松本駅

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松本駅
松本駅(2017年)
松本駅(2017年)
まつもと
Matsumoto
所在地 長野県松本市深志一丁目[1]
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
アルピコ交通
電報略号 モト[1]
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 4面8線[1]
乗車人員
-統計年度-
(JR東日本)16,663人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1902年明治35年)6月15日[1]
乗入路線 4 路線
所属路線 篠ノ井線(JR東日本)
中央本線直通含む)
キロ程 13.3km(塩尻起点)
南松本 (2.4km)
(8.3km) 田沢*
所属路線 大糸線(JR東日本)
駅番号 42[2]
キロ程 0.0km(松本起点)
(0.7km) 北松本 41►
所属路線 アルピコ交通上高地線
駅番号 AK-01
キロ程 0.0km(松本起点)
(0.5km) 西松本 AK-02►
備考 共同使用駅(JR東日本の管轄駅)
直営駅管理駅
みどりの窓口[1]
標高:586.0m[1]
* この間に平瀬信号場有り(当駅から4.2km先)[3]
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松本駅の位置
松本駅の位置
松本駅の
位置
松本駅の位置
駅ビル「MIDORI」
お城口(2007年9月)
西口(2018年3月)

松本駅(まつもとえき)は、長野県松本市深志一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・アルピコ交通である[1][4]

大糸線は当駅が起点で、駅番号42」が[2]、アルピコ交通上高地線では、駅番号「AK-01」が付与されている[5]

JR松本駅の事務管コードは▲511504である[6]

概要[編集]

松本市の中心駅で、駅周辺には繁華街が広がり多くの企業、また高等学校、信州大学をはじめとする各種学校の最寄駅でもあり、利用者層は幅広く平日は朝夕を主として、休日は日中を含めて混雑が見られる。周辺に多くの観光地があり当駅はその拠点駅となっており、土休日には観光ツアーの団体客、旅行客等の利用で賑いをみせる。

JR東日本の篠ノ井線大糸線、アルピコ交通の上高地線が乗り入れている。JRの駅としての所属線は篠ノ井線であり[7]、大糸線と上高地線は当駅を起点としている。篠ノ井線の列車については、塩尻駅を介して中央本線(中央東線・中央西線)へ直通する列車も多数設定されている。そのためJR東日本では、旅客案内上は当駅以南も中央本線の一部として案内されている。

特急列車は、東京方面とを結ぶ「あずさ」と、名古屋・長野方面とを結ぶ「しなの」の全列車が停車するほか、土休日に運転される「はまかいじ」が発着する。「あずさ」については大糸線に直通する一部列車を除き当駅を始終着としている。

当駅以南、塩尻駅を経由し中央本線甲府東京方面[注釈 1]東京近郊区間に入る。なお、当駅は中央本線、篠ノ井線系統では東京近郊区間の末端にあたり、東京駅からSuicaが使える最も遠い駅となっている。

歴史[編集]

  • 1902年明治35年)6月15日国鉄篠ノ井線 当駅 - 西条駅間の開通と同時に開業[1]。旅客・貨物の取扱を開始。
  • 1915年大正4年)4月5日信濃鉄道(現在の大糸線。現在のしなの鉄道とは無関係)南松本駅(現在の南松本駅とは別)が開業。のちに松本駅に統合。
  • 1921年(大正10年)10月2日:筑摩鉄道島々線(後の松本電気鉄道→現在のアルピコ交通上高地線)が開業[4]
  • 1937年昭和12年)6月1日:信濃鉄道が国有化。
  • 1942年(昭和17年)4月:駅舎改築[1]
  • 1947年(昭和22年)2月4日:夕方に駅舎内から出火[注釈 2]し、木造2階建300坪が全焼。出火原因は漏電が疑われている。田沢駅南松本駅で折り返し運転を行った。
  • 1948年(昭和23年)4月:駅舎改築。
  • 1964年(昭和39年)4月1日松本電気鉄道浅間線廃止。後に駅前広場を改良。
  • 1965年(昭和40年)10月1日:みどりの窓口設置。
  • 1968年(昭和43年)6月1日:貨物の取扱を廃止。
  • 1978年(昭和53年)7月:駅舎改築[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となる。
  • 2006年平成18年)5月20日:東西自由通路一部供用開始(改札口供用開始、西口バリアフリー化、みどりの窓口移転)、自動改札機稼動開始[8]
    • 以前は、東口は3階に改札口、みどりの窓口等がある橋上駅舎、西口は6・7番線ホームに直接接続する地上駅舎であった。びゅうプラザは東口を出て右側に設けられていた。
    • 旧自由通路は駅コンコースとは独立しており、西口からは旧西口改札口横の階段を、東口からは駅ビル内を通り抜けるか、駅お城口北側、駅ビル北側入り口付近の自由通路を利用する必要があった。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月頃:6番線・松電線ホーム連絡通路の工事開始。
    • 4月26日:自由通路全面供用開始(これに伴い元東口を閉鎖)。
    • 6月:西口整備竣工。
    • 9月1日:駅舎改築完成。
  • 2010年(平成22年):駅ビル前のオアシス風の広場を解体し、広場が整備される。
  • 2011年(平成23年)4月1日:松本電気鉄道が「アルピコ交通」に社名変更。それに伴い松本電鉄上高地線がアルピコ交通上高地線となる。
  • 2012年(平成24年):駅前広場整備事業が完成。
  • 2014年(平成26年)4月1日:東京近郊区間に編入され、 Suica利用可能駅になる。
  • 2017年(平成29年)4月1日:Suicaに関わるすべてのサービスを開始。

