大館駅
大館駅 | |
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![]() 旧駅舎(2018年10月) | |
おおだて Ōdate | |
![]() | |
所在地 | 秋田県大館市御成町[1] 一丁目3-1 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
電報略号 | オテ←ヲテ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
649人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)11月15日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 402.9 km(福島起点) |
◄下川沿 (5.2 km) (6.5 km) 白沢► | |
所属路線 | ■花輪線 |
キロ程 |
106.9 km(好摩起点) 盛岡から128.2 km |
◄*東大館 (3.6 km) | |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有[1] |
大館駅(おおだてえき)は、秋田県大館市御成町(おなりちょう)一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である[1]。
概要[編集]
奥羽本線を所属線として[2]、当駅を終点とする花輪線を加えた2路線が乗り入れている。かつては小坂製錬の小坂線、同和鉱業の花岡線も乗り入れていた。
また当駅は、「秋田県北部の中心都市である大館市の玄関口として102年の歴史を誇る駅」として東北の駅百選に選定されている[3]。
歴史[編集]
- 1899年(明治32年)11月15日:官設鉄道の一般駅として北秋田郡大館町に開業[2]。
- 1909年(明治42年)
- 1914年(大正3年)7月1日:秋田鉄道線が扇田駅まで開業[4]。
- 1916年(大正5年)1月26日:花岡線が開業。
- 1929年(昭和4年)11月6日:駅舎改築、祝賀会挙行[新聞 1]。
- 1934年(昭和9年)6月1日:秋田鉄道線が国有化、国鉄花輪線となる[4]。
- 1951年(昭和26年)10月:跨線橋取替[新聞 2]。
- 1955年(昭和30年)
- 1956年(昭和31年)1月19日:小坂鉄道の駅舎落成式挙行[新聞 7]。
- 1970年(昭和45年)12月1日:みどりの窓口営業開始[5][新聞 8]。
- 1985年(昭和60年)4月1日:花岡線廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本・JR貨物の駅となる[2]。
- 1990年(平成2年)3月10日:コンテナ貨物の取扱を開始。
- 1994年(平成6年)10月1日:小坂線の旅客営業が廃止。
- 1998年(平成10年):忠犬ハチ公の縁で渋谷駅と姉妹提携[新聞 9]。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2007年(平成19年)12月18日:発車メロディが県内初のご当地メロディに変更。
- 2008年(平成20年)3月12日:小坂線運転終了。
- 2009年(平成21年)4月1日:小坂線の廃線[1] に伴い、小坂製錬大館駅廃止。
- 2011年(平成23年):県外から搬入された放射性物質が検出された焼却灰入りのコンテナが駅構内に一時保管[6]。花岡鉱山#大館駅で長期間保管され返却された焼却灰も参照。
- 2014年(平成26年)4月1日:旧小坂製錬小坂線の駅構内の敷地およびレール跡の敷地などが大館市に無償譲渡[新聞 10]。
- 2017年(平成29年)3月31日:びゅうプラザ大館駅が閉店[7]。
- 2018年(平成30年)
- 4月1日:自動改札機の使用開始。
- 12月1日:業務委託化。大館駅長を廃止し、東能代駅長管理下となる。
- 2022年(令和4年)1月14日:仮駅舎が供用開始[報道 1]。
- 2023年(令和5年)秋:新駅舎と自由通路が供用開始(予定)[報道 1][新聞 11]。
駅構造[編集]
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である。構内南側で単式ホームの1番線が奥羽線上り本線、島式ホーム内側の2番線が奥羽線下り本線、島式ホーム外側の3番線が花輪線本線[8]となっている。また、1番線と2番線の間にもホームのない中線があり貨物列車などが使用している[8]。3番線の北側にはホームのない副本線と側線があり、夜間滞泊が設定されている。単式ホームに隣接して駅舎が設置されており、島式ホームとは跨線橋で連絡している。
