苗穂駅

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苗穂駅
駅舎(2012年10月)
駅舎(2012年10月)
なえぼ
Naebo
01 札幌 (2.2km)
(3.6km) 白石 H03
所在地 札幌市中央区北3条東13丁目
駅番号 H02
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)*
所属路線 函館本線
千歳線直通含む)
キロ程 288.5km(函館起点)
電報略号 ナホ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
4,197人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1910年明治43年)5月16日
備考 [札] 札幌市内
*社員配置駅
*みどりの窓口
*貨物列車の発着はなく、休止状態。
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苗穂駅
なえぼ
Naebo
(3.1km) 東札幌
所属事業者 Japanese National Railway logo.svg日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 千歳線(旧線)
キロ程 0.0km(苗穂起点)
開業年月日 1926年大正15年)8月21日[1]
廃止年月日 1973年昭和48年)9月10日[1]
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苗穂駅俯瞰(2004年6月)

苗穂駅(なえぼえき)は、北海道札幌市中央区北3条東13丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)函館本線である。駅番号H02電報略号ナホ

函館本線のみの駅だが、線路名称上の千歳線の終点駅でもある。ただしJR北海道の基本計画上は、白石駅が終点で当駅を経由しない(しかし、千歳線の0キロポストは当駅構内にある)。

地名の由来は、アイヌ語の「ナイ・ポ」(小さな川)より。このあたりは豊平川の旧河道に当たる伏篭川の水源にあたり、多くの小川やが存在したためにつけられた地名である。

歴史[編集]

1976年の苗穂駅と周囲約1km×1.5km範囲。右が岩見沢及び千歳方面。この写真の時期に道内各地から集められた蒸気機関車が苗穂工場で解体された。スクラップヤードに沢山の残骸が置かれている。札幌駅方面駅裏北側へサッポロビール工場専用線、白石方面駅裏東側へ日本セメントの専用線、白石方面駅表南側へ木工場の専用線等、多数の側線が見える。この内日本セメント線は戦前戦中は右端の敷地(現・陸上自衛隊苗穂分屯地)の中へ長く伸び、ここには札幌陸軍糧秣支廠(兵士の食料調達部門)の食料工場があった。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅構造[編集]

2面4線の島式ホーム(ホーム長:135m・215m[4])を有する地上駅。留置線が2線あり、主に札幌駅折り返し列車の待機場所として使われている。ホーム間の移動は跨線橋を使う。

構内の南側に駅舎がある。社員配置駅みどりの窓口(営業時間:5時30分 - 20時00分)、自動改札機が置かれている。構内北側には、JR北海道苗穂工場苗穂運転所、JR貨物苗穂車両所が広がる。

のりば 路線 方向 行先
3 函館本線 上り 札幌手稲小樽方面
4 千歳線 下り 札幌・手稲・小樽方面
5 上り 千歳新千歳空港苫小牧方面
6 函館本線 下り 江別岩見沢方面

貨物取扱[編集]

現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着は無く、貨物設備や専用線も当駅には接続していない。

最盛期の1970年には、26社28本の専用線が当駅から分岐していた。そのうち、駅西側にあった北海道ガス札幌工場へ続くものが最後まで使用されていた。同線は都市ガス液化石油ガス(LPG)輸送に専用線は使用されていたが、天然ガスへの転換に伴い、2001年(平成13年)3月15日本輪西駅発送分の到着をもって廃止された。これ以降の貨物列車の発着はない。

また、1986年(昭和61年)までは、駅東側にある日本セメント(現在の太平洋セメント)札幌サービスステーションや、駅北側にあったサッポロビール札幌工場へ続く専用線も存在していた。

利用状況[編集]

2015年(平成27年)度の1日平均乗車人員4,197人である[4]。近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1970年(昭和45年) 980 [4]
1975年(昭和50年) 904 [4]
1980年(昭和55年) 1,309 [4]
1985年(昭和60年) 1,366 [4]
1990年(平成02年) 1,996 [4]
1995年(平成07年) 2,395 [4]
2000年(平成12年) 2,516 [4]
2001年(平成13年) 2,547
2002年(平成14年) 2,601
2003年(平成15年) 2,586
2004年(平成16年) 2,684
2005年(平成17年) 2,972
2006年(平成18年) 3,150
2007年(平成19年) 3,262
2008年(平成20年) 3,404
2009年(平成21年) 3,459
2010年(平成22年) 3,627
2011年(平成23年) 3,760
2012年(平成24年) 3,851
2013年(平成25年) 3,996
2014年(平成26年) 4,176
2015年(平成27年) 4,197

駅周辺[編集]

駅から西に約500m先に設置されている歩道橋。
駅に隣接する広大な鉄道関連施設に阻まれて線路南北の往来は不自由で、苗穂駅からサッポロビール博物館やアリオ札幌へ徒歩で向かう際はここを通るのが最短となる。(2012年4月)
歩道橋から見た旭川・千歳方面(2012年4月)

北側は北海道旅客鉄道苗穂運転所と苗穂工場がある。南側は商店マンションが林立している。

バス路線[編集]

路線は2016年12月1日現在。

  • ジェイ・アール北海道バス

駅移転・橋上駅舎化[編集]

以前からサッポロファクトリーアリオ札幌とアクセスを便利にするために、当駅を現在の場所から約500メートルほど西に移転する計画があったが[5]、2013年9月11日にJR北海道から西に300メートル移転し、橋上駅舎化することが公表された[6]。供用開始は2018年(平成30年)度を予定している。

その他[編集]

  • 札幌鉄道少年団の事務局が置かれている。
  • 1931年12月、豊平川沿いの引き込み線に廃客車を引き入れ無料宿泊所が設けられた。これは冬期間行き場を失った季節労働者を収容し、駅構内の除雪要員に充てようとしたものであったが、結果的に札幌近郊の失業者が殺到。一時は900人を数え、ルンペン列車として全国的に紹介される規模となった。その後、失業者対策が図られたことなどにより、1937年3月15日に廃止された[7]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線(千歳線直通列車含む)
快速「エアポート」・区間快速「いしかりライナー」
通過
普通(札幌駅以西で区間快速となる列車含む)
札幌駅 (01) - 苗穂駅 (H02) - 白石駅 (H03)

かつて存在した路線[編集]

日本国有鉄道(国鉄)
千歳線(旧線)
苗穂駅 - 東札幌駅
札幌市電
苗穂線
東10丁目停留場 - 苗穂駅前停留場

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、19-21頁。
  2. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します (PDF)”. 北海道旅客鉄道 (2007年9月12日). 2014年9月6日閲覧。
  3. ^ Kitacaサービス開始日決定について (PDF)”. 北海道旅客鉄道 (2008年9月10日). 2015年6月12日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 札幌の都市交通データ 3.JR (3)JR駅の概要(札幌市内) (PDF)”. 北海道旅客鉄道. 2015年1月8日閲覧。
  5. ^ 札幌市役所作成「苗穂駅周辺地区のまちづくり」に掲載
  6. ^ “苗穂駅移転・橋上駅舎化工事着手について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2013年9月11日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/130911-2.pdf 2014年8月21日閲覧。 
  7. ^ 新北海道史第5巻通説4 p1335-p1336(北海道庁刊1975年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]