えりも町

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えりもちょう
えりも町
Erimo misaki 02.JPG
襟裳岬突端と海上に延びる岩礁
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 日高振興局
幌泉郡
団体コード 01609-8
面積 284.00 km²
総人口 5,082
住民基本台帳人口、2015年3月31日)
人口密度 17.9人/km²
隣接自治体 様似郡様似町広尾郡広尾町
町の木 エゾヤマツツジ
町の花 エリモシャクナゲ
他のシンボル -
えりも町役場
町長 岩本溥叙
所在地 058-0292
北海道幌泉郡えりも町字本町206番地
北緯42度0分58.7秒東経143度8分54.3秒
Erimo town office.jpg.jpg
外部リンク えりも町

日本地域区画地図補助 01570.svg

えりも町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト
襟裳岬から望むえりも岬集落と豊似岳

えりも町(えりもちょう)は、北海道南部、日高振興局管内にある。1町で幌泉郡をなしている。北海道主部における最南端である襟裳岬がある。

町名の由来は、アイヌ語で「エンルム」(岬の意)。[1]

林野庁1953年昭和28年)以降、襟裳岬の治山事業を開始した。2001年平成13年)に緑化の取り組みがNHK総合プロジェクトX〜挑戦者たち〜」で放送された。

地理[編集]

北海道南部、日高山脈の南端に位置する町。南端部には襟裳岬がある。

  • 山 : 豊似岳(1105m)、観音岳(932m)、オキシマップ山(895m)、ルチシ山(754m)
  • 河川 : 猿留川、歌別川(以上二級河川)、ニカンベツ川、アベヤキ川、南武家川、幌泉川、コロップ川、上歌別川、下歌別川、キスケ川、在田川、アアツ川、シトマン川、ガロウ川、牧場の川、咲梅川、丹根内川、登川、チャツナイ川、オニトップ川、ビタタヌンケ川
  • 湖沼 : 豊似湖
  • 岬 : 襟裳岬
  • その他 : 百人浜

気候[編集]

春と夏は濃霧が発生しやすく、そのため最も暑い8月の月平均最高気温が19.8℃と夏にもかかわらず気温があまり上がらない。北海道の中でも一番夏が涼しい地域のひとつである。非常に風の強い地域で、最も風の強い襟裳岬では、風速10mを超える日が年間288.85日ある。


えりも岬(1981年 - 2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 0.1
(32.2)
−0.5
(31.1)
1.8
(35.2)
5.9
(42.6)
9.8
(49.6)
13.1
(55.6)
16.9
(62.4)
19.8
(67.6)
18.5
(65.3)
14.5
(58.1)
9.1
(48.4)
3.3
(37.9)
9.4
(48.9)
日平均気温 °C (°F) −2.0
(28.4)
−2.5
(27.5)
−0.3
(31.5)
3.3
(37.9)
6.9
(44.4)
10.6
(51.1)
14.7
(58.5)
17.5
(63.5)
16.4
(61.5)
12.2
(54)
6.5
(43.7)
1.0
(33.8)
7.0
(44.6)
平均最低気温 °C (°F) −4.3
(24.3)
−4.7
(23.5)
−2.2
(28)
1.1
(34)
4.7
(40.5)
8.6
(47.5)
12.8
(55)
15.6
(60.1)
14.5
(58.1)
9.9
(49.8)
3.9
(39)
−1.3
(29.7)
4.9
(40.8)
降水量 mm (inch) 29.4
(1.157)
17.3
(0.681)
37.8
(1.488)
60.4
(2.378)
100.7
(3.965)
85.1
(3.35)
130.8
(5.15)
125.0
(4.921)
128.8
(5.071)
104.4
(4.11)
83.1
(3.272)
45.2
(1.78)
957.1
(37.681)
平均月間日照時間 140.6 161.9 196.7 186.0 174.1 121.9 92.1 115.0 153.4 173.3 124.1 118.5 1,757.6
出典: 気象庁

隣接している自治体[編集]

沿革[編集]