東能代駅管理の業務委託駅(JR東日本東北総合サービス委託)。以前は、直営駅(駅長・助役配置)で、管理駅として奥羽本線の前山駅 - 陣場駅間の各駅を管理していた。
駅舎は1955年(昭和30年)12月に再建された鉄筋コンクリート造2階建てで[新聞 6][新聞 12]、完成当時は伯養軒の支店と食堂が設置されていた[新聞 6]。駅舎内には改札口・自動券売機・指定席券売機・みどりの窓口・自動改札機(Suica非対応)・待合室・NewDays(旧JC、ジェイアールアトリス→JR東日本東北総合サービス営業)がある。構内入換の際の信号・操車業務は弘前統括センター(運輸)大館駐在の社員が行う。なお、かつては待合室内に食堂とジェイアールアトリス売店(旧キヨスク)もあったが、食堂は2007年頃、売店は2010年3月に閉店した。駅構内には「JR花輪線 終点駅 106KM918M」と書かれた花輪線の終点を示すモニュメントが、1番線にも銅像を御神体とする「ハチ公神社」が設置されている(「ハチ公神社」の詳細は後述参照)[8]。
2007年(平成19年)12月より、発車メロディがそれまで使用していた日本電音製の「春」[注 1] から地元出身デュオ・ダックスムーンの曲をアレンジしたメロディに変更されている。なお、ご当地メロディ導入は県内初で、使用曲は1番線が「ハチ公物語」、2・3番線が「きりたんぽ物語」である。
2023年秋に新駅舎および自由通路が供用開始される予定である[報道 1][新聞 11]。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■奥羽本線 | 上り | 東能代・秋田方面 |
2 | 下り | 弘前・青森方面 | |
3 | ■花輪線 | 上り | 鹿角花輪・盛岡方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2017年3月改正時点では方面別にホームが完全に分かれているが、3番線からは奥羽本線方面への発車も可能である。
貨物駅[編集]
JR貨物の施設は旅客駅南口の西側にある。2面2線のコンテナホーム(ヤード)が設置され、複数の留置線も敷設されている。荷役線は、駅の着発線から下川沿駅方面へ伸びる引上げ線から駅方向へ戻るように分岐している。長さは100メートル程度と短い。
当駅はコンテナ貨物の取扱駅となっている。取り扱うコンテナは12フィートのJR規格コンテナのみ。産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ており、これらが入ったコンテナの取扱いも可能である。なお、1996年3月のダイヤ改正まで、車扱貨物を取り扱っていた。
停車する貨物列車は高速貨物列車のみである。2016年3月改正時点で、秋田貨物駅と当駅の間の区間便1往復、仙台貨物ターミナル駅との間に1往復の計2便が発着する[9]。
小坂製錬(小坂鉄道)[編集]
大館駅 | |
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![]() 駅舎(貨物駅化後、2008年2月) | |
おおだて ŌDATE | |
所在地 | 秋田県大館市御成町一丁目1 |
所属事業者 |
小坂製錬(小坂線廃止時) 同和鉱業(花岡線廃止時) |
開業年月日 | 1908年(明治41年)9月15日 |
廃止年月日 |
1985年(昭和60年)4月1日(花岡線) 2009年(平成21年)4月1日(小坂線) |
乗入路線 | |
所属路線 | 小坂製錬小坂線 |
キロ程 | 0.0 km(大館起点) |
(13.9 km) 茂内► | |
所属路線 | 同和鉱業花岡線 |
キロ程 | 0.0 km(大館起点) |
(3.2 km) 松峯► | |
備考 |
小坂線の旅客営業は1994年10月1日廃止 旅客営業時の隣駅は岱野(2.9km) |
小坂製錬小坂線の大館駅は、前身の同和鉱業小坂線の駅として1908年(明治41年)に開業、1916年(大正5年)には花岡線の旅客営業を開始した。1985年(昭和60年)に花岡線が廃止、1994年10月には小坂線も旅客営業を廃止し、貨物駅に変更される。
その後2009年(平成21年)に貨物駅も廃止し営業を終了した。廃止された当時の小坂線大館駅は下川沿駅方へ伸びる引き上げ線に繋がるJR貨物との貨車授受線2本と、留置線1本があり、構内南側に事務所のような建物の駅舎が置かれていた。駅舎前に通票受器があり、貨物列車運行時は機関士が茂内方からの通票を通票受器に投げ入れていた。
また、旅客営業をしていた当時の構内は多数の側線を有し、その北側(JR大館駅側)に旅客ホーム(単式ホーム)1面1線や駅舎が置かれていた。JR大館駅の駅舎とはまったく別の棟だったので、乗り換えにはいったん改札の外へ出る必要があった。
