釜石駅

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釜石駅
JR駅舎
JR駅舎
かまいし
Kamaishi
所在地 岩手県釜石市鈴子町
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細
三陸鉄道駅詳細
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釜石駅(かまいしえき)は、岩手県釜石市鈴子町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・三陸鉄道である。

概要[編集]

JR東日本の山田線釜石線、三陸鉄道の南リアス線が乗り入れている。

3路線とも当駅が終着駅である。当駅を発車する列車は、山田線の宮古方面行き列車が下りとなる他は、全て上り列車となる。なお、JRの駅の所属線は山田線である[1]

歴史[編集]

なお、釜石東線が開業する前の1911年明治44年)から、釜石 - 大橋間には鉱石輸送のための釜石鉱山鉄道が存在し、釜石線全通後の1965年(昭和40年)まで運行された。同線の釜石側の駅は当初鈴子駅と名乗り、後に釜石駅と改称されていたが、国鉄釜石駅の開業に伴い釜石製鉄駅へ改称された。

駅構造[編集]

JR東日本[編集]

JR 釜石駅
かまいし
Kamaishi
所在地 岩手県釜石市鈴子町22-5
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 カマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
258人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1939年昭和14年)9月17日[2]
乗入路線 2 路線
所属路線 山田線
キロ程 157.5km(盛岡起点)
両石 (6.1km)
所属路線 釜石線
キロ程 90.2km(花巻起点)
小佐野 (3.7km)
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
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島式ホーム2面4線を有する列車交換可能な地上駅になっている。駅舎とホームは地下通路で連絡している。

直営駅駅長・営業総括助役配置)。釜石線営業所が併設されていた。管理駅として、山田線の浪板海岸駅 - 両石駅間と釜石線の上有住駅 - 小佐野駅間の各駅を管理している。

駅舎にはみどりの窓口(営業時間:5時00分 - 19時50分)、自由席券きっぷうりば(POS端末窓口、改札担当が兼務)、自動券売機1台、NEWDAYS、立ち食いそば屋「そば処釜石」(営業時間:7時00分 - 17時00分)がある。

2007年平成19年)12月初め、待合所が開放型から閉鎖型に改装された。待合所の中にはキオスクと駅舎外にあった立ち食いそば屋が入居し、駅舎2階にあったレストランは閉店した。

2012年(平成24年)には、三陸海岸の復興支援を目的として駅舎のリニューアルが行われた。駅のテーマは「鉄のまち」で、製鉄所の溶鉱炉をイメージした。外壁下部はレンガ調で、そこから鉄をイメージしたルーバーを立ち上げている。また入口ゲートは「釜」の字を模した形状を連続させている。駅舎内は光天井のイメージで、乳白色のカバーで覆ったLED照明を採用している[9]

従来、通路からホームへは階段のみであったが、エスカル(車椅子用階段昇降機)が設置された。

東日本大震災により、当駅より宮古方面へは不通となっており、代替バスによる振替輸送利用となっている。宮古駅へは釜石駅前から途中の道の駅やまだまでが岩手県交通バス、そこから宮古駅前までは岩手県北バス利用となる[10]

のりば[編集]

番線 路線 行先 備考
1 釜石線 遠野花巻方面  
2・3 釜石線 遠野・花巻方面  
□山田線   運行停止中
4 釜石線 遠野・花巻方面  
□山田線   運行停止中
□三陸鉄道南リアス線 山田線からの直通のみ(山田線運休のため設定なし)


三陸鉄道[編集]

三陸鉄道 釜石駅
三陸鉄道駅舎(南部さけコンドロイチン釜石駅)
三陸鉄道駅舎(南部さけコンドロイチン釜石駅)
かまいし
KAMAISHI
平田 (3.5km)
所在地 岩手県釜石市鈴子町22-5
所属事業者 三陸鉄道
所属路線 南リアス線
キロ程 36.6km(起点)
電報略号 カマ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
117人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1984年昭和59年)4月1日[4]
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単式ホーム1面1線を有する地上駅。JRのホームとはやや離れた位置にある。また駅舎からホームへはJRの線路を挟んでおり、地下通路で連絡する。地下通路でJR構内と接続しているが、JR直通列車発着時と接続時間が短い場合のみ開放される。

社員配置駅(駅長配置)。駅舎には出札窓口、自動券売機がある。JR直通列車を除き改札業務はせず、運賃は車内精算となる。またJRの駅レンタカー業務を受託している。従来JR駅舎と三陸鉄道駅舎の間に喫煙所があったが、2015年現在撤廃されている。

