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喜多方駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
喜多方駅
駅舎(2015年12月)
きたかた
Kitakata
会津豊川 (1.7 km)
(9.9 km) 山都[* 1]
地図
所在地 福島県喜多方市町田下無番地[1]
北緯37度38分38.59秒 東経139度52分4.68秒 / 北緯37.6440528度 東経139.8679667度 / 37.6440528; 139.8679667座標: 北緯37度38分38.59秒 東経139度52分4.68秒 / 北緯37.6440528度 東経139.8679667度 / 37.6440528; 139.8679667
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 磐越西線
キロ程 81.2 km(郡山起点)
電報略号 キタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[2]
乗車人員
-統計年度-
642人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1904年明治37年)1月20日[1][3]
備考
  1. ^ この間に東北本部新潟支社境界あり(当駅から会津豊川寄りは東北本部管内)。
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喜多方駅
きたかた
Kitakata
(2.9 km) 会津村松
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 日中線
キロ程 0.0 km(喜多方起点)
駅構造 地上駅橋上駅
開業年月日 1938年昭和13年)8月18日
廃止年月日 1984年(昭和59年)4月1日
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喜多方駅(きたかたえき)は、福島県喜多方市町田下(まちだした)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線である。

2024年(令和6年)5月17日付けでの会津若松駅から当駅間の電化廃止までは、郡山からの交流電化区間は当駅までで、新津方面は非電化区間となっていた[2]。また、郡山から当駅までの各駅の管轄は東北本部であり、当駅以西は新潟支社に変わる[2]

かつては日中線が接続していた[2]

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅である。互いのホームは跨線橋で結ぶ[2]。国鉄時代は1番線ホームの新潟側(現在の駐車場の部分)に切欠きの4番線があり、朝・晩に日中線の列車がここから発着していた。また、転車台給水塔などの設備も駅西側の日中線沿いに存在していた。旧4番線ホームは現存しており、駅名標が残されているほか、一部の線路が保線基地に転用されている。

あいづ統括センター(会津若松駅)が管理し、JR東日本東北総合サービス(LiViT)が受託する業務委託駅である。喜多方駅は新潟支社と東北本部の境界駅の機能を持ち、当駅から先の会津豊川方面が東北本部、山都から先が新潟支社の営業エリアである。業務委託化までは直営駅駅長助役配置)で、管理駅として、塩川駅姥堂駅会津豊川駅の3駅を管理していた。

コンクリートブロック造平屋建ての駅舎[新聞 1]には、みどりの窓口[1]自動券売機のほか、簡易Suica改札機、待合室、自動販売機、トイレなどを置いている。このほか、テナントとして観光案内所(約30平方メートル)がある。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1・2 磐越西線 下り 野沢新津方面[9]  
上り 会津若松郡山方面[9]  
3 一部の当駅始発
  • 3番線の線路は山都方の一部が撤去され、車止めがある。
  • 最終列車は夜間滞泊せずに会津若松駅まで回送される。これは、翌朝に再度当駅まで送り込む運用となっている。

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員642人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     1,386 [利用客数 2]
2001年(平成13年)     1,420 [利用客数 3]
2002年(平成14年)     1,422 [利用客数 4]
2003年(平成15年)     1,370 [利用客数 5]
2004年(平成16年)     1,326 [利用客数 6]
2005年(平成17年)     1,276 [利用客数 7]
2006年(平成18年)     1,193 [利用客数 8]
2007年(平成19年)     1,141 [利用客数 9]
2008年(平成20年)     1,157 [利用客数 10]
2009年(平成21年)     1,164 [利用客数 11]
2010年(平成22年)     1,186 [利用客数 12]
2011年(平成23年)     1,139 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 285 833 1,119 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 278 792 1,070 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 267 711 978 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 265 727 992 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 248 696 944 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 248 660 909 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 242 602 844 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 226 538 765 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 128 525 654 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 138 504 642 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 163 491 654 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 187 455 642 [利用客数 1]

駅周辺

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喜多方市は蔵の町、ラーメンの町として知られ、駅周辺には多くの蔵や喜多方ラーメンの店が建ち並ぶ。

バス路線

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その他

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  • 「蔵とラーメンで有名な喜多方市の玄関口」として、東北の駅百選に選定された[2]
  • 当駅は、磐越西線における仙台近郊区間、Suicaの仙台エリアの最西端である。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
磐越西線
普通
塩川駅 - *会津豊川駅 - 喜多方駅 - 山都駅
*:姥堂駅・会津豊川駅は一部列車のみ停車

廃止路線

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日本国有鉄道
日中線
喜多方駅 - 会津村松駅

脚注

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記事本文

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出典

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  1. ^ a b c d e f 駅の情報(喜多方駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 『週刊JR全駅・全車両基地』第50号、朝日新聞出版、2013年8月4日、24頁、2014年10月23日閲覧 
  3. ^ a b c d 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、14頁
  4. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、15頁
  5. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、96頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  6. ^ 『仙台鉄道管理局40年史』仙台鉄道管理局、1960年、216頁
  7. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、17頁
  8. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、517頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  9. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(喜多方駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年11月16日閲覧。

報道発表資料

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  1. ^ Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2013年11月29日https://www.jreast.co.jp/press/2013/20131114.pdf2024年11月16日閲覧 
  2. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年7月31日閲覧 

新聞記事

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  1. ^ a b c 「喜多方駅の新築工事完成 仙鉄」『交通新聞』交通協力会、1958年8月1日、2面。
  2. ^ 「三線の営業体制近代化実施」『交通新聞』交通協力会、1972年8月30日、1面。

利用状況

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  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月22日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月21日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月25日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月10日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。

参考文献

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  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「磐越東線・只見線・磐越東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第6号、朝日新聞出版、2009年8月16日。 

関連項目

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外部リンク

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