北斗 (列車)

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北斗・スーパー北斗
JRH-kiha281 Limited-express Super-Hokuto.jpg
281系気動車「スーパー北斗
(2008年3月3日 新札幌駅
概要
種類 特別急行列車
現況 運行中
前身 急行「すずらん」
特急「おおぞら」「おおとり」
運行開始 1965年11月1日(北斗)
1994年3月1日(スーパー北斗)
運営者 JR logo (hokkaido).svg 北海道旅客鉄道(JR北海道)
旧運営者 Japanese National Railway logo.svg 日本国有鉄道(国鉄)
路線
起点 函館駅
終点 札幌駅
営業距離 318.7 km (198 mi
平均所要時間 約3時間30分(スーパー北斗)
約3時間40分(北斗)
運行間隔 4往復(北斗)
5往復(スーパー北斗)
列車番号 5000D+号数
使用路線 函館本線室蘭本線千歳線
車内サービス
クラス グリーン車普通車
身障者対応 5号車(スーパー北斗のみ)
座席 グリーン車指定席(3号車)
普通車指定席(北斗:1・2号車、スーパー北斗:1・2・4・5号車)
普通車自由席(北斗:4・5号車、スーパー北斗:6・7号車)
技術
車両 北斗:183系気動車函館運輸所
スーパー北斗:281系気動車(函館運輸所)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 非電化
運行速度 最高120 km/h (75 mph)
路線図

運行経路図

北斗(ほくと)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が、函館駅 - 札幌駅間を函館本線室蘭本線千歳線経由で運行する特急列車である。

本項では、同一経路で運転されている特急「スーパー北斗」(スーパーほくと)とともに、道央道南を結んでいる優等列車の沿革についても記述する。

概要[編集]

特急「北斗」は、1965年昭和40年)11月1日函館駅 - 旭川駅間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由(東室蘭駅苫小牧駅経由)で運行開始[1][2]1971年(昭和46年)7月1日には1往復が函館駅 - 札幌駅間に縮小され[2]1972年(昭和47年)3月15日からは全列車が函館駅 - 札幌駅間の運行となった[2]。その後、急行「すずらん」との統合や、別経路で並行して運行されていた特急「北海」(倶知安駅小樽駅経由)などの代替により、1986年(昭和61年)11月1日からは最大8往復が運行されていた。

1988年(昭和63年)3月13日津軽海峡線開業に伴い、函館駅 - 札幌駅間に運転区間を統一し、道央と道南を結ぶ役割に専念するようになった。1994年平成6年)3月1日には振り子式車両である281系気動車の投入により、1日11往復運転に増発され、最高速度130 km/hでの営業運転を開始した[注釈 1]。以後、従来の183系気動車を使用する列車は「北斗」、振り子式車両の281系気動車を使用する列車名を「スーパー北斗」として運転されている。

列車名の由来[編集]

「北斗」の名称は北斗七星に由来する[2]。北斗七星が北極星を指し示す星座とされることから、「北都 = 札幌行きの列車」とのイメージが重なり、青函連絡船からの旅客を受けて北へ向かう特急列車の愛称として採用されたといわれる。ただし、当初の運行区間は函館駅 - 札幌駅 - 旭川駅間であり、純粋な函館駅 - 札幌駅間の特急列車には、当初「エルム」と別名称を与えた[3]

なお、「北斗」の名称は元々1950年(昭和25年)11月8日から1965年(昭和30年)10月1日まで上野駅 - 青森駅間を常磐線東北本線経由で運行する夜行急行列車に使用されていた[2]。これは当時の列車愛称命名方法の基準であった「夜行列車名は天体名にちなむ」が元になっている。

北海道内の特急列車では、「スーパーおおぞら」、「おおとり」に次いで3番目に古い歴史のある列車名である[2]

運行概況[編集]

2014年(平成26年)8月30日現在、「スーパー北斗」が5往復、「北斗」が4往復の計9往復が運行されている。号数は両列車を合わせて通しで振られており[注釈 2]列車番号5000D+号数である。函館駅 - 札幌駅間の所要時間は「スーパー北斗」が約3時間30分、「北斗」が約3時間40分である。

日中の列車は、函館駅で新青森駅からの特急「白鳥」・「スーパー白鳥」に接続し、函館駅では対面乗り換え(函館駅5・6番のりばおよび7・8番のりば[注釈 3])が考慮されている。北海道新幹線開業後は全列車が新函館北斗駅に停車し、同駅で新幹線「はやぶさ」・「はやて」に接続する予定である[報道 1][報道 2]

