只見線
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![]() 只見線会津側の主力車両キハE120形気動車 (2020年3月23日) | |||
基本情報 | |||
国 |
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所在地 | 福島県、新潟県 | ||
起点 | 会津若松駅 | ||
終点 | 小出駅 | ||
駅数 | 36駅 | ||
電報略号 |
タミセ[1] アツセ(会津線時代)[2] | ||
開業 |
1926年10月15日 (1971年8月29日全通) | ||
所有者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) | ||
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) | ||
使用車両 | 使用車両を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 135.2 km | ||
軌間 | 1,067 mm | ||
線路数 | 単線 | ||
電化方式 | 全線非電化 | ||
最大勾配 | 25 ‰ | ||
閉塞方式 | 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式) | ||
保安装置 |
ATS-Ps(会津若松駅、小出駅構内) ATS-SN | ||
最高速度 | 65 km/h | ||
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停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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只見線(ただみせん)は、福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)。
概要[編集]
絶景の秘境路線であり、その風情と車窓から眺める破間川(あぶるまがわ)・只見川の渓谷美、それにマッチした新緑や紅葉が美しいことで知られ、行楽シーズンは混雑することもある。第一只見川橋梁は、日本の有名な橋梁ベスト3に常にランクインするうえ、2008年10月11日の日本経済新聞によれば、NIKKEI PLUS1 何でもランキング「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」の第1位に選ばれており、過去には、2003年11月29日に「雪景色のきれいなローカル線ベストテン」の第3位に選ばれている。また最近では『旅と鉄道』2016年5月号の「好きなJRローカル線ランキング(東日本編)」で1位に選ばれているほか、中国のSNS微博(ウェイボー)でも「世界で最もロマンチックな鉄道」として取り上げられている。
豪雪地帯を走る路線で、並行する国道252号が福島・新潟県境の六十里越付近は急峻な地形に加えて積雪量が多く雪崩の危険があり、冬季のおよそ半年間(年により異なるが、11月下旬から翌年5月中旬まで)には通行止めとなるため、その間は当路線が福島県只見地区・新潟県魚沼地区間の唯一の交通手段となる。このため、経営上の難がある閑散路線でありながら、国鉄再建法による赤字ローカル線廃止対象から除外された。なお冬季の積雪量によっては只見線も運休することが多い。特に新潟県側は降雪が多く、除雪車がたびたび出動する。また一部の駅には、積雪量を示す目盛り入りの3メートル棒が線路わきなどにある。
会津若松から会津坂下までは会津盆地の南方をU字状に大迂回、その先は山間部に入り、屈曲し小ダムの多い只見川沿いの谷間を、上流へと奥深く遡って行く。田子倉湖付近から長大な六十里越トンネルで県境を越え、破間川沿いに谷を下り、その破間川が魚野川に合流する小出へと至る。沿線の多くは只見川沿いの山村で、会津盆地・新潟県内も含め全線でローカル色の濃い車窓風景が続く。
また、特に中央部は秘境ともいえる地域を縫うように走っており、いくつかの駅は秘境駅と呼ばれる。両端の会津若松駅と小出駅を除き、駅施設にキヨスクなどの売店は無いが、中間駅の会津川口駅構内の「金山町観光情報センター OASIS」では飲食品・土産物類を、只見駅構内の「只見町観光まちづくり協会」では、特産品の土産を中心に扱っており観光情報も提供しているほかレンタサイクルも実施している[3]。このほか、会津宮下駅前には三島町観光交流館「からんころん」があり、観光案内・休憩所・レンタサイクルを利用できる[4]。
路線データ[編集]
- 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
- 区間(営業キロ):会津若松駅 - 小出駅 135.2km(基本計画上は起点と終点が逆転)
- 軌間:1067mm
- 駅数:36駅(起終点駅・臨時駅含む)
- 只見線所属駅に限定した場合、磐越西線所属の会津若松駅と、上越線所属の小出駅[5]が除外され、34駅となる。
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:
- 会津若松駅 - 会津川口駅間、只見駅 - 小出駅間:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 会津川口駅 - 只見駅間:タブレット閉塞式
- 保安装置:
- 最高速度:65km/h
- 運転指令所:
- 会津若松駅 - 只見駅間:仙台総合指令室(運転取扱は会津若松駅、西若松駅、会津坂下駅、会津宮下駅、会津川口駅、只見駅)
- 只見駅 - 小出駅間:新潟総合指令室 (CTC)
小出駅 - 大白川駅間は新潟支社管内、只見駅 - 会津若松駅間は仙台支社管内である。正確には、大白川駅と只見駅間の六十里越トンネル内(会津若松駅起点95.7km地点)に支社境がある。
2007年12月11日小出駅午前7時4分着の列車をもって、大白川駅 - 小出駅間はタブレット閉塞式の使用を終了し、特殊自動閉塞式に移行した(2007年12月4日新潟支社発表)。只見駅 - 大白川駅間は2008年9月26日に、西若松 - 会津坂下駅間は2011年10月7日に特殊自動閉塞式に移行している。JRの旅客線で唯一のタブレット閉塞式区間として残っていた会津坂下駅 - 只見駅間についても、2012年9月23日に会津坂下駅 - 会津川口駅間が特殊自動閉塞式に切り替わり[JR 1](会津川口駅 - 只見駅間は2019年6月現在も不通で、閉塞という行為自体が行われていない)、これをもって、災害等で長期運休中の区間をのぞいてタブレット閉塞方式を行うJR旅客路線はなくなった。
歴史[編集]
若松(会津若松) - 会津柳津間は軽便鉄道法により計画されたもので、会津線の名称で1928年までに開業した。会津柳津 - 小出間は、改正鉄道敷設法別表第29号前段に規定する予定線「福島県柳津ヨリ只見ヲ経テ新潟県小出ニ至ル鉄道」である。会津柳津からは、そのまま会津線の延長として1941年に会津宮下まで、小出からは1942年に大白川までが只見線として開業した。