旅客ホームと駅舎は1998年前半までにすべて撤去され、2014年4月に小坂線の駅構内敷地をDOWAホールディングスから、レール用敷地をDOWAメタルマインから大館市に無償譲渡し[新聞 10]、駅前は片側2車線の市道が整備されて大館駅から東大館駅まで最短距離でつながる道路の一部として利用されている。
2020年7月には、秋田職業能力開発短期大学校の学生が作成した手こぎトロッコを活用して線路上を走らせる鉄道パークが駅前にオープンしている[新聞 13]。なお、線路は観光交流施設「秋田犬の里」の駐車場に沿って併設している小坂線の廃線が活用されている[新聞 13]。
駅弁[編集]
- 比内地鶏の鶏めし
- 鶏めし
「鶏めし」は「東の大館・西の折尾」とも呼ばれ、福岡県北九州市の折尾駅で販売されているかしわめしと並び称される[1]。1996年頃までホームでの立売が行われていた。駅構内ではNewDaysで販売されるほか、予約すれば列車乗降口での受け渡しが可能となっている[11]。
利用状況[編集]
JR東日本によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は649人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,066 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,001 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 957 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 924 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 917 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,062 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,099 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,150 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,158 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,119 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,110 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,102 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,084 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,131 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,013 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,029 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 917 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 911 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 906 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 874 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)682 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)649 | [利用客数 1] |
駅周辺[編集]
- 秋田犬の里
- 花善(大館駅名物・駅弁「鶏めし」製造会社)
- ニッポンレンタカー大館駅前営業所
- 秋北バス本社
- ジャンボグリーン(ホームセンター)
- 御成座
- 秋田県立大館国際情報学院(自由通路で連絡)
- 秋田銀行大館駅前支店
- 北都銀行大館駅前支店
- 秋田県信用組合大館駅前支店
- 大館駅前郵便局
- いとく大館ショッピングセンター
- 秋田県道21号大館停車場線
- 秋田県道2号大館十和田湖線
- 国道7号
バス路線[編集]