なお、冬季間(例年11月下旬から翌春の雪解け時期まで)は、車両に付着した雪氷が走行中に落下し、線路のバラストを跳ね上げる事故を防止するため、一部の通過駅で減速運転を実施する。この影響で、定刻ダイヤから数分程度の遅延が生じる。

停車駅[編集]

函館駅 - 五稜郭駅 - (大沼公園駅) - 森駅 - 八雲駅 - 長万部駅 - 洞爺駅 - 伊達紋別駅 - 東室蘭駅 - 登別駅 - 苫小牧駅 - 南千歳駅 - 新札幌駅 - 札幌駅

  • 大沼公園駅は3往復(下り1・15・17号、上り14・16・18号)が通過。

使用車両・編成[編集]

2014年8月30日現在の編成図
北斗・スーパー北斗
← 函館
札幌 →
北斗
1 2 3 4 5
G
スーパー北斗
1 2 3 4 5 6 7
G
  • 全車禁煙
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席
座敷車連結時の指定券

函館運輸所に所属する車両が使用され、「スーパー北斗」には281系気動車が、「北斗」には183系気動車が充当されている。使用車両は列車ごとに定まっており、以下のように運用される。なお、全列車が禁煙車(喫煙ルームなし)である。

  • スーパー北斗:281系気動車
    「スーパー北斗」は7両編成が基本で、多客期には最大9両まで増結される。1998年(平成11年)4月11日から2013年(平成25年)10月31日までは、2往復に283系気動車札幌運転所所属)が充当されたほか、281系で運行する列車に増結車両として283系が連結されることがあった(その逆はない)。
  • 北斗:183系気動車
    「北斗」はハイデッカーグリーン車を連結した5両編成が基本で、多客期・団体利用時には最大10両まで増結される。3往復(下り5・9・17号、上り6・12・16号)は最高速度130km/h対応車、1往復(下り15号、上り4号)は最高速度120km/h対応車が充当される。
    一時期、客室内が畳敷きの「お座敷車両」を連結することがあり、その場合は指定券発売の際の列車名が「北斗座敷(2)」「北斗座敷(4)」となっていた。


臨時列車[編集]

基本的に多客期の需要増には定期列車への増結で対応しているため、臨時列車団体列車も含めてほとんど運転されなかった。2013年(平成25年)7月13日から2014年(平成26年)7月31日までは定期列車運休のため、2014年(平成26年)のゴールデンウィーク・お盆休み・シルバーウィーク期間には定期列車減便に伴う措置として、それぞれ臨時特急「北斗」が設定された。車両は183系気動車あるいは283系気動車で、グリーン車は連結されなかった。

道南さくらエクスプレス[編集]

春の大型連休期間中に函館駅 - 札幌駅間を中心に運転される臨時特急で、2011年(平成23年)から運転を開始した。車両は最高速度130km/hでの運転可能なノースレインボーエクスプレスを使用する。なお、函館行きは森駅 - 大沼駅間で砂原支線を経由する。停車駅は「北斗」・「スーパー北斗」とほぼ同等であるが、運転停車して「スーパー北斗」6・13号を待避するダイヤを組んでいる。

停車駅
函館駅 - 五稜郭駅 - (大沼公園駅) - (森駅) - 長万部駅 - 東室蘭駅 - 苫小牧駅 - 南千歳駅 - 新札幌駅 - 札幌駅
  • ( )は札幌行きのみ停車。
  • 2011年(平成23年)は札幌発のみ木古内駅 - 函館駅間で延長運転を行った[報道 3]
  • 2012年(平成24年)は停車駅を若干変更し、一部運転日のみ札幌駅 - 旭川駅間で延長運転を行った[報道 4]。札幌駅 - 旭川駅間の停車駅は「スーパーカムイ」と同等で、「スーパーカムイ」4・39号を待避するダイヤを組んでいた。

北海道DC号[編集]

2012年(平成24年)に開催された北海道デスティネーションキャンペーンの終了に合わせて、函館駅 - 札幌駅間で運行された臨時急行列車。札幌発函館行きは9月28日に夜行列車として、函館発札幌行きは9月30日に昼行列車として運行された。