戦後は、田子倉ダムの建設のため1956年に会津宮下 - 会津川口間が開業。会津川口から只見を経てダム建設現場までは、電源開発株式会社の専用鉄道として敷設され、1957年から1961年までダム建設輸送に使用された。田子倉ダム完成後は、会津川口 - 只見間を国鉄の営業線として使用するための改良が施され、1963年に国鉄線として開業した。また大白川地区では、1942年 - 1968年の間、珪石の採掘事業が行われ、その運搬用としても利用されていた。全通前の昭和30年代後半 - 40年代前半が最も利用者数・貨物輸送量が多かったとされる。
1971年、只見 - 大白川間が開業、同時に支線であった西若松 - 会津滝ノ原間を分離して新たに会津線とし、只見線は小出 - 会津若松間の路線として全通を果たした。
会津線(会津若松 - 只見)[編集]
- 1926年(大正15年)10月15日 : 会津線 会津若松 - 会津坂下 (21.6km) が開業。西若松・会津本郷・会津高田・新鶴・会津坂下の各駅新設。
- 1928年(昭和3年)11月20日 : 会津坂下 - 会津柳津 (11.7km) を延伸開業。塔寺・会津坂本・会津柳津の各駅新設。
- 1934年(昭和9年)11月1日 : 会津若松 - 会津柳津間ガソリンカー運転開始[6]。七日町・根岸・若宮の各駅新設[7]。
- 1941年(昭和16年)10月28日 : 会津柳津 - 会津宮下 (12.1km) を延伸開業。郷戸・滝谷・会津檜原(仮停車場)・会津西方・会津宮下の各駅新設。
- 1942年(昭和17年)6月1日 : 会津檜原仮停車場を駅に改める。
- 1956年(昭和31年)9月20日 : 会津宮下 - 会津川口 (15.4km) 延伸開業。早戸・会津水沼・会津中川・会津川口の各駅新設。
- 1957年(昭和32年)12月 - 1961年(昭和36年)12月 : 会津川口 - 只見間 電源開発(株)専用鉄道貨物輸送実施。
- 1963年(昭和38年)8月20日 : 会津川口 - 只見 (27.6km) を延伸開業。会津横田・会津蒲生・只見の各駅新設。
- 1965年(昭和40年)2月1日 : 本名・会津越川・会津大塩・会津塩沢の各駅新設。
只見線(小出 - 大白川)[編集]
- 1942年(昭和17年)11月1日 : 只見線として小出 - 大白川 (26.0km) が開業。越後広瀬・越後須原・入広瀬・大白川の各駅新設。 一ツ橋信号場(入広瀬 - 大白川間、専用線発着貨物取り扱い)新設。
- 1951年(昭和26年)
- 1954年(昭和29年)
- 1965年(昭和40年)8月15日 : 黒又川仮乗降場を廃止。
全通以降[編集]
- 1971年(昭和46年)8月29日 : 只見 - 大白川 (20.8km) を延伸開業(旅客営業のみ)。田子倉駅を新設。只見線の小出 - 大白川間を会津線へ編入し会津若松 - 小出 (135.2km) を新たに只見線とする。
- 1972年(昭和47年)10月2日 : 客車普通列車を廃止し、旅客列車をすべて気動車化。
- 1974年(昭和49年)10月31日 : 蒸気機関車が最後の運転。
- 1979年(昭和54年) : キハ40系気動車の運用を開始。
- 1980年(昭和55年)
- 10月1日 : 大白川 - 小出 (26.0km) の貨物営業を廃止。
- 12月1日 : 会津宮下 - 早戸間で線路に落石があり、上り回送列車が乗り上げ、先頭車が鉄橋脇に転落、2両目が脱線し、運転士が負傷する事故が発生。
- 1982年(昭和57年)8月1日 : 西若松 - 只見 (85.3km) の貨物営業を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 : 東日本旅客鉄道が承継(第1種・小出 - 会津若松(基本計画では起点・終点が逆転しているためこの順序))。日本貨物鉄道(第2種・西若松 - 会津若松 3.1km)。柿ノ木仮乗降場を駅に改める。
- 1996年(平成8年)4月16日 : 会津水沼 - 会津中川間で脱線事故が発生。
- 1999年(平成11年)4月1日: 日本貨物鉄道が西若松 - 会津若松 (3.1km) の第二種鉄道事業を廃止。
- 2001年(平成13年)
- 10月6日 : 全線開通30周年を記念して「SL&DL会津只見号」を会津若松 - 会津川口・只見間で運転(この年から「SL会津只見号」として毎年運行となる)。
- 12月1日 : 田子倉駅を臨時駅に改める(冬季休業化、時刻表に臨時駅の表示なし)。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 3月12日 : 早戸 - 会津水沼間の下大牧付近にて雪解けによる大規模な斜面崩壊が発生、その土砂に下り列車が乗り上げ先頭車が脱線、運転士が負傷する事故が発生。会津坂下・会津宮下 - 只見間が不通となり、バス代行(同年4月8日運行再開)。
- 事故当時の編成は会津川口側よりキハ40 559とキハ48 549であった[8]。
- 6月9日 : 会津中川 - 会津川口間、只見線を跨いで只見川に架かっていた町道の橋梁の撤去作業中に橋げたが一部ずり落ち、下り列車が接触して屋根が大破する事故が発生。負傷者なし。会津宮下 - 只見が不通となり、バス代行(同年7月1日運行再開)。
- 上記事故による只見線用車両4両(キハ48 546、キハ48 549、キハ40 2022、キハ40 2024[9])破損のため、2005年(平成17年)7月 - 2006年(平成18年)3月の間、小牛田(キハ40 548)・秋田(キハ48 1507)・八戸(第1次キハ40 558、キハ48 539・第2次キハ40 593、キハ48 1547)各区より車両を借り入れて運行。また、八戸区第2次車両は翌年3月まで只見線で運行された。
- 2005年は3月の脱線事故と前後の冬の豪雪とあいまって、半年間近くがバス代行という状態になった。
- 3月12日 : 早戸 - 会津水沼間の下大牧付近にて雪解けによる大規模な斜面崩壊が発生、その土砂に下り列車が乗り上げ先頭車が脱線、運転士が負傷する事故が発生。会津坂下・会津宮下 - 只見間が不通となり、バス代行(同年4月8日運行再開)。
- 2007年(平成19年)12月11日 : 大白川 - 小出間を特殊自動閉塞化。
- 2008年(平成20年)9月26日 : 只見 - 大白川間を特殊自動閉塞化。
- 2011年(平成23年)
- 7月23日 : 全線開通40周年を記念して「只見線全線開通40周年号」を会津若松 - 只見間で運転[News 2]。
- 7月30日 : 新潟・福島を襲った豪雨により会津川口 - 会津大塩間で只見川第5 - 第7橋梁が流失、また会津坂本 - 会津柳津間で路盤が流出し、会津坂下 - 小出間が不通となる[10][11][News 3]。
- 8月7日 : 会津坂下 - 会津宮下間が復旧[11]。
- 8月11日 : 大白川 - 小出間が復旧[11]。