2015年4月よりイオン命名権を取得し、2016年3月までの予定で「イオンタウン釜石駅」と称されていた。[11]


利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は258人である[JR 1]
  • 三陸鉄道 - 2015年度(平成27年)の年間乗車人員は42,974人である[三陸鉄道 1]。(2011年度~2013年度は東日本大震災の影響で運休)

近年の乗車人員の推移は下記のとおりである。

乗車人員推移
年度 JR東日本 三陸鉄道
2000年(平成12年) 663[JR 2]
2001年(平成13年) 645[JR 3]
2002年(平成14年) 604[JR 4]
2003年(平成15年) 529[JR 5]
2004年(平成16年) 536[JR 6] 92,703[三陸鉄道 2]
2005年(平成17年) 530[JR 7] 87,633[三陸鉄道 2]
2006年(平成18年) 539[JR 8] 88,474[三陸鉄道 2]
2007年(平成19年) 525[JR 9] 66,216[三陸鉄道 3]
2008年(平成20年) 484[JR 10] 44,132[三陸鉄道 3]
2009年(平成21年) 457[JR 11] 38,829[三陸鉄道 3]
2010年(平成22年) 443[JR 12] 35,303[三陸鉄道 4]
2011年(平成23年) 221[JR 13]
2012年(平成24年) 274[JR 14]
2013年(平成25年) 271[JR 15]
2014年(平成26年) 280[JR 16] 58,533[三陸鉄道 1]
2015年(平成27年) 270[JR 17] 42,974[三陸鉄道 1]
2016年(平成28年) 254[JR 18]
2017年(平成29年) 258[JR 1]

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

その他[編集]

  • エスペラントによる、「La Oceano(ラ・オツェアーノ:大洋)」という愛称がついている。
  • 国鉄時代は釜石・宮古地区を統括する釜石運輸長が配置されていたが、民営化後に北上地区(宮古・茂市・川内・区界駅管内は盛岡地区)へ移管された。
  • 「鉄の町の玄関口として、日本の鉄産業の歴史に貢献してきた駅舎」として、2002年平成14年)東北の駅百選に選定された。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
山田線
両石駅(休止中) - 釜石駅
釜石線
快速「はまゆり」・普通
小佐野駅 - 釜石駅
三陸鉄道
南リアス線
平田駅 - 釜石駅

脚注[編集]

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記事本文[編集]

  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 18頁
  3. ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 11頁
  4. ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 19頁
  5. ^ “三陸鉄道に「南部さけ コンドロイチン 釜石駅」誕生”. 朝日新聞. (2009年8月30日). http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY200908270428.html 
  6. ^ 交通新聞2012年12月13日
  7. ^ “三鉄が4月全線再開 南リアス線5日、北リアス線6日”. 岩手日報. (2014年1月2日). オリジナル2014年1月3日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140103035922/http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140102_2 2014年1月11日閲覧。 
  8. ^ “向谷実氏提供の釜石駅発車メロディーができました!”. 三陸鉄道. (2016年7月18日). http://www.sanrikutetsudou.com/?p=5003 2017年3月24日閲覧。 [リンク切れ]
  9. ^ 交通新聞2013年1月18日
  10. ^ 宮古ー釜石間 乗り継ぎ時刻表”. 岩手県北バス. 2017年4月23日閲覧。
  11. ^ 「イオンタウン」釜石駅に表示 三鉄と命名権契約(2015年4月10日時点のアーカイブ) - 岩手日報、2015年4月5日
  12. ^ 中田博維(2015年3月30日). “ホテル:釜石で開業 JR駅隣接、交流人口増に期待”. 毎日新聞 (毎日新聞社)

利用状況[編集]

JR東日本[編集]

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。

三陸鉄道[編集]

  1. ^ a b c Ⅹ 運輸 (PDF)”. 釜石市統計書(平成27年版). 釜石市. p. 83 (2015年). 2017年3月24日閲覧。
  2. ^ a b c Ⅸ 金融 (PDF)”. 釜石市統計書(平成18年版). 釜石市. p. 77 (2006年). 2018年3月8日閲覧。
  3. ^ a b c Ⅹ 運輸・通信 (PDF)”. 釜石市統計書(平成21年版). 釜石市. p. 83 (2009年). 2018年3月8日閲覧。
  4. ^ Ⅹ 運輸・通信 (PDF)”. 釜石市統計書(平成22年版). 釜石市. p. 83 (2009年). 2018年3月8日閲覧。

参考文献[編集]

  • 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-19頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]