車両は札幌運転所所属の14系客車(座席車)3両と24系客車(B寝台車)2両の計5両編成で、全車指定席で運転された。牽引は、函館運輸所所属のDD51形ディーゼル機関車が担当した。

なお、札幌行きは礼文駅で「スーパー北斗」13号を待避するダイヤを組んでいた。

停車駅
函館駅 - (森駅) - (八雲駅) - 長万部駅 - (洞爺駅) - (伊達紋別駅) - 東室蘭駅 - (登別駅) - 苫小牧駅 - 南千歳駅 - 新札幌駅 - 札幌駅
  • ( )は札幌行きのみ停車

道央対道南優等列車沿革[編集]

概略[編集]

Yankee Limited[編集]

1946年昭和21年)1月16日に、上野駅 - 札幌駅間を直通する連合軍専用列車として運行開始。青函連絡船による寝台車車両航送を行い、青森駅 - 函館駅間を直通させる方式であった。

当初は小樽経由だったが、同年11月5日から千歳経由に変更。同時に運行区間も横浜駅 - 札幌駅間とされた。1952年(昭和27年)3月31日に扱いが特殊列車に変更され、列車番号1201・1202列車となる。同時に、「Yankee Limited」の名称も使用されなくなった。

洞爺→すずらん[編集]

急行「洞爺(とうや)」は、特殊列車であった1201・1202列車を通常の急行列車に変更する形で1954年(昭和29年)10月1日に運行を開始した[4][3]。青函連絡船を介して青森駅で「十和田」と接続していたが、車両航送は同年9月26日に発生した洞爺丸事故の影響で中止となった。

1956年(昭和31年)11月19日には名称を「すずらん」に変更[4][3]1960年(昭和35年)7月1日には55系気動車が導入され、気動車による運行となった[5]1980年(昭和55年)10月1日臨時列車へ格下げされると、1985年(昭和60年)3月14日に特急「北斗」に統合され、廃止となった[4]

たるまえ・アカシヤ・石狩[編集]

「たるまえ」は函館駅 - 旭川駅間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で結ぶ夜行準急列車として、1961年(昭和36年)10月1日に運行を開始[3]1962年(昭和37年)5月1日には運行区間を函館駅 - 札幌駅間に縮小した。

「アカシヤ」は、函館駅 - 札幌駅間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で結ぶ急行列車として、1962年(昭和37年)10月1日に運行を開始。

「石狩」は函館駅 - 札幌駅間を函館本線・千歳線・室蘭本線経由で結ぶ不定期急行列車として、1958年(昭和33年)10月1日に運行を開始した[3]

1968年(昭和43年)10月1日に、3列車とも急行「すずらん」に統合されて廃止された[3]

おおとり[編集]

1964年(昭和39年)10月1日に「摩周」・「オホーツク」を統合し[6][7]、函館駅 - 網走駅・釧路駅間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で結ぶ特急列車として運行を開始した[1][8][9][10]。北海道の特急列車としては、「おおぞら」に次いで2番目に古い列車名である。

1970年(昭和45年)10月1日に釧路発着編成が廃止されて函館駅 - 網走駅間のみの運行となり[10]1988年(昭和63年)3月13日の津軽海峡線開業に伴い、札幌駅を境に「北斗」と「オホーツク」に系統分離され、廃止された[10]

沿革[編集]

連合軍専用列車「Yankee Limited」の運行開始[編集]

  • 1946年昭和21年)
  • 1952年(昭和27年)3月31日:連合軍専用列車の扱いを特殊列車に変更。列車番号1201・1202列車となる。
  • 1954年(昭和29年)10月1日:特殊列車であった1201・1202列車を通常の急行列車に変更。北海道内については、函館駅 - 札幌駅を函館本線・千歳線・室蘭本線経由で結ぶ客車急行列車とし、「洞爺」(とうや)の名称が与えられる[4][3]
  • 1956年(昭和31年)11月19日:「洞爺」の名称を「すずらん」に変更する[4][3]
  • 1958年(昭和33年)10月1日:函館駅 - 札幌駅間を函館本線・千歳線・室蘭本線経由で結ぶ不定期急行列車として「石狩」(いしかり)が運行を開始する[3]

気動車優等列車群の登場[編集]

特急「北斗」の登場[編集]