- 8月28日 : 7月23日に続き、「只見線40周年号」を大白川 - 小出 - 長岡間で再び1往復運転[JR 2][注釈 1]。
- 10月7日 : 西若松 - 会津坂下間を特殊自動閉塞化。
- 12月3日 : 会津宮下 - 会津川口間が復旧[News 4][News 5]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月16日 : 田子倉駅を廃止[JR 4]。柿ノ木駅を臨時駅に改め全列車通過とする[JR 5]。
- 2015年(平成27年)
- 3月14日 : 柿ノ木駅を廃止[13][JR 6]。
- 9月10日 : 台風18号による豪雨により、西若松 - 会津本郷間の大川橋梁[JR 7]で軌道変位[14]が発生。このため会津若松 - 会津川口間で会津鉄道会津線直通列車以外の運転を見合わせ。
- 9月14日 : 会津若松 - 西若松間および会津坂下 - 会津川口間の運転を再開。西若松 - 会津坂下間でバス代行[JR 7]。
- 9月29日 : 西若松 - 会津坂下間の運転を再開[JR 8]。
- 12月19日 : 冬期間、雪崩・落雪対策として会津若松 - 会津川口間で速度を落として運転するため、会津若松 - 会津川口間の列車と、会津川口 - 只見間の代行バスが冬期間の時刻に変更となる[15]。
- 2018年(平成30年)6月15日 : 会津川口 - 只見間の復旧工事に着手[JR 9][News 6]。
- 2020年(令和2年)
- 3月:福島県包括外部監査において、只見線復旧事業について只見線が1本に繋がってこそ意味があり機能を発揮すると考えるのは共同幻想にすぎない。JR東日本が提示したバス転換案の方が地域振興に有効である旨指摘[16]。
- 3月14日:ダイヤ改正に伴い、会津若松 - 会津川口間でキハE120形の運用を開始[JR 10]。それに伴い郡山総合車両センター会津若松派出所属のキハ40系の運用を終了。只見 - 小出間においても所定はキハ110形に変更となった。ただし暫定的にキハ40・47形が代走する形で継続されている[17]。
- 11月16日 - 11月20日:橋りょう修繕工事実施に伴い、会津宮下 - 会津川口間が運休・バス代行(予定)[JR 11]。
新潟・福島豪雨による長期路線寸断[編集]
2011年7月の新潟・福島豪雨により、只見線は小出 - 会津坂下間113.6kmが不通(被害状況は前述)となった。2019年現在、会津川口-只見間の27.6kmは不通のままであり、同区間は代行バスが運行されている(「運行形態」節も参照)。
特に橋梁流失などが複数個所で発生した会津川口 - 只見間は、当初復旧工事が行われず、該当地域には「このまま廃線になるのではないか」と危機感が強まっていた。
2013年1月、福島県知事および周辺自治体首長が、JR東日本に同区間の復旧・存続を要請した。また福島県は国に対し、JR東日本への財政支援を求めた。これはJR東日本が東日本大震災で、路線等に多大な被害を受けたが、同社は2013年当時も黒字経営[注釈 2]であり、黒字経営の会社に鉄道軌道整備法の災害復旧援助が適用されないためである[18]。また福島県は、復旧費用の一部を補助できないかを検討している。
こうした動きに対して、2013年5月にJR東日本本社側からは、復旧費用が85億円との試算で着工から復旧まで4年以上かかるとの見通しが示された[News 7][JR 12](特に第八只見川橋梁の復旧だけで工期が4年かかる見込み)。またJR東日本単独での復旧は困難との見方をしており、福島県や沿線自治体との負担について調整を行った[News 8]が、難航している。JR東日本は、2014年8月5日に金山町で行われた住民説明会で[JR 13][JR 14]、福島県と沿線自治体から工事費の4分の1の負担を提示していることを明らかにした上で[News 9]、同区間の復旧の可否を2014年10月以降に判断する方針を示している[News 10]。
今回の只見線橋梁流出等の原因となった洪水被害については、只見線とほぼ平行して流れる只見川に、東北電力と電源開発が計10基のダムを建設したが、そのうちの一つ、滝ダムについては堆積する砂が貯水容量の38%に達しており、各ダムの堆積砂による貯水容量の低下により、ダムからあふれた水が、只見川で洪水となり、被害を拡大させた事を所有者の電源開発が認めている[注釈 3]。只見線不通区間に位置する金山町の被災者150名でつくる「只見川ダム災害金山町被災者の会」は、只見川流域の安全対策を怠ったダム災害と訴え、只見線をダムの堆積砂を運ぶ貨物線としても、活用してはどうかとの意見もある[News 11][News 12]。
只見線復旧に向けて[編集]
不通区間の復旧に対しては、福島県庁が復旧・再開に関してPRを行い[19]、これに呼応して福島市に本店を置く東邦銀行が2013年(平成25年)に『福島県只見線復旧基金』へ寄付を行なった[20]。只見町観光まちづくり協会においてもPR及び寄付による復旧費用寄付を募るサイトを出している[21]ほか、新潟県庁公式サイトでも福島県における状況をPRしている[22]。
2015年(平成27年)12月、福島民報は福島県と沿線市町村は、只見線が運転を再開した場合に生じる赤字分を補填する方向に入り、年明けにJR東日本側に伝える模様だと報じた[News 13]。また、2016年(平成28年)3月には、前述の「黒字経営会社への鉄道軌道整備法適用の為の法改正を(要旨)」要望する旨が報じられた。記事では、当初約85億円と見積もられていた復旧工事費が資材や人員不足で価格高騰し、100億円を超えるとも報じられた[News 14]。
2016年(平成28年)12月26日開催の「只見線復興推進会議検討会」では、福島県と沿線市町が施設と土地を保有しJR東日本が車両を運行する「上下分離方式」を採用し、鉄道で復旧させる方針が決まった。年間の費用負担はJR東日本が7100万円で県や沿線自治体が2億1000万円になる見込み。それを受けて、福島県は2017年(平成29年)1月下旬に第7回検討会議にて前述の上下分離方式の運営方法や、駅など鉄道施設の所有者、施設の維持費2億1000万円の負担割合を協議し、福島県と新潟・会津17市町村で構成する只見線復興推進会議で鉄道復旧方針の成案を年度内に決めるとした。
また、2017年(平成29年)1月に福島県や市町村、有識者で構成するプロジェクトチームを設立し、鉄道復旧後の只見線を活用した地域振興策に取り組む方針である。国会では大規模災害における被害が出た鉄道に対し、黒字の鉄道会社においても国が復旧支援が可能となる鉄道軌道整備法の改正案が検討されており、法改正されれば、国が復旧費用の3分の1を負担することも可能になる故に、地元負担額が大幅に減る可能性がある[News 15][News 16][News 17]。
