長万部駅

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長万部駅
長万部駅駅舎(2002年9月)
長万部駅駅舎(2002年9月)
おしゃまんべ - Oshamambe
所在地 北海道山越郡長万部町字長万部228番地7
駅番号 H47
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 マン
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
176人/日(降車客含まず)
-2013年-
乗降人員
-統計年度-
352人/日
-2013年-
開業年月日 1903年明治36年)11月3日
乗入路線 2 路線
所属路線 函館本線
キロ程 112.3km(函館起点)
H48 中ノ沢 (4.6km)
(8.6km) 二股 S32
所属路線 室蘭本線
キロ程 0.0km(長万部起点)
(10.6km) 静狩 H46
備考 社員配置駅 長万部ブロック主管駅
みどりの窓口
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長万部駅(おしゃまんべえき)は、北海道山越郡長万部町字長万部228番地7にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅番号H47電報略号マン

概要[編集]

長万部町の代表駅で、函館本線室蘭本線の分岐駅である。また1987年昭和62年)3月16日に廃止された瀬棚線国縫駅から当駅に直通しており、同線の実質的な起点駅でもあった。そのためかつては一大拠点であり、機関区・鉄道病院・車掌区・鉄道郵便局分室も設置されていた。かつて車両基地があった名残で、側線国鉄時代よりも数を減らしているとはいえ多く敷設されている。気動車への給油設備もあり、現在も使用されているが、長万部運転所の廃止後は側線と共に当駅の管轄となった。

将来は北海道新幹線の駅が建設されるため、現在の駅舎は取り壊される予定になっている[1]。また開業時には洞爺湖登別市登別温泉)・室蘭市方面への往来を想定し、1日辺り4400人の利用を見込む[1]

乗り入れ路線[編集]

函館本線所属線としており[2]、当駅を起点とする室蘭本線を加えた2路線が乗り入れている。

路線名称上は倶知安小樽方面及び函館方面が「函館本線」、東室蘭苫小牧方面が「室蘭本線」となるが、当駅を挟んで函館本線の函館方面・室蘭本線(苫小牧方面)を経由するルートは、札幌と函館・本州方面を結ぶ特急・貨物列車が全て通過するなど広域輸送の大動脈の一部として一体のルートを成している。その一方函館本線の小樽方面にそれらの運行は無く、小樽方面は1日4本の普通列車のみが運行される事実上のローカル線区間となっており[3]、JR北海道が制定している駅番号・区間カラーにおいても札幌駅 - (千歳線) - 沼ノ端駅 - (室蘭本線) - 長万部駅 - (函館本線) - 函館駅にかけてが一体の区間として「H」の記号・青が割り振られている一方で、札幌駅 - 小樽駅 - 長万部駅間の函館本線には別途「S」の記号・赤が割り振られている。

普通列車の運行系統は当駅を境に分かれており、いずれの方面においても当駅乗り入れの普通列車は全て当駅が始発・終着となる。当駅での普通列車同士の接続が良い時間帯はごく僅かで、特に午前中の接続は良くないとされる。

利用可能な優等列車[編集]

かつては2015年8月までは寝台特急北斗星」、さらに北海道新幹線開業同月の2016年3月までは寝台特急「カシオペア」・急行はまなす」・当駅 - 函館駅間を結ぶ快速アイリス」が停車・発着していた(アイリスは快速から普通列車へ格下げ)。それ以前の国鉄~民営化直後の時代には瀬棚線の優等列車函館本線・小樽方面を経由する優等列車なども停車していた。

歴史[編集]

1976年の長万部駅と周囲約1km×1.5km範囲。右下が函館方面、上は右が室蘭本線室蘭方面(通称海線)、左が函館本線小樽方面(通称山線)。駅裏小樽寄りに扇形車庫と転車台、その周囲に放置されたSLらしき姿も見える。その南側には2つの給水タンク、さらにアッシュピットなど蒸気機関車全盛時代の姿がまだ色濃く残されている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅構造[編集]

在来線[編集]

島式ホーム2面4線を有する地上駅。ホーム間の移動は跨線橋で行う。

社員配置駅。長万部ブロックの主管駅でもある。みどりの窓口・旅行相談室・キヨスク設置。出札・改札営業時間は7時00分 - 18時45分(列車別改札を実施している)。早朝夜間は営業担当社員が配置されないため、営業時間外の出改札業務は行わない。信号扱いなどを行う輸送担当社員は終日配置されている。

普通列車は3・4番のりばから発車するが、1日1本のみ2番線より発車する。違う行き先の列車が同一番線に止まっていることがある。

のりば
1 函館本線 (上り) 特急 新函館北斗函館方面
2 室蘭本線   特急 東室蘭苫小牧札幌方面
函館本線 (下り) 普通 倶知安小樽方面
3・4 函館本線 (上り) 普通 八雲・函館方面
函館本線 (下り) 普通 倶知安・小樽方面
室蘭本線   普通 東室蘭・苫小牧・札幌方面

新幹線[編集]

在来線ホームの西側に島式ホーム2面4線で3階の位置に配置される計画である[1]。計画当初は相対式ホームの2面2線、通過線2線の計2面4線の地上駅[13]となっていたが、長万部町より「駅は街の中心地にあり、街が分断される」などとして高架化を要望しているため[14]、計画変更の検討を進めている[15]

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[16]

戦後間もないころホームで「ゆで毛蟹(煮蟹)」を販売していた(1947年 - 1960年)。これが後の「かにめし」販売のきっかけとなった。

利用状況[編集]

乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2011 198
2012 193
2013 176

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

特急列車の停車駅は各列車記事を参照。

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
普通
中ノ沢駅 (H48) - 長万部駅 (H47) - 二股駅 (S32)
室蘭本線
普通
長万部駅 (H47) - 静狩駅 (H46)
北海道新幹線(建設中)
新八雲駅(仮称) - 長万部駅 - 倶知安駅

脚注[編集]

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  1. ^ a b c “新幹線札幌延伸時 乗降客1日4400人 長万部町の計画”. 北海道新聞. (2016年4月7日). http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0256600.html 2016年4月7日閲覧。 
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ “函館本線運転中止”. コラム 秋葉原日記(ライブラリ) (産報出版(SANPOWEB)). (2011年9月6日). http://www.sanpo-pub.co.jp/column/akihabara/20110906.html 2011年9月6日閲覧。 
  4. ^ 長万部町史 P310。
  5. ^ 長万部町史 P357等。従来10名ほどであった駅員が50余名に増えた。
  6. ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻 巻末年表。
  7. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P58 及び巻末年表。
  8. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P63 及び巻末年表。
  9. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
  10. ^ a b c d e f 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  11. ^ “駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2007年9月12日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf 2014年9月6日閲覧。 
  12. ^ “11月以降のダイヤについて” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2013年9月20日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/130920-1.pdf 2014年7月5日閲覧。 
  13. ^ 北海道新幹線長万部駅周辺整備構想北海道長万部町
  14. ^ 新幹線を核としたまちづくり実行計画北海道長万部町
  15. ^ “北海道新幹線:倶知安駅を高架化 計画変更申請へ”. 毎日新聞. (2016年2月4日). http://mainichi.jp/articles/20160203/ddr/041/020/002000c 
  16. ^ 『JR時刻表』2015年3月号、交通新聞社2015年、 682頁。
  17. ^ “平成18年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2005年12月22日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2005/051222.pdf 2010年7月23日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]