  • 1965年(昭和40年)11月1日:函館駅 - 旭川駅間(函館本線・室蘭本線・千歳線経由)の特急「北斗」(ほくと)が1往復運行開始[1]。また、急行「すずらん」も1往復増発し、2往復体制とする。
  • 1967年(昭和42年)3月1日:特急「おおぞら」の函館駅 - 旭川駅間の系統を廃止し、函館駅 - 釧路駅間の単独列車となる[12]。また、函館駅 - 旭川駅間を小樽駅経由で運行する特急「北海」(ほっかい)が運転開始。なお、この列車の詳細は「ニセコライナー」を参照。
  • 1968年(昭和43年)10月1日:ヨンサントオのダイヤ改正により、次のように変更される。
    • 急行「すずらん」の1往復を特急「北斗」に格上げし、函館駅 - 札幌駅間を運行。旭川駅発着列車と合わせて2往復となる。
    • 「たるまえ」・「アカシヤ」・「石狩」を「すずらん」に統合[3]
  • 1969年(昭和44年)10月1日:ダイヤ改正により、次のように変更する。
    • 特急「北斗」の札幌駅発着列車の名称を「エルム」に変更。
    • 急行「すずらん」の1往復を特急に格上げし、函館駅 - 旭川駅間の特急「北斗」を増発。「北斗」自体は2往復のままである。
      なお、「北斗」増発列車には奥羽本線特急「つばさ」を特急形181系気動車に置き換えて、捻出した82系気動車を使用する計画であったが、「つばさ」に充当する予定だった181系の落成が1970年2月にずれ込んだため本改正に間に合わず、増発した「北斗」には急行形気動車である56系気動車が充当された。このため、82系気動車が導入されるまでの間、増発した「北斗」の特急料金を100円引きする措置が取られた。
  • 1970年(昭和45年)10月1日:特急「おおとり」の釧路駅発着編成を分離。「おおとり」は函館駅 - 網走駅間を運行する編成のみとなる[10]
  • 1971年(昭和46年)7月1日:特急「エルム」が「北斗」に編入され廃止。「北斗」は3往復となる。また「北斗」の1往復を函館駅 - 札幌駅間の運行に見直し[3]
  • 1972年(昭和47年)3月15日:函館駅 - 旭川駅間(函館本線・室蘭本線・千歳線経由)の特急列車を「おおぞら」に移行。「北斗」は函館駅 - 札幌駅間のみ2往復となる[2]
  • 1973年(昭和48年)10月1日:急行「すずらん」の1往復を特急「北斗」に格上げし、「北斗」が3往復に増発。
  • 1980年(昭和55年)10月1日このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 特急「おおぞら」の旭川発着系統を再度廃止。これ以降「おおぞら」は滝川駅 - 旭川駅間での運行がなくなる。
    • 急行「すずらん」の定期列車の運転を終了。臨時列車のみとなる。
  • 1981年(昭和56年)10月1日:特急「おおぞら」の1往復を札幌駅で系統分割し[12]、札幌駅 - 函館駅間を「北斗」としたことにより、「北斗」が4往復となる。
    80系気動車「北斗」
    (1986年8月)
  • 1983年(昭和58年)6月1日:「北斗」1往復に183系気動車を投入。食堂車の連結なし。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:臨時急行「すずらん」を特急「北斗」に統合し[4]、「北斗」が5往復に増発。
    ただし、この1往復は1986年10月31日までは82系気動車を使用し、列車番号が6000番台の季節列車の扱いであった。
    なお、夜行臨時列車の名称として「ミッドナイト」の運行開始まで「すずらん」の名称が使用される。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:特急「北海」の廃止[15]および「おおぞら」1往復の系統分割により[12]、「北斗」が3往復増発され8往復となる[16]。なお、このとき「北海」の代替の「北斗」1・16号は、青函連絡船深夜便との連絡の兼ね合いからほかの列車より停車駅を少なくして速達性を高め、全車座席指定席制とした。


道南直通特急としての「北斗」とその速達化[編集]