また、2016年(平成28年)11月27日に会津若松市で開かれた復興推進会議検討会では、前回の会合で約108億円と提示した復旧費の総額について、只見町の第8橋梁の嵩上げを行わず、補強工事にとどめれば約81億円にまで圧縮できるとし、工期もこれまで示してきた4年から3年に短縮されると説明された。そのうえで、復旧費はJR東日本が3分の1にあたる約27億円を支払い、残りの3分の2にあたる約54億円については、県と会津地方17市町村がこれまで約21億円積み立てた只見線復旧復興基金を充て、残額を新たに支出する方向で一致した[News 18][News 19]。ただ、同年11月30日の会津美里町での検討会では会津若松市・会津坂下町の住民から上下分離方式に「半永久的に膨大な費用がかかることが心配」「子どもたちに大変な負担になる」と反対・慎重意見もあった[News 20][News 21]。
一方、JR東日本では、2016年(平成28年)11月30日から12月1日に市町村住民懇談会で、方針が正式確定していないため、鉄道復旧とバス転換の両方の想定による説明を行っていた[JR 16]。
最終的に、2017年(平成29年)3月27日の復興推進会議において、上下分離方式での復旧が決定した。行政負担分の年間2億1,000万円にも及ぶ維持管理費の負担割合を「県が7割、地元17市町村が3割」とする確認書が了承された[News 19][News 22]。2017年6月7日に、福島県鉄道活性化対策協議会はJR東日本に対し鉄路維持の要望を改めて行い、JR側は「これまでの経緯や地元の思いを重く受け止め、上下分離方式の枠組みなどの検討を進めており、正式決定に向け取り組んでいる」と回答している[News 23]。
2017年6月19日には、JR東日本と福島県の間で基本合意書の締結が行われ、上下分離方式による鉄道復旧が合意された[JR 17][News 24][News 25][News 26][News 27]。運休区間(会津川口駅 - 只見駅間)の復旧工事はJR東日本が行った上で、施設・土地を福島県に無償譲渡する[JR 17][News 26]。営業再開までに、福島県が第三種鉄道事業者、JR東日本が第二種鉄道事業者となる許可を取得[JR 17]。営業再開後、当該区間の鉄道施設等は第三種鉄道事業者の福島県が保有し、第二種鉄道事業者のJR東日本が保有車両で被災前の1日3往復を基本に列車を運行する[JR 17][News 24]。列車を運行するJR東日本が施設保有者の福島県へ線路使用料を支払うことになるが、運行経費が赤字とならないよう減免される[JR 17]。復旧費用の負担は福島県が3分の2、JR東日本が3分の1となる[JR 17]。福島県側の負担額54億円は県只見線復旧復興基金で積み立てた21億円を差し引いた33億円のほとんどを福島県が捻出して、会津地方17市町村の負担を軽減する方針[News 28][News 27][News 29]。
鉄路維持での理由としては、会津地方では豪雪地帯であるために只見線への住民の信頼が高く、只見町と新潟県魚沼市間の国道252号が通行止めの場合に只見線が代替路となり、防災上の観点から鉄道復旧が適切と判断したためである[News 28]。また、復旧後は、当該区間を含む只見線全線が厳しい利用状況であることを福島県が理解して、JR東日本と共に主体的に利用促進を行う[JR 17]。
復旧工事は、2018年(平成30年)5月中旬から除草などの準備工事を進め、6月より着手する計画で、6月15日に金山町の第7只見川橋りょう付近で起工式が行われた[News 30][News 26][News 27]。なお第6只見川橋りょうについては、2017年(平成29年)7月に豪雨被害を受けたことから、同年10月から前倒しで一部の撤去工事が行われている[JR 18]。
全線開通は2021(令和3)年度を目指すと報じられており[News 28][News 27]、内堀雅雄福島県知事も運行再開について「33年度中を目指す」(平成33年=令和3年)と明言している[News 25]が、この基本合意において営業運転再開時期は発表されておらず、復旧工事の進捗状況等を踏まえ設定するとしている[JR 17][News 26]。
2019年(令和元年)11月28日には、第5只見川橋りょう、第6只見川橋りょう、第7只見川橋りょうにおける橋脚等の完成および桁の架設の実施予定などが発表された[JR 19]。
2020年(令和2年)8月26日、第6只見川橋りょうにおいて地質条件が想定よりも悪いことが判明したため、橋梁の桁架設のための工法を再検討する必要があり、全線開通の時期が2022(令和4)年度上半期にずれ込む見込みとなり、運転再開について「2022(令和4)年度中を目指す」ことが発表された[JR 20]。
福島県包括外部監査における指摘[編集]
2020年(令和2年)3月に、福島県の「平成31年度包括外部監査報告書(復興事業に係る事務の執行について)」が公表された[16]。
その中で、只見線復旧事業については、下記のように、只見線が1本に繋がってこそ意味があり機能を発揮すると考えるのは共同幻想にすぎない。JR東日本が提示したバス転換案の方が地域振興に有効。只見線復旧事業費は別の事業で有効活用でき、上下分離に伴い今後の老朽化や災害復旧も県負担となる旨指摘されている。
「生活路線としての只見線の本質を捉えると、会津川口駅〜只見駅間を県・会津17市町村負担54億円掛けて鉄路で復旧させる必要はなかったのではないか。同区間はバス代行輸送により生活路線としての機能は維持できている。54億円は別の事業で有効活用できたのではないか。JR東日本がバス転換案で提示した地域振興策のように、古民家を活用した宿泊施設やサテライトオフィスを整備することも可能であろう。若しくは、医師、看護師招致(只見町朝日診療所などの国保診療所や県立宮下病院等)のための費用や、過疎地域でも都会と同じレベルの教育が受けられる受講費用、学習環境整備費用(自習室、図書室整備)など、医療、教育、福祉の分野での活用もできたのではないか。 不通区間の復旧は疑問視するが、不通区間以外の只見線の観光資源、観光振興を否定するものではない。只見線沿線の観光資源はもっと広く知られるべきであり、観光振興も強化されるべきであると思う。しかし、会津川口駅〜只見駅間を約81億円(県・市町村負担54億円)掛けて復旧しても、年間運営費(平成21年ベースで)2.8億円(県・市町村負担2.1億円)掛かり、老朽化により経費はさらに増えると予想される。更に今後の災害復旧時には全額負担することになる。[23]」
「只見線全線復旧という精神的価値に54億円を費やし、年間2.1億円の運営費を毎年負担するよりは、会津川口駅〜只見駅間はバス代行輸送にした方が、現実的対応だったと思う。会津川口駅〜只見駅間の鉄路復旧、只見線の全線開通それ自体が、特に経済的価値を生む訳ではなく、過疎、人口減少に対する地域振興策でもない。それを望むのであれば、不通になる以前に達成できていたはずである。只見線が1本に繋がってこそ意味があり、機能を発揮すると考えるのは共同幻想にすぎない。約54億円は別の事業で有効活用できたのではないか。[24]」
