苫小牧駅

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苫小牧駅
苫小牧駅南口(2005年4月)
苫小牧駅南口(2005年4月)
とまこまい - Tomakomai
北海道苫小牧市表町6丁目4番3号
駅番号 H18
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 トマ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
3,651人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1892年明治25年)8月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 室蘭本線
千歳線直通含む)
キロ程 135.2km(長万部起点)
H19 青葉 (2.4km)
(8.8km) 沼ノ端 H17
所属路線 日高本線
キロ程 0.0km(苫小牧起点)
(13.1km) 勇払
備考 社員配置駅
みどりの窓口
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苫小牧駅北口(2005年4月)

苫小牧駅(とまこまいえき)は、北海道苫小牧市表町6丁目4番3号にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅番号H18電報略号トマ

乗り入れ路線[編集]

室蘭本線所属線としており[1]、当駅を起点とする日高本線を加えた2路線が乗り入れている。また隣の沼ノ端駅を線路名称上の起点とする千歳線の列車も全て室蘭本線経由で当駅まで乗り入れているため、事実上3路線の接続駅となっている。

室蘭本線は当駅で運転系統が分かれており、特急列車の運行についても当駅から室蘭方面・千歳線が一体的に運用される形となっている。室蘭本線岩見沢方面は非電化区間が含まれており、普通列車のみのローカル線となっている。

JR北海道のICカードKitacaエリアの南端にあたる。当駅から隣りの沼ノ端駅を経由して千歳線方面がエリアとなる。室蘭本線の東室蘭長万部方面と日高本線では利用できない。室蘭本線追分・岩見沢方面の列車は隣の沼ノ端駅までは利用可能であるが、同駅より先遠浅方面はエリア外のため利用できない。

利用可能な優等列車[編集]

かつては寝台特急北斗星」・「カシオペア」・「トワイライトエクスプレス」、急行はまなす」といった夜行列車も停車していた。

歴史[編集]

