二本松駅

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二本松駅
駅舎(2022年5月)
にほんまつ
Nihommatsu
杉田 (3.7 km)
(4.2 km) 安達
地図
所在地 福島県二本松市本町二丁目262
北緯37度35分22.5秒 東経140度26分7.1秒 / 北緯37.589583度 東経140.435306度 / 37.589583; 140.435306座標: 北緯37度35分22.5秒 東経140度26分7.1秒 / 北緯37.589583度 東経140.435306度 / 37.589583; 140.435306
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 東北本線
キロ程 250.3 km(東京起点)
電報略号 ニマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,322人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1887年明治20年)12月15日[2]
備考
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二本松駅(にほんまつえき)は、福島県二本松市本町(もとまち)二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム2面2線をもつ地上駅である[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。

当駅は以前特急列車の停車駅だった。1982年11月15日ダイヤ改正ひばり号が廃止されたが、東北新幹線の駅から離れていたため、一部の特急を当駅停車とした。しかし1992年6月30日をもって、当駅停車の特急つばさ山形新幹線開業に伴い廃止され、以後は普通列車のみ停車する駅となった。

1990年代には、朝の上りに当駅始発の気動車普通列車があった(車両は郡山から回送)。また、福島方面からの当駅止まり、折り返し福島行きの普通列車(455系電車による)も存在していた。1998年3月14日のダイヤ改正では平日朝に当駅始発列車(719系6両編成、車両は福島から回送。)が再度設定されたが、1年弱で松川始発に短縮され、当駅始発列車は消滅した。また寝台特急北斗星」の当駅での通過待ちが見直された。これらのことにより従来、折返しや優等列車の通過待ちに使用されてきた中線の2番線は、6月末に廃止された。同時に本線下り出発信号機、上り場内信号機も撤去され、配線がスリムになった。その後、従来の3番線を2番線に改称した。

福島統括センター(福島駅)が管理する業務委託駅JR東日本東北総合サービスが受託)。早朝夜間は駅員が不在となる。直営駅時代は管理駅として安達駅杉田駅を管理していた。また要員不足時は福島駅から助勤派遣されていた。

構内に話せる指定席券売機[3]Suica対応自動券売機・簡易Suica改札機・待合室トイレ(駅舎外・1番線ホーム)・二本松市観光案内所・コインロッカー(駅舎外)・自動販売機(飲料・タバコ・アイスクリーム)などがある。また、バリアフリー対策として、エレベーターが2台設置された。

東北の駅百選に選ばれている。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 東北本線 下り 福島仙台方面
2 上り 郡山黒磯方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況[編集]

JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は1,322人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 2,655 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 2,670 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 2,562 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 2,445 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 2,386 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 2,316 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 2,250 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 2,148 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 2,086 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 2,062 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 1,966 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 2,019 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 2,040 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 2,085 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 2,015 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 1,977 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 1,905 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 1,807 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 1,762 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 1,661 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 1,266 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 1,274 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 1,322 [利用客数 1]

駅周辺[編集]

駅前風景

バス路線[編集]

福島交通が運行する路線バスが発着する。

二本松駅前
  • 若宮二丁目行
  • 二本松市役所行
  • 本町行
  • 岳温泉行 / JICA・NTC行
  • 二本松営業所
  • 奥岳シャトルバス:岳温泉行(季節運行)
  • あだたら高原スキー場シャトルバス[12](冬季運行、予約制)※当日空席があれば予約無しでも乗車可能
二本松駅入口

その他[編集]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
東北本線
杉田駅 - 二本松駅 - 安達駅

脚注[編集]

記事本文[編集]

  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 13号 仙台駅・船岡駅・松島海岸駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月4日、22頁。 
  2. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、401頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b c d 駅の情報(二本松駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2021年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月19日閲覧。
  4. ^ 『逓信省告示第220号』昭和14年1月28日官報第3618号755ページ
  5. ^ 『東北電信電話史資料 事業史39-10』東北電気通信局、1964、202頁。 
  6. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
  7. ^ 「小牛田駅など七駅にも」『交通新聞』交通協力会、1974年3月31日、3面。
  8. ^ 「姿消す“お城の二本松駅”」『交通新聞』交通協力会、1976年1月27日、2面。
  9. ^ 「新しい二本松駅が完成」『交通新聞』交通協力会、1976年9月14日、1面。
  10. ^ Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。 オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200524150337/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2020年5月25日閲覧 
  11. ^ JR二本松駅にエレベーターが設置されました - 福島県二本松市ホームページ
  12. ^ あだたら高原スキー場行きシャトルバス運行

利用状況[編集]

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月9日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月22日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]