また、同監査報告書では有名撮影スポットである第一只見川橋梁等へのバス路線事業等の実証実験「来て。乗って!あいづ二次交通強化支援事業」に対してもその結果が低調であったことを踏まえ、「結果として単位当たりいくらまでの補助金となる事業なら実証事業を行う意味があるか、といった事前の判断基準の設定がない。実証事業に係る補助を効果的に行うには、単位当たり補助金上限額や見込み入込数を予め設定し、それが見込めない実証事業は、たとえ実証といえども補助対象としない、という補助金制度にすべきである。[25]」との指摘をしている。
運行形態[編集]
1972年3月15日から1988年3月12日まで急行「奥只見」が運行されていたが、現在は普通列車のみの運行である。
会津若松駅から小出駅へ向かう方面が下り列車であり、その逆方面が上り列車である。基本的に全列車とも線内折り返しで他線との直通運転はないが、磐越西線や上越線方面からの臨時列車が年に何本か設定されることがある。
只見線で使用されるキハE120形とキハ110形はワンマン運転対応車であるが、只見線内ではワンマン運転は行わないためワンマン運転用の設備は使用停止されている。
2011年7月の新潟・福島豪雨災害で、会津坂下駅 - 小出駅間が不通となった。12月3日までに会津坂下駅 - 会津川口駅間・大白川駅 - 小出駅間が復旧し、2012年10月1日に只見駅 - 大白川駅間が復旧した。会津川口駅 - 只見駅間は2017年[26]現在も不通で、2022年度の復旧を目指している。この区間には代行バスが運行されている[27]。
1日あたりの列車本数は会津若松駅 - 会津川口駅間が6往復、只見駅 - 小出駅間が3往復となっており、このほかに会津若松駅 - 会津坂下駅間・大白川駅 - 小出駅間の区間列車が1往復ずつ運転されている。
豪雨災害前のダイヤでは、1日あたり会津若松駅 - 会津川口駅間は8 - 9本程度、会津川口駅 - 只見駅(冬季は大白川駅)間は3往復、只見駅(冬季は大白川駅) - 小出駅間は5往復(1往復は大白川駅発着・土曜・休日・休校日は運休)であった。全線通しての運行する場合の所要時間は5時間程度である。
会津若松駅 - 西若松駅間には会津鉄道の列車も乗り入れており、只見線会津川口・小出方面の列車よりも本数は多い。なお、2021年3月13日のダイヤ改正では、会津鉄道線内の始発・最終列車の繰り上げの影響を受け、会津鉄道の車両により只見線内(会津若松駅 - 西若松駅間)のみで完結する列車が1往復設定される予定[28]。
過去に運行された優等列車[編集]
多層階建て急行「いなわしろ」[編集]
準急「あいづ」として1959年に仙台駅 - 喜多方駅間で運行を開始。1965年に会津川口駅(1967年から季節列車として只見駅まで延長)・会津線会津田島駅・磐越西線喜多方駅の3方向からの列車を会津若松駅で取りまとめて仙台駅へ向かう形態となり、1966年には急行へ格上げされ、1968年からは「あいづ」の愛称が上野駅 - 会津若松駅間の特急に使用されることになり、「いなわしろ」と改称された。
この列車の特色は、気動車の利点を生かして多層階建て列車として運用したことにある。キハ55系等のほか、会津線系統直通には、本来普通列車用だが単行運転可能なキハ52形等が充当された。
併結相手は会津若松駅 - 仙台駅間が急行「あがの」(喜多方駅発の「いなわしろ」が無い号便に限る)、郡山駅 - 仙台駅間が磐越東線直通の急行「いわき」である。沿線は豪雪地帯のため、冬期間は併結相手が遅延して何時間も来ないこともあったが、主要道の除雪もままならない時代だったことから、地域住民の貴重な足として運行され続けた。1982年、東北新幹線開業に伴う大規模ダイヤ改正で廃止された。
- 廃止時停車駅(福島駅 - 喜多方駅・只見駅間は急行区間、仙台駅 - 福島駅間は普通列車)
多層階建ての列車の宿命として、複雑な運転系統に伴う運用上の錯綜があった。ここではその例として、1968年(昭和43年)10月ダイヤ改正時の上下の「いなわしろ2号」の場合を挙げる。
- 下り「いなわしろ2号」
- 上り「いなわしろ2号」
- 「いなわしろ2号」は仙台始発であるが、始発時点で水戸行きの「いわき2号」を併結。福島駅で「いわき2号」の福島始発列車を併結し、郡山駅で「いわき2号」と別れて磐越西線に入り、会津若松駅で会津田島行き、会津川口(只見)行き、喜多方行きの3つの列車に分割されてそれぞれの終点に向かった。
「いなわしろ」、「あがの」、「いわき」と行き先が異なる上、それぞれ連結する相手の号便が異なること、多層階になった後も福島駅で分割・併合するなどしたため、時刻表の表記も各駅の乗車案内も難解をきわめた。また、乗客自身も乗っている号車が目的地にたどり着くのか確認することに苦労したといわれている。
冬季運休急行「奥只見」[編集]
奥只見(おくただみ)は、1972年10月2日から1988年3月13日(実質1987年11月30日)まで、会津若松駅 - 小出駅間(1982年11月15日からは普通列車として上越線浦佐駅まで延長)に運行されていた列車である。定期列車であったが、利用度および車両運用を配慮して、冬季の12月1日から翌年の3月31日まで運休する措置がとられる特異な列車であった。
表定速度は、只見線の線路条件の悪さ、運転士が1人乗務のためタブレットの通過取り扱いができないことによる交換駅全停車などにより40km/h程度に留まり、全線走破には3時間半程度を要した。
車両は一貫して非冷房のキハ58系で、1985年3月13日(実質1984年11月30日)までは3両編成、1985年3月14日(同1985年4月1日)からは2両編成で運転。本州内最後の非冷房優等定期列車であった。
- 廃止時停車駅(小出駅 - 浦佐駅間は普通列車)
なお、1971年8月29日から1972年10月1日までは臨時列車として運転され、只見駅から上越線経由で上野駅まで乗り入れていた。上野駅 - 小出駅間では、当時上野駅 - 秋田駅・柏崎駅間に運転されていた急行「鳥海」・「よねやま」と併結して運転されていた。
2006年7月15・16日には、浦佐駅 - 会津若松駅間で復活運転が行われる予定だったが、大雨の影響により運休となり、同年9月23日に改めて運転された。
使用車両[編集]
会津若松駅 - 会津川口駅間の車両は、郡山総合車両センター(仙コリ)に所属、同センターの会津若松派出所に常駐する。小出駅 - 只見駅間の車両は、新津運輸区(新ニツ)に所属する。特有の設備として、NTTドコモの衛星電話であるワイドスターが装備され、一部列車無線が通じない区間で使用される。
- キハE120形
- 2020年(令和2年)3月14日から運用開始[JR 10]。8両全車とも郡山総合車両センター会津若松派出所属。同所所属のキハ40系をすべて置き換え、会津若松駅 - 会津川口駅間で運用されている。
- 新津運輸区(信越本線・磐越西線・白新線・羽越本線・米坂線)で運用されていた車両が転入したものである。
- 塗色はキハ40系の東北地域本社色のデザインを踏襲した緑色に変更された。
- キハ110形
- 2020年(令和2年)7月12日から運用開始[29]。衛星携帯電話・GPS設置工事を施工した新津運輸区所属の100番台1両と200番台3両が小出駅 - 只見駅間で運用されている。
