JERA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
株式会社JERA
JERA Co., Inc.
Tokyo Nihonbashi tower 20151025.JPG
本社が入居する東京日本橋タワー
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
103-0027
東京都中央区日本橋2-7-1
東京日本橋タワー14階
設立 2015年4月30日
業種 電気・ガス業
法人番号 6010001167617
事業内容 火力発電用燃料の調達
代表者 代表取締役会長 ヘンドリック・ゴーデンカー
代表取締役社長 垣見祐二
資本金 50億円[1]
主要株主 東京電力フュエル&パワー(50%)
中部電力(50%)
外部リンク http://www.jera.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社JERA(ジェラ)は、東京電力中部電力が共同で設立した火力発電事業のための会社である。2016年(平成28年)までに両電力会社の燃料事業(開発、調達、輸送)、国内火力発電所の新設・建て替え事業、海外火力発電事業を承継した。2019年度には東京電力フュエル&パワーと中部電力の既存の火力発電所の運営もJERAに統合される予定である[2]

概要[ソースを編集]

東京電力と中部電力は2015年(平成27年)、火力発電事業についての包括的アライアンスに合意した。JERAは、この合意に基づいて両電力会社が共同で設立した会社である。両社のJERAに対する出資比率は50:50で、初代の代表取締役会長には東電出身の内藤義博が、初代の代表取締役社長には中部電出身の垣見祐二が就任した。2016年(平成28年)4月、会長はアメリカ人弁護士のヘンドリック・ゴーデンカーに交代した。

JERAは将来、化石燃料(液化天然ガス石炭)の調達から日本国内外の火力発電所の運営までを一貫して担うことを目指している。垣見社長は2015年の講演で「化石燃料調達と火力発電事業における世界一の企業を目指す」と宣言した[3]

仮に構想どおりに東電と中部電の火力発電事業の全てをJERAが承継すると、JERAは年間の液化天然ガス調達量4千万トン(世界最大級)、発電能力7千5百万kW、売上高3兆~4兆円の巨大企業になる見込みである[3]。中部電に慎重論があったため、東電・中部電の火力事業の統合の決定には至っていなかったが[4][5]、2017年6月に合弁契約が締結され、東電グループと中部電の火力発電事業は当初構想どおりJERAに集約されることになった[2]

JERAという社名は、Japan(日本)の頭文字J、energy(エネルギー)の頭文字Eにera(時代)という語を組み合わせたものであり、「日本のエネルギーを新しい時代へ」という意味が込められている[6]

沿革[ソースを編集]

  • 2014年(平成26年)
    • 10月7日、東京電力中部電力、火力発電事業についての包括的アライアンスの協議に入ることに合意[7]
  • 2015年(平成27年)
    • 2月9日、両社、包括的アライアンスに合意、新会社を設立するための合弁契約を締結[8]
    • 4月30日、両社、合弁契約に基づき、JERAを設立[9]
    • 10月1日、JERA、両社の燃料輸送事業と燃料トレーディング事業を承継[1]
  • 2016年(平成28年)
    • 6月24日、東京電力フュエル&パワーおよび中部電力の燃料事業と海外発電事業等を承継し、7月1日より営業を開始[10]
  • 2017年(平成29年)
    • 6月8日、東京電力フュエル&パワーと中部電力、既存火力発電事業の統合に係る合弁契約書を締結[2]

参考文献[ソースを編集]

  1. ^ a b 燃料輸送事業および燃料トレーディング事業の承継について(JERA)
  2. ^ a b c 既存火力発電事業の統合に係る合弁契約書の締結について(東京電力フュエル&パワー・中部電力、2017年6月8日)
  3. ^ a b 日経エネルギーNext主催電力ビジネスSummit 2015基調講演:JERA
  4. ^ 同床異夢の火力統合 東電・中部電が新会社(日経電子版、2015年4月16日)
  5. ^ 東電と中電、「火力提携」の複雑 福島原発事故の補償問題が影落とす(2015年2月22日、J-CASTニュース)
  6. ^ JERA(社名)の由来(JERA)
  7. ^ 包括的アライアンスに係る基本合意書の締結について(2014年10月7日、東京電力・中部電力プレスリリース)
  8. ^ 包括的アライアンス実施に係る両社間の合意ならびに新会社の共同設立等に関する合弁契約の締結について](2015年2月9日、東京電力・中部電力プレスリリース)
  9. ^ 「株式会社JERA」(呼称:ジェラ)の設立について(2015年4月15日、東京電力・中部電力プレスリリース)
  10. ^ 燃料事業および海外発電事業等の承継について”. JERA (2016年6月24日). 2016年8月6日閲覧。

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]