蕨岱駅

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蕨岱駅
車掌車改造の駅舎(2015年5月1日)
車掌車改造の駅舎(2015年5月1日)
わらびたい
Warabitai
S32 二股 (6.0km)
(5.4km) 黒松内 S30
所在地 北海道山越郡長万部町字蕨岱
駅番号 S31
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 126.9km(函館起点)
電報略号 タイ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
0人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1904年明治37年)10月15日
廃止年月日 2017年平成29年)3月4日
備考 無人駅
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蕨岱駅(わらびたいえき)は、かつて北海道渡島総合振興局山越郡長万部町字蕨岱にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(廃駅)。駅番号S31であった。電報略号タイ

当駅は、JRの駅を五十音順に並べたとき最後になる駅であったが[1]、廃止に伴い、JRの駅の中では東日本旅客鉄道(JR東日本)の蕨駅が五十音順で最後となった。

歴史[編集]

1976年の蕨岱駅と周囲約750m範囲。下が長万部方面。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅名の由来[編集]

所在地名より。地名は、アイヌ語の「ワルンペフ(warunpe-hur)」(ワラビ・坂)に由来する[9][10]。昔、この附近一帯に蕨が繁茂していたことから[11][12]付けられたとする名称である。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の東側(旭川方面に向かって右手側、旧1番線)に存在する[13]転轍機を持たない棒線駅となっている[13]。かつては相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった[14]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム南側と対向側ホーム北側部分を結んだ構内踏切で連絡していた[14]。千鳥式に近い配置で、駅舎側(東側)ホームが上りの1番線、対向側ホームが下りの2番線となっていた[14]。上下線共に安全側線を有していた[14]。そのほか1番線函館方からホーム南側まで戻る形の行き止りの側線(貨物側線)を1線有していた[14]。使われなくなった2番線及び側線は、交換設備運用廃止後は1993年(平成5年)3月までには撤去されていた[13]

長万部駅管理の無人駅だった。駅舎は構内の西側に位置しホーム中央部分に接していた[13]有人駅時代の駅舎は撤去され、ヨ3500形車掌車改造の貨車駅舎が設置されていた[11][15]

利用状況[編集]

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は23人[14]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は8人[13]
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[16][6]

駅周辺[編集]

長万部方から15.2の勾配を上り詰めたサミット(標高94.0m)の附近(標高91.6m地点)に位置する[13]。駅周辺は山の中で、白樺の疎林の中で熊笹が繁茂し、5月にはミズバショウが咲く[14][11]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
二股駅 (S32) - 蕨岱駅 (S31) - 黒松内駅 (S30)

脚注[編集]

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  1. ^ 50音順「最後のJR駅」廃止へ 2017年3月ダイヤ改正で 乗りものニュース、2016年12月20日(同日閲覧)。
  2. ^ a b c 『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』 宮脇俊三、原田勝正、小学館1993年6月、183頁。ISBN 4-09-395401-1
  3. ^ a b c 『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』 今尾恵介新潮社2008年5月、26頁。ISBN 978-4-10-790019-7
  4. ^ 『無人駅探訪』 西崎さいき 監修、全国停留場を歩く会 編著、文芸社2011年6月、150頁。ISBN 978-4-286-10447-8
  5. ^ “駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2007年9月12日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf 2014年9月6日閲覧。 
  6. ^ a b “JR北海道、道南5駅3月廃止 森、長万部両町に意向” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(経済) (北海道新聞社). (2016年6月3日). オリジナル2016年6月9日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20160609235545/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0277706.html 2016年6月9日閲覧。 
  7. ^ “JR北海道、17駅の廃止打診 名寄「北星」、幕別「稲士別」も” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(経済) (北海道新聞社). (2016年10月2日). オリジナル2016年10月2日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20161001230621/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0322438.html 2016年10月2日閲覧。 
  8. ^ 平成29年3月ダイヤ改正について (PDF)”. 北海道旅客鉄道 (2016年12月16日). 2016年12月16日閲覧。
  9. ^ アイヌ語地名リスト ル~ワ P141-145”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月17日閲覧。
  10. ^ アイヌ語でもワラビを「ワランビ」「ワルンベ」などと呼称しており、日本語由来の名詞と考えられている。
  11. ^ a b c 本久公洋 『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社札幌2008年8月、34頁。ISBN 978-4-89453-464-3
  12. ^ 太田幸夫 『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』 富士コンテム、札幌、2004年2月、33頁。ISBN 4-89391-549-5
  13. ^ a b c d e f 『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』 宮脇俊三原田勝正小学館1993年6月、44頁。ISBN 4-09-395401-1
  14. ^ a b c d e f g 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』 宮脇俊三、原田勝正、小学館1983年7月、29頁。ISBN 4-09-395101-2
  15. ^ 笹田昌宏 『ダルマ駅へ行こう!』 小学館〈小学館文庫〉、2007年、103-104頁。ISBN 978-4-09-411651-9
  16. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在) (PDF)”. 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。

関連項目[編集]