なお、会津若松駅 - 西若松駅間を走行する会津鉄道からの乗り入れ車両は、「会津鉄道#気動車」を参照のこと。
過去の使用車両[編集]
- キハ40系
- 1979年(昭和54年)から運用開始。2020年(令和2年)7月に運用終了[29]。
- 通常はキハ40形とキハ48形を使用。2011年の新潟・福島豪雨による被災で路線が分断されるまでは、郡山総合車両センター会津若松派出所属車が全線で運用されていたが、被災後は会津若松駅 - 会津川口駅間で会津若松所属車、只見駅 - 小出駅間で新津所属車が運用される形態となっていた。塗色は会津若松所属車が東北地域本社色、新津所属車が主に新潟色である。
- 2015年5月30日の仙石東北ラインの開通に伴う車両転配以降は全車冷房車で運用された[30]。
- キハ52形
- キハ53形
- キハ58形を改造した200番代が201、202の2両配置されていた。
- キハ58系
- 普通列車や急行「奥只見」として定期運用されていた。臨時列車としては新津運輸区所属車が「只見紅葉号」、「磐西只見ぐるり一周号」で入線したほか、2007年2月10日 - 11日に「只見雪祭り号」として秋田車両センター所属の元よねしろ用車が入線した。
- C11形蒸気機関車
- 国鉄時代に貨物列車や客車列車を牽引していた。臨時列車「SL会津只見号」として真岡鐵道所属の325号機が入線していたが、同機は2020年に東武鉄道に譲渡された。
2015年[29]に登場した縁結びラッピング列車(2017年8月)
駅一覧[編集]
- 全列車(会津鉄道会津線直通列車を含む)が線内の全ての駅に停車する。
- 線路(全線単線) … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
- 駅名欄の背景色が■である駅(本名駅 - 会津蒲生駅)は平成23年7月新潟・福島豪雨により不通・バス代行となっている区間の駅であることを示す(2012年10月1日現在)。
- バス代行の停車箇所は当該駅のほか、2012年12月1日より会津川口 - 本名間に「川口高校前」、本名 - 会津越川間に「湯倉入口」、会津蒲生 - 只見間に「叶津」が追加されている[JR 14]。
駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 線路 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
駅間 | 累計 | ||||||
会津若松駅 | - | 0.0 | 東日本旅客鉄道:■磐越西線 | ∨ | 福島県 | 会津若松市 | |
七日町駅 | 1.3 | 1.3 | | | ||||
西若松駅 | 1.8 | 3.1 | 会津鉄道:会津線[* 1] | ◇ | |||
会津本郷駅 | 3.4 | 6.5 | | | ||||
会津高田駅 | 4.8 | 11.3 | | | 大沼郡 会津美里町 | |||
根岸駅 | 3.5 | 14.8 | | | ||||
新鶴駅 | 2.0 | 16.8 | | | ||||
若宮駅 | 2.1 | 18.9 | | | 河沼郡 | 会津坂下町 | ||
会津坂下駅 | 2.7 | 21.6 | ◇ | ||||
塔寺駅 | 4.4 | 26.0 | | | ||||
会津坂本駅 | 3.7 | 29.7 | | | ||||
会津柳津駅 | 3.6 | 33.3 | | | 柳津町 | |||
郷戸駅 | 3.6 | 36.9 | | | ||||
滝谷駅 | 2.7 | 39.6 | | | ||||
会津桧原駅 | 1.9 | 41.5 | | | 大沼郡 | 三島町 | ||
会津西方駅 | 2.2 | 43.7 | | | ||||
会津宮下駅 | 1.7 | 45.4 | ◇ | ||||
早戸駅 | 5.8 | 51.2 | | | ||||
会津水沼駅 | 3.9 | 55.1 | | | 金山町 | |||
会津中川駅 | 3.2 | 58.3 | | | ||||
会津川口駅 | 2.5 | 60.8 | ◇ | ||||
本名駅 | 2.8 | 63.6 | | | ||||
会津越川駅 | 6.4 | 70.0 | | | ||||
会津横田駅 | 3.2 | 73.2 | | | ||||
会津大塩駅 | 2.2 | 75.4 | | | ||||
会津塩沢駅 | 5.5 | 80.9 | | | 南会津郡 只見町 | |||
会津蒲生駅 | 3.0 | 83.9 | | | ||||
只見駅 | 4.5 | 88.4 | ◇ | ||||
大白川駅 | 20.8 | 109.2 | ◇ | 新潟県 魚沼市 | |||
入広瀬駅 | 6.4 | 115.6 | | | ||||
上条駅 | 3.1 | 118.7 | | | ||||
越後須原駅 | 4.4 | 123.1 | | | ||||
魚沼田中駅 | 3.9 | 127.0 | | | ||||
越後広瀬駅 | 2.5 | 129.5 | | | ||||
藪神駅 | 2.1 | 131.6 | | | ||||
小出駅 | 3.6 | 135.2 | 東日本旅客鉄道:■上越線 | ∧ |
- ^ 会津鉄道会津線の起点は西若松駅であるが、全列車が会津若松駅へ乗り入れる。
2019年度の時点で、JR東日本自社による乗車人員集計[31]の対象駅は会津若松駅・西若松駅・会津坂下駅・会津宮下駅・会津川口駅・只見駅・小出駅である。それ以外の駅は完全な無人駅のため集計対象から外されている。
国鉄・JRの他の駅名と重複しないよう、地方名の「会津」(この地域の旧国名は「岩代」であるが、こちらは使われていない)を冠した駅が非常に多い。根岸駅が根岸線根岸駅と同名なのは、根岸線の駅の方が遅れて開業したことによる。
廃駅[編集]
- 田子倉駅(只見駅 - 大白川駅間) - 2013年3月16日廃止。
- 柿ノ木駅(大白川駅 - 入広瀬駅間) - 2015年3月14日廃止。
- 黒又川仮乗降場(柿ノ木駅 - 入広瀬駅間) - 1965年7月15日頃廃止。
平均通過人員[編集]
各年度の平均通過人員(人/日)は以下の通り[JR 21][JR 22][JR 23]。
年度 | 会津若松 - 小出 (全区間) [注釈 4] |
会津若松 - 会津坂下 |
会津坂下 - 会津川口 |
会津川口 - 只見 [注釈 4] |
只見 - 小出 [注釈 4] |
---|---|---|---|---|---|
1987年度 | 644 | 1,962 | 533 | 184 | 369 |
2011年度 | 316 | 1,314 | 228 | 21 | 102 |
2012年度 | 305 | 1,277 | 218 | 21 | 98 |
2013年度 | 317 | 1,315 | 219 | 22 | 112 |
2014年度 | 304 | 1,234 | 208 | 43 | 109 |
2015年度 | 321 | 1,315 | 222 | 35 | 115 |
2016年度 | 304 | 1,250 | 199 | 37 | 114 |