駅構造[編集]

ホーム
自由通路と改札口
改札内

当駅はJR東日本とアルピコ交通が構内を共用する共同使用駅で、JR東日本が駅を管轄している。標高は586.0メートル[1]

0番線から7番線(0・6・7番線は切欠きホーム)まで、各ホームに2線ずつ、計4面8線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。

改札口は1箇所で3階にある。その他3階に、JR東日本の設備として駅事務室・みどりの窓口びゅうプラザ松本、VIEW ALTTEATM)がある。また、自動券売機(一部上高地線にも対応)、指定席券売機自動改札機を設置している。松本市も設備を有しており、市民サービススペース(自動交付機コーナー)と観光案内所がある。

直営駅駅長配置)であり、管理駅として篠ノ井線の村井駅 - 冠着駅間の各駅および大糸線の北松本駅島内駅島高松駅を管理している。

駅舎の店舗は、駅ビル「MIDORI」と2階・3階で接続しているほか、3階にスターバックスコーヒー、NewDays(土産屋を併設)がある。

改札の外には、お城口(東口)・アルプス口(西口)それぞれにエスカレーターエレベーターが設置され、車椅子利用者単独での利用が可能である。

改札の中の通路及びホーム上にNewDays、各種売店がある。駅そばは0・1番線と6・7番線にある。改札の中には、すべてのホームにエレベーターが、6・7番線を除く各ホームにエスカレーターが設置されている。特急列車が発着するホームの長野方には喫煙ルームが設置されている。

2007年5月1日に松本市制施行100周年を迎えるにあたって、駅舎・駅前広場の改良工事が行われた。お城口に三代目駅舎の表札が掲示されており、これは当時南安曇郡豊科町(現安曇野市豊科)在住の俳句宗匠・篆刻家の曽山環翠による揮毫木彫である。

のりば[編集]

番線 路線(直通路線) 行先
0 - 4 中央東線 塩尻甲府方面
0・1・5 中央西線 塩尻・中津川名古屋方面
1 - 5 篠ノ井線 篠ノ井方面
2・3・6 大糸線 信濃大町白馬方面
7 上高地線 新村波田新島々方面
  • 名古屋方面特急「しなの」は、全列車1番線に到着する。(大糸線に直通する臨時列車は除く)
  • 1番線からも長野方面行きや塩尻方面行きの列車が発車する。大糸線と塩尻方面を直通する列車は、線路配置の関係から1番線には進入できず、2 - 5番線から発車する。

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[9]

  • 月見五味めし - 松本駅を代表する駅弁
  • 小さな信濃路
  • 山賊焼
  • 安曇野ちらし
  • 安曇野釜めし
  • 山里おつまみ弁当
  • 山菜釜めし
  • とり釜めし
  • 地鶏めし
  • とりめし
  • アルプス道づれおむすび弁当
  • 信州和風牛肉弁当
  • 櫓膳
  • 信州あずみ野物語
  • アルプスの四季
  • 大糸線の旅
  • 信州ジビエ祭弁当
  • 信州黄金シャモめし

