新中小国信号場

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:新幹線と在来線の合流部分で、三線軌条がわかるような画像の画像提供をお願いします。2016年7月
新中小国信号場
信号場構内(函館側から青森側を望む)
信号場構内(函館側から青森側を望む)
しんなかおぐに
Shin-nakaoguni
所在地 青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田小国
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 ナク
駅構造 地上
開業年月日 1988年昭和63年)3月13日
乗入路線 3 路線
所属路線 北海道新幹線(JR北海道)
キロ程 28.9km(新青森起点)
新青森 (28.9km)
所属路線 海峡線(JR北海道)
キロ程 2.3km(中小国起点)
中小国 (2.3km)
所属路線 津軽線(JR東日本)
キロ程 33.7km(青森起点)
中小国 (2.3km)
(1.3km) 大平
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新中小国信号場(しんなかおぐにしんごうじょう)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田小国にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)北海道新幹線海峡線および東日本旅客鉄道(JR東日本)津軽線信号場である。本項目では、この信号場内扱いとなる、北海道新幹線・海峡線の共用区間始点大平分岐部(おおだいぶんきぶ)[1]についても述べる。

概要[編集]

在来線としては津軽線中小国駅より大平駅方向に約2.3 km、大平駅から約1.3kmの地点、新幹線としては新青森駅起点28.890 km・東京駅起点702.713 km地点[1]にある信号場で、津軽線と海峡線および北海道新幹線の施設上の分界点・会社境界である[注 1]。JR北海道が管轄・管理する停車場としては最南端に位置し、在来線としての所属線も開設以来津軽線ではなく海峡線となっている[2]

津軽線は青森駅 - 当信号場間が電化[注 2]、当信号場 - 三厩駅間が非電化となっており、また、海峡線の列車は、当信号場で自動列車保安装置ATS-SNDS-ATC型の間で切り替える。

歴史[編集]

信号場構造[編集]

構内配線図
分界点標識

構内配線図の通り、本信号場は「複合形信号場」であり、日本国内における信号場としては、他に例を見ない複雑な配線構造となっている。

在来線側[編集]

在来線側は東西に構内が伸び、北側3線が海峡線(電化)、南側1線が津軽線(非電化)となる。また、海峡線では長大な貨物列車が運転されているため、構内有効長が非常に長い。

JR北海道側(海峡線)は上下線 + 中線(待避線)の「複線待避形」、かつ奥津軽いまべつ複線中小国方が単線の「複線始終端形」という構造である。一方のJR東日本(津軽線)側は大平方に分岐器は無く、中小国方で海峡線が単線に収束された後に津軽線へ合流するという、単純な「分岐形」の構造である。このため、津軽線の列車同士の交換・待避は不可能である[注 3]

新幹線側(大平分岐部)[編集]

海峡線については津軽線分岐後上下線が離れながら北へ進路を変え[注 4]、南から来る北海道新幹線上下線の外側にアプローチし、大平トンネル[5]新青森方坑口内にある大平分岐部(新青森起点29.404 km)で合流する。

大平分岐部 - 木古内分岐部(木古内駅手前、新青森起点111.445 km地点)間の82.041 km区間[4]三線軌条標準軌1,435 mm狭軌1,067 mm)による新幹線・在来線の共用区間となっている。このため北海道新幹線列車は当信号場から木古内駅まで最高速度が2018年(平成30年)現在140km/hに制限されている(その他区間は線区最高速度260km/h)。

信号場周辺[編集]

隣の施設[編集]

JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
■ 北海道新幹線[4]
新青森駅 - (新中小国信号場) - (大平分岐部) - 奥津軽いまべつ駅
海峡線(定期旅客列車の運行は無し)
中小国駅 - (新中小国信号場) - (大平分岐部) - (奥津軽いまべつ駅(待避設備のみ)
JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
津軽線
中小国駅 - (新中小国信号場) - 大平駅

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 海峡線の営業上(運賃計算上)の境界は中小国駅である。
  2. ^ 北海道新幹線開業直前の2016年(平成28年)3月22日以降、当信号場青森方~木古内駅間の架線電圧を交流20,000 V・50 Hzから、新幹線と同一の交流25,000 V・50 Hzに昇圧している。
  3. ^ また、津軽線蟹田駅 - 三厩駅間の途中駅はすべて単式ホーム(棒線)となっており、列車交換設備は存在しない。
  4. ^ 青函トンネル建設時に北海道新幹線用として上下線の間隔をあらかじめ広く確保していた。

出典[編集]

  1. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻576号 59頁
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 JTBパブリッシング、1998年10月。ISBN 4-533-02980-9ISBN 978-4-533-02980-6
  3. ^ “北海道新幹線 新駅の駅名について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2014年6月11日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140611-1.pdf 2014年6月18日閲覧。 
  4. ^ a b c “北海道新幹線 冬期対策設備の概要について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2015年1月15日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150115-4.pdf 2015年1月15日閲覧。 
  5. ^ 新青森起点29.373 km地点が始点。

参考文献[編集]

  • 梅原淳「新青森~新函館北斗間2015年度末開業 北海道新幹線工事の現状(特集:新幹線2014、東海道新幹線開業50周年)」、『鉄道ジャーナル』第48巻第10号(通巻576号)、成美堂出版、2014年10月1日、 pp.58-67、 ISSN 0288-2337

関連項目[編集]