1975年の苫小牧駅と周囲約2km範囲。右側が室蘭本線追分方面、千歳線千歳方面及び日高本線勇払方面。右下へカーブして行く苫小牧港開発前の日高本線旧線跡が残っている。それぞれ退避用中線を持つ島式2面4線が旅客用で、単式ホーム風の駅舎前は使用されておらず、1番線は専ら保線用に使用されていて、千歳側に段状に2線ずつ2面の計4線の貨物ホームとなっていた。駅裏正面に転車台が残されており、その右側に下仕分線群、駅表左側に上仕分線群、駅裏左側に機関区(現・苫小牧運転所)を有している。かつてはこの機関区辺りに王子製紙山線の駅があった。
左下側に王子製紙苫小牧工場があり、駅裏に大きな貯木場を持つ。昭和初期までは、駅表右手のグランド敷地辺りから日高本線旧線までが貯木場で、グランド敷地に白く横切る線を工場南まで伸ばしたルート(現・白鳥アリーナ南-スケートセンター南-王子町1-6交差点を結ぶルート)に軌道が敷かれて貯木場の木材を工場敷地南の土場まで運んでいた。貯木場内では軌道側から北へ直角に3本分岐し、国鉄側からもその線間に、指を組み合わせる様に互い違いに3本の荷卸線が駅側からの側線から南へ直角に引きこまれていた[2]。この貯木場では人力によって積み卸しが行われていたが、効率化と市街縦断解消の為、クレーンを備えた駅裏の貯木場が設置された。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
  • 1892年明治25年)8月1日:北海道炭礦鉄道の駅として開業。一般駅
  • 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化(鉄道国有法)により、国有鉄道に移管。
  • 1908年(明治41年)8月14日:王子製紙専用鉄道[3]王子軽便鉄道(通称・山線)が当駅を挟んで工場 - 支笏湖畔の自社発電所建設地(千歳郡烏柵舞)間運行開始[4]
  • 1909年(明治42年)
    • 10月12日:線路名称設定により室蘭本線所属となる。
    • :王子製紙苫小牧工場へ専用線敷設[5]
  • 1911年(明治44年)7月:駅舎改築(2代目)[6]。跨線橋設置[7]
  • 1913年大正2年)10月1日:苫小牧軽便鉄道が佐瑠太駅(現・富川駅)まで開業。
  • 1927年昭和2年)
    • 8月1日:苫小牧軽便鉄道線が国有化(鉄道敷設法[8]。日高線(後の日高本線)となる。苗穂工場苫小牧派出所設置[8]
    • 8月3日:追分機関庫苫小牧分庫設置[8]
  • 1929年(昭和4年)12月9日:苫小牧 - 佐瑠太間の軌間1067mm改軌工事が竣工、直通運転開始。これに伴い、構内を整理。
    • 8、9番線、留置3番線を増設。3番線を上り本線から日高線着発線に、4番線を下り本線から上り本線に変更。下り本線を6番線とし、6・7番線間に第2ホームを新設、跨線橋を延長[9]
    • 苗穂工場苫小牧派出所廃止[8]
  • 1934年(昭和9年)10月1日:北海道鉄道 (2代)札幌線(後の千歳線)が当駅へ4往復乗り入れ[8]
  • 1936年(昭和11年)7月:北海道での陸軍特別大演習を機に駅舎改築(3代目)[9][10]
  • 1950年(昭和25年)2月10日:苫小牧客貨車区設置[8]
  • 1951年(昭和26年)8月31日:王子軽便鉄道廃止。
  • 1954年(昭和29年):構内拡張、駅前広場整備[11]
  • 1962年(昭和37年)12月1日:苫小牧操車場一部完成、使用開始[7]
  • 1963年(昭和38年)
    • 4月1日:苫小牧操車場から石炭埠頭貯炭場の高架桟橋までの公共臨港線(中野臨港鉄道)が運用開始[12][13]
    • 6月1日:苫小牧操車場全面開業[7]
  • 1965年(昭和40年)10月1日:苫小牧操車場から雑貨埠頭までの公共臨港線(西埠頭臨港鉄道)が運用開始[12][14]
  • 1969年(昭和44年)11月1日:追分機関区苫小牧支区を苫小牧機関区に格上げ[8]
  • 1980年(昭和55年)10月:オイル着発線完成。
  • 1982年(昭和57年)
    • 10月1日:3階RC造・北口および自由通路併設の4代目の現駅舎に改築[11]
    • 10月2日:南口にステーションビル「苫小牧エスタ」開店[11]
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)11月20日:石炭埠頭公共臨港線が最後の荷受。三井鉱山芦別炭砿からの石炭車10輌をもって廃止[11]
  • 1991年平成3年)11月4日:JR貨物の駅が移転、着発線荷役方式を導入。
  • 1992年(平成4年)3月:オイル着発線廃止。
  • 1999年(平成11年):自動改札機導入。
  • 2008年(平成20年)10月25日:自動改札機にて「Kitaca」導入。
  • 2011年(平成23年)3月12日:貨物駅を苫小牧貨物駅に改称[15]
  • 2016年(平成28年)3月28日:「苫小牧エスタ」閉店[16][17]

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線を有する橋上駅。乗降用ホームは1番線から4番線の順に並んでおり、最も南側が1番線である。4番線の北側には側線・それに繋がる苫小牧運転所がある。

終日社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:5時30分 - 22時00分)・ツインクルプラザ苫小牧支店(営業時間:10時00分 - 18時00分、土・日・祝は17時00分まで)・自動券売機自動改札機キヨスク設置。改札口は駅の北口・南口を結ぶ自由通路に面する。Kitacaは札幌方面のみ利用可能であり、室蘭方面・追分方面・日高線方面では利用できない。

北口の線路脇には神社がある。鉄道係員が列車にはねられる事故が相次いだことを切っ掛けに1963年(昭和38年)に建立された。2008年には建立以来初めて改修が行われ、10月22日に例大祭が行われた[18]

駅構内からは王子製紙専用線が分岐している。本線南側に沿い西へ進み、王子製紙苫小牧工場へ至る路線でコンテナ輸送に使用されている。

のりば[編集]

主に以下の通りに発着するが、一部例外もある。

1 日高本線 普通 鵡川静内様似方面
千歳線 普通 南千歳札幌小樽方面
室蘭本線 普通 糸井登別東室蘭室蘭方面
2 千歳線 普通 南千歳・札幌・小樽方面
室蘭本線 普通 糸井・登別・東室蘭・室蘭方面
特急 室蘭・函館方面
3 室蘭本線 普通 追分岩見沢方面
千歳線 普通 南千歳・札幌・小樽方面
特急 南千歳・札幌方面
4 室蘭本線 普通 追分・岩見沢方面
室蘭本線 普通 糸井・登別・東室蘭・室蘭方面
千歳線 普通 南千歳・札幌・小樽方面