2017年度 | 290 | 1,191 | 190 | 30 | 113 |
その他[編集]
急行「奥只見」を舞台にした小説に、西村京太郎の「急行奥只見殺人事件」がある。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
JRプレスリリース[編集]
- ^ a b “〜またひとつ思い出に変わります〜「JR只見線ありがとうタブレット」記念旅行商品と記念入場券を発売します” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2012年9月7日), オリジナルの2013年6月19日時点におけるアーカイブ。 2020年5月18日閲覧。
- ^ “小出駅が新しく生まれ変わります。” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道新潟支社, (2011年8月24日), オリジナルの2015年3月19日時点におけるアーカイブ。 2020年5月18日閲覧。
- ^ “只見線只見〜大白川間運転再開のお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2012年9月7日), オリジナルの2015年7月21日時点におけるアーカイブ。 2020年5月18日閲覧。
- ^ “只見線田子倉駅廃止について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2013年2月25日), オリジナルの2015年7月21日時点におけるアーカイブ。 2020年5月18日閲覧。
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- ^ a b “只見線「会津若松駅〜会津川口駅間」列車および代行バス運転について (PDF)”. 東日本旅客鉄道仙台支社 (2015年9月14日). 2015年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月14日閲覧。
- ^ “只見線 西若松駅〜会津坂下駅間 運転再開について (PDF)”. 東日本旅客鉄道仙台支社 (2015年9月25日). 2015年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月29日閲覧。
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- ^ “只見線(会津宮下駅〜会津川口駅)保守工事に伴う「代行バス運転」実施について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2020年9月17日), オリジナルの2020年9月17日時点におけるアーカイブ。 2020年9月17日閲覧。
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- ^ “「只見線沿線市町村住民懇談会」当社説明資料(2016年11月30日、12月1日) (PDF)”. 東日本旅客鉄道 (2016年12月6日). 2017年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月6日閲覧。[JR 15]
- ^ a b c d e f g h “「只見線(会津川口〜只見間)の鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書」の締結について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2017年6月19日), オリジナルの2017年6月19日時点におけるアーカイブ。 2017年6月19日閲覧。
- ^ “第6只見川橋りょう一部施設の撤去工事に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2017年9月25日), オリジナルの2017年10月15日時点におけるアーカイブ。 2017年10月15日閲覧。
- ^ “只見線の運転再開に向けた取組みならびに車両の置換えについて” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2019年11月28日), オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブ。 2020年9月17日閲覧。
- ^ “只見線(会津川口〜只見間) 復旧工事の完了時期について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2020年8月26日), オリジナルの2020年9月1日時点におけるアーカイブ。 2020年9月17日閲覧。
- ^ 路線別ご利用状況(2011〜2015年度) (PDF) - JR東日本
- ^ 路線別ご利用状況(2012〜2016年度) (PDF) - JR東日本
- ^ 路線別ご利用状況(2013〜2017年度) (PDF) - JR東日本
新聞記事等[編集]
- ^ 昭和29年12月10日読売新聞新潟読売B
- ^ ““只見線全線開通40周年号”運転”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース (2011年7月24日). 2011年7月25日閲覧。
- ^ 杉山淳一の時事日想:もうひとつの福島――「只見線」を忘れてはいけない - ITmedia ビジネス ONLINE、2012年12月28日 08時01分 更新(2015年4月9日閲覧)
- ^ 3日に運転再開 只見線会津宮下―会津川口間 JR仙台支社 - 交通新聞、2011年12月1日。
- ^ 只見線の一部運行再開 会津宮下-会津川口間 - 福島民報、2011年12月4日(共同通信47NEWSより)
- ^ “(福島)<JR只見線>復旧工事始まる 21年度運行再開目指す”. 河北新報. (2018年6月16日). オリジナルの2018年6月16日時点におけるアーカイブ。 2018年6月16日閲覧。
- ^ 只見線復旧費85億円 - 2013年5月23日読売新聞福島版
- ^ JR、単独復旧「困難」 只見線不通区間 財政支援、県などと協議へ - 2013年5月13日福島民報(2013年5月20日閲覧)
- ^ 只見線、秋以降に復旧の可否判断へJR東日本が説明会で意向示す新潟日報 2014年8月5日
- ^ 復旧可否、10月以降に判断 JR東日本、金山で方針説明 - 福島民報 2014年8月6日
- ^ 節出典 東京新聞 2013年3月17日発行 「ダム乱開発の人災」・「大洪水で線路寸断」26面・27面
- ^ 節出典 2013年2月2日 福島民報論説 【只見線の全面復旧】公共交通自覚と責任を
- ^ “JR只見線、再開後の赤字補填へ 県と沿線市町村”. 福島民報 (福島民報社). (2015年12月13日). オリジナルの2015年12月13日時点におけるアーカイブ。 2015年12月29日閲覧。