N・NN183系気動車「北斗」
(1992年)
  • 1987年(昭和62年)
  • 1988年(昭和63年)3月13日津軽海峡線開業に伴うダイヤ改正により、次のように変更。
    • 青函連絡船との連絡の兼ね合いで運行されていた函館駅を早朝・深夜に発着する列車を、寝台特急ブルートレイン)「北斗星」に振り替える。
      「北斗星」の函館駅 - 札幌駅間に関しては、B寝台の一部を普通車扱いとするいわゆる“ヒルネ”と称される用法であったが、函館駅を早朝に乗車する乗客が多く、それを寝台特急である「北斗星」ではさばくことが難しいことから、「北斗星」の直後に臨時「北斗」の続行運転を行ったり、「北斗星」に函館駅から座席車を増結した事もあった。また同日に限り、特急「北斗星1・5号」とほぼ同じダイヤで、臨時特急「北斗81・85号」が運転された[注釈 4]
    • 「おおとり」を札幌駅を境に系統分割し、廃止[10]。札幌駅 - 網走駅間を「オホーツク」、函館駅 - 札幌駅間を「北斗」とする。これにより、函館駅発着列車で札幌駅より先へ行く定期列車は運転されなくなる。
    • 「北斗」一部の列車には183系気動車(N・NN183系)を投入し、最高速度を120km/hに引き上げ。速達性を高め、函館駅 - 札幌駅間を3時間29分で結ぶようになった。
  • 1994年平成6年)
    • 3月1日:このときのダイヤ改正により以下のように変更。
      • 振り子式車両281系気動車を導入し、「スーパー北斗」5往復が運行開始。これに伴い、「北斗」は2往復減となり6往復になる。
      • 「スーパー北斗」の全列車と「北斗」の一部列車が最高速度130km/hに引き上げられる。このうち1往復(2・15号)は2時間59分(表定速度:106.8km/h)で運転され、表定速度が日本の在来線における最速となる[注釈 5]
      • 従来、JRグループの旅客営業規則第69条・第158条の規定により長万部駅 - 札幌駅(苗穂駅白石駅)間の運賃特別急行料金は函館本線(ニセコ駅)経由で計算される経路特定区間の特例が適用されていたが、同日より当該区間の特例は廃止され、実際の運行経路で運賃・特急料金を計算するようになった[17][18]
    • 月日不詳:グリーン車に喫煙コーナーを設置し、グリーン車を全席禁煙化[報道 5]
    • 5月9日:午後1時頃、室蘭線を走行中の札幌発函館行きの「スーパー北斗」10号で「床下から異音がする」と乗客から申告があり、最寄り駅に停車して点検。最後尾の車両下部に設置された推進軸の脱落を発見[新聞 1]
  • 1998年(平成10年)
    • 4月11日:「スーパー北斗」の2往復に283系気動車を導入し、「北斗」1往復を「スーパー北斗」に置き換え。
    • 12月8日:「北斗」1往復を「スーパー北斗」に置き換え[19]
  • 1999年(平成11年)12月4日:「スーパー北斗2号」を五稜郭駅に停車拡大。これに伴い、同列車が五稜郭駅で「はつかり14号」と接続するようになる[報道 6]

2000年代の動き[編集]

  • 2000年(平成12年)
    • 3月11日:「北斗」・「スーパー北斗」全列車が新札幌駅に停車するようになる[報道 7]
    • 3月30日有珠山の火山活動に伴い、室蘭本線の一部が運転見合わせ区間となったため、「北斗」・「スーパー北斗」が全列車運休。その後、函館駅 - 札幌駅間(函館本線小樽駅経由)6往復、東室蘭駅 - 札幌駅間7往復の臨時特急が運行される。
    • 3月31日:有珠山で噴火が始まる。八雲町付近を走行中だった札幌行き臨時特急を長万部駅で運転打ち切りとし、虻田町町民の避難列車として使用。なお、臨時特急の乗客は代行バス輸送で札幌方面に移動した。
    • 6月1日:一部の特急について室蘭本線経由の運行を再開。8日より平常ダイヤに復帰。
  • 2002年(平成14年):「北斗」の一部車両がコンサドーレ札幌のラッピング塗装となる。2003年(平成15年)に元のHET色に戻る。
  • 2004年(平成16年):NHK大河ドラマ新選組!』とのタイアップで281系気動車の「スーパー北斗」の先頭車一部車両がラッピング塗装となる。番組終了とともに元に戻る。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月18日:「北斗」4号を八雲駅、「北斗」11号を森駅に停車拡大。五稜郭駅に停車する列車を、「北斗」11号から「スーパー北斗」21号に変更。「北斗」・「スーパー北斗」が全車禁煙化[報道 5][報道 8]
    • 12月17日:「スーパー北斗」のうち、283系が充当される2往復(下り7・21号、上り2・16号)にグレードアップ指定席を導入開始。2008年(平成20年)3月までに完了[報道 9]
  • 2007年(平成19年)10月1日:「北斗」・「スーパー北斗」の森駅・八雲駅・長万部駅・伊達紋別駅への停車を拡大[報道 10]
  • 2008年(平成20年)10月:「北斗」・「スーパー北斗」用の183系・281系にグレードアップ指定席を導入開始。2010年(平成22年)3月までに完了[報道 11]
  • 2009年(平成21年)
    • 9月30日:3号車に設置されていたテレホンカード公衆電話が廃止[報道 12]
    • 10月1日:ダイヤ改正により、「スーパー北斗」6号と「北斗」19号が五稜郭駅に停車拡大。これにより、「北斗」・「スーパー北斗」11往復のうち、7往復が五稜郭駅に停車するようになる[報道 13]
    • 12月17日:車両に付着した雪や氷が走行中に落下してバラストが飛散する現象を防止するため、全区間で減速運転(最高速度120 km/h)を開始[報道 14][報道 15]。2010年(平成22年)4月9日に解除[報道 16]

