熱郛駅

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熱郛駅
熱郛ホール(駅舎)、2007年9月24日撮影
熱郛ホール(駅舎)、2007年9月24日撮影
ねっぷ
Neppu
S30 黒松内 (8.1km)
(15.4km) 目名 S28
所在地 北海道寿都郡黒松内町字白井川
駅番号 S29
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 140.4km(函館起点)
電報略号 ネツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
2人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1903年明治36年)11月3日
備考 無人駅
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熱郛駅(ねっぷえき)は、北海道後志総合振興局寿都郡黒松内町字白井川にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号S29電報略号ネツ函館支社管轄の北端にあたり、次の目名駅から北海道旅客鉄道鉄道事業本部管轄となる。

概要[編集]

国鉄時代は北海道総局(札幌鉄道管理局。現在のJR北海道本社鉄道事業本部)と青函船舶鉄道管理局(現在のJR北海道函館支社)の境界が当駅 - 上目名駅間にあり、当駅始発の区間設定もあった。また、急行「せたな」の始発駅でもあった。国鉄分割民営化後も長万部駅 - 当駅間の区間設定(1.5往復)が設定されていた[1]。2016年3月25日まで[2]は朝の当駅始発長万部行きのみの1便が設定されていたが、同年3月26日より倶知安発の始発列車に統合され、区間運転は廃止された。

この当駅始発長万部行きの区間輸送が残っていた理由は、北海道教育局が定める高等学校通学区域の特例として、黒松内町の一部(寿都町と境界を接する黒松内町作開地区を除く)が北海道長万部高等学校の通学区域に入っているので、その通学の便を図るためであった[3]。廃止になった1往復も通学時間帯に運転されていた。

歴史[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[8]。互いのホームは駅舎側ホーム西側と対向側ホーム西側部分を結んだ構内踏切で連絡している[8]。駅舎側(南側)ホームが上下共用の1番線、対向側ホーム(北側)がやはり上下共用の2番線となっている[8]。そのほか2番線旭川方から構内中央部分までの行き止りの側線を1線有している[9]。この側線は1983年(昭和58年)4月時点では1番線の函館方にて合流する中線であった[9]。1983年(昭和58年)4月時点ではそのほか1番線函館方からホーム西側まで戻る形の行き止りの側線(貨物側線)を1線有していた[9]。この側線と中線の函館方転轍機は1993年(平成5年)3月までには撤去されていた[8]

長万部駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の南側に位置しホーム中央部分に接している[8]有人駅時代の駅舎は改築され、「熱郛ホール」と名付けられた[10]、町民サロンを併設し[11]、出入口に三角屋根の庇[11]明かり窓を有し[10]、木製板張りの内装の駅舎となっている[10]。周囲の自然豊かな山々をイメージし、に備えて基礎を高くして階段を備えた建物である[11]。駅舎内にトイレを有する[10]。また、人形の置かれたショーケースが設置されている[10]

駅名の由来[編集]

当駅の所在地近辺の地名より。地名は、アイヌ語の「クンネ・ネッ・ペッ」(黒い漂木の川)の詰まった言葉に由来する[8][11]

旧駅名の歌棄(うたすつ)は、アイヌ語の「オタ・シュツ」(浜の草原が尽きて砂原に掛かる辺り)に由来する[11]

利用状況[編集]

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は68人[9]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は44人[8]
乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2011 2
2012 1
2013 2

駅周辺[編集]

1976年の熱郛駅と周囲約750m範囲。左が長万部方面。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

疎林がどこまでも続いているような場所に位置する[8]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
黒松内駅 (S30) - 熱郛駅 (S29) - 目名駅 (S28)
  • かつて当駅 - 目名駅間(函館駅起点147.6km地点)に上目名駅が存在した(1913年(大正2年)9月21日開業、1984年(昭和59年)3月31日廃止)[5]

脚注[編集]

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  1. ^ 日本交通公社『交通公社全国小型時刻表』1988年3月号より。2015年9月現在も残る朝の上り列車 (熱郛発7時台)の他、下り長万部発15時台、上り熱郛発16時台の列車が存在した。
  2. ^ 交通新聞社『JR時刻表』2015年6月号
  3. ^ 道立高等学校の通学区域について - 北海道教育委員会
  4. ^ a b c 『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』 宮脇俊三、原田勝正、小学館、1993年6月、183頁。ISBN 4-09-395401-1
  5. ^ a b c d e f 『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』 今尾恵介新潮社2008年5月、26頁。ISBN 978-4-10-790019-7
  6. ^ 『無人駅探訪』 西崎さいき 監修、全国停留場を歩く会 編著、文芸社2011年6月、150頁。ISBN 978-4-286-10447-8
  7. ^ “駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2007年9月12日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf 2014年9月6日閲覧。 
  8. ^ a b c d e f g h 『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』 宮脇俊三原田勝正小学館1993年6月、45頁。ISBN 4-09-395401-1
  9. ^ a b c d 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』 宮脇俊三、原田勝正、小学館1983年7月、29頁。ISBN 4-09-395101-2
  10. ^ a b c d e 本久公洋 『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社札幌2008年8月、36頁。ISBN 978-4-89453-464-3
  11. ^ a b c d e 太田幸夫 『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』 富士コンテム、札幌、2004年2月、34頁。ISBN 4-89391-549-5

関連項目[編集]