男鹿線

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JR logo (east).svg 男鹿線
基本情報
日本の旗 日本
所在地 秋田県
起点 追分駅
終点 男鹿駅
駅数 9駅
開業 1913年11月9日
所有者 JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者 JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両 車両を参照
路線諸元
路線距離 26.6 km
軌間 1,067 mm
線路数 単線
電化方式 全線非電化
閉塞方式 自動閉塞式
最高速度 85 km/h
路線図
鉄道路線図 JR男鹿線.svg
赤線が男鹿線、青線は奥羽本線乗り入れ区間
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停車場・施設・接続路線
キロ程 所要時分↓
HST
秋田駅
STR
奥羽本線
BHF
0.0 追分駅 0:00
ABZrf
奥羽本線
BHF
5.1 出戸浜駅 0:06
BHF
8.3 上二田駅 0:11
BHF
10.4 二田駅 0:14
BHF
13.2 天王駅 0:19
WBRÜCKE1
八郎川橋梁[1]
BHF
14.9 船越駅 0:22
BHF
18.9 脇本駅 0:28
TUNNEL1
BHF
23.7 羽立駅 0:35
KBHFxe
26.6 男鹿駅 0:38
exKDSTe
28.4 船川港駅 -2002 -

男鹿線(おがせん)は秋田県秋田市にある追分駅と秋田県男鹿市にある男鹿駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線地方交通線)である。奥羽本線秋田駅 - 追分駅間を含む秋田駅 - 男鹿駅間には「男鹿なまはげライン」の愛称が付けられている。

男鹿半島の南側を日本海に沿って走る。海側からの強風等に備え、沿線には防風林が整備されている箇所が多い。羽立駅からは男鹿温泉郷方面、男鹿駅からは門前方面へ秋田中央交通路線バスが発着している。

路線データ[編集]

  • 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業
  • 区間・路線距離(営業キロ):追分 - 男鹿 26.6km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:9(起点駅含む)
    • 男鹿線所属駅に限定した場合、基点の追分駅(奥羽本線所属[2])が除外され、8駅となる。
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
    • ただし男鹿駅構内は、蓄電池駆動電車の充電用に交流20,000Vで電化。
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 最高速度:85km/h
  • 運転指令所:秋田総合指令室(CTC
  • 平均通過人員(人/日)[3]
    • 1987年度:4,610人
    • 2011年度:2,413人
    • 2012年度:2,319人
    • 2013年度:2,282人
    • 2014年度:2,080人
    • 2015年度:2,106人

全線秋田支社の管轄である。

運行形態[編集]

普通列車のみで、約1時間間隔運転である。日中時間帯は1時間50分ほど間隔が開く時間帯がある。かつては一部の列車に線内運転があったが、現在は全列車が奥羽本線秋田駅まで直通する。一部列車はワンマン運転を行っている。

車両[編集]

キハ40系気動車と、2017年3月4日のダイヤ改正より、新たに蓄電池電車EV-E801系[4][5][6](いずれも秋田車両センター所属)で運転されている。両車両とも車外扉横付近にはなまはげのイラストが描かれている。

1994年7月19日まではDD51形ディーゼル機関車牽引による客車列車も運行されていた。

歴史[編集]

廃止された貨物専業区間を行く貨物列車(2000年11月16日)

秋田と男鹿半島の船川(船川港)を結ぶため、軽便鉄道法により建設された鉄道である。1913年大正2年)から1916年(大正5年)にかけて船川軽便線(ふなかわけいべんせん)として全通した。1922年(大正11年)、軽便鉄道法の廃止により船川線(ふなかわせん)に改称。1937年(昭和12年)には、貨物線が船川港へ延長された。1968年には沿線の観光振興のため、船川駅を男鹿駅に改称、線名も男鹿線と改められている。

1980年(昭和55年)頃まで季節列車である上野発着の夜行急行おが」が男鹿線に乗り入れ、秋田 - 男鹿間を普通列車、後に快速列車として運転(停車駅:土崎、追分、二田、船越、脇本)されていたこともあったが、客車列車のため加減速性能が低く、また列車交換のための待ち合わせを要するなどの理由により、男鹿 - 秋田間を1時間4分 - 1時間19分(快速として運転していた1980年9月時点)要し、気動車による各駅停車の普通列車より遅かった。

1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化後も、沿線で産出される石油を輸送する貨物列車が運転されていたが、2001年平成14年)3月30日に廃止された。