駅前にはバス停が2箇所存在し、大館駅前バス停は駅舎前のロータリーに設置され、駅前バスステーションは大館駅から100メートルほど離れる秋北バス本社ビル1階に設置されている。
大館駅前[編集]
大館市を発着する旧田代町行以外の路線バスと東京(池袋)行以外の高速バス、リムジンバス、循環バス「ハチ公」号、コミュニティバスが停車する。2013年(平成25年)10月1日に秋北バスターミナルが廃止され、コミュニティバスと路線バスの一部が大館駅前発着に変更された[報道 2]。
駅前バスステーション[編集]
大館駅前から出発したバスは種別にかかわらず、必ず駅前バスステーションにも停車する。なお、「大館駅前」が終点のバスはバスステーションには停車しないが、高速バス以外は近くの御成町1丁目バス停に停車する。
大館駅前バス停は屋外にあるが、駅前バスステーションは待合所が秋北バス本社ビルの中にある。
秋田犬と大館駅[編集]
忠犬ハチ公像・ハチ公神社[編集]
忠犬ハチ公は北秋田郡二井田村(現在の大館市)で生まれたオスの秋田犬で、1924年(大正13年)1月14日に当駅から荷物車に載せられて上京している。後に主人への忠誠で有名になったことから、1935年(昭和10年)7月に当駅前にも渋谷駅前と同様のハチ公像が建てられていた。しかし、これも渋谷駅のものと同様に、戦時中に金属供出の対象となって回収された[新聞 17][新聞 18][12]。
大戦後、1964年(昭和39年)に秋田犬群像が、1987年(昭和62年)に忠犬ハチ公銅像がそれぞれ駅前に建立された[新聞 17]。
さらに、1987年に映画「ハチ公物語」が公開されたことを記念して大館商工会議所が発泡スチロール製のハチ公像を作成し、これが当駅に寄贈されて1989年(平成元年)春に駅構内(1番線[8])に「ハチ公神社」として設置された。この像は高さ・奥行きとも約2 mと大きなものであった[新聞 17]。しかし発泡スチロール製であるため傷みが進行し、「忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会」の寄付で2代目のブロンズ製像が制作されることになった。ハチ公神社もこれに合わせてリニューアルし、2009年(平成21年)10月14日に公開のイベントが開かれた。像は高さ85 cm、幅40 cm、奥行き90 cmで、台座・額・由来案内板は十和田石で制作されている[新聞 17]。2021年(令和3年)3月末をもって駅改築工事に伴い、「ハチ公神社」は撤去された[新聞 19]。神社に鎮座していたハチ公像について、JR東日本秋田支社は管理、所有を含め関係者と協議して決めたいとしている[新聞 19]。
なお、1935年建立の忠犬ハチ公銅像の台座は桜場文蔵邸で保存されていたが、1978年(昭和53年)に大館市内の秋田犬会館前に台座のみ移設され、2004年(平成16年)に有志により台座上に「望郷のハチ公像」が建立されている[13]。
また、前記1987年建立の忠犬ハチ公銅像に関しては2013年2月8日にBSジャパンで放送された『まさはる君が行く!ポチたまペットの旅~秋田』の中で紹介され、同像を前にして旅犬・まさはる君が寒さのあまり固まっている姿が映像としてとらえられていた[14]。
秋田犬姉妹の観光駅長[編集]
2017年4月28日、大館市の「秋田犬ふれあい隊[注 3]」が保有する2頭の秋田犬、赤毛の「あこ」と虎毛の「飛鳥」が当駅の観光駅長として委嘱されることになった。同日、当駅駅舎内にて大館市、同市観光協会、秋田犬保存会の関係者など13名が出席して就任(委嘱状交付)式を挙行、当駅の駅長から各々に制帽および名前が刷り込まれた前掛けが手渡され、そのあと当駅前に建つ忠犬ハチ公像の前で記念撮影に臨んだ[報道 3][新聞 21][新聞 22][16]。
「あこ」と「飛鳥」は何れも2016年6月23日生まれの年齢10ヶ月(前記委嘱伝達時点)のメスで、同年9月8日に秋田犬保存会を通じて「秋田犬ふれあい隊」に譲渡、同年10月初旬に一般公募から命名されている[15][新聞 23][17]。
観光駅長としての任期は2017年5月6日から「当面の間」とされており、現時点では秋頃までを予定しているという。勤務は祝日を除く毎週土・日両曜日の9時45分から10時15分で、2頭のうちのいずれか1頭が当駅に停車する特急の乗降客など当駅を訪れる観光客の出迎えをすることになっている[報道 3][新聞 24]。
初勤務日となった5月6日は「あこ」が出勤し、当駅を訪れた観光客に囲まれていたが、その中にはアメリカ出身の青森県弘前市在住者も含まれ、その弘前市在住者は映画『ハチ公物語』のハリウッド・リメイク版『HACHI 約束の犬』に魅了されたとのことで、「あこ」を撫でつつ「秋田犬はアメリカでも有名。観光にも役立つと思う」と喜んでいた[新聞 20]。