- ^ “只見線復旧へ法改正を 復興推進会議員自民県議に要望”. 福島民報 (福島民報社). (2016年3月30日). オリジナルの2016年3月30日時点におけるアーカイブ。 2016年3月31日閲覧。
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- ^ “JR只見線、鉄道復旧決定へ JR東日本「重く受け止める」”. 福島民友(みんゆうNet) (福島民友新聞社). (2017年6月8日). オリジナルの2017年6月8日時点におけるアーカイブ。 2017年6月11日閲覧。
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- ^ a b “只見線、33年度再開目指す 福島県・JR東合意 鉄路復旧「上下分離」”. 産経新聞 (産経新聞社). (2017年6月20日) 2017年6月21日閲覧。
- ^ a b c d “豪雨災害で不通の只見線・会津川口〜只見間、復旧工事に着手 JR東日本”. 乗りものニュース (2018年5月16日). 2018年5月16日閲覧。
- ^ a b c d “「只見線」復旧へ6月着工 JR東日本、21年度中の完成目指す”. 福島民友 (2018年5月16日). 2018年5月16日閲覧。
- ^ a b c “只見線 鉄路で復旧 2021年度全線開通目標 JR決定”. 福島民報 (県内ニュース(主要)) (福島民報社). (2017年6月18日). オリジナルの2017年6月18日時点におけるアーカイブ。 2017年6月19日閲覧。
- ^ “JR只見線復旧、年度内着手へ 福島県、事業費54億円計上”. 福島民友(みんゆうNet) (福島民友新聞社). (2017年6月17日). オリジナルの2017年6月17日時点におけるアーカイブ。 2017年6月19日閲覧。
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その他[編集]
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- ^ 日本国有鉄道電気局『鉄道電報略号』、1959年9月17日、23頁。
- ^ レンタサイクル始まりました! - 只見町観光まちづくり協会
- ^ レンタサイクル(電動アシスト自転車)開始 - 三島町観光協会
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『鉄道省年報. 昭和10年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
- ^ 「鉄道省告示第497号」『官報』1934年10月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 鉄道事故調査報告書 IV 東日本旅客鉄道株式会社只見線早戸駅〜会津水沼駅間列車脱線事故 (PDF) - 航空・鉄道事故調査委員会、2006年4月28日
- ^ 鉄道ピクトリアル No.841 2010年11月号(なお本文では誤記によりキハ48 546とキハ48 549がそれぞれキハ40 546とキハ40 549となっている)
- ^ “平成23年7月新潟・福島豪雨による被害状況等について (PDF)”. 内閣府 (2011年8月4日). 2011年10月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年8月20日閲覧。
- ^ a b c “平成23年7月新潟・福島豪雨の被害状況等について(第14報)”. 国土交通省 (2011年8月22日). 2013年2月22日閲覧。
- ^ “平成24年市報うおぬま8月10日号 (PDF)”. 魚沼市 (2012年8月10日). 2014年4月10日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年1月28日閲覧。
- ^ 『JTB時刻表』2015年3月号、JTBパブリッシング、p.32
- ^ “台風第18号及び第17号による大雨等に係る被害状況等について(第13報) (2015/09/14 6:00現在) (PDF)”. 国土交通省 (2015年9月14日). 2015年9月14日閲覧。
- ^ “只見線 会津若松駅〜只見駅間の冬期間の時刻変更について (PDF)”. 奥会津歳時記の郷. 只見川電源流域振興協議会. 2017年3月29日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年3月29日閲覧。
- ^ a b 包括外部監査の結果 - 福島県ホームページ 2021年1月15日閲覧。
- ^ 『鉄道ダイヤ情報』2020年4月号の定期列車 編成変更情報に明記されている。
- ^ 参議院 国土交通委員会調査室編 東日本大震災からの復旧・復興に向けての取り組み p.169 (PDF)
- ^ “只見線の復旧・復興に関する取り組みについて”. 福島県 (2014年4月15日). 2015年12月29日閲覧。
- ^ “福島県只見線復旧基金への寄付について” (日本語) (プレスリリース), 東邦銀行, (2013年12月25日) 2015年12月29日閲覧。
- ^ “JR只見線・JR只見駅について”. 只見町観光まちづくり協会. 2017年1月8日閲覧。
- ^ 新潟県交通政策課 (2015年5月11日). “福島県による只見線早期復旧に向けた只見線復旧復興復旧寄付金・只見線応援団にご協力ください”. 新潟県. 2015年12月29日閲覧。
- ^ 平成31年度包括外部監査報告書(復興事業に係る事務の執行について)(PDF) p140 2021年1月15日閲覧。
- ^ 平成31年度包括外部監査報告書(復興事業に係る事務の執行について)(PDF) p141 2021年1月15日閲覧。
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- ^ JTBパブリッシング『JTB時刻表』2017年10月号
- ^ JR只見線の時刻表(代行バス含 2019.3.28更新) 只見町観光まちづくり協会
- ^ 令和3年3月ダイヤ改正について - 会津鉄道、2020年12月25日。2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c “秘境の旅路彩り40年 最後の勇姿 魚沼 只見線キハ40系引退”. 新潟日報. (2020年7月14日)
- ^ 『鉄道ファン』2015年5月号、交友社、P73-74
- ^ “各駅の乗車人員”. 東日本旅客鉄道. 2020年12月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 計画・災害復旧
- 観光(新潟県側)
- 路線図・パンフレット
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