賀野市.2018年12月23日閲覧。
外部リンク[編集]
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