  • 1669年 松前藩の藩士、蛎崎蔵人が商場を置く。その後昆布の漁場として栄える。
  • 1880年明治13年) 戸長役場が設置される。
  • 1889年(明治22年) 襟裳岬灯台が点灯。
  • 1906年(明治39年) 戸長役場を廃止し、二級町村制が施行され、幌泉村役場を設置する(村名は幌泉村とする)。
  • 1959年昭和34年)1月1日 町制施行(幌泉町となる)
  • 1970年(昭和45年)10月1日 えりも町と改称する。
  • 1980年(昭和55年) 開基100年記念式典が行われる。

地名の変遷[編集]

  • 1942年昭和17年) 当時の村内の地名が以下のように再編される。
    • 近呼(ちかよっぷ) → 近浦
    • 笛舞 → 笛舞、近浦、大和
    • 幌泉 → 幌泉、大和、新浜、歌別
    • 歌別 → 歌別、新浜、東洋
    • 油駒(あぶらこま)、歌露(うたろっぷ)(統合) → 東洋
    • 小越(おごし) → 襟裳、東洋、庶野
    • 猿留(さるる) → 目黒
    • 庶野は小越の一部を編入した上で存続
  • 1970年(昭和45年) 幌泉が本町、襟裳が(字)えりも岬とそれぞれ改称。

経済[編集]

産業[編集]

立地企業[編集]

  • えりも食品株式会社

農協・漁協[編集]

  • ひだか東農業協同組合(JAひだか東)えりも事業所
  • えりも漁業協同組合

金融機関[編集]

郵便局[編集]

  • えりも郵便局(集配局)
  • 庶野郵便局(集配局)
  • えりも岬郵便局
  • 日高目黒郵便局

宅配便[編集]

えりもセンター
浦河・様似センター(浦河町)

公共機関[編集]

警察[編集]

  • 浦河警察署えりも本町駐在所、えりも岬駐在所、庶野駐在所

地域[編集]

人口[編集]

Demography01609.svg
えりも町と全国の年齢別人口分布(2005年) えりも町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― えりも町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
えりも町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 7,725人
1975年 7,777人
1980年 7,520人
1985年 7,456人
1990年 7,034人
1995年 6,811人
2000年 6,248人
2005年 5,796人
2010年 5,415人
総務省統計局 国勢調査より

教育[編集]

  • 高等学校
  • 中学校
    • 町立1校(えりも)
  • 小学校
    • 町立5校(えりも、えりも岬、庶野、東洋、笛舞)
  • 大学の施設

交通[編集]

鉄道・バス[編集]

鉄道はなし。最寄駅は日高本線様似駅で、列車に接続してジェイ・アール北海道バス日勝線が運行。札幌方面高速バス「高速えりも号」が運行される。

タクシー[編集]

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

えりも町指定文化財[編集]

  • 蝦夷一覧 - えりも町水産の館蔵
  • 住吉神社境内江戸時代建立の石碑群
  • 襟裳神社境内江戸時代建立の石碑群
  • 不動明王 - 法光寺
  • 一石一字塔
  • 當世武大明神
  • 目黒神社境内江戸時代建立の石碑群
  • 猿留山道と蝦夷時代建立石碑2体

観光[編集]

風の館(2004年11月21日

祭り[編集]

  • えりも岬寒風マラソン大会
  • 海と山の幸フェスティバル 10月第一日曜日
  • 灯台まつり 8月14日 - 16日

その他[編集]

黄金道路[編集]

えりも町庶野から十勝総合振興局広尾町に至るまでの国道。 日高山脈太平洋に挟まれた断崖絶壁に走る道路で、黄金を敷き詰めるかの如く建設に金がかかった事から「黄金道路」と呼ばれる。

風力発電[編集]

強い風をいかし、風力発電がおこなわれている。 出力400kWの風車が2基設置。北海道初の民間風力発電所でもある。

レーダーサイト[編集]

岬の丘陵地帯に航空自衛隊襟裳分屯基地が設置されている。

出身有名人[編集]

ゆかりのある人物[編集]

  • 鈴木陽子 - 元えりも町国民健康保険診療所 所長

えりも町が舞台の作品[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]