三厩駅

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三厩駅
駅舎(2023年10月)
みんまや[* 1]
Mimmaya
津軽浜名 (3.1 km)
地図
青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩東町[2]299
北緯41度11分7.33秒 東経140度26分39.80秒 / 北緯41.1853694度 東経140.4443889度 / 41.1853694; 140.4443889座標: 北緯41度11分7.33秒 東経140度26分39.80秒 / 北緯41.1853694度 東経140.4443889度 / 41.1853694; 140.4443889
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 津軽線
キロ程 55.8 km(青森起点)
電報略号 ミマ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
25人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1958年昭和33年)10月21日[2][3]
備考 無人駅[4]
  1. ^ 開業時から1991年までは「みまや」で呼称[1]
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三厩駅(みんまやえき)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩東町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)津軽線である[2]。津軽線の終着駅で、JR東日本盛岡支社の最西端駅である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅。元は島式ホーム1面2線であったが[2]、CTC化による合理化で、旧1番線にあたる駅舎側の線路は使用停止されたうえで柵で封鎖され、旧2番線にあたるホームのみ使用している。

以前は夜間滞泊があり、ホームの奥にある気動車を収容する車庫を使用していたが、現在は当駅最終列車は到着後に蟹田駅まで回送しているため撤去された。駅舎横に三厩乗務員休養室がある。

駅舎は開業当時のものを使用している[2]。現在は青森駅が管理する無人駅[4]。入口扉の上には絵画があり、その中には太宰治の小説「津軽」より当所を描いた部分が抜粋されて載せられている。

津軽線では新中小国信号場から当駅までの間は長らくCTCが導入されておらず、その導入前日の2019年4月28日まで運転取扱業務を行っていたため長らく直営駅となっていた。駅舎には出札窓口も設置されていた。また、管理駅として今別駅津軽浜名駅を管理していた。

利用状況[編集]

JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 48 [利用客数 1]
2001年(平成13年) 51 [利用客数 2]
2002年(平成14年) 47 [利用客数 3]
2003年(平成15年) 49 [利用客数 4]
2004年(平成16年) 38 [利用客数 5]
2005年(平成17年) 35 [利用客数 6]
2006年(平成18年) 35 [利用客数 7]
2007年(平成19年) 32 [利用客数 8]
2008年(平成20年) 27 [利用客数 9]
2009年(平成21年) 27 [利用客数 10]
2010年(平成22年) 34 [利用客数 11]
2011年(平成23年) 33 [利用客数 12]
2012年(平成24年) 31 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 30 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 22 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 23 [利用客数 16]
2016年(平成28年) 23 [利用客数 17]
2017年(平成29年) 22 [利用客数 18]
2018年(平成30年) 25 [利用客数 19]

駅周辺[編集]

駅より三厩地区循環バスを利用して竜飛崎方面へ行くことができる。(2007年10月)
県道230号を1 km程進むと旧三厩村の市街地に到着する。

当駅から接続する観光地[編集]

  • 階段国道 - 上る場合、三厩地区循環バスに乗車約35分、「龍飛漁港」停留所下車。下る場合、同じバスに乗車約40分、「龍飛崎灯台」停留所下車。
  • 道の駅みんまや(青函トンネル記念館) - 三厩地区循環バスに乗車約40分、「青函トンネル記念館前」下車。
  • 竜飛崎龍飛埼灯台 - 三厩地区循環バスに乗車約40分、「龍飛崎灯台」停留所下車後、徒歩約5分。

その他[編集]

  • 「かつては青函トンネル建設基地として、たくさんの人々が訪れたが、現在は、旅情豊かな風と潮の町の静寂な駅」として、東北の駅百選に選定された[2]
  • 「厩」の字は、「厂(がんだれ)」に「白・匕・旡」と書くものが正しく、JIS X 0213:2004の例示字形における字形(メイリオフォントに採用されている)を用いている。しかし、現在[いつ?]の大部分の環境においては、正しい字形で表示されない。また、一部の看板等では「厂(がんだれ)」に「既」と書く拡張新字体の表記も見られる。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
津軽線
津軽浜名駅 - 三厩駅

脚注[編集]

記事本文[編集]

  1. ^ a b 編集部「3月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第41巻第6号(通巻第544号)、電気車研究会、1991年6月1日、72頁、ISSN 0040-4047 
  2. ^ a b c d e f g h i j 『週刊 JR全駅・全車両基地』 31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、23頁。 
  3. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、558頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b c “(青森)津軽半島最北の駅が無人に 駅長さん、有終の一日”. 朝日新聞. (2019年6月8日). オリジナルの2019年6月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190608074304/https://www.asahi.com/sp/articles/ASM6352HBM63UBNB00F.html 2019年6月8日閲覧。 

利用状況[編集]

  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年2月19日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月7日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]