2010年代の動き[編集]

  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 6月6日:伊達市の室蘭本線を走行中の「スーパー北斗」2号で排気弁が破損し、潤滑油が漏れて白煙が発生。排気弁と吸気弁をつなぐバネが疲労破損したことが原因であると判明した[報道 23][報道 24][新聞 2]
    • 10月:グリーン車にて座席改装を開始。283系は10月20日、281系は10月23日から改装を開始し、2013年(平成25年)3月までに完了。この改装に伴い、グリーン車で実施されていたオーディオサービスは10月31日で終了[報道 25]
    • 12月13日:車両に付着した雪や氷が走行中に落下してバラストが飛散する現象を防止するため、全区間で減速運転(最高速度120 km/h)を開始[報道 26][報道 27]
  • 2012年(平成24年)
    • 1月9日 - 10月13日1月6日に新得駅に停車中の特急「スーパーとかち」において、屋根上にバラストが乗っているのが確認された事象を受けて[報道 28]、「スーパー北斗」全列車において、函館駅 - 南千歳駅間の単線トンネル内で減速運転(最高速度100 km/h)を実施[報道 28][報道 29][報道 30]
    • 9月18日:午後1時25分頃、新札幌駅で停車中の「北斗」14号から潤滑油と冷却水が漏れるトラブルが発生[新聞 3][新聞 4]
    • 12月3日:車両に付着した雪や氷が走行中に落下してバラストが飛散する現象を防止するため、全区間で減速運転(最高速度120 km/h)を開始[報道 31][報道 32]。2013年(平成25年)4月15日に解除[報道 33]
  • 2013年(平成25年)
    • 3月24日:午前11時40分頃、東室蘭駅で「北斗」5号の4号車の床下から発煙。エンジンの出力を車輪に伝える装置が高温になり、装置に付着した油や塗料が蒸発したとみられる[新聞 5]
    • 4月8日:午後8時50分頃、八雲駅構内において「北斗」20号の4号車エンジンが破損し、発煙する事故が発生[報道 34][報道 35][報道 36]
    • 7月6日:午後3時45分頃、函館本線山崎駅 - 鷲ノ巣駅間を走行していた「北斗」14号(183系気動車)の4号車床下からエンジンブローに伴う出火事故が発生[報道 37]
    • 7月7日:前日の事故を受け、183系の一部車両[注釈 6]が使用停止となった影響で、当面の間(4・5・8・11・14・15・19・20号)[注釈 7]を全区間運休し、「北斗」17号については281系気動車による代走運転を実施[報道 38]
    • 7月13日:運休中の定期「北斗」を補完するため、臨時「北斗」をリゾート車両で運行開始[報道 39][報道 40][報道 41]
    • 11月1日:ダイヤ修正により以下のように変更[報道 42][報道 43][新聞 6]
      • 「スーパー北斗」は283系の定期運転を終了し、全列車が281系での運転となる[注釈 8]
      • 「スーパー北斗」2往復(下り7・15号、上り6・16号)の運行が取りやめとなり、5往復の運行となる。なお、号数は「北斗」も含めて飛び番となる。
      • 15号の運休により、五稜郭駅・八雲駅・長万部駅に全列車が停車するようになる。
      • 「北斗」5号の停車駅に森駅を追加。ただし、当該列車は運休を継続。
      • 最高速度が120km/hとなり、所要時間が平均で9分長くなり3時間30分、最速列車で3時間26分となる。
        この影響により、一部列車で函館駅や札幌駅で接続ができなくなる。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月15日:ダイヤ改正により、以下のとおり変更[報道 44][報道 45]
      • 時刻・運転間隔を変更し、「白鳥」・「スーパー白鳥」との接続を改善する。
      • 札幌駅・函館駅における始発時刻を7時から6時台に繰り上げ。
      • 「スーパー北斗」8号が森駅に停車するようになる。これにより、森駅に全列車が停車するようになる。
      • 前年11月1日の2往復運休に伴う欠番を解消。これにより号数は1 - 18号に変更。
    • 7月6日:21時45分頃、静狩駅から長万部駅を走行中の「スーパー北斗」18号で1号車後部デッキの機器室付近から白煙が発生[報道 46]。ブレーキ時に生じた高温の鉄粉が床下の隙間から入り込み、床下に溜まっていたタンポポの綿毛に引火し、配線を束ねたゴム材に燃え移ったことが原因とみられる[報道 47]