  • 1913年(大正2年)11月9日 【開業】船川軽便線追分 - 二田(10.4 km) 【駅開業】二田
  • 1914年(大正3年)11月8日 【延伸開業】二田 - 脇本(8.5 km) 【駅開業】船越、脇本
  • 1915年(大正4年)12月1日 【延伸開業】脇本 - 羽立(4.8 km) 【駅開業】羽立
  • 1916年(大正5年)12月16日 【延伸開業・全通】羽立 - 船川(2.9 km) 【駅新設】船川
  • 1922年(大正11年)9月2日 【線名改称】船川線
  • 1937年(昭和12年)6月10日 【延伸開業】船川 - 船川港(1.8 km)(貨物線) 【駅新設】(貨)船川港
  • 1950年(昭和25年)7月25日 【仮乗降場新設】出戸
  • 1951年(昭和26年)12月25日 【仮乗降場→駅・改称】出戸→出戸浜
  • 1956年(昭和31年)11月26日 【駅新設】上二田、天王
  • 1968年(昭和43年)4月1日 【線名改称】男鹿線 【駅名改称】船川→男鹿
  • 1987年(昭和62年)4月1日 【承継】東日本旅客鉄道(第1種:追分 - 男鹿 26.6 km)、日本貨物鉄道(第2種:追分 - 男鹿 (26.6 km)、第1種:男鹿 - 船川港 1.8 km)
  • 1991年平成3年)3月26日 CTC化。
  • 2002年(平成14年)1月1日 【第一種鉄道事業廃止】男鹿 - 船川港(-1.8 km) 【第二種鉄道事業廃止】追分 - 男鹿(-26.6 km) 【駅廃止】(貨)船川港
  • 2004年(平成16年)9月17日 奥羽本線の秋田 - 追分間を含む秋田 - 男鹿間の愛称を「男鹿なまはげライン」とする。同年10月16日より案内開始。
  • 2017年(平成29年)3月4日 蓄電池駆動電車EV-E801系「ACCUM」が運行開始。

駅一覧[編集]

便宜上、全列車が直通する奥羽本線秋田駅からの区間を記載。なお、奥羽本線内の貨物駅は省略。

  • 全列車普通列車(すべての駅に停車)
  • 線路 … ∥:複線(奥羽本線内)、∨:ここから下は単線、◇・|・∧:単線(◇・∧は列車交換可能)
  • 全駅秋田県内に所在
  • 男鹿駅の電化設備は駅構内のみで蓄電池駆動電車の充電用。
路線名 電化状況 駅名 駅間営業キロ 追分からの営業キロ 接続路線 線路 所在地
奥羽本線 交流電化 秋田駅 - 13.0 東日本旅客鉄道■秋田新幹線奥羽本線大曲方面)・羽越本線 秋田市
土崎駅 7.1 5.9  
上飯島駅 2.5 3.4  
追分駅 3.4 0.0 東日本旅客鉄道:奥羽本線(八郎潟方面)
男鹿線
非電化 出戸浜駅 5.1 5.1   潟上市
上二田駅 3.2 8.3  
二田駅 2.1 10.4  
天王駅 2.8 13.2  
船越駅 1.7 14.9   男鹿市
脇本駅 4.0 18.9  
羽立駅 4.8 23.7  
電化 男鹿駅 2.9 26.6  

タブレット閉塞の最終末期(1991年のCTC化直前)に交換可能だった駅は、現在の交換可能駅と同じ。

廃止区間[編集]

貨物支線
男鹿駅 - 船川港駅

脚注[編集]

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  1. ^ 橋梁は「八郎川橋梁」だが、架かる河川は「馬場目川」、別名「船越水道」である。
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ 路線別ご利用状況(2011〜2015年度) (PDF) - 東日本旅客鉄道
  4. ^ 交流蓄電池電車「EV-E801系」来春デビューに向けて準備を進めます (PDF)”. JR東日本秋田支社 (2016年12月2日). 2016年12月12日閲覧。
  5. ^ 新たな「蓄電池電車」を男鹿線に導入します (PDF)”. JR東日本秋田支社 (2015年11月20日). 2016年12月12日閲覧。
  6. ^ 交流蓄電池電車「ACCUM」EV-E801系 営業運転開始! (PDF)”. JR東日本秋田支社 (2017年2月17日). 2017年2月21日閲覧。

関連項目[編集]