その他[編集]

  • 駅南側に苫小牧港開発貨物線による新苫小牧駅があったが、1998年(平成10年)に休止、2001年(平成13年)に廃止された。
  • 王子製紙の専用線は現存するものの他に、本線の北側に沿って西進、工場の北側にある貯木場へ至るものもあった。

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗車人員は3,651人[19]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2004 3,690
2005 3,630
2006 3,600
2007 3,630
2008 3,720
2009 3,660
2010 3,610
2011 3,650
2012 3,696
2013 3,651

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[20]

  • えぞ寿司
  • サーモン寿司
  • かにちらし
  • 噴火湾ホタテ弁当
  • ほっきめし
  • 厳選いくら弁当
  • 北海道汐彩弁当

駅周辺[編集]

王子製紙苫小牧工場が至近距離にある。苫小牧市の中心市街地であるが、市街地の拡大やモータリゼーションの進展に伴う商業施設の郊外化、消費動向の変化などにより衰退に歯止めがかかっていない。2011年(平成23年)に市が「CAP(まちなか再生総合プロジェクト)」を立ち上げて抜本的な解決を目指している[21]

南口[編集]

苫小牧港(西港)・苫小牧市役所・苫小牧市民会館苫小牧市総合体育館への最寄口

北口[編集]

苫小牧市緑ヶ丘公園苫小牧市立病院への最寄口

バス路線[編集]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線(千歳線直通含む)
青葉駅 (H19) - 苫小牧駅 (H18) - (貨)苫小牧貨物駅 - 沼ノ端駅 (H17)
日高本線
苫小牧駅 (H18) - (貨)苫小牧貨物駅 - 勇払駅

脚注[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ 苫小牧市史 資料編第2巻 昭和52年発行 P154 「昭和6年苫小牧市上水道工事一般図」による。
  3. ^ 「専用鉄道」は鉄道省鉄道統計資料の分類分けに従う。
  4. ^ 苫小牧市史 上巻 1975年3月発行。
  5. ^ 王子製紙社史 第2巻 1957年発行、P287。
  6. ^ 『懐かしの停車場. 東日本篇』(国書刊行会、2010年)P148
  7. ^ a b c 苫小牧市史 下巻 1976年3月発行。
  8. ^ a b c d e f g 北海道鉄道百年史 下巻、巻末年表。
  9. ^ a b 『開驛六十周年記念誌』(苫小牧駅、1952年8月) 
  10. ^ 現在の駅舎よりも室蘭寄りに建てられていた。ホームを結ぶ跨線橋は当時のまま。
  11. ^ a b c d 苫小牧市史 追補編 2001年3月出版。
  12. ^ a b 札幌工事局70年史 P520-521。
  13. ^ 昭和58年版全国専用線一覧にて作業距離3.3km、総延長15.4km。
  14. ^ 昭和58年版全国専用線一覧にて作業距離2.0km、総延長9.3km。主要支線:宇部興産線 総延長0.7km、日本セメント線 総延長1.4km。
  15. ^ 「MONTHLYかもつ」2011年3月号 VOL.61(鉄道貨物協会)19ページ
  16. ^ “苫小牧エスタの閉店について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道(JR北海道), (2015年7月28日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150728-1.pdf 2016年4月13日閲覧。 
  17. ^ “苫小牧エスタ閉店 駅前の「顔」また消える JR北海道「今後は未定」”. どうしんWeb (北海道新聞社). (2016年3月29日). http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0251923.html 2016年3月30日閲覧。 
  18. ^ 雑記帳:JR苫小牧駅の構内神社 改修終え例大祭[リンク切れ] 毎日新聞 (2008年10月22日アクセス)
  19. ^ 苫小牧市統計書 平成26年版 (PDF)”. 北海道苫小牧市. 2015年4月11日閲覧。
  20. ^ 『JR時刻表』2015年3月号、交通新聞社2015年、 683頁。
  21. ^ CAP(まちなか再生総合プロジェクト) (PDF)”. 北海道苫小牧市 (2014年6月). 2015年4月11日閲覧。
  22. ^ 苫小牧駅前通商店街”. 2015年4月11日閲覧。
  23. ^ COCOTOMA -ココトマ- 公式サイト”. 2015年4月11日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]