この「あこ」と「飛鳥」の2頭については、観光駅長として委嘱される前、2016年12月初旬より2017年3月末までの大晦日と元旦を除く毎週土日祝日の予定で当駅にて乗降客らを出迎える取り組みを大館市独自で始めており、2016年12月23日から2017年1月末までの期間には当駅改札口前にて2頭を写したスナップ写真などを展示する写真展を開いていた。しかし2頭は寒さとストレスが原因とみられる体調不良のため2017年の年明けから活動を休止、ネット上での活動休止告知に対し2頭の体調を気遣う書き込みなどが寄せられていたが、同年4月26日付けで活動再開を告知している[新聞 25][新聞 26][18]。
なお、大館市では、2019年春を目処に、当駅前に秋田犬とふれあうことの出来る展示施設「ハチの駅(仮称)」をつくる構想を抱いている[新聞 27]。
隣の駅[編集]
かつて存在した路線[編集]
脚注[編集]
記事本文[編集]
注釈[編集]
- ^ 「春」は音色が独特なバージョンで、過去に弘前駅や王子駅でも使われていたことがあるが、当駅を最後に使用駅が無くなった。なお、かつて一時的に板橋駅と十条駅で使用されていた。(使用状況 および 板橋駅 と 十条駅 を参照。)
- ^ 渋谷駅周辺の再開発工事実施に伴い、大館市が「秋田犬の里」内の休憩所として利用するため、渋谷区から譲り受けることになり、2020年8月に移設された[新聞 15][新聞 16]。2020年12月から2021年3月にかけて雪国の環境に対応した修繕が行われた[8]。
- ^ 大館市が募る「地域おこし協力隊」のうち、秋田犬とその発祥の地としての大館市のPRを担うグループの通称としてこの名が使われている[15][新聞 20]
- ^ a b 花岡線が廃線になるまで小坂線と相互直通運転をしていた。
- ^ 旅客営業時は岱野駅
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、20頁。
- ^ a b c d 石野 1998, p. 538.
- ^ “大館駅(おおだて)”. 東北の駅100選. 東北地区「鉄道の日」実行委員会. 2003年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月10日閲覧。 ※ 現在はインターネットアーカイブ内に残存
- ^ a b 石野 1998, p. 507.
- ^ 交通年鑑 昭和46年版 p.190
- ^ 県外のごみ焼却施設から排出された焼却灰について〜 第4報 〜 - 秋田県
- ^ 『JR時刻表 2017年4月号』 p999 交通新聞社 2017年3月18日発行
- ^ a b c d e 『鉄道ジャーナル』通巻653号 pp.42-43
- ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、108-113頁。
- ^ 『JTB時刻表』2023年3月号、JTBパブリッシング、2023年、648頁。
- ^ 鶏めしについて - 花善
- ^ 産業部観光課観光振興係. “忠犬ハチ公のふるさと 大館”. 大館市役所. 2017年6月10日閲覧。
- ^ “4.天然記念物「秋田犬」を守り育てる歴史的風致”. 大館市. 2020年12月9日閲覧。
- ^ “まさはる君が行く!ポチたまペットの旅~秋田”. TVでた蔵. ワイヤーアクション (2013年2月8日). 2017年6月11日閲覧。
- ^ a b 産業部観光課観光振興係. “秋田犬ふれあい隊”. 大館市役所. 2017年6月10日閲覧。
- ^ 本日、大館駅で飛鳥とあこの大館駅長任命式が行われ… - Twitter内大館市観光案内所のつぶやき(大館市観光協会公式アカウント)・2017年4月28日00:04(PDT)付け投稿文
- ^ 地域おこし協力隊、秋田犬子犬2匹の名前が決まりました… - Twitter内Asuka&Ako(大館市「秋田犬ふれあい隊」)公式アカウント・2016年10月3日00:19(PDT)付け投稿文
- ^ 【活動再開のお知らせ】… - Facebook内Asuka&Ako(大館市観光課「秋田犬ふれあい隊」)公式アカウント・2017年4月26日04:20(PDT)付け投稿文
報道発表資料[編集]
- ^ a b c (PDF)『「大館駅」仮駅舎使用開始のお知らせ』(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2021年12月23日。 オリジナルの2021年12月23日時点におけるアーカイブ 。2021年12月24日閲覧。
- ^ “大館市内路線バス運行経路の再編について”. 秋北バス (2013年10月1日). 2013年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月1日閲覧。
