象潟駅

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象潟駅
Kisakata Station 20180526.jpg
駅舎(2018年5月)
きさかた
Kisakata
上浜 (4.9km)
(5.8km) 金浦
所在地 秋田県にかほ市象潟町字家の後23
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 羽越本線
キロ程 203.4km(新津起点)
電報略号 キサ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
198人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1921年大正10年)11月15日[1]
備考 業務委託駅
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象潟駅(きさかたえき)は、秋田県にかほ市象潟町字家の後(いえのうしろ)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線である。

特急いなほ」が停車する。かつては寝台特急「あけぼの」・「日本海」、臨時快速「きらきらうえつ」が停車していた。

歴史[編集]

1966年改築の駅舎(2004年7月)
  • 1921年大正10年)11月15日鉄道省国鉄陸羽西線・吹浦 - 象潟間開通の際、由利郡象潟町に新設[1]
  • 1922年(大正11年)6月30日:陸羽西線・象潟 - 羽後本荘間が開通[2]
  • 1924年(大正13年)4月20日:羽越線(後の羽越本線)に所属線を変更。
  • 1966年昭和41年)11月:駅舎を改築する。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:専用線発着の貨物取り扱い廃止。当駅からの貨物輸送終了。
    • 東側の側線より南東にあった松田製線→キサカタ鋼業(サンロックオーヨドキサカタ工場)[注釈 1]への専用線があり、岩手県釜石より鋼板や鉄鋼などの貨物輸送を行っていた。国鉄、松田製線で個々に入れ替え機関車を所有。松田製線機関車は上郷小学校裏に車掌車と共に留置されていた[注釈 2]が後に撤去される。 
    • このほか、1975年(昭和50年)までは西側に秋田石油象潟油槽所の専用線、さらに南東(TDK象潟工場跡地の南側)に大華鉱業の専用線があり、石油や鉱石の輸送を行っていた。このどちらの施設も閉鎖され、油槽所跡地は空き地と駐車場、大革鉱業の跡地は公民館や体育館になっている。
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
  • 1993年平成5年)3月23日:駅構内で貨物列車が脱線する事故[3][4]。この事故により、日本貨物鉄道(JR貨物)は翌年度から国鉄コキ50000形貨車の台車をすべて交換することとした[4]
  • 2006年(平成18年)3月24日:みどりの窓口廃止[5]。「もしもし券売機Kaeruくん」稼働開始[6]
  • 2010年(平成22年)4月1日:本楯駅 - 上浜駅間各駅管理権限を羽後本荘駅に委譲、自駅のみの管理となる。
  • 2012年(平成24年)
  • 2020年令和2年)4月1日:業務委託化。象潟駅長・助役が廃止され、羽後本荘駅管理となる。

駅構造[編集]

ホーム(2011年7月)

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のプラットホームを有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。

2012年4月20日に、JR東日本は2013年に開催される秋田デスティネーションキャンペーンと、それに向けて2012年に開催されたプレデスティネーションキャンペーンを見据えて、秋田を訪れる観光客を綺麗な駅舎で迎えることを目指した駅舎の整備が行うことを発表した[9]。当駅の駅舎は2012年10月1日にリニューアルされた[7]。俳人松尾芭蕉が「おくのほそ道」への旅で訪れた景勝地であることにちなんで和風を意識したコンセプト設定が行われている。アルミ材がむき出しであった入口には木製防風スクリーンが設置され、民家の屋根に似せた形状としてある。待合室の天井は格子状となり、また鳥海山、かつては海に浮かぶ景勝地であった九十九島、芭蕉の句にちなんだ「雨に濡れたねむの花」などを飾り障子で表現している[8]

羽後本荘駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅。直営駅時代の末期は自駅のみの単駅管理となっていた[注釈 3]。駅舎には自動券売機指定席券売機、待合室、観光案内所兼売店などがある。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 羽越本線 下り 羽後本荘秋田方面[10]
2 上り 酒田新潟方面[10]
3 (待避線)

利用状況[編集]

JR東日本によると、2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員は198人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 496 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 436 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 395 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 369 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 340 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 326 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 308 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 311 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 288 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 275 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 265 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 257 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 271 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 287 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 247 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 224 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 204 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 188 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 191 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 198 [利用客数 1]

駅周辺[編集]

駅周辺は、にかほ市の中心地である。

バス路線[編集]

その他[編集]

隣の駅[編集]

※特急「いなほ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
羽越本線
上浜駅 - 象潟駅 - 金浦駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ サンロックオーヨドキサカタ工場は2006年3月で閉鎖され、現在は住宅地になっている。
  2. ^ 「広報きさかた昭和62年1月号」によると、昭和61年12月10日に小滝保育園にて出発式が行われた。
  3. ^ かつては、管理下の駅が存在したが、詳細は#歴史参照

出典[編集]

  1. ^ a b 「鐵道省告示第156号」『官報』1921年11月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 「鐵道省告示第67号」『官報』1922年06月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ “羽越線でも”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年2月25日) 
  4. ^ a b “3千両を新台車に交換 JR貨物、来年度から 羽越線の脱線事故 「ワク」の損傷と判断”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1993年2月26日) 
  5. ^ “JR東日本 「みどりの窓口」廃止へ 県内8駅 湯沢市など「撤回を」” 朝日新聞 (朝日新聞社): p31. (2006年3月2日 朝刊)
  6. ^ “みどりの窓口リストラ” 朝日新聞 (朝日新聞社): p23. (2006年7月11日 夕刊)
  7. ^ a b “象潟駅、男鹿駅をきれいにリニューアルをいたします” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道秋田支社, (2012年9月28日), オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200517072531/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20120928-1.pdf 2020年5月17日閲覧。 
  8. ^ a b 交通新聞2013年1月18日
  9. ^ “秋田デスティネーションキャンペーンに向けた駅舎整備について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道秋田支社, (2012年4月20日), オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200517082401/https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20120420-4.pdf 2020年5月17日閲覧。 
  10. ^ a b 駅構内図(象潟駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年3月13日閲覧。

利用状況[編集]

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]