利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員16,663人である[JR 1]
    • 長野県内では長野駅に次ぐ第2位である。
  • アルピコ交通 - 2017年度(平成29年度)の年間乗車人員は756,000人である[アルピコ 1]
乗車人員推移
年度 JR東日本(1日平均)
(単位:人)
アルピコ交通(年間)
(単位:千人)
2000年(平成12年) 17,459[JR 2]  
2001年(平成13年) 16,983[JR 3]  
2002年(平成14年) 16,620[JR 4]  
2003年(平成15年) 16,240[JR 5]  
2004年(平成16年) 15,923[JR 6]  
2005年(平成17年) 15,493[JR 7]  
2006年(平成18年) 15,367[JR 8]  
2007年(平成19年) 15,780[JR 9]  
2008年(平成20年) 15,601[JR 10]  
2009年(平成21年) 14,868[JR 11] 615[アルピコ 2]
2010年(平成22年) 14,919[JR 12] 643[アルピコ 2]
2011年(平成23年) 15,367[JR 13] 647[アルピコ 2]
2012年(平成24年) 15,864[JR 14] 680[アルピコ 3]
2013年(平成25年) 16,299[JR 15] 710[アルピコ 3]
2014年(平成26年) 15,781[JR 16] 700[アルピコ 3]
2015年(平成27年) 16,303[JR 17] 701[アルピコ 1]
2016年(平成28年) 16,350[JR 18] 706[アルピコ 1]
2017年(平成29年) 16,597[JR 19] 756[アルピコ 1]
2018年(平成30年) 16,663[JR 1]

駅周辺[編集]

お城口(東口)[編集]

東口周辺

アルプス口(西口)[編集]

バス路線[編集]

東口[編集]

松本バスターミナル(駅前、アルピコプラザ1階)

  • アルピコ交通および共同運行会社の路線バス・高速バスの大半は松本バスターミナルから発着する。

松本駅お城口(タクシープール横)

  • (1) 駅寄り
    • 松本周遊バス 北コース[200]
    • 松本周遊バス 東コース[210]
    • 松本周遊バス 南コース[220]
    • 浅間線[32](朝・夜便を除く)
  • (2) 時計台寄り
  • (3) 交番近辺
    • 扉温泉送迎バス
    • ホテル翔峰送迎バス

松本駅お城口(日本たばこ産業前)

  • トラビスジャパン:新宿南
    • 松本駅から徒歩5分ほどの路上にある。

アルプス口[編集]

松本駅アルプス口

  • 松本周遊バス 西コース[230]
  • 南部循環線 [10] [11]

その他[編集]

  • NHK連続テレビ小説おひさま」第103回で、1947年(昭和22年)頭の設定で、松本駅が炎上し、市内の主人公宅のそば屋が、足止めを余儀なくされた人たちに対して炊き出しをする場面があった。上がる炎が見えるのみで、駅自体は登場しなかった。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
中央本線・篠ノ井線
特急「あずさ」「しなの
快速・普通(いずれも「みすず」含む)
南松本駅 - 松本駅 - (平瀬信号場) - 田沢駅
大糸線
快速(上り1本のみ運転)・普通
(篠ノ井線)南松本駅 - 松本駅 (42) - 北松本駅 (41)
アルピコ交通
上高地線
松本駅 (AK-01) - 西松本駅 (AK-02)

脚注[編集]

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記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 塩尻 - 辰野 - 岡谷間の辰野支線(旧線)も含む
  2. ^ 出火時間・場所は朝日新聞では「午後3時40分頃」・「電信室と出札室の間」、読売新聞では「午後4時50分頃」・「電信室の天井裏」としている。共に縮刷版1947年2月5日付より。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 長野県全駅、pp.80-81。
  2. ^ a b 大糸線に「駅ナンバー」を導入します (PDF)”. 東日本旅客鉄道 (2016年12月7日). 2016年12月8日閲覧。
  3. ^ 長野県全駅、p.70。
  4. ^ a b 長野県全駅、p.305。
  5. ^ アルピコ交通上高地線 ホームページ
  6. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  7. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  8. ^ 2006年5月22日 信濃毎日新聞 夕刊3面
  9. ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、 553頁。
  10. ^ アルピコ交通 南部循環線 (PDF)”. 2017年4月2日閲覧。
  11. ^ 松本市 南部循環線”. 2017年4月2日閲覧。

利用状況[編集]

JR東日本[編集]

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月28日閲覧。

アルピコ交通[編集]

  1. ^ a b c d N 運輸・通信 (PDF)”. 平成30年版「松本市の統計」. 松本市. p. 2. 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月28日閲覧。
  2. ^ a b c N運輸・通信 (PDF)”. 平成24年版「松本市の統計」. 松本市. p. 4. 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月28日閲覧。
  3. ^ a b c N 運輸・通信 (PDF)”. 平成27年版「松本市の統計」. 松本市. p. 260. 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月28日閲覧。

参考文献[編集]

  • 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日。ISBN 9784784071647

関連項目[編集]

外部リンク[編集]