夜間滞泊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

夜間滞泊 (やかんたいはく)は、鉄道車両運用の途上で、その日の運用を終えてから翌日の運用までの夜間、所属の車両基地以外の場所に停泊させることである。夜間停泊 (やかんていはく)ともいわれる。また、に留置する際は、京成電鉄などでは駅留(えきどめ)、阪急電鉄などでは分散留置(ぶんさんりゅうち)と称することもある。

夜間滞泊の場所[編集]

基本的に、最終・始発列車の発着駅で行われ、構内の広い駅では留置線などの側線を使うこともある。また、車両基地所在駅では基地で滞泊することが多い。

構内の狭い駅や無人駅など、設備が整っていない駅が最終・始発の場合は、車両基地・留置線・乗務員宿泊所のある駅まで回送して留置されることがある。夜間滞泊の開始は深夜であることが多いが、運用によっては午前中でその日の運用が終わり、そのまま滞泊することもある。また、平日と土曜・休日ダイヤで滞泊する時間が異なる場合もある。

都市部の鉄道では午前の運用を終えて夕方まで休むことが多く、これは「留置」扱いとなる。

第三セクター鉄道は、車両基地のある駅を中心としてダイヤを組むことが多く、夜間滞泊も車両基地のある駅で行うことが多い。

その他の事例[編集]

摩周駅で夜間滞泊後、早朝に川湯温泉まで回送されるキハ54形気動車。回送列車であるため、営業列車と停車位置が異なる。

北海道旅客鉄道(JR北海道)では、始発・最終列車の発着駅での滞泊は行わず、車両基地または夜間滞泊が可能な有人駅まで車両を回送している路線が多い。これは冬季の凍結などによる車両故障を防ぐための措置である。

スタフ閉塞で運行している路線の場合、北条鉄道信楽高原鐵道など、スタフの取り扱い駅で滞泊する路線が多い。

ただし、旧くりはら田園鉄道細倉マインパーク前駅などのように、運転士がスタフを保管しスタフの取扱いがない駅で滞泊する例外もある。

福井鉄道の神明駅では、2006年3月31日まで、毎日同じ車両が滞泊する運用があった(午前9時 - 翌朝7時50分)。

路面電車の場合は車両基地に戻る運用が多いが、福井鉄道の田原町駅とさでん交通後免町螢橋のように、車庫以外で夜間滞泊する場合もある。

関連項目[編集]