    • 8月1日:運休となっていた「北斗」・「スーパー北斗」の運行を再開[報道 48][報道 49]
    • 8月30日:「スーパー北斗」2号を洞爺駅伊達紋別駅登別駅に停車拡大。これにより、すべての「北斗」・「スーパー北斗」が洞爺駅・伊達紋別駅・登別駅に停車するようになる[報道 50]
  • 2015年(平成27年)4月1日:15 - 18号の車内販売を廃止[報道 51]
  • 2016年(平成28年)3月26日北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅(現在の渡島大野駅)間開業に伴い全列車新函館北斗駅に停車し、「スーパー北斗」の下り1号と上り24号を除く全列車が新幹線と接続する。また、運行本数が3往復増えて12往復となる(予定)[報道 1][報道 2]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 「スーパー北斗」と「北斗」の3往復が最高速度130 km/h、「北斗」の1往復が最高速度120 km/h。
  2. ^ 「スーパー北斗」が下り1・3・7・11・13号と上り2・8・10・14・18号、「北斗」が下り5・9・15・17号と上り4・6・12・16号。
  3. ^ なお、「(スーパー)白鳥」と「(スーパー)北斗」相互の列車の自由席を利用する場合は、「(スーパー)白鳥」が改札口側、「(スーパー)北斗」が五稜郭側なので、少々のホーム移動を伴う。
  4. ^ 下り寝台特急「北斗星」は上野駅を3月13日に発車するため、北海道内は3月14日からの運転となる。
  5. ^ 「スーパー北斗」運転開始当初の最速達列車の途中停車駅は、上り2号が東室蘭駅、下り15号が東室蘭駅・苫小牧駅。後に上下とも東室蘭駅・苫小牧駅・南千歳駅となり、2000年3月11日のダイヤ改正で新札幌駅が追加され、3時間00分(表定速度:106.2km/h)となった。
  6. ^ 事故車両と同種のDML30HSJ・DML30HZ形12気筒エンジンを搭載する車両(N・NN183系)の36両。
  7. ^ 2014年3月15日のダイヤ改正以降は、4 - 6・9・12・13・15・16号
  8. ^ なお、このダイヤ修正によって283系気動車は「スーパーとかち」での定期運転も終了し、「スーパーおおぞら」の定期運用と代走・臨時のみとなる。

出典[編集]

報道発表資料[編集]

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新聞記事[編集]

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  4. ^ “JR北海道の昨年9月事故 特急の破損部品紛失、メーカーに届かず”. 北海道新聞(どうしんウェブ) (北海道新聞社). (2013年7月11日). オリジナル2013年7月13日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20130713143217/http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/478915.html 2013年7月13日閲覧。 
  5. ^ “特急列車の床下から煙、ケガ人なし 北海道”. 日テレNEWS24 (日本テレビ). (2013年3月24日). オリジナル2013年3月28日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20130328173724/http://www.news24.jp/articles/2013/03/24/07225399.html 2013年3月28日閲覧。 
  6. ^ “JR北海道:一部特急を減速・減便 11月ダイヤ改正発表”. 毎日新聞(毎日jp) (毎日新聞社). (2013年9月20日). オリジナル2013年11月3日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20131103204155/http://mainichi.jp/select/news/20130921k0000m040081000c.html 2013年9月20日閲覧。 

参考文献[編集]

書籍[編集]

雑誌[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]