- ^ a b (PDF)『渋滞ナシの列車旅へGO! 各地の観光に便利な臨時列車を運転!』(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2017年4月20日。 オリジナルの2017年12月25日時点におけるアーカイブ 。2017年6月10日閲覧。"全9頁(うち2頁は関連旅行商品チラシ実物)中7頁目後半掲載『~秋田犬「飛鳥」と「あこ」が大館駅観光駅長になります~』から"。
新聞記事[編集]
- ^ 毎日新聞秋田版 1929年11月8日
- ^ 読売新聞秋田読売 1951年10月21日
- ^ “大館市で210棟を全焼” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p1. (1955年5月5日 夕刊)
- ^ “取あえずバラック建て 大館駅の復旧作業急ぐ” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p3. (1955年5月5日 朝刊)
- ^ “鉄道電話も復旧 見舞客でこみ合う大館駅” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p3. (1955年5月6日 朝刊)
- ^ a b c “明るい新大館駅 総工費一億余の近代建築 きのう盛大な完工式” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p3. (1955年12月24日 朝刊)
- ^ 『大館駅舎完成 96坪のブロック建築』読売新聞秋田読売 1956年1月20日
- ^ 「大館、能代両駅に「みどりの窓口」」『交通新聞』交通協力会、1970年12月6日、3面。
- ^ “渋谷駅長に中村さん(小坂出身)中学高校は大館 姉妹駅に「運命感じる」”. 北鹿新聞. (2015年7月8日). "人事異動(6月23日付)で渋谷駅49代目駅長に小坂町出身の中村圭さん(47歳)が就任。福原淳嗣大館市長とは鳳鳴高校同期。"
- ^ a b “旧小坂鉄道敷地 大館市の所有に 4月1日付DOWAと寄付契約”. 北鹿新聞. (2014年3月20日)
- ^ a b “新大館駅舎22年度完成へ 秋田杉イメージ、本場をアピール”. 秋田魁新報. (2020年3月23日). オリジナルの2020年9月7日時点におけるアーカイブ。 2020年9月7日閲覧。
- ^ “大館駅 鉄筋二階建に 一億四千万円で新築” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p3. (1955年5月20日 朝刊)
- ^ a b c “手こぎトロッコで線路を走ろう! 大館駅前に鉄道パーク開設”. 秋田魁新報. (2020年7月23日). オリジナルの2020年7月30日時点におけるアーカイブ。 2020年7月30日閲覧。
- ^ 秋田)大館駅ハチ公像、秋田犬の里に移設 - 朝日新聞
- ^ a b “「青ガエル」大館に到着 9月下旬に無料休憩所として開放”. 河北新報. (2020年8月6日). オリジナルの2020年9月7日時点におけるアーカイブ。 2020年9月7日閲覧。
- ^ “渋谷駅前の「青ガエル」、大館へ出発”. 河北新報. (2020年8月3日). オリジナルの2020年9月7日時点におけるアーカイブ。 2020年9月7日閲覧。
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- ^ 桜井富士朗(帝京科学大学教授・獣医師) (2014年3月22日). “人の胸打つ ハチ公の無垢な忠実さ”. NIKKEI STYLE (日本経済新聞社、日経BP社). オリジナルの2017年5月20日時点におけるアーカイブ。 2017年6月10日閲覧. "全2頁構成。記事本文冒頭(1頁目冒頭)に出生地に関する記述有"
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利用状況[編集]
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- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月28日閲覧。
参考文献[編集]
- 武田元秀、山井美希(写真)「秋田青森県境の奥羽本線」『鉄道ジャーナル』第55巻第3号(通巻653号)、成美堂出版、2021年3月1日、40-45頁、ISSN 0288-2337。
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 駅の情報(大館駅):JR東日本
乗り入れ路線と駅の一覧 |
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