八丈島地熱発電所

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風力発電設備があった時代の外観(2011年)

八丈島地熱発電所(はちじょうじまちねつはつでんしょ)は、東京都八丈町にあった東京電力パワーグリッド地熱発電所。TEPCO八丈島地熱館を併設していた。2019年(平成31年)3月29日付けで廃止[1]。かつては、風力発電設備もあり、八丈島地熱・風力発電所(はちじょうじまちねつ・ふうりょくはつでんしょ)と称した。

概要[編集]

地熱発電所1999年(平成11年)3月運転開始、2019年(平成31年)3月廃止[1]風力発電所2000年(平成12年)3月運転開始、2014年(平成26年)3月廃止。二種類の発電所が同じ敷地内にある日本初のケースであった。また東京電力が持つ初めての地熱発電所であった。

風力発電機で発電された電気はタワーの下部に設置されたインバータなどにより、400V、50Hzに変換後、変圧器で6,600Vまで昇圧され、同じ敷地内の地熱発電所に送られた。そして地熱発電所で発電される電気と併せて約12km離れた八丈島内燃力発電所(ディーゼル発電)に送られた後、島内に配電されていた。運転については、両発電設備とも内燃力発電所から遠方監視制御を行っていた。

また、地熱発電所から周辺の温室団地へ12月~3月の間、温水を供給し温室内の暖房として利用されている。

発電設備[編集]

地熱発電設備[編集]

  • 定格出力:3,300kW[2]
  • 生産井:2本 深度 1,650mおよび960m(調査井より転用)
  • 還元井:1本 深度 100m
  • 硫化水素除去設備:水酸化マグネシウム吸収法
  • 営業運転開始:1999年3月
  • 廃止:2019年3月

風力発電設備[編集]

  • 定格出力:500kW × 1基(ドイツ エネルコン社製)[3]
  • 発電開始風速:2.4m/s
  • 定格出力風速:14m/s
  • 発電停止風速:25m/s
  • 営業運転開始:2000年3月
  • 廃止:2014年3月

関連項目[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯33度4分30.0秒